人理を照らす、開闢の星・序章〜awakening,precious,star〜   作:札切 龍哦

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マテリアル〜豪傑の星〜

◎李逵(りき)

 

「バーサーカーのサーヴァント、李逵だ。

難しいことは俺には分からねぇ。

悪い奴らをぶっ殺せばいいんだろ?」

 

真名:李逵(+レッドキャップ)

性別:男性

クラス:バーサーカー

身長:189cm

体重:95kg

出典:水滸伝・イギリス民間伝承

地域:中国・イギリス

属性:混沌・悪・地

好きなこと:宋江・仲間・酒

苦手なこと:仲間の死・水練(カナズチで全く泳げない)・規律

 

○ステータス

筋力:A+ 耐久:B+ 敏捷:B+

魔力:D 幸運:D  宝具:C+

 

○スキル

・天殺星:A+

てんさつせい。

災いを為すという百八の星が転生した者たちの一人。

魔星の生まれ変わり、生まれついて災厄と業を背負う。

下界の人間が悪事ばかりを行うのでそれを天に代わって

罰するために一身に殺劫(さつごう)を引き受ける天殺星。

自身にかかるデバフを解除する。

またこのスキルの影響で戦闘で興奮状態となった李逵を

止めるのは令呪を用いても容易ではない。

 

・無頼漢:A

中華圏における不良人物、特に秩序に縛られることを

忌む破落戸(ゴロツキ)たちを指す。

その一方、悪政に胡坐する執政者に誅罰を与える

ダークヒーローとしての概念も含まれる場合がある。

李逵も燕青と同じくその頂点たる『水滸伝』を依拠とする。

 

・狂化:B

狂戦士のクラススキル。

能力を強化する代償として理性を低下させる。

普段は言葉も通じ意思疎通ができるが

戦闘時に興奮すると無関係の人間を巻き添えにしたり

相手が女子供であることすら考えずに暴れ、

殺し回った李逵はまさしく狂っていると言えるだろう。

しかし憑依したものもまた凶暴であったためか

いわゆる『マイナスとマイナスが掛け合ってプラスになる』事態が起き、

サーヴァントとなった今は興奮状態となっても

敵と見定めたもののみを狙うようになっている。

ただし止めるのが困難なのは変わらない。

 

・二丁斧:B+++

李逵が風車のように自在に振り回す大きな二本の板斧。

かなりの重量と頑丈さ、切れ味を持ち、

李逵の怪力と相まって並大抵の剣では受けただけで折れ、

盾で受け止めても腕が痺れて使い物にならなくなる。

 

・虎殺し:A

母親を迎えにいったとき、水を汲むために離れたがために

母を虎に食い殺され、その虎を子供含めて

すべて殺したことから得ているスキル。

自身に「獣」属性特攻を付与する。

作品によって粗末な剣で切り殺したり

素手で殴り殺していたりする。

 

・乱戦の心得:C+

敵味方入り乱れての多人数戦闘に対する技術。

軍団を指揮する能力ではなく、軍勢の中の一騎として

奮戦するための戦闘技術。

興奮すると無関係の人間すら殺戮する李逵だが

本能なのか仲間を巻き込むことは無かった。

 

・血濡れの赤帽子:C

レッドキャップ。

妖精騎士ベイリンが持つのと同じスキル。

李逵の場合、彼に妖精レッドキャップが憑依して

霊基を補完している状態を現すスキルでもある。

憑依なのでランクはベイリンよりも下がり、

攻撃を与えれば与えるほど攻撃力が上昇する効果だけを持つ。

レッドキャップは殺戮で血で帽子を染めることができれば良いので

全面的に李逵に主導権を譲っている。

 

○宝具

『暴斧天殺・黒旋風(ぼうふてんさつ・こくせんぷう)』

 

「黒旋風の李逵様のお通りだぁ!!

死にたくねぇ奴はどきやがれぇ!!」

 

ランク:C+ 対軍宝具

 

凄まじい速度で敵軍の中を駆け、

二丁の斧で斬り裂きながら暴れまわる。

李逵から斬撃を纏った黒い旋風が発生し、

やがて血煙も混じった凄まじい暴風となる。

敵全体に大ダメージを与えると同時に

自身の攻撃力を大幅に上昇させる。

 

○真名

りき。

中国四大奇書「水滸伝」に前半から登場する

梁山泊の好漢の一人。

席次は二十二位で天殺星の生まれ変わり。

渾名は『黒旋風(こくせんぷう)』。

肌の黒さと怪力、剽悍さから鉄牛(てつぎゅう)とも呼ばれる。

沂州沂水県百丈村董店東に住む農家の次男だったが、

ふとしたいざこざで人を殺してしまい、

逃亡先である江州の牢役人戴宗に仕えていたところ、

彼によって宋江を引き合わされる。

宋江をもてなす費用を得るために博打で勝とうとするが大負け。

そこで喧嘩して殴った相手の治療費を宋江に払わせることに。

名誉挽回すべく御馳走を用意しようと訪れた魚市場では

開店時間を待ちきれずに暴れてしまい、

市場の責任者・張順と大喧嘩をして溺れるなど騒動を引き起こす。

それでも自分を認めてくれた宋江の度量と人柄に心服。

冤罪によって処刑されそうになった宋江と兄貴分の戴宗を

助けるために刑場に乱入して二丁斧で暴れまわる。

宋江達を助けに駆け付けた梁山泊軍や

和解した張順達の助けもあり無事に2人を助け出し、

梁山泊入りしてその後も大暴れを続けていく。

しかしその最後は悲劇的な末路だった。

梁山泊の最後の大戦である方臘討伐後、

梁山泊の勢力が自分達を脅かすことを恐れた

高俅一味に騙され、宋江は毒酒を飲んでしまう。

自分が殺されたのを知れば李逵が謀反を起こして

朝廷・民衆に迷惑がかかると宋江は考え、

李逵を騙して毒酒を飲ませる。

泣きながら謝る宋江に李逵もまた涙を流しながら笑みを浮かべて

「自分は宋江が死んでしまったら生きていたってしょうがない。

あの世でも自分は宋江の一兵卒だ」と言って死を受け入れ、

敬愛する宋江とともにこの世を去った。

 

単純で素直な性格のため民衆に人気があり、

元(げん)の時代には彼を主役にした芝居がいくつも存在する。

しかしその性格ゆえに梁山泊の好漢の中でも

随一の暴れん坊で随一のトラブルメーカー。

短気ですぐに怒って暴れて役人を殴り、ときには殺し、

そのとばっちりを受けて官軍に捕まって

処刑されそうになったのを梁山泊に助け出されて

やむなく梁山泊入りすることになった好漢も多い。

幼児のような無邪気さと残虐さをそのまま持っているため

興奮すると無関係の民間人を女子供すら

敵兵との見境なく殺戮してしまい、

これは尊敬する宋江にすら幾度注意されても治らなかった。

同じ梁山泊の好漢・公孫勝の仙術の師である羅真人曰く

「下界の人間が悪事ばかり働くので

それを罰するため天殺星である李逵が天に代わり

一身に殺劫を引き受けている。

そのため李逵の殺戮を止めることは誰にもできない」。

 

その性格ゆえ素直だったり好き放題やるタイプとは相性が良く、

特に鮑旭、項充、李袞とは仲が良く、

四人で組み、いくつもの戦場で暴れ回った。

逆に規律を重んじるタイプやおとなしい性格のものとは

同じ梁山泊の仲間でも相性が悪かったり恐れられたりしていて

特に朱仝(しゅどう)は恩人である知事の息子を

李逵が殺したせいでやむなく梁山泊入りすることになったために

殺し合いをするほどに仲が悪い。

後に一応は和解している。

 

仲間思いなのだが短気なので

自分が気に入らなかったり図星を言われると

仲間相手でも逆ギレすることもあるが

心酔する宋江、兄貴分である戴宗、

梁山泊の軍師・呉用や最強の一角である林冲、

共に行動することが多かった燕青など

自分と違って機転が効く人間には頭が上がらず、

大人しく言うことを聞く。

 

李逵に憑依しているのは

イギリスに伝承されるアンシーリーコート(悪意ある妖精)の

レッドキャップ。

性質と扱う武器などで李逵とは相性が良い。

誇り高き妖精騎士ベイリンとは別個体で面識も一切無い。

 

○人物

一人称は「俺」。

黒髪に黒い瞳で黒い肌をした筋肉質な青年。

服装は宋の時代の簡素な男性の服だが

レッドキャップが憑依したことで頭に赤錆色の帽子を被り、

両足に鉄の長靴を履いていて

戦闘で興奮状態になると目が赤くなる。

 

粗暴で単純、短気だが純粋で仲間思い。

良くも悪くも幼児がそのまま大きくなったような性格。

同時に幼児独特の残虐性や善悪の区別の曖昧さをも

残しているため、人を殺すことをなんとも思っておらず、

そのため興奮状態で暴れると無関係の人間や

女子供も見境無く殺してしまう。

今はレッドキャップが憑依した影響で

敵と見定めたもののみを殺戮と対象としている。

 

尊敬する宋江や保護者的立場である兄貴分の戴宗、

燕青等機転の利く人間には頭が上がらず、

特に燕青は入山して以降頻繁に2人で行動しており、

そして頻繁に燕青に迷惑を掛けていた。

燕青が殺り過ぎてしまうこともあったがそれも李逵がやったことにされ、

しかし李逵は気にも止めずに燕青と行動を共にし続けた。

 

単純さと純粋さから言葉や演技で騙されることもあるが、

姿形で相手を見誤ることはなく、

燕青のドッペルゲンガーの能力も

一目見ただけで燕青だと見抜いている。

なおこれはスキルでもなんでもない。

 

宋江に非常に懐き、宋江を絶対的存在と認識しており、

彼のためなら命を投げ出すことも辞さず、

少しでも宋江の役に立ちたいと思うがため

何にでも首を突っ込みたがる傾向にあり、

それが騒動の発端になることもあった。

逆に宋江以外の権威は彼にとって全く無価値で、

朝廷への帰順を考える宋江と幾度も激しく揉めている。

カルデアのマスターに従っているのは

「人の未来が無くなるのを宋江なら絶対に許さない」

というのも大きな理由になっている。

 

梁山泊でもトップクラスの怪力で

ふた振りの板斧を振り回して縦横無尽に暴れまわる。

乱戦を得意とし、逆に達人との一騎打ちでは破れることもある。

ただし今の李逵は怪力を持つレッドキャップが憑依したことで

さらに力が強くなり、足も速くなっている。

その身体能力で振り回される二丁斧は

並の達人では力圧しで殺されることになる。

一番いいのは集団戦での先陣や鉄砲玉。

難しいことを考えるのが苦手なため「暴れてこい」などの

シンプルな指示が一番李逵の本領を発揮できる。

しかし李逵の性格上、気に食わないと判断すれば

即座にマスターだろうと殺してしまう。

また李逵の前で宋江や梁山泊の仲間を馬鹿にしたり

貶したりしても同じ結末を迎えることになる。

 

○人間関係・サーヴァント関係

・戴宗

梁山泊の同志。渾名は『神行太保(しんこうたいほう)』。

李逵は「戴宗の兄貴」と呼び、戴宗は「李逵」と呼んでいる。

水滸伝では足が速くなる神行法という道術を使い、

情報収集、伝令、諜報、工作、送迎、捕虜救出、行方不明者や

人材の捜索などで梁山泊を支え、大活躍した。

梁山泊に入山する前からの李逵の兄貴分で

人を殺して放浪していた李逵は牢役人の戴宗に拾われ、

戴宗に引き合わされて李逵は宋江と出会う。

暴れん坊の李逵を制御できる数少ない人物で

官軍の幻術使いを打ち破るために

母親の元に里帰りしている公孫勝を迎えに行くために

一緒に旅に出たりした。

李逵にとって尊敬する兄貴分でとても慕っており、

戴宗もかなり手を焼かされながらも放っておけない

可愛い弟分と思っている。

李逵はターボババァが憑依して女になっていても

一目で戴宗だと分かり、

それに戴宗も驚いたが李逵らしいと笑い、

李逵はなぜ笑われるのかわからず首を傾げた

 

「女の姿でも戴宗の兄貴は戴宗の兄貴だろ?

なんで笑うんだよ兄貴。俺、変なこと言ったか?」

 

・燕青

梁山泊の同志。渾名は『浪子(ろうし)』。

李逵は「燕青」と呼び、燕青は「李逵」または「黒旋風」と呼ぶ。

暴れん坊の李逵を制御できる数少ない人物。

燕青が入山後はよく2人で行動していて、

宋江、柴進の偽者を退治したり、

泰山の奉納相撲大会に一緒に参加したりした。

李逵のやらかしの後始末をその機転と能力で幾度も成しており、

そのため李逵は燕青に頭が上がらない。

ただ燕青がやりすぎたことも李逵がやったことにされたが、

李逵はそのことになにも言わなかった。

カルデアでもよく一緒に組んで行動している。

純粋な心と仲間思いゆえか本能なのか

李逵には燕青のドッペルゲンガーが通じず、

どんな姿でどんな言動を取ろうが

燕青だと見抜いてしまう。

燕青はそんな李逵に呆れながらも嬉しく思っている。

 

「どうしたんだよ燕青そんなナリして!!

あ?なんでお前ってわかったかって?

なに言ってんだ。どんなナリしてても燕青は燕青だろ?

わかるもんはわかるんだからしょうがねぇだろ。

難しいことは俺にはわかんねぇよ。お前もそれは知ってるだろ」

 

・呼延灼

梁山泊の同志。渾名は『双鞭(そうべん)』。

李逵は「呼延灼」と呼び、呼延灼は「李逵」と呼ぶ。

梁山泊時代は李逵は歩兵、呼延灼は騎兵なので

そこまで付き合いは多くなかったが

李逵は呼延灼の凄さを認めていて

呼延灼も李逵の怪力と宋江への想いを感心していた。

エンプーサが憑依して女になっても

一目で呼延灼と分かり、驚かせた。

性格が物凄く変わった呼延灼に対して

「めんどくさい性格になった」となんの躊躇いもなく言って

呼延灼を落ち込ませた。

 

「呼延灼・・・・なんかお前、梁山泊の頃と違って

とんでもなくめんどくさい性格になったな」

 

・九紋竜エリザ

梁山泊の同志である『九紋竜』史進と融合しているサーヴァント。

李逵は「エリザ」と呼び、九節根のほうもちゃんと「史進」と呼ぶ。

エリザは「りき」、史進は「李逵」と呼ぶ。

性格ゆえ史進と李逵の相性は良く、

エリザとも仲良くやっている。

史進が今の姿となった自分をかっこいいだろと言うと

「どっちかと言うと可愛いじゃねぇのか」と

なんの悪意もなく言って落ち込ませたりしている。

 

「いや、俺としては今の史進の姿は可愛いだと思うんだけどなぁ」

 

・花栄

梁山泊の同志。渾名は『小李広(しょうりこう)』。

李逵は「花栄」と呼び、花栄は「李逵」と呼ぶ。

花栄は心酔する宋江の親友であり、

あちこちの戦場に駆り出されたので

李逵も幾度もその弓の腕を目撃したり

助けられたりしたので純粋に凄いと思っていて

花栄も李逵の短気なところはともかく、

宋江への忠誠と純粋なところを好ましく思っている。

李逵は花栄の牡鹿の頭骨のヘルメットを「邪魔じゃないのか」と聞き、

花栄は「俺の弓はこの程度じゃ変わらん」と言い切り、

李逵はさすがだと感心した。

 

「これしてても弓を外さねぇのか。

さすがだな花栄は!!」

 

・荊軻

燕青に説明されて「なんか有名な言葉の元になった女性」と

なんとなく理解した。

梁山泊には女性の同志もいたためにすんなりと受け入れる。

酒盛りをした結果、その酔いっぷりにドン引きした。

 

「俺や行者や花和尚以上に酒癖悪い奴に初めて会ったぜ・・・・」

 

・アステリオス

武器が似ていて性格的にも波長が合ったのか仲良くしている。

燕青曰く「どっちが上だか分からない兄弟のよう」

戴宗曰く「アステリオスのほうが大人でいい子」

 

「でかい船を持ち上げて泳いだんだって!!

泳げるだけでもすげぇってのによぉやるなぁアステリオス!!」

 

・宋江

梁山泊の同志。

二つ名は『及時雨(きゅうじう)』または『呼保義(こほうぎ)』。

晁蓋亡き後の三代目梁山泊頭領。

非常に懐いており、李逵は宋江一筋の忠勤を尽くした。

宋江以外の権威は李逵にとってなんの価値も無く、

梁山泊を恐れた朝廷が帰順を求めようものなら

「朝廷なんかくそくらえだ!」「宋江様が帝になればいい」と毒づき、

宋江とすら揉めるほど。

宋江も李逵を叱責することも多かったが、

その武勇と仲間への想い、純粋な心を愛した。

自分が毒を盛られて死んだ後、李逵が暴走するのを憂慮した宋江に

道連れにされたことも李逵は一切恨んでおらず、

むしろ光栄なことだと感謝している。

 

「道連れにされたことを恨んでないかって?馬鹿言うな!!

宋江様は俺なんかを死ぬときのお供に選んでくださった。

恨むわけねぇじゃねぇか!!」

 

・妖精騎士ベイリン

自分に憑依しているのと同族の

レッドキャップである誇り高き妖精騎士。

大切なもののために戦い抜いたことを尊敬している。




雷電タメエモンさん、ありがとうございました!
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