人理を照らす、開闢の星・序章〜awakening,precious,star〜   作:札切 龍哦

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シャミ子『こ、この溢れ出るパワー!そして胸に満ち溢れる感覚……!これは…!』

初華〘─────〙

シャミ子『これは……伝えなくてはいけません!』

『カルデアの皆様に!大魔王の皆様の真意を!』


閑話プチコラボ〜新生!シャイニングミストレス優子!

『オルガマリーさん!ロマニさん!ゴルドルフさん!突然なんですが私を見てください!どうですか!』

 

改築中、突然起きた魔族のシャミ子。魔という頂点も頂点な大魔王達の下でほそぼそと研修していたシャミ子に起きた、白く清く輝く発光現象。鼻息荒く紹介しに来たのがこの現状。

 

「魔族らしからぬ輝き……に、見える、わね」

 

オルガマリーが導いた感想に、うんうんと頷くロマニとゴルドルフ。シオンは非番でネモとグランドグラフ調整中だ。

 

『そうです、そうなんですよ!私今、キラキラ輝いて凄い事になっています!これは最早シャドウミストレス優子とは名乗れません!』

 

「そうだねぇ。キラキラだしねぇ。じゃあ何を名乗るんだい?」

 

『シャイニングミストレス優子!です!!』

 

「結局シャミ子だが、呼称はそれで良いのかね…?」

 

ゴルドルフのツッコミも耳に入らないほど、シャミ子は興奮している。漲る力は、それほどに大きいようだ。

 

『私、この力を私なりに考えてみたんです!私の来歴はご存知でしょうか!』

 

「えぇと、先祖返りで魔族の特徴が発現した、だったかな?」

 

『はい!私は先祖返りでこの角やらが色々生えてきたんです!ならばこのシャイニングシャミ子も、同じ様な感じなのではないでしょうか!』

 

「同じぃ?」

 

『魔族の頂点に位置する七人の魔王!その力ではなく、心が満たされた事により生まれたエネルギーが私にどばばーっと流れてきたから、出来上がった形態なんじゃないかなと思っています!』

 

シャミ子は輝いている。具体的には白ローブや角が白くなったりし神聖な空気を纏わせている。

 

それが、魔王達の心の『幸福』により生まれた力であると、シャミ子は熱弁する。

 

「つまり、ルシファーやバアル様…七大魔王をもてなして、幸せにしてあげたことにより…」

 

「魔ではなく聖なる力が、君に宿ったという事なのかね?」

 

『はい!そうなのだとしたら、これは間違いなくカルデアの力にするべきものだと私は思うんです!』

 

きらめくシャミ子、シャイニングミストレス優子は語る。

 

『私、地獄で研修アルバイトをしてわかりました。七大魔王の皆様は、その力が魔なだけで、悪じゃないんだって!』

 

 

『やぁ、シャミ子ちゃん。地獄はどう?分からないことがあったり要望があったらなんでも言ってね?』

 

ルシファー様はとても美しく、優しいし…

 

『シャミ子、よく出来たな。飲み込みが早い、偉いぞ』

 

バアル様はとても親身で頼もしい!

 

【お疲れ…メロンパン、差し入れ…】

 

レヴィアタンさんは振る舞いが可愛いし!

 

『( ˘ω˘)スヤァ』

 

ベルフェゴールさんはぎゅっとすると安心します!

 

【シャミ子!買わず後悔するより買って後悔しろ!!悩んだ時点で貴様は欲しているのだ!!フッハッハッ!!】

 

マモンさんはとってもためになる知恵をくれるし…!

 

【優子?あまり私には近付いてはダメよ。その……あまり参考に出来るような姿ではないでしょう?】

 

アスモデウス様は私の憧れで、とでも親身になってくれます!!

 

『今の私はその、誰が悪く誰が敵であるかは分からないんですけど!少なくとも!今のこの気持ちを抱き力になった持ち主達は、悪い存在では無いと思うんです!』

 

七大魔王。神に反逆せし敵対者。

 

「つまるところ、ギルやギルガシャナ姫、リッカちゃんらがルシファー達の願いを叶えた事により、彼等の想いや幸福が善き力となってシャミ子ちゃんに集まった…?」

 

ロマニの推察に、オルガマリーも同意し頷く。

 

「所長としての見解で言えば、ルシファー達は同盟相手であり親しい同胞と考えているわ。戦わなくてはならない理由も、大罪を超克し偽神という敵へと至らんが為…」

 

「その彼等が、カルデアに満足してくれたというのなら結構ではないか。もう何度も彼らとも力を合わせているわけだからねェ」

 

「魔王、悪魔とされた彼等だからこそ、善意や感謝、幸福といった正の感情の行く先が無かったんじゃないかな?そしてそれこそが今、シャミ子ちゃんに宿った⋯という事かな?」

 

それを聞いたシャミ子は、ぐっと頷く。

 

『私、この世界にやってきて、御先祖様の頂点たる魔王様達と出会って考えていました。力も強さも、格とかスタイルだって別格な魔王の皆様に出逢った理由は、何なんだろうって…』

 

それが、魔王達の、大魔王達の『幸せ』や『幸福』を。

 

地獄のどこにも行き場のない想いを、受け止めるためだったのだとしたら。

 

『魔王の皆様が幸せになれば成る程、魔王の皆様と絆を紡げば紡ぐほど!それはカルデアの皆さんの、力になってくれると思うんです!シャイニングミストレス優子として、還元される事により!』

 

魔王達は戦うべき相手であり、決して敵ではない。

 

優しくしてあげれば喜んでくれる。労れば感謝してくれる。

 

魔王達には赦されぬかもしれぬ、その感謝の意味を、シャミ子はあまさず拾い上げるのだという。

 

「なるほどね。敵対するから、戦うからと距離を取るよりも…その在り方に寄り添い、尊重する。それにより、大魔王達を納得させられる様なチカラをカルデアは手にできる、ということかしら?」

 

『はい!ですからその、沢山大魔王の皆様と優しく、交友を持ってあげてください!そうすればするほど、皆が幸せに成っていけると思うんです!』

 

年末に待つ、神曲の決戦。

 

それらに打ち勝つ為に、打ち果たすべき相手と心を通わせる。

 

「荒唐無稽に聞こえるけれど、私達の戦いとは尊重と相互理解ありきの物だったものね」

 

そのシャミ子の提案を、オルガマリーは受け入れた。

 

「元よりこのカルデアの敵は、全世界、全次元、全生命全ての脅威。その為に必要な事は全て行うつもりよ」

 

「話してみれば、彼等は殆どが偽神の被害者だろう?手を取り合う事だって出来ると私は最初から信じているのだよ君ぃ」

 

「いいじゃないか!ゲーティア達魔神が束になっても敵わない魔王、その7人も味方にできるなんて心強いったらないぞぅ!」

 

カルデアの首脳陣の意見も同じ。ここに知見は揃った。

 

『はい!皆様どうか、素敵な魔王様たちをどうぞよろしくお願い致します!』

 

シャイニングミストレス優子。略してシャミ子。

 

彼女が齎したのは、魔王とすらも和睦を更に広める道。

 

まぞくたちの、救世の光…

 

『具体的には、特効スキルから身を守るとかの加護もついちゃうかもです!』

 

「そこは具体的なんだね…」

 

に、なるかもしれないものであった。




以下のスキル封印

傲慢なる選別

毎ターン自身対粛清防御効果
毎ターン自身に回避効果(永続3回)
毎ターン相手の強化全解除

暴食なる死蝿

毎ターン相手に即死効果
毎ターン自身に宝具フルチャージ効果
毎ターン相手の配置を入れ替える
淫靡たる色欲

毎ターン相手に魅了効果(解除不能)
毎ターン自身に体力全回復効果
毎ターン相手に体力最大値減少効果

睥睨する嫉妬

毎ターン相手にスタン効果
毎ターン相手に恐怖効果
毎ターン相手に混乱効果

徴収する強欲

毎ターンNPゲージ強奪
毎ターン相手のスター強奪
毎ターン相手の令呪強奪

泥濘する怠惰

毎ターン相手に睡眠効果
毎ターン相手にNPゼロ効果
毎ターン相手のコマンドカード1枚封印
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