人理を照らす、開闢の星・序章〜awakening,precious,star〜 作:札切 龍哦
日本にはたくさんの神がいる。全くもって作者も知らない神でした。
真名 天目一箇神
クラス キャスター
出身 日本
ステータス
筋力 A+ 耐久 A 敏捷 D 魔力 EX 幸運 B 宝具 EX
クラススキル
対魔力 EX
魔術に対する抵抗力。一定ランクまでの魔術は無効化し、それ以上のランクのものは効果を削減する。サーヴァント自身の意思で弱め、有益な魔術を受けることも可能。
種別を問わず、魔術に分類される物では天目一箇神を害する事は不可能。
ただし、魔術を逸らして(かわして)いるだけなので、広範囲魔術攻撃の場合、助かるのは天目一箇神だけである。
騎乗 EX
乗り物を乗りこなす能力。騎乗の才能。乗り物という概念に対して発揮されるスキルであるため、生物・非生物を問わない。
単独行動 A
マスターとの繋がりを解除しても長時間現界していられる能力。依り代や要石、魔力供給がない事による、現世に留まれない世界からの強制力を緩和させるスキル。
陣地作成 EX
天目一箇神は自らの工房───
鍛冶場を拠点として活動する。
無論魔術師たちのそれとはまったく異なるものだが、サーヴァントとして現界するにあたっての解釈としてキャスターのクラススキルが付与されたと思しい。
職人たちの長として、類い希な陣地作成能力を持つ。
道具作成 ★
魔術師のクラス特性。
魔力を帯びた器具を作成可能。
天目一箇神は鍛冶の神としての能力の影響により、極めて強力な道具作成スキルを所持している。
これにより天目一箇神は宝具の作成すらも可能としている。
刀剣審美 EX
芸術審美に似て非なるスキル。
武装に対する理解。宝具ではなく通常武器を一目見ただけで、どのように戦うべきかを把握する。Aランク以上の場合、刀剣以外の武装についても把握可能。
味方に対しては的確な助言として働き、敵に対しては弱点を見抜く事になる。
鍛冶神の神格 EX
神性スキルを含む複合スキル。
天目一箇神は、主に金属加工業、製鉄業、鍛冶などの分野で信仰される神霊。
これらの業種の繁栄や技術向上、作業の安全などを祈願するご利益を持つ。
自身に弱体無効、味方全体に弱体耐性上昇を付与する。
保有スキル
様物 A++
ためしもの。試斬り、試剣術とも。
刀剣の利鈍、性能を測るための技法。
天目一箇神は、手にした武器に具わった威力を自由自在に引き出してみせる。その気になれば、一振りで武器が自壊するほどの最大威力さえ引き出せる。
魔力放出(嵐) A+
武器・自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出する事によって能力を向上させるスキル。いわば魔力によるジェット噴射。
天目一箇神の場合は放出する際に雷を纏った暴風として出力される。
自身にアーツ性能上昇、回避を付与する。
高速神言 A
神代の言葉。魔術を発動するとき一言で大魔術を発動させる、高速詠唱の最上位スキル。
呪文・魔術回路の接続を必要としない。区分としては一小節に該当するが、発動速度は一工程と同等かそれ以上。しかも威力は五小節以上の大魔術に相当する。
呪文自体が「神言」である為、詠唱の長さと威力が比例するという法則は適用外。故に本来ならば相応の触媒を用意しておかねば実現不可能な、「大魔術をただの一言で発動させる」という行為を可能とする。
神代の言葉なので、現代人の舌では発音不能、耳にはもはや言語として聞き取れない。
神剣作成 EX
天目一箇神の能力に関連するスキルであり、聖剣作成とは似て非なるスキル。
天目一箇神は強大な力を持つ兵装の製造や複製を可能とする。
味方単体に宝具威力、オーバーチャージ、クリティカル威力上昇を付与する。
竜炉燃焼 EX
天目一箇神は呼吸するだけで膨大な魔力を生み出せる竜の炉心を持つ。
この炉心を意図的に強く稼働させる事で一時的に自身の能力を向上させる。
自身に攻撃力、Extraアタック含む全コマンドカード性能、クリティカル威力上昇、毎ターンNP獲得、毎ターンスター獲得を付与する。
宝具
一目連
ランク:EX 種別:対神宝具
レンジ:1 最大捕捉:1柱
由来:天目一箇神と同一視される単眼の龍神、一目連。
一目連(いちもくれん)は多度大社別宮の一目連神社の祭神。
ヒトツメノムラジとも呼ばれる。
一目連は天候(風)を司るとされ、江戸時代には伊勢湾での海難防止の祈願と雨乞いが盛んに行なわれた。
稲光や暴風雨をもたらす暴風神として畏れられたという。
巨大な一つ目の竜を召喚し、暴風雨を巻き起こしながら雷のブレスを放つ。
自身に宝具威力、NP獲得量、スター発生率上昇、無敵貫通を付与し、敵全体にアーツ耐性低下、スタンを付与し、アーツ属性攻撃を行う。
是・天叢雲剣
ランク:EX 種別:対神宝具
レンジ:1 最大捕捉:1柱
由来:崇神天皇の治世時代に天目一箇神の業を受け継いだ子孫が造り上げた形代の草薙剣(天叢雲剣)。
崇神天皇の時代に「神器と同居するのは畏れ多い」という理由で製作が決まり、天目一箇神の子孫が「形代の剣」(もう一つの草薙剣)を作り、天皇の護身用として宮中に残したという。
天目一箇神の業がこの子孫の鍛冶技術の原典であり、実際に天目一箇神も造り上げてみせたのが、この宝具是・天叢雲剣である。
ちなみに、子孫が製作した形代の草薙剣はその後三種の神器の一つとして扱われており、崇神天皇から安徳天皇の代までの草薙剣はこの形代の草薙剣が担っていた。
形代ではあるものの、その神威は本物と変わらないものであったという。
実際、平安時代の陽成天皇は、宮中の草薙剣を抜いたとされており。
その時は夜間にもかかわらず御殿の中は「ひらひらとひらめきひかり」、恐怖した天皇が投げ出すと草薙剣は自ら鞘に戻ったという。
天目一箇神が製作した是・天叢雲剣は一目連の尾に仕舞われており、竜の尾にある剣というオリジナルの天叢雲剣の原初の状態を再現する事で、尾から取り出してからの最初の一太刀に限り、ヤマトタケルが持つオリジナルを凌駕する威力を叩き出せる。
ただし、あくまでも最初の一太刀で原初の神威(再現)は放出仕切ってしまうので、それ以降は通常の天叢雲剣と同様である。
また、ヤマトタケルの天叢雲剣等を尾に仕舞っても同様の強化が可能となっている。
解説
天目一箇神は、日本神話に登場する製鉄・鍛冶の神。
読みはアメノマヒトツノカミ。
神名の「目一箇」(まひとつ)は「一つ目」を意味する。
『古語拾遺』、『日本書紀』、『播磨国風土記』に登場する。
外見は眼帯をした男性の姿をしている。
別名は天之麻比止都禰命(あめのまひとつねのみこと)、天久斯麻比止都命(あめのくしまひとつのみこと)、天津麻羅(あまつまら)、天久之比命(あまくしひのみこと)、天戸間見命(あめのとまみのみこと)、天奇目一箇命(あめのくしまひとつのみこと)、天目一箇命(あめのまひとつのみこと)、天目一箇禰命(あめのまひとつねのみこと)、天戸須久根命(あめのとすくねのみこと)、天照眞良建雄命(あまてらすますらたけおのみこと)とされる。
天岩戸隠れが起きた際に、天照大御神のために刀剣や鉄鐸等の祭具を作った。
後に天目一箇神の業を受け継いだ子孫が崇神天皇(ヤマトタケルの曽祖父)の時代に形代の草薙剣を製作している。
本物の草薙剣は崇神天皇の時代に、皇女豊鍬入姫命により、八咫鏡とともに皇居の外で祀られるようになった。
この時、イシコリドメの子孫も神鏡の形代を製作しており、この形代の神鏡と共に天皇の護身用として宮中に残された。
その神威は本物と変わらなかったという。
その後、本物の草薙剣は崇神天皇の命令を受けた豊鍬入姫命によって、倭の笠縫邑に神鏡と草薙剣が祀られた。
余談だが、後の垂仁天皇の時代に本物の草薙剣の管理は豊鍬入姫命から倭姫命に引き継がれ、豊鍬入姫命から、合わせて約60年をかけて現在の伊勢神宮・内宮に落ち着いた。
この時点で、天叢雲剣は伊勢神宮で祀られることになった。
そして、景行天皇の時代、天叢雲剣(草薙剣)は伊勢国(伊勢神宮)の倭姫命から、東国の制圧へ向かうヤマトタケルに授けられた。
ヤマトタケルの死後は熱田神宮で祀られ、今も現存している。
天目一箇神はたたら製鉄に関係するとされる巨人・大多羅法師(だいだらぼっち )や一本踏鞴(いっぽんだたら)と関連するとも言われているが、本神が言うにはそちらとは一切関わりがないという。
単眼の巨神(キュクロプス)
ランク:EX 種別:対神宝具
レンジ:1 最大捕捉:1柱
由来:ギリシャ神話に登場する卓越した鍛冶技術を持つ単眼の神霊。
英語読みではサイクロプス (Cyclops) とも呼ばれる。
名前の由来は古代ギリシア語表記の「Κύκλωψ」の「κύκλος(kýklos、 円、丸)」と「ὤψ(ṓps、 眼)」から求められる「丸い眼」にあり、額の中央に丸い眼が1つだけ付いていることに由来する。
ちなみに、kýklosはサイクロンの語源でもある。
以前はゼウス達の宇宙艦隊を補助する武装の製造と試験運用を行う試験艦であり、ティターン系列艦でもあった。
単眼の巨神は遠隔操作可能な端末(ロボット)であり、ギリシャ時代には現在使用している機体の他に、アルゲス(落雷)、ステロペス(電光)、ブロンテス(雷鳴)の3機を並列使用していた。
キュクロプスはティターン系列艦であったがティタノマキアの際はゼウス達に味方した。
ゼウスの雷霆、ポセイドンの三叉銛、ハデスの隠れ兜の製作者でもある。
セファール襲来のおりに真体の大部分は破壊されるも、中枢部分は完全破壊を免れた。
その後は真体の残骸を回収し、全盛期には及ばないものの部分的に真体の機能が使用可能な疑似真体が完成する。
これが後に一目連となる。
一目連が雨を操るのは新たに製作した三叉銛の力、雷のブレスは同じく雷霆によるものだったりする。
もちろん、隠れ兜も新たに製作しているのでステルス機能も備えている。
疑似神体やそれに備わる機能はティタノマキア後にどんどん傲慢かつ理不尽になっていくオリュンポスの神々を見て、何れは自分も理不尽な出来事に巻き込まれると考え、いざというときギリシャを脱出する為に準備していたものである。
そして、案の定ゼウスがアスクレピオスを雷で殺害した件でアポロンが八つ当たりで雷霆の製作者であるキュクロプスが操る端末3機を破壊、これを機にキュクロプスはギリシャから出奔した。
そして、アレス等の真体の残骸と同じルートを辿り、日本へと漂着した。
日本の神々と遭遇した時は敵として排除しにかかられる可能性も考えていたのだが、何故かヘスティアを思い起こさせるとある女神の執り成しによって、気が付けば日本神の一員、天目一箇神となってしまっていた。
その後はギリシャの様な理不尽がない生活を謳歌していたが、ある時人間から道具を作るのに鍛冶を教えて欲しいと請われる。
その時代の技術水準に見合った鍛冶の方法と道具の造り方を教えたのだが、この人間達は鍛冶の方法を早々に修得すると自分達に使いやすい様に道具の改良・改造を始めたのだ。
ギリシャでは神から言われた事から少しでも逸れたらどんな理不尽な目に遭うか判らない環境であったから、この出来事は天目一箇神には新鮮に映った。
その後は人間や子孫を弟子にして鍛え、時にはその発想や着眼点に刺激を受けたり、神剣を複製した子孫に負けじと自身も形代の神剣を製作したり、アレスの残骸を魔改造した一派にドン引きしたりしていた。
そんな天目一箇神が楽園カルデアに来訪した目的はただ一つ。
まともに振るう事も出来ないのに子孫と同じ事をした馬鹿者に会う為である。
ヘビーアームズさん、ありがとうございました!