人理を照らす、開闢の星・序章〜awakening,precious,star〜 作:札切 龍哦
「その先に待っているのは、辛い現実だけかもしれない」
「でもね…」
「───素敵な夢は、辛い現実を生きていく力になるものなのよ!」
カルデアに到来したサマーシーズン!第一弾はハワイで行うサバフェス!
早い話がコミックマーケットサーヴァント版!様々なサーヴァントがサークルを作り様々な品を出し、交流し、1位のサークルを目指してなんやかんやあれやこれやするイベントである!
各所から優勝候補として注目されていた『すいーつじゃんぬ』であるが…
今回はなんと!不参加表明!?
セイバーオルタ【良かったのか、突撃娘。貴様の菓子は十分優勝を狙えた筈だ】
じゃんぬ【いいわよ、そんなの別に。私には今、大切なミッションがあるんだから!】
そう、じゃんぬは計画していたのだ!
じゃんぬ【水着よし、ガイドよし、マップよし!】
【さぁリッカ!───ハワイとサバフェス!満喫するわよ!】
リッカ「うぉーーーーーーーー!!!」
リッカと送る、愉快痛快なハワイバカンス1週間計画を!
アダム「付き添いのアダム・カドモンだ。今回はよろしく頼む」
じゃんぬ【つまり私の義父さんかぁ…】
アダム「そうだな(?)」
ニャル【サバフェスでは運営兼ガイドを担当させていただいているニャルパパさ。BB含め、素敵な夏をお約束させていただこう】
アダム「これはニャルパパ、いつも娘がお世話になっております」
ニャル【いえいえアダム先生。こちらこそ娘たちがおたくの娘様に大変良くさせていただいて…】
マリーオルタ【あれが、ジャパンのオジギ合戦というやつなのね…不毛だわ】
セイバーオルタ【いいホテルだ。気に入った。チキンを寄越せ】
グドーシ「夏草組が今回は同行するでござるよ、リッカ殿」
早苗「リッちゃん!よろしくお願い致します!」
リッカ「やった〜〜〜〜!!」
じゃんぬは持ちうる全てを、リッカの『一夏最高の思い出』に費やす決意を固めていた!
縷々「よし!ポイントは離した、後はイレギュラーさえなければ!」
『選手交代、櫻井朱雀(デレデレデ!)』
縷々「もう終わりだァ!!」
ゆかな「やけになるな、頑張るぞ、私の縷々」
エル「アカネさーん!サンオイル塗りますよー!女体ロボットのインスピレーションをくださーい!」
アカネ「動機が意味不明なんだがぁ?ったく…ちゃんと塗れよぉ〜」
早苗「あっ!ピンクのイルカです!」
アナーヒター『うそ、本当にいたの!?』
アクア(捕まえて売り飛ばしましょうよ!)
天空海「やめぃ!!」
アスカ「スイカ割りはァ!こうやるんだァァァ!!」
サラ「増えたところで無駄だ!!」
ヤマト「塩何処かな〜」
くろひー「青春……いい…」
グドーシ「いや全く…」
リッカ「よーし!オルタの皆!ビーチフラッグしよー!」
じゃんぬ【よーし、負けないわよ〜!】
セイバーオルタ【バイクは使用可能か?】
マリーオルタ【いいわけないでしょ、おバカ】
ハワイの海と空、島を独り占めした大バカンスの日々は、あっという間に過ぎていく…。
リッカ「じゃんぬ、良かったの?サバフェス…」
じゃんぬ「いいのよ、リッカの方が…リッカとの思い出の方が大事だもの」
リッカ「────……ありがとう、じゃんぬ!」
じゃんぬ「ううん。名残惜しいけど…残り少ない日にちもたくさん遊びましょう!」
だが、そんなじゃんぬやリッカに挑戦状を叩きつけるものがいた!
メイヴ「ちょっとリッカ!どういうつもり!?あなたとサバフェスで戦えると思って最高の私に仕上げたのに不参加なんて!」
リッカ「メイヴちゃん!?」
女王メイヴ。己の美貌を武器にサバフェス圧倒的覇者となった彼女が宣戦布告をじゃんぬに行う。
メイヴ「あら。そう、誰かと思えばサバフェスを辞退した最高のパティシエあべんじゃあさんじゃないの。あなたがリッカを振り回していたのね?」
じゃんぬ【あ?】
メイヴ「まぁ、あなたには興味は無いわ。舞台の真ん中に立てる力とセンスがありながら、それを腐らせる選択をしたあなたにはね」
じゃんぬ【どういう意味よ、喧嘩なら買うわよ?】
メイヴ「これだけは言っておくわ。今のあなた達じゃ、『必ず夏に悔いを残す』。…今更どうしようもないけど、せめてほかのイベントで巻き返せるようになさいな」
じゃんぬ【ちょっと、どういう意味って言って…!】
メイヴから呆れとも、失望とも取られる言葉を向けられたじゃんぬ。
同時にハワイとサバフェスに、異変が起こる…!
ニャル【どういう事だBB、何故サバフェスの優勝景品が聖杯になっている…!?騎士王や御機嫌王の愉快な差し入れか!?】
BB「白野先輩に誓って私は関与してませーん!それに何故か、このハワイ全体の時間の流れもループ構造になってるんです〜!」
突如始まる【終わらない夏休み】。
聖杯の力により、リッカたちはハワイと1週間に閉じ込められた!
じゃんぬ【終わらない夏休み?冗談じゃないわ!】
【リッカの大切な思い出を、色褪せて擦り切れさせろっていうの!?】
リッカ「じゃんぬ…」
【終わるから、名残惜しくなるんじゃない!また来よう、またいつかってなるんじゃない!】
セイバーオルタ【そうだな。終わらぬ幸福は、地獄と変わらん】
マリーオルタ【夢は覚めるから優しいの。悪夢も終わると約束してくれるから、ね】
リッカ「なら────決まりだね!」
優勝賞品の『聖杯』。意志持つ歪みを発生させる聖杯を手に入れる為に!
サバフェスで、優勝せよ!!
ニャル【ループものの鉄則は、経験やセオリーをループを繰り返し積み重ねる事だが…】
じゃんぬ【なに寝言言ってんのよ。リッカにはこれから夏イベント目白押しなのよ?】
【このループで!あのいけすかないピンク女をワンパン撃破して突破してやるわ!!】
ワンループ縛り!サークル素人集団で、サバフェスの女王メイヴを打倒する事が目標の…
無理ゲーが、始まる!!
縷々「いや、無理ではない!勝算は十二分以上にある!」
リッカ「ほんと、縷々!?」
縷々「あぁ!じゃんぬさんの『スイーツ伝』!そして───リッカ!君の『写真集』だ!!」
リッカ「うえぇえぇえ!?」
リッカ、メイヴに同じ土俵で挑戦!?
ナイア【これは………】
クトゥルフの死体【ぐぇー】
クトゥーラ『お父様が死んだ!この人でなしぃ!』
ニャル【邪神眷属らにも被害が出ている。BB曰く『何が何だか分からない』だそうだ】
ナイア【お父さん。これはもしかしたら───】
邪神達に迫りくる、恐ろしき『裁き』…!?
じゃんぬ【それはもちろん、ずっと一緒にいたいわよ。でも、でもね。何が起こるか分からないのが人生で。それが楽しく、また哀しい醍醐味なわけだから。これはあくまで、万が一の保険なの】
リッカ「じゃんぬ………」
【あなたにあげる。全部あなたのアイデアってことにしても構わない。だからどうか…。この旅路を、辛い思い出にだけは、しないでね】
泡沫の夢であろうとも、彼女は確かに残すだろう。
エル「駄目です!僕達の全てを使っても、あと売り上げが3割は増えないとメイヴちゃんサークルに勝てません!」
縷々「あと3割…!考えろ、最終日まであと一日ある!何か手はある筈だ…!」
グドーシ「視野を広げてみましょう、皆様」
「『可愛い』『綺麗』だけが…リッカ殿の魅力では無いはずです」
終わらぬ休みを、血反吐を吐いて否定する。
メイヴ「残念だったわね、リッカ。流石に、私に可愛さや美しさでは一歩及ばないなんて解っていたでしょうに」
リッカ「そうだね、メイヴちゃん。私『だけ』じゃ勝てなかったよ」
メイヴ「────?」
リッカ「だけど……───『アジ・ダハーカは三頭龍』!!」
輝かしい夏を、明日に臨む為に。
じゃんぬ【出来たわ!これが私の最高傑作───!!】
【等身大!!ビーストαチョコケーキよ─────!!】
泡沫の夢は、愛と希望にその身を燃やす。
夏イベント第一弾
『ルルハワサーヴァントフェス〜怒りとお菓子と一夏の魅力』
引っ越し先で執筆予定。
ニャル【やはり、貴様だったか】
アダム「皮肉なものだ。この巡り合わせは」
?『邪神に迎合した愚か者どもよ…!』
『今!その罪深き魂を浄化してくれる────!!!』