人理を照らす、開闢の星・序章〜awakening,precious,star〜 作:札切 龍哦
メカジブリール〘─────〙
ギル「根源とやらの化身、繋がりし貴様を招いたのは他でもない。エアと並び、貴様に教授せねばならぬ事がある」
メカジブリール〘?〙
ギル「甚だしく我の得手ではないが、『願いを叶える者』の心構えといったところよ」
メカジブリール〘─────〙
ギル「願望というものは二つを問う。願うものの欲望、叶えるものの有り様だ。願いを無制限に叶えるは世を乱す混沌の坩堝。断じて正義たる在り方ではない」
メカジブリール〘………〙
「故に、我等がそれを教えてやろう!準備は良いな、エア!」
───はい!万事OK万端です!
ギル「我等が責務、同行を許す!願いを叶えるはなんたるか、我等を見て学ぶがよい!!」
〘─────〙
ギル「では行くぞ!順不同!改築杯の幕開けだ───!!」
(ナイトレインクリアしたので本編投稿します!)
CCA&モルガン 未来都市アヴァロン
CCA「えぇ………テキトーに無茶振りで書いたアヴァロン、なんで作れちゃえるんですか…?なんで作れたんですか…?」
ギル「侮るな魔猪の氏族よ。我は人類最後の城塞都市を作り上げた男。貴様らのクラフト程度再現できて当然であろう」
CCA「こ、これが皆の願いを叶える御機嫌王……!くっ、御機嫌王にせめて建築部分でマウント取ってやろうとしていたのが完全に裏目に出るとは!」
モルガン「ふむ、女王のプライベートを過ごす場所としては悪くない。口やかましい妹がついていたのは減点だが…」
CCA「なんだとぉ!?むしろ一番の評価点と泣いて喜ぶところでしょうが姉さん!」
モルガン「───えぇ、贅沢は言いません。共にいられる場所がある。それに勝る幸福は無いのですから」
CCA「おっ………お、おっほっほ〜。解ってるじゃないですか!いや〜、素直になれば素敵な姉さんなんですからもー!」
モルガン「口やかましい小間使いとでも思ってこき使う事にします。さぁアルトリア。我が妻とカービィを招くパーティーを準備なさい」
CCA「私王なんですけどぉ!!えぇい、私にも美味しいもの残しておいてくださいね!」
───表層的にはケンカばかりでも、心は確かに繋がっている。それが、一番大切な事です!
〘──────〙
ケルヌンノス ルイノス ウーサー
小アヴァロン再現島
ケルヌンノス『ヌーン!』
ルイノス「ありがとうございます、御機嫌王!ケルヌンノスは大変お喜びですよ!」
ギルガメッシュ「礼を言うのはこちらよ。妖精国において、一つの神格の末路と極地、確かに見届けたぞ」
ケルヌンノス『ヌ、ヌーン……』
ルイノス「その事はあまり触れてあげないでくださいませ…。とてもとても、汎人類史ではありえぬ可能性であったのですから…」
───祭神、そして祝いの厄災。神という存在への冒涜と原罪、自戒といたします。
ギルガメッシュ「アレほどの呪詛を極めたとならば、神を厭う我すらも認めざるを得ぬ。ケルヌンノス。その呪詛と怒り、マルドゥークにすら届き得るものであったぞ」
ケルヌンノス『ヌーン!』
ルイノス「あんまり嬉しくなーい!とケルヌンノス様は仰有っておりますよ!もー!」
ギルガメッシュ「ふはは、まぁ確かに褒められて然るべき内容ではないな!……そして」
ウーサー『……(素振り)』
「汎人類史の立役者は、愚直さにおいては変わらぬな」
ルイノス「…新しい名前を授かっても、世界を救っても、その身は誰かの為に」
ウーサー『…………』
ルイノス「あの人は自分を、そういう担い手にしたいと仰有っていましたから!」
ウーサー「………七人の勇者を祀る塔と石碑まで用意していただき、誠に感謝する」
『『『『『『『ありがとうございます、御機嫌王!!』』』』』』』
「彼等妖精、並びにこの身、一層その力を振るうと誓おう」
ギルガメッシュ「気にするな。我はあくまで己の愉しみの赴くままに取り組んでいる故な」
ウーサー「………その在り方が、あらゆる全てを幸福にする」
「真の王とは、そういったものなのだな」
メカジブリール〘──────〙
オーディン 電子書籍管理ルーム
オーディン『本ではなく、石碑ですら無い。まさかこの様な知識媒体があろうとは。人間とは神に発想と発明で超克を図ったのだな』
ギルガメッシュ「データの収集と編纂はダ・ヴィンチめが行った。感謝ならばあの万能の天才にするのだな」
オーディン『ますます有り難い。これで何かを知るたびに死にかける必要もないと言うことだ。気も楽になるというものだ』
──よかった。カルデア内部で自害はとても困ってしまいますから…
オーディン『媒体が多いのは大変に助かる。どこかの世界の可能性では、愛馬と自身を脳の記録媒体にするなどという幻視をしたが、杞憂で終わるようだな』
───智慧というものは、それほどまでの価値があるのですね。
オーディン『勿論だ。人は死に、神は去り、世界は終わる。永久に不変なるは連綿とした智慧のみ。継承される智慧と知識こそ、世界を紡ぐ真理であるのだから』
(……アカシックの対となる、全知の聖杯。それもやっぱりこれくらいの覚悟がなければ、辿り着けないのやも…)
オーディン『全知の聖杯…それはもしや、世界の全てを把握した電子機器にも似た何かかもしれぬな』
ギルガメッシュ「ほう、その心はなんだ?」
オーディン『智慧の守護する手段において肝要は、何一つ知らない事だ。ならばそれは、意志なきものが都合が良い』
メカジブリール〘─────〙
『故に、それを司る者に意志が許されるとすれば…。そもそも知恵自体になんら興味の無いもの』
──興味のない……
『また、或いは───』
ギルガメッシュ「なんだ、もったいぶりおって」
『──智慧を知ろうと、何も出来ぬ弱きもの。そういったものではないかと、私は思わずにはいられぬな』
メカジブリール〘────〙
オーディン『だが、それでも私は知りたい。宇宙の宿す真理はなんなのか。その為に……』
ギルガメッシュ「たわけ!自殺も首吊りもカルデアでは御法度に決まっていようが!」
オーディン『ちぇー』
───まずは軽めに!どう?初華ちゃん。何かを感じた?
メカジブリール〘────〙
──今すぐには難しいよね。でも大事!
改築は、始まったばっかり!人の願いという概念、沢山学んでみてね!
〘────〙
───ううん、あなたは知ってるよね。
だからこそ…その気持ちを、身近に感じてほしいのです!私達は知り、教え合える存在なんですから!
初華〘──────〙