人理を照らす、開闢の星・序章〜awakening,precious,star〜   作:札切 龍哦

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大丈夫。彼、物知りだから。

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マテリアル〜普遍書王〜

真名:アッシュルバニパル

・クラス:魔術師(キャスター)

・立ち位置(案):味方

・性別:男

・イメージCV:中村悠一

・出典:史実

・地域:古代メソポタミア・新アッシリア帝国

・属性:秩序・中庸・人

 

「我が名はアッシュルバニパル!アッシリアの王にして、遍く書を集めし者なり!…俺の力が必要か、マスター?」

 

・ステータス

筋力:C+、耐久:B+、敏捷:C、魔力:B++、幸運:B、宝具:EX

 

好きなもの:書物、知識、伝説、歴史、学問、及びそれらの収集

嫌いなもの:シャマシュ(兄)、書物や知識などを毀損する者

 

・スキル

陣地作成 B++

キャスターのクラススキル。魔術師として自らに有利な陣地を作り上げる。「工房」の形成が可能。

アッシュルバニパルは遠征を何度も行った王として、自軍に有利な陣地を構築することができる。

また、その時その場所において最も理想的な環境の「図書館」を構築することもできる。

 

道具作成 D+++

キャスターのクラススキル。魔力を帯びた器具を作成可能。

アッシュルバニパル本人の道具作成能力はさして高くないが、自身の宝具『遍く知を集めし図書館』の恩恵を受けることで、その中の蔵書の知識を引き出して多彩な道具作成が可能となる。

 

ニネヴェの書の主 EX

アッシュルバニパルがアッシリアの王都ニネヴェに造らせた図書館。それは、世界で初めて体系的に組織された図書館であり、かつギルガメッシュ叙事詩をはじめとしたメソポタミアの伝統的な物語が後世に残るきっかけとなったものでもあった。

このことから、アッシュルバニパルは「文書に記録が残る存在」に対して特攻・特防・有利判定を得ることができ、メソポタミアの存在に対してはさらにその効果が高まる。文書でさえあれば、どのようなものにどのような形式・内容で残されていてもよい。

また、自身の宝具『遍く知を集めし図書館』使用に関するプラス補正としても働き、自身の実力を超える能力や権能などを再現・体現する際にもその負担などを大きく減らし、行使可能なものへと落とし込む。

 

一意専心(書) EX

書物や知識の探求に情熱を燃やすアッシュルバニパルのスキル。

自身の宝具『遍く知を集めし図書館』使用にプラス補正がかかり、その蔵書の知識や技術に対する理解度を非常に大きく高める。

また、レイシフト先などにおいて、自身や味方の役に立ちそうな文書を探し発見することに対するあらゆるプラス補正がかかる。

 

カリスマ B

軍団の指揮能力、カリスマ性の高さを示す能力。団体戦闘において自軍の能力を向上させる。カリスマは稀有な才能なため、一国の王としてはBランクで十分とされる。

 

軍略 B

一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感能力。自らの対軍宝具行使や、逆に相手の対軍宝具への対処に有利な補正がつく。

アッシュルバニパルは何回もの遠征に臨み、それらのことごとくに勝利してきた。

 

魔術 B+

このスキルは、基礎的な魔術を一通り修得していることを表す。

アッシュルバニパルは、宝具『遍く知を集めし図書館』に所蔵された、祈祷や呪文等を記した数多の魔導書の恩恵を受け、元々は扱えなかった魔術を使いこなす。

 

専科百般 B+++

宝具『遍く知を集めし図書館』の蔵書から知識や技術を引き出すことで、専門スキルを使い分けできる。

宝具に内包される蔵書に対応した専業スキルについて、Bランク以上の習熟度を発揮できる。

ただ、これはアッシュルバニパルの宝具のほんの一端に過ぎない。

 

・武器

剣:アッシュルバニパルの通常の武器。

遍く知を集めし図書館:宝具。詳細は下記宝具欄にて。アッシュルバニパルはこの宝具から引き出した多彩な知識や技術、そして武器や技などを扱いこなす。

 

 

・宝具

遍く知を集めし図書館(ライブラリー・オブ・アッシュルバニパル)

ランク:EX 種別:対軍宝具 レンジ:不定 最大捕捉:1人~

 

「我が最大の偉業、それは知の集積!それを以て我が力と成さん!それこそが、『遍く知を集めし図書館(ライブラリー・オブ・アッシュルバニパル)』である!!」

 

アッシュルバニパル王自身が、自らの最も偉大な業績だと誇る、新アッシリア帝国の文書コレクション。世界で初めて体系的に組織された図書館でもある。「アッシュルバニパルの図書館」「ニネヴェ王立図書館」等の名で呼ばれる。

そこには紀元前7世紀の様々な言語で書かれたあらゆる文書が記された粘土板やその断片が収められており、『エヌマ・エリシュ』、アダパの神話、ニップルの貧者の物語、そして『ギルガメッシュ叙事詩』等は、ここから発見されている。

 

アッシュルバニパルの図書館に収められた書物の知の力を存分に引き出し、それらに記された知識・技術などを自らのものとして扱うことができる。歴史、叙事詩、神話、法律、卜占、宗教、語彙、医療、数学、祈祷、そして魔術といった多種多様な分野の書物が収められており、それらの知識をアッシュルバニパルは使いこなす。

 

さらに、歴史や叙事詩、神話に描かれた英雄・偉人・神々の力や、その中で起こった出来事などに由来する力を再現・体現することもでき、これによって多種多様な力の行使が可能となっている。

 

加えて、アッシュルバニパルが認めた者にその知の力を分け与えることも可能となっており、味方の強化に使うことも可能な宝具である。

 

そして、この宝具にはもう1つの特性がある。それは、現界後にさらに知識の引き出しを追加することが可能であるということ。

手に入れた文書を瞬時に複写して蔵書に加えることもできるがそれだけではなく、自陣営に存在する図書館に「アッシュルバニパルの図書館」の概念を付与することによって、その図書館に存在する知識の全てをもこの宝具に内包することが可能なのである。

 

アッシュルバニパル王の、書物や知識への飽くなき探求は、サーヴァントとしての第二の生においても終わることはない。

 

 

・概要

古代メソポタミア地方に存在した新アッシリア帝国の黄金期における最後の王。紀元前685年頃に生まれ、紀元前631年もしくは627年に死去したとされる。彼の治世下において新アッシリア帝国は世界最大の帝国であり、その首都ニネヴェも世界最大の都市であったとされる。

 

長兄の急死や、父・エサルハドンが自身が経験した王位継承争いを繰り返させないことを望んだことなどもあり、自身は長兄ではなかったものの王太子に立てられ、アッシリアの王位を継承することとなる。

この時、兄の1人であるシャマシュ・シュム・ウキンも、当時アッシリアの支配下にあったバビロニアの王位継承者に指名されている。

 

王太子に指名されたアッシュルバニパルは父を注意深く観察し、作法や軍事戦術を学習して王位に就く準備を始めるとともに、諜報組織の長も務め、アッシリア全土の情報員からの情報を取りまとめて父エサルハドンに報告したという。

またこの頃、将軍ナブー・シャル・ウツルと書記ナブー・アヒ・エリバから教育を受けており、これによってアッシュルバニパルは文学と歴史への興味を深めていった。

 

エサルハドンの死後、王位を継承したアッシュルバニパルは、兄シャマシュと支配領域の範囲について揉めつつもしばらくは争うことなく、まずは父が一度征服しつつも、逃れたファラオ・タハルカの再起によって反乱が起こっていたエジプトの反乱鎮圧に着手した。

一度これを鎮圧したアッシュルバニパルは、ネカウ1世をファラオに据えてエジプトを去ったが、これを好機とみたタハルカの甥にして後継者・タヌトアメンと遭遇し、退けるもののネカウ1世がその戦いで戦死してしまう。これによってタヌトアメンの勢力が優勢となり、ネカウ1世の子・プサクテム1世が逃亡に追い込まれた。

アッシュルバニパルは再度エジプトに出征し、タヌトアメン軍を破るとともにエジプトにおけるクシュ人の拠点・テーベを略奪する。これによってタヌトアメンはエジプト遠征を諦め逃げ戻ることとなり、プサクテム1世をエジプト全土のファラオに据え置いた。

しかし、のちにアッシュルバニパルが他の地域での戦いに注力していくにつれ、エジプトは流血を伴わず緩やかにアッシリアの支配から抜け出していくこととなった。

 

その後、エラムの王ウルタクの侵攻を退け、ウルタクの死後その王位がテウマンという人物に受け継がれると、テウマンの政敵であったウルタクの子供達3人をアッシュルバニパルは庇護する。

エラムを退けたアッシュルバニパルが次に直面したのは、領内での反乱であった。バビロニアにおけるアラム人の部族・ガンブル族の反乱や、アッシュルバニパルの支配に不満を懐いていた兄・シャマシュらは先のエラム軍による侵攻とも繋がっており、アッシュルバニパルは兄の叛意をこの時知らなかったものの、ガンブル族の反乱やエラム軍を討伐した。

また、エラムへの遠征中に、ペルシア人、キンメリア人、メディア人の同盟軍がアッシリアの首都ニネヴェに侵攻しており、アッシュルバニパルは同盟していたスキタイ人を呼び寄せてこれを撃破した。

 

その後、シャマシュとの敵対関係は家臣から見ると明確なものとなっていて、前652年にはシャマシュがアッシュルバニパルに反旗を翻した。

アッシュルバニパルは、反乱に加担した罪には温情を以て対応すると述べて自身のもとに帰参することを呼びかけつつ、シャマシュの反乱自体は決して許さなかった。

シャマシュはこの時点でアッシリアに対抗する同盟者を見つけていたが、その状況は厳しいものとなり、アッシュルバニパルはバビロンを包囲するまでに至る。その後遂にバビロンは陥落し、シャマシュは宮殿にて家族とともに炎の中に消えた。

その後、アッシュルバニパルはバビロンの王として新たにカンダラヌ(恐らくアッシュルバニパルの弟、もしくはバビロニアの貴族)を任じたが、その実権はアッシリアが握る状態にあった。

 

また、このシャマシュの反乱時に、エラムはウンマニガシュという人物の統治下で再びアッシリアに反乱していたが、これは撃破されウンマニガシュはエラムを追放される。

その後、何度か王位が後退し、エラム内でカルデア人の将軍ナブー・ベール・シュマティによるアッシュルバニパルへの大規模な反乱がおこると、アッシュルバニパルは再びエラムに侵攻。逃亡するエラム王フンバン・ハルタシュ3世を追撃し、その途上の都市を破壊・略奪しながらやがて戦いに勝利し、その結果、それまでアッシリアと関係を持ってこなかった王国たちがアッシリアに貢納するようになった。

この遠征の後、フンバン・ハルタシュ3世やナブー・ベール・シュマティによる再度の反抗を退けた。エラムは破壊されたまま無人の地として放置され、数十年後に移り住むペルシア人による再建を待つこととなった。

 

その後、アラビア遠征を行ったアッシュルバニパルであったが、このアラビア遠征は記録の時系列が不確かであり、かつ構成も複雑で史実の読み取りは非常に困難である。ただ、少なくとも2度の遠征を行ったとされている。

 

そして、アッシュルバニパルの王位は、息子のアッシュル・エティル・イラニに継承されたのだが、アッシュルバニパルの治世の終わりからアッシュル・エティル・イラニの治世の始まりの時期については、アッシュルバニパルの病の影響もあって資料が乏しく謎に包まれている。

 

そして、このアッシュルバニパルの最大の業績であるとされ彼自身もそう自負しているのが、通称「アッシュルバニパルの図書館」。

アッシュルバニパルの命令によって整備され、彼が各地に派遣した書記達によって、各地の神殿の図書館からあらゆる文書を収集・複写していった。

収集された文書の大半は、出来事の前兆の観察文書、人物や動物の詳細な行動記録、天体観測文書等であったほか、辞書、儀式、寓話、祈祷、呪文といった宗教的文書も多数存在しており、さらには民話、手引書、科学的文書も収蔵していた。

『ギルガメシュ叙事詩』、『エヌマ・エリシュ』、『エッラ』、『エタナ物語』、『アンズー鳥の物語』といった伝統的なメソポタミアの物語の大半は、こうしてアッシュルバニパルの図書館に所蔵されたことで現代まで残っている。

 

ニネヴェは前612年に破壊され、アッシュルバニパルの図書館も焼け落ちた宮殿の壁の下に埋まっていたが、19世紀に、イギリスの政治家兼考古学者オースティン・ヘンリー・レヤードらによって発掘され、ギルガメッシュ叙事詩を解読したイギリスの考古学者兼アッシリア学者ジョージ・スミスによってその蔵書が翻訳された。

また、かつては『聖書』が最古の本であるという概念が広く普及していたが、この図書館の発見によって決定的に反証されている。

 

 

・外見

髭を生やした壮年の男性。その姿の1つでは、壁画「アッシュルバニパルの獅子狩り」に描かれたように、鎧を身につけ剣を手にしている。

 

 

・人物

王らしいカリスマと自身に満ち溢れた人物。遠征を多く行った人物ということもあり、略奪や破壊に抵抗はない。ただ、サーヴァントとなった以上はマスターの方針に背かないという良識はあり、楽園カルデアに召喚されてからは、許可がない限りそうした残虐な行為はしないようにしている(逆に許可があれば躊躇なくできるということでもあるが)。

またそれ以上に、学問や歴史、知識や書物などを知り集めることに情熱を燃やす人物でもあり、生前に大規模な図書館を作ったこともあってか、楽園カルデアでも図書館に入り浸ってはあらゆる本を読み漁っている。

また、いわゆる電子書籍の台頭についても、「書物や知識、蔵書の新たな形」として受け入れている。

 

 

・関連人物

エサルハドン:父。彼から王太子に指名され、後継者となる。アッシュルバニパルは彼からよく学び、自身が王となる準備をしていた。

 

シャマシュ・シュム・ウキン:兄の1人。長らくそりが合わず、やがてシャマシュが反乱を起こし、これを鎮圧して死に追い込むこととなった。

 

リッバリ・シャラト:妻。アッシュルバニパルが王となった時には既に結婚していたが、彼女についてはよく分かっていない。王妃である彼女との間に、アッシュル・エティル・イラニ、シン・シャル・イシュクンという子をもうけたほか、リッバリ以外の下位の王妃との間にニヌルタ・シャル・ウツルという子が生まれている。

 

御機嫌王ギルガメッシュ:楽園カルデアの御機嫌王。『ギルガメッシュ叙事詩』もまた、アッシュルバニパルの図書館によって現代に伝わったものであるが、アッシュルバニパルはそれに驕ることなく、むしろ自身の蔵書に記された英雄との出会いに歓喜する。

 

「おお、ギルガメッシュ王!我が蔵書の中でも、貴殿の叙事詩は最も著名なものの1つであろう。その貴殿の陣営で戦えようとは、光栄の至り…!」

 

ギル「既にこの叙事詩は名作だ。なぜなら主役が、我等なのだからな!!」

 

 

英雄姫エア:御機嫌王ギルガメッシュの至宝。ギルガメッシュ叙事詩に記されていない、現代においてギルガメッシュが新たに得た至宝の存在に、アッシュルバニパルは興味が尽きない。

 

「ギルガメッシュ王の至宝…ギルガシャナ=ギルガメシア、またの名をエア=レメゲトン…とな。ふむ、我が蔵書にも無い名前だ。ということは、現界の後に…。…なるほど、そなたの歩みとギルガメッシュ王との出会い、知りたくなったぞ」

 

──貴方様がギルガメシュ叙事詩の編纂者と伺い相違ないですね!?そうですね!?

──さぁこちらをどうぞ!ワタシがギルに出会ってからの旅路を全てまとめております!さぁ、存分に語り合いましょう!!

 

 

マルドゥーク、ティアマト(楽園):バビロニアの創世神話『エヌマ・エリシュ』に登場する神々。それらそのものが同じ陣営にいることに、流石のアッシュルバニパルも畏敬の念を懐く。

 

「マルドゥーク神…それにティアマト神だと…!?我が蔵書にもある創世神話、『エヌマ・エリシュ』に描かれた神々そのものがここに…!……なんという場なのだ、楽園カルデアとは…!」

 

マルドゥーク『(⁠人⁠*⁠´⁠∀⁠`⁠)⁠。⁠*゚⁠+』

ティアマト『感謝します。私達を、記してくださったことに』

 

 

 

紫式部(楽園)、安倍晴明(楽園)、蘆屋道満(楽園):楽園カルデアにおいて図書館の管理運営に携わる者達。アッシュルバニパルは図書館に入り浸る関係上彼らとよく関わりを持ち、また彼らの運営に協力を申し出る。また、楽園カルデアの図書館に「アッシュルバニパルの図書館」の概念を付与することによって、アッシュルバニパルはここにある知識や書物の内容をも自身の力とすることができる。

 

「この楽園カルデアの図書館を管理するのはそなたらか。うむ、恩恵を受けるばかりでは忍びない。俺にできることがあれば何なりと言ってくれ」

 

晴明『香子にコナはかけるなよ』

紫式部「はわわ、すみません…」

道満「怪しいものではありませぬゆえ。どうぞ、よろしくお願い致しますぞ」

 

 

藤丸リッカ:マスター。彼女を含めた楽園カルデアの人間達に、アッシュルバニパルはよく読書を進める。

 

「マスター、本は読んでいるか?読書はいいぞ。英雄の業績、偉人の思考、歴史の教訓や多様な技術、生活の知恵や日々の娯楽…他にも、実に多種多様なものをもたらしてくれる」

 

リッカ「はい、勿論です!」

「文化に、助けられましたからね!」




アナザーガタックさん、ありがとうございました!
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