人理を照らす、開闢の星・序章〜awakening,precious,star〜 作:札切 龍哦
かつての祖龍の、遠き追憶。
真名 シア/ゾ・シア
クラス バーサーカー
性別 女性
種族 造竜種
出典 モンスターハンターワイルズ
地域 竜都
好きなもの 人類、祖龍、護竜、他のモンスター、ご飯
嫌いなもの 黒龍、自分の中にある破壊衝動、竜都を滅ぼした自分自身
ステータス
筋力 A
耐久 B
敏捷 C
魔力 A+
幸運 D
宝具 EX
クラススキル
対魔力 B
魔術に対する抵抗力。一定ランクまでの魔術は無効化し、それ以上のランクのものは効果を削減する。Bランクは三節以下の魔術を無効化する。
本来ゾ・シアに想定される対魔力のランクはAだが、内に宿る黒龍の破壊衝動に対抗し続けている影響で外界への防御力がダウンしている。
狂化 E→A
理性と引き換えに驚異的な暴力を所持者に宿すスキル。シアの場合、彼女を蝕む狂気とはミラボレアス由来の破壊衝動のこと。
平常時は会話による意思疎通も普通に出来るため狂化が機能していないように見えるが、これはシアが強靭な精神力で破壊衝動を抑え込み続けているためであり、実際は目に付く全ての存在を許せず壊し尽くそうとする衝動は常に彼女の中に存在する。シアが体力を消耗し、この衝動を抑え込みきれなくなった時、白亜の守護神は黒き厄災へと転じ堕ちる。この際の暴走状態は『暴蝕状態』と呼称される。
スキル
護竜 A
モンハン世界における古代文明の一つ。竜都に住んでいた研究者達が作った人造モンスター。
既存のモンスターの遺伝子を元に各種性能を弄られており、全般に共通する特徴として、
・竜乳と呼ばれる特殊なエネルギーだけで活動でき、食事、排泄を必要としない。また、寿命が存在しない。結果として、消化器官、生殖器官は極度に退化している。
ただし、エネルギー源を竜乳に依存する都合上、竜乳が豊富に存在する竜都跡地以外で生息する事が出来ない。
・体表に原種にはない青白い模様があり、体色が全体的に白っぽく、血が青い。
・個体に合わせ調整された繭から自動生産される。
などが挙げられる。人の都合で生まれ、使われ、そして死ぬ。竜都の業を代表するもの…と現代の竜都では扱われていたが、護竜の縛りを振り払って原種帰りを果たし、大自然へ還っていった個体や、護竜を好んで捕食する新たな頂点捕食者など、既に護竜すら取り込んだ自然のサイクルが形成されていたりする。
対災厄竜都最終兵器 A
竜都の研究者達が、都市を襲う厄災に対抗すべく製造した最強の護竜。それがゾ・シアである。これまで存在が確認されている禁忌、禁忌級のモンスターの性質をてんこ盛りにした「ぼくのかんがえたさいきょうのがーでぃあん」であり、搭載されている機能は、
・ミラボレアスの炎・メテオ
・アルバトリオンの複数属性を自在に操る素養
・竜乳存在下限定でグランミラオスの不死性
・ゼノジーヴァのその地に流れるエネルギーを一身に集める力の扱い方
・祖龍ミラボレアスの赤雷
不死性に関しては、元ネタ同様その個体のまま復活するわけではなく、竜乳が供給されている環境下では、特定の細胞が残っている限り、生命活動が停止しても龍燈という無限エネルギー生成装置に再生するという仕様。この霊基では、エーテル体を破壊されても、拠点と定めた場所に竜乳で形成された繭が残っている限り無限に復活する形となった。繭が設置されたのは高天原のルゥのテリトリー。繭には魔力を竜乳に自動変換する機構がある。
かつての暴走の経験から、リソースを分散しては衝動を抑え切れない事を把握したシアは、生誕時に誕生に至らなかった大量の繭を破壊・吸収して竜乳に変換する事で封印を強化している。そのため、一度に生まれてくるのは一体のみになる。
当時の竜都の技術の粋を結集した最高傑作。厄災を打倒する決戦兵器に救世主の名を与えた彼らは果たして、その決戦兵器の暴走により繁栄の歴史に『自滅』という形で終止符を打つ事となった。
通常時は上記能力の一切を封印しており、暴蝕状態になると解放される。
変化 A
文字通り「変身」する。
人間体と白熾龍の姿をスイッチする事ができる。
龍形態は体力を多く消耗するため、基本は人間体で行動する。人間体時の見た目は、ルゥとそっくりな見た目で髪に黒のメッシュが入った、赤青オッドアイの少女。口調が丁寧なために、シアの方が大人びて見えるとはもっぱらの評判。
なお、きちんと人型を保っているのも彼女の理性の成せる技であり、黒龍の衝動を抑え込めなくなり暴蝕状態になると、細胞に刻まれた記憶が制御を外れて励起し、歪な黒龍の姿に侵食されていく。
宝具
竜乳結晶のペンダント
ランク B
種別 対人宝具
レンジ ー
最大補足 1体
シアが常に身に付けている超高純度に圧縮された竜乳結晶のペンダント。
ルゥに拾われた際、シアが最後の意地で抱えていた竜乳の欠片を回収。生成されていた繭のテクノロジーを解析し、魔力を竜乳に変換する機構を組み込む事で、竜乳が存在しない楽園世界でも黒龍の衝動を抑え込めるようにした。
ワイルズ本編のナタのペンダントと同じように、このペンダントを投げ込む事でシアの繭の機能を停止させる事が出来る最終安全弁としての役割もある。
無垢なるニーヴェア
ランク C
種別 自己封印宝具
レンジ ー
最大補足 自分自身
シアが身に付けている白いドレス、及び戦闘時に纏う翼腕を模した鎧。全て竜乳製であり、武装兼黒龍の衝動を抑え込むための拘束具。
常に内側からの反発に見舞われているため強度は然程ないが、瞬時に再生し続け、黒を抑え込み続ける。
殲滅せよ。蹂躙せよ。破壊せよ。猛る黒き衝動に、無垢なる白は一歩も退かず。
竜火
ランク A
種別 対軍宝具
レンジ 1〜30
最大補足 50人
一時的に頭部のみを暴蝕状態にし、周囲に竜乳結晶を大量に生成。そこ目掛けて炎のブレスを放射する。竜乳には属性に瞬時に染まり、増幅しながら爆裂する性質があり、これを活かして火炎の範囲を増幅させ、壁に隠れた相手をも焼き殺す。
本家の城を焼き払う劫火に比べれば威力はかなり劣るが、人や魔獣を焼き払う程度であれば造作もない。なお、元々守護者として設計された都合上、竜火の攻撃範囲はシアの後ろには存在しない。
宝具発動時に一時的に暴蝕状態を挟む関係で、過度な使用は理性の崩壊を招く危険性も秘めている。
偽装・赤雷
ランク A
種別 対人宝具
レンジ 1〜10
最大補足 10人
ルゥの赤雷を模した雷。概念レベルの滅却をもたらす雷縋とは比較するのも烏滸がましい代物ではあるが、先の竜火同様、竜乳の反応と合わせれば決して侮れぬ威力を有する。
なお、これこそが元々のシアが有していた能力であるため、実は赤雷自体は暴蝕状態にならずとも行使出来るのだが、このような模造品を敬愛する本家の前で振るう事を彼女が容認出来ない為、実質暴蝕状態限定宝具となっている。
人物
『MonsterHunter Wilds』に登場するモンスター。下位ストーリーのラスボスを務め、後に上位でも復活を果たした今作の目玉モンスターの一体。別名は白熾龍。
マガラ種の骨格をした、体の各所に青白い紋様が通る純白のドラゴン。特徴的なのはその頭部で、全体が白い装甲で覆われており、のっぺらぼうのような印象を受ける。この白い装甲は全て竜乳で出来ており、本体は黒龍ミラボレアスに似た黒いドラゴン。全身に歪に角が生えた、出来損ないのミラボレアスといった様相。
元々シアは、かつて偶然祖龍に出会った竜都の研究者達が、もう一度彼女に会うために作ろうとしていた祖龍の似姿であった。
媒体として祖龍の鱗を貰い受け、「きっと美しい龍を作ってみせる。その暁にはもう一度私達に、私たちの子供に会いに来てほしい。」と約束し、美しい調和の白龍を作ろうと邁進していた。計画は順調であった。──竜都を滅ぼす厄災たるモンスターが向かっているという知らせを受けるまでは。
焦った研究者達の一派は、あらゆる龍の祖と言われる祖龍の護竜であれば、どんな機能を盛ろうと素体として打ってつけであろうと目を付け、祖龍への贈り物を決戦兵器に作り変える事を発案。穏健派を拘束し、シアを兵器に変え、量産する計画を強行した。そうして作られたシアたちは、素材として使われたミラボレアスの鱗などから逆流した破壊衝動を抑え切れず、暴走。共殺ししながら竜都の悉くを破壊し、やがて龍燈に取り付き、眠りに付いた。
…と言うのが、現在の竜都に伝わっているゾ・シアの来歴だが、実情はもう少し異なる。
肉体の制御を破壊衝動に奪われながらも、シアの理性は最後まで抵抗を続けており、竜都の異変を察知し飛来したルゥに「これ以上誰かを傷付ける前に、私たちを滅ぼしてほしい」と懇願。願いを聞き届けたルゥはシアの大群を雷縋で細胞の一片残さず消し飛ばした。
しかし、シアの細胞が既に龍燈に組み込まれており、無限に再生産される仕組みは既に整ってしまっていた。かと言って、周辺地域の天候や季節を周期的に回す領域にまで食い込んでいた龍燈を壊す所業は、実質その地のあらゆる文明を滅ぼすのにも等しい。
そこで、ルゥは「もう一度、今度は正しい形で彼女を産んであげてほしい」と願ったが、子を兵器に変えられるのを止められなかった絶望、最終兵器の大群を一瞬で消滅させた神なる龍への畏敬に完全に心が折れた研究者達はその願いを受け止められず、最低限の封印処置を施した後、護竜に関するあらゆる技術を放棄した。
かくして、関わったもの全てに傷を残しながら竜都は滅亡。二度と同じ過ちを起こすものが現れないよう、前述の歴史を伝えながら、自分たちの業を見守り続けた。
──それから1000年、禁足地と呼ばれるようになった彼の地にて、再び救世主が目覚めるまで。
性格は物腰穏やかな少女。常に衝動の制御に意識を割いているのもあってか少し無口気味だが、今でも人類もモンスターも愛している心優しい子。
護竜であるため、本来食事の必要性はないが、ルゥ達に勧められて初めて食べたカルデアのご飯に痛く感動。美味しいご飯を食べている時は衝動が少し薄まる感覚があるのも相待って、ご飯を食べる事が趣味になった。一番のお気に入りは旗の刺さったお子様ランチらしい。
マスターとの関係
自分は誰かを守るための兵器であるという自己評価に加え、衝動の暴走を恐れて誰かを憎む事を戒めているため、サーヴァントを使い魔として下に見る魔術師とも殊更相性が悪いわけではない。
もちろん善良な者相手の方が良好な関係にはなりやすいが。美味しいご飯が出てくるとなお良し。
聖杯にかける願い
破壊衝動を消す事。叶わないなら、自分という存在を完全に消滅させる事。
人物関係
●人類
大好き。業により歪められたとしても、彼らが居なければ自分は生まれる事すらなかった。その感謝は尽きず、彼女が衝動を抑え込む暖かな理由の源泉であり続ける。
●古龍
憧憬。自分の持つ力では、ただ存在するだけで周囲の環境すら変える彼らにはついぞ及ばなかったが、それを妬むでも憎むでもなく、敬意を持って憧れるのは、生みの親たちが憧れた祖龍の博愛を受け継いだ証なのかもしれない。古龍側からも概ね可愛い末っ子扱いである。
●ルゥ・アンセス
親のような存在であり、自分を救ってくれた神様。普段のポンコツな様を見ても、その感謝と敬愛に微塵の揺るぎもない。ルゥも母のような、姉のような態度で接するが、シアの丁寧な物腰もあって、オリジナルよりしっかりして見えるともっぱらの噂。
アンセスの名を贈っているが、自分に名乗る資格はないとシアは固辞している。
●ビーストΩ
楽園時空における最初のマスター。はっきり侮蔑の念を表す事はないが、彼の話題になると殊に口調が固くなる。発露出来ないだけでかなり嫌いの部類。
元々天国の門番として扱おうとしていたが、神の威光もお構いなしで牙を剥こうとする衝動を面倒に思い、保有していた竜乳のほとんどを奪って放逐。世界を篩にかける手駒として利用しようとした。その後、ルゥとの縁に引き寄せられて楽園時空に漂着。彼女に保護されて今に至る。
至るかもしれない変生の可能性。暴虐の黒と、守護の白。
霊基転墜
龍基再臨・黒龍転墜
ランク EX
種別 変生宝具
レンジ ー
最大補足 自分自身
完全に竜乳の封印を振り切り、黒龍の衝動に飲み込まれてしまった状態。黒への転墜。外界に対し強い憎悪を抱く事、あまりにも長時間暴蝕状態になる事で起動する。
暴蝕状態とは異なる霊基単位の変生であり、この状態に転墜したシアを元に戻す術は存在しない。一度倒され繭から再生されても、彼女は最初からこの状態で復活してしまう。
真名 シア黒の厄災/【滅尽】ゾ・シア
クラス バーサーカー
性別 女性
種族 造竜種
出典 モンスターハンターワイルズ
地域 竜都
好きなもの なし
嫌いなもの 周りにある全て
ステータス
筋力 A+
耐久 B
敏捷 C
魔力 A+
幸運 E
宝具 EX
クラススキル
対魔力 B
ランクは霊基変生前と変化なし。理性と衝動の反発は無くなったが、意識が外界の殲滅に向き過ぎているため、防御能力は変わらなかった。
狂化 A
完全に衝動に呑まれた事でランクはAで固定に。マスターであろうと関係なく、目の前の全てを滅ぼしにかかる。
スキル
護竜 ー
竜乳を操る能力だけを残し、護竜の形質は喪失した。護るべき誓約など一切持たず。目に付く全てを焼き尽くす。
対厄災竜都最終兵器 A+
盛り込まれた禁忌種の力はそのまま使用可能。皮肉な事に、暴虐の意思に身を委ねた厄災にこそ、禁忌の力は良く馴染む。力をただぶつけるのではなく、武装に変形させ利用する知恵を持つ厄災。
また、生誕時の数の制約が無くなっている。無数に生まれる繭全てから黒龍状態で誕生する、かつての悪夢の再現。
変化 A
竜乳操作の応用で、自分の体を状況に応じた兵器へと変える。
人間体への変身能力は喪失した。人と触れ合う器など、この身には不要。
宝具
竜乳結晶のペンダント
変生時に砕け散り、喪失。
暴蝕のネーロ
ランク A
種別 対人宝具
レンジ 1〜5
最大補足 4人
黒く染まった竜乳の鎧。枷としての機能は完全に喪失した。内側との反発もないため、強度も向上している。
竜火
ランク A
種別 対軍宝具
レンジ 1〜50
最大補足 100人
周囲全方向に竜乳を生成し、飛び上がって真下に打ち込んだ火炎を増幅させる事で、攻撃範囲がさらに広がっている。背後に守るべきものなど、何も無い故に。
暴装・赤雷
ランク A
種別 対人宝具
レンジ 1〜10
最大補足 10人
性能としては通常時と変化がないが、心的ブレーキの一切が掛からず、常に全開出力で飛んでくる。
調和など要らぬ、知らぬ。灰燼と帰す、力だけあればいい。
終極・劫禍
ランク A+
種別 対城宝具
レンジ 1〜100
最大補足 1000人
搭載された禁忌の力をフル活用した最大攻撃。
両翼腕で地面を叩き、大量に竜乳結晶を隆起させ檻を形成し、メテオ、赤雷及び竜乳の爆裂反応で逃げ場を潰しながら、敵上に飛び上がり巨大な火球を真下に投下。爆発の範囲を竜乳でさらに拡大させ、敵を焼き尽くす。
人物
黒龍の記憶に霊基ごと蝕まれた暴走形態。全身に生えた角があまりのエネルギーに赤熱した暴蝕状態の姿で固定されており、何度生まれ直しても最初からこの姿で全てを滅ぼしにかかる。
元々ゾ・シアは絶え間ない連撃を得意とするタイプだが、狂乱状態の彼女は特にその傾向に磨きが掛かっており、常にフルスロットルで暴れ続ける。何より、個体数の縛りが解放されてしまったこの状態では、かつての竜都を滅ぼした空を埋め尽くすゾ・シアの姿が見られる。協力意識など微塵もなく、互いの存在をも憎み尽くす徹底的な破壊衝動は、正に厄災そのもの。
成り立ちとしては、【応報】の理を持つビーストに至る可能性もあったが、人類への愛など欠片も持ち合わせないため、獣の資格は得られなかった。
試練など、友たる可能性など、生温い。滅べ。我が前の全て、悉く。
マスターとの関係
全て、滅ぼす。
聖杯にかける願い
不要。我が衝動に小細工など不要である。
人物関係
●この世の全て
殲滅対象。
●黒龍
元々の反感も相待ってか、同属になった故の嫌悪感か、特に攻撃性が強く発露される。
ゴトイさん、ありがとうございました!
そして彼女には、さらなる飛躍が待つ───