人理を照らす、開闢の星・序章〜awakening,precious,star〜 作:札切 龍哦
◎ジャック・オ・ランタン
「酒や酒代くれるならどんな敵も燃やしてやるよ」
真名:ジャック・オ・ランタン
クラス:バーサーカー
性別:男性
身長:185cm
体重:87kg
出典:アイルランド及びスコットランドの民間伝承
地域:アイルランド・スコットランド
属性:混沌・悪・地
好きなもの:酒・子供(無自覚)
嫌いなもの:禁酒・子供を傷つけるもの(無自覚)
◎ステータス
筋力:B+ 耐久:B++ 敏捷:C
魔力:B+ 幸運:C 宝具:B+
◎スキル
○狂化:D
「狂戦士」のクラス別能力。理性と引き換えに
各種ステータスをランクアップさせる能力。
身体能力を強化するが、理性や技術・思考能力・言語機能を失う。
ランクはそこまで高くはなく、普通に会話と意思疎通可能。
悪魔、聖人を騙すという所業を平気で行い、
天国にも地獄も行けない存在になっても
気にしていないことから有している。
○無辜の怪物:A
生前の行いからのイメージによって、
後に過去や在り方を捻じ曲げられ能力・姿が変貌してしまった怪物。
生前の意思や姿、本人の意思に関係なく、
風評によって真相を捻じ曲げられたものの深度を指す。
このスキルを外すことは出来ない。
元々はカブ(ルタガバ)をくり抜いた提灯(ランタン)を持った
人の姿をしていたがスキルの影響で顔がカブとなった
怪物になってしまっている。
なお本人は「どうせ死んだ身だし」と気にしていない。
○怪力:B
魔物、魔獣のみが持つとされる攻撃特性。
使用することで一時的に筋力を増幅させる。
一定時間筋力のランクが一つ上がり、持続時間はランクによる。
○業火宿る石炭:A
ごうかやどるせきたん。
天国にも地獄にも行けなくなったジャック・オ・ランタンを
哀れんだ悪魔が与えた地獄の業火が宿った石炭。
『対魔力(炎)』『魔力放出(炎)』の効果を持ち、
視覚への状態異常を無効化する。
○舌先三寸:C
したさきさんずん。
話術が達者で嘘が上手い。
ジャック・オ・ランタンは悪魔を騙し、聖人ペテロを騙して
二度目の生を得ることに成功している。
○永久の放浪の烙印:A-
とわのほうろうのらくいん。
天国の門を守護する聖人ペテロによって与えられた
「天国にも地獄にも行くことができない」烙印。
これによってジャック・オ・ランタンは完全な死を迎えることができず、
現世を永遠に彷徨うことになった。
耐久が強化され、魔力・体力が回復し、
自身にガッツを付与する。
◎宝具
『酒呑み鍛冶師の地獄の業火
(ブーザージャック・ゲヘナ・フレイム)』
ランク:B+ 対軍宝具
「さぁて派手に燃やすか 後で酒代弾んでくれよマスター
『酒呑み鍛冶師の地獄の業火』!!」
手に持った酒瓶から酒を呑み、
口から凄まじい勢いの漆黒の地獄の業火を吐き出して
敵を燃やし尽くす。
地獄の炎なので防ぐのは困難。
敵全体に大ダメージと火傷のバッドステータス、
耐久にデバフを付与する。
アンデット、悪属性に対して特攻効果を持つ。
◎能力
体格からも分かるとおりのパワーファイター。
拳や鍛冶で使う鎚で敵を殴り、叩き潰し、
地獄の業火で焼き尽くす。
スキルによってかなりのタフさを持つ。
◎真名
ジャック・オ・ランタンはアイルランド及びスコットランドに伝わる
鬼火のような妖怪。
ジャック・オー・ランタン、ジャックランタンとも呼ばれる。
漢語交じりだと『提灯ジャック』と表記されることもある。
火の玉あるいは光る衣装を着たカボチャ頭の男の姿で
わき道、荒野、湿地などに現れ、
夜道を行く者をランタンで誘導し道に迷わせ、
ドブや泥沼へ誘って災難にあわせるが
中には迷わせずに正しい道を案内するものもいる。
ジャック・オ・ランタンの伝承は鬼火伝承のひとつである
ウィル・オ・ウィスプの逸話から派生したものと言われている。
その昔、舌先三寸で嘘が上手く、
普段から素行の悪い鍛冶屋の男がいた。
ハロウィンの夜に悪魔と出会った男は共に酒を呑む。
酒代を払いたくない男は悪魔に
「自分の魂をやるからお金に化けてくれ」と願った。
酒に酔い、苦労せずに魂を貰えると喜んだ悪魔は
言われた通りに化けるが
男は悪魔を十字架と共にポケットに入れて
元の姿に戻れないようにしてしまう。
男は十字架をどかしてくれと懇願する悪魔に
「自分の魂を10年間取らない」と約束させた。
10年後、男の魂を取りに来た悪魔に
「最後にあの木になる林檎を取ってきて食べさせてくれ」と願う。
10年前の仕返しと魂を取れることに気を良くしていた悪魔は
男の願い通りになぜか自ら木に登って林檎を取ろうとする。
男は悪魔が木に登っている間に
木の下の方に十字架を刻み、
木の周囲の地面にも十字架を描いて
悪魔が降りられないようにする。
慌てる悪魔に男は「十字架を消す代わりに自分の魂を取らない」と
約束させた。
死後、男は天国の門の管理者である聖人ペテロを
得意の舌先三寸で騙し、二度目の生を手に入れる。
素行を改めずに二度目を生を生きた男は
死んで再び聖人ペテロに会うが怒るペテロに
「お前に天国はもちろん、地獄にも行くことはできない」と言い渡され、
永遠に地上を彷徨うことになってしまう。
騙されたにも関わらず悪魔は男を哀れみ、
地獄の火のひと欠片を男に与え、
男はルタバガ(カブの一種)をくり抜いてランタンを作り、
そこに地獄の火を入れて灯りとして
安住の地を求めて彷徨い歩くようになった。
この伝承がアメリカに伝わるとランタンの材料がカブから
生産が多かったカボチャへと変わり、その形が広まって
今のカボチャ頭のジャック・オ・ランタンとなっている。
なおスコットランドでは今もルタバガでランタンを作っている。
サーヴァントとなった男も伝承通りの
決して褒められた素行をしてはいなかった。
何度も鍛冶仕事にありつくためにわざと手を抜いて
農具などがすぐに壊れたりするような仕事をしたり、
口先三寸で報酬をだまし取ったり、
酔っぱらって喧嘩をして相手を叩きのめしたりを繰り返した。
ただ彼は子供にだけは嘘をつかず、
酒代から幾分か浮浪児に与えたり、
仕事の手伝いをさせて報酬を与えたりした。
男自身も孤児だったからだ。
鍛冶屋に拾われるも牛馬以下に扱われてこき使われ、
苛立ちの捌け口として殴られ、蹴られ、
周囲はそれを知りながら見て見ぬふりをした。
それでも生きるために耐えて生き抜き、鍛冶も覚えた。
孤児に、周りに冷たい世間を男もまた冷めた目で見て
自分の好き勝手に生きるようになった。
それでも、自分と同じ孤児には
ひどいことをする気にはなれなかった。
善意でもない。罪滅ぼしでもない。偽善ですらない。
所詮はただの自己満足。
男はそう割り切って悪魔を、聖人ペテロを騙して二度の生を生き、
ペテロに『天国にも地獄にも行けない』烙印を刻まれ、
永遠に彷徨う死者となった。
しかし男は「どうせ死んでるのだから」と
気に喰わない極悪人は底なし沼などに
迷い込ませて殺したり、
小悪党は浅いドブや泥沼に迷い込ませて困らせたり、
子供相は家に帰れるよう導いたり
子供に悪さをしようとする悪霊や妖怪を
叩きのめしたり焼き殺したりして
安住の地を探さずに好き勝手していた。
そんなとき、異様に神々しい喋る鳩が目の前に現れて
あれよあれよという間にサーヴァントになることになった。
◎人物
頭部が目、鼻、口の部分が
ハロウィンのカボチャのランタンのようにくり抜かれた
カブになっていて
オーバーオールを着た大柄な男性。
一人称は「俺」。
粗雑な言葉使いで話す。
子供相手でもそれは変わらないが
接し方が無自覚で優しくなる。
ジャックと呼ばれているサーヴァントがすでにいるので
自分のことは「ブーザー(大酒呑みという意味のスラング)」と
呼ぶように言っていて、周りもほとんどがそう呼んでいる。
ナーサリーからは「カブのランタンさん」、
幼子のジャック・ザ・リッパーからは
「カブのおじさん」と呼ばれている。
性格は粗雑でいい加減。
自分がなぜサーヴァントにされたかよく分かっていないので
そこまで真面目にサーヴァントとして動かない。
しかしマスターの子供の部分を感じ取ると
守るために体を張って戦ったり指示にちゃんと従ったりする。
酒代を支払うと大人のマスターでもその代金分はきちんと働く。
酒代と引き換えに悪事への協力を頼まれると
代金しだいで受けたりするが
それに子供を巻き込むようなものだと拒否するか
協力するふりをして台無しにする。
生前は何度も仕事を受けるために
手を抜いて鍛冶仕事をしていたが
実際は一般の鍛冶師としての腕は良い。
カルデアでは宝具は無理でも
普段使いの道具などの手入れは
頼まれればきちんとしてくれる。
酒が好きでよく呑んでいる。
高い酒は口に合わないらしく、
安い一般的な酒を好んで呑む。
大勢で騒ぎながら吞むのではなく
ひとりで酒の味を堪能するのを好むので
喧噪から離れてひとりで呑んでいることが多く、
絡まれそうになると敏感に察して姿を消す。
◎人間関係・サーヴァント関係
〇ペテロ
天国の門の管理者である聖人。
ブーザーの嘘に騙され、二度目の生を歩ませることになり、
二度目の生でも素行を改めなかったブーザーに
反省させるために永遠に彷徨う烙印を刻んだ。
さして気にもせずに去っていくブーザーの背中を見ながら
「己自身の優しさに気付かないとは」と怒りながらも哀れんだ。
ビーストΩに殺害・利用される前にパパポポに保護され、
そのときにブーザーのことをパパポポに伝えた。
〇悪魔
生前のブーザーに二度も騙された
楽園カルデア時空のルシファー配下の
悪魔の軍団の下っ端悪魔。
おとぎ話によく出てくる
悪魔なのに人間の嘘に簡単に騙される性格をしている。
仕事そのものはできるほうであるらしい。
騙されたにも関わらず永遠に彷徨うことになった
ブーザーを哀れんで地獄の業火を宿した石炭を与えた。
なお無許可だったので上司の悪魔に後で物凄く怒られた。
ルシファーは後々でその話を思い出し、パパポポに伝えた。
〇パパポポ
鳩の姿をした慈悲深き万物の父。
ペテロ、ルシファーから聞いた
変わったジャック・オ・ランタンであるブーザーを探し、
無自覚に子供の守護妖怪のようなことをしているのを見つけて
楽園カルデアや彼らと縁ある子供達の
助けとなってもらおうと押しかけた。
ブーザーの性格を聞いていたので
考える暇を与えずにちゃっちゃと色々して
サーヴァントに仕立て上げた。
顔がカブのランタンになったのはパパポポも予想外だったが
ブーザーは気にしていない。
あとその性格からパパポポが万物の父と聞いても
さほど気にしなかったし
そのためサーヴァントとなってもわりといい加減に
好き勝手して過ごしている。
〇子供系サーヴァント
カブのランタンという不気味で怖い顔だが
自分達に嘘をついたり傷つけたりは絶対にしないと
感じているので皆が結構懐いている。
ブーザーのほうも子供相手のため邪険にできず、
言葉遣いは変わらないが自覚無く優しく接している。
〇千子村正
日ノ本の伝説の刀鍛冶。
いい加減な鍛冶師と聞いて鍛えなおしてやろうと押しかけ、
腕そのものは悪くないと見抜いて
たびたび刀鍛冶の手伝いにブーザーを引っ張り出す。
村正を「口答えしても無駄なやつ」と見抜いて
ブーザーも渋々ながら手伝いをしつつ、
日本刀ができる工程とそれを行う刀鍛冶にドン引きした。
〇ジル・ド・レェ(キャスター)
会った瞬間にブーザーは地獄の業火を
ジル・ド・レェに吐いて焼き尽くそうとした。
ブーザーは反省も後悔もしていない。
雷電タメエモンさん、ありがとうございました!