人理を照らす、開闢の星・序章〜awakening,precious,star〜 作:札切 龍哦
ゼウス『けれどね────』
ゼウス『私は常に、護るべきものを譲った事だけはなかったりするのだよ。例えば…』
『天空の下に生きる、人々の笑顔とかね』
イシュタル「グランドマスターズの皆に送る!イシュタル主催、レース対決〜!各々の素敵なマシンをパートナーと一緒に駆って、勝利のチェッカーフラッグを刻んでちょうだ〜い!」
なんとあのイシュタルが身銭と自腹を切り、グランドマスターズを対象にしたレースを執り行うことを宣言した!
イシュタル「優勝者にはとびきりのお宝!グランドサーヴァントに必要な聖杯をプレゼントしちゃうわよ〜♪張り切って参加してちょうだーい!」
カドック「どういう訳かリッカ以外の…それも元Aチームが対象のレースとはな。あまりにも怪しすぎる…」
キリシュタリア「私はやってみたい!ぐだぐだ以来の楽しそうなイベントじゃないか、心が躍る!」
デイビット「参加するべきだ。得るものも労力も、かつてない大きさになるだろう」
ベリル「嫌な予言すぎんだろ…。ま、聖杯がもらえるとなりゃあ、余興としては悪くないんじゃねぇか?」
半信半疑だったグランドマスターであったが、冠位に至るパートナーの足掛かりとする為、往々にして参加を決意する…!
マスターアルトリア「いいなー。ガレスと参加したかったな〜」
アイリスフィール「ピットインは任せて!しっかり調整させてもらうわね!」
チルノ「恥じない頑張りを見せろ!グランドマスターズとして、精一杯やるんだぞ!」
イシュタルが用意したコースをサーヴァントと乗り込んだマシンを走らせ、ゴールを目指せ!
イシュタル「あ、必ずこのパーツを各自マシンに組み込むこと。外したり無くしたりしたら即時失格だから」
ベリル「なんだいこりゃあ。古風な飾りか?」
デイビット「………成る程。そういった儀式なのか」
悲喜交交な中、賽は投げられレースがスタートする!
カドック「やるぞアタランテ、とにかく1位を目指す!」
アタランテ「蹴落とし合いも得意だ。任せろ!」
キリシュタリア「カイニス!陸路も自在に走れるかな!?」
カイニス「ったりめぇだろ!オレに任せとけ!」
オフェリア「イシュタルの目論見が気になるけど…私達は堂々としていましょう。シグルド」
シグルド「了解だ、オフェリア。チルノと我が愛に勇姿を見せてくるとしよう」
攻撃、妨害なんでもありのハチャメチャバトル!
大切な仲間を蹴落として勝利を掴むかグランドマスターズ!
ベリル「オレだけサーヴァントいなくねぇ!?」
虞美人「ソロ気質が裏目に出たわねベリル!蘭!あの人狼をブチのめすのよ!」
蘭「大切な仲間ですが勝負は勝負!お覚悟を!」
ベリル「オレだけサーヴァントいねぇんだがぁーーーー!?」
デイビット「………………」
ゴッホ「で、デイビット様…?」
デイビット「走り出した以上、勝負は止められん。リッカ風に言えば『出たとこ勝負』しかないだろうな」
障害につく障害、混乱に次ぐ混乱…
しかしグランドマスターズは、最後の一直線に辿り着く!
キリシュタリア「カドック、私は嬉しいよ。実力に似合わず卑屈だった君が、今やこれほど勝利に飢えた狼となった!」
カドック「なんだよそれ。浅ましいって意味か?」
キリシュタリア「断じて違うとも!私は嬉しいのさ、こうして君と高められる事が!」
カドック「…光栄だが、僕のゴールはあんたじゃない。勝ちはもぎとらせてもらう!」
カイニス「言うじゃねえかカドック。アタランテ!ケリつけようぜ!」
アタランテ「無論だ。勝つのは私たちだと教えてやろう…!」
うなるマシン!
ぶつかり合うサーヴァント!
猛烈なるデッドヒートにて勝敗は決まる───その筈だった!
監獄長メイヴ「人が爽やかに負けてスッキリしてるって時によくも水を差してくれたわね?あなたたち全員収監よ!」
ケツァル・コアトル「ハーイ、無駄な抵抗は辞めまショウ!215本ある骨の何十本逝くか分かったものじゃありまセーン!」
突如コースが破壊され、監獄長に変じたメイヴに一同は囚われてしまった!
キリシュタリア「レースは一時中断だ。ここから逃れマシンを取り戻す事から始めよう!」
ペペロンチーノ「そうねェ。リッカもいないし、頑張って助け合わないとネェ」
レースから一転!難攻不落の監獄から脱出せよ!
ベリル「なぁ俺等はよ、夏のイベントでレースやってたよな!」
デイビット「そう記憶しているが」
ベリル「なら今俺等は何だってんで、こんなスプーンで大脱走なんかやってるんだっつーの!」
カドック「気持ちは解るが手を動かせ!相当掘るぞ、こいつは…!」
監獄長メイヴとはなんなのか?
この牢獄から脱出し、レースに戻ることは出来るのか?
デイビット「ヤツの言う通りに事を進めれば、新たなる特異点すら出来かねん。なんとか布石を打たなくてはならんな」
グランドマスターズの中で、聖杯を手に入れるチームは一体誰であるのか?
イシュタル「あんたたちには本当に感謝してるわ!お陰でリソースも運気も、なにもかもバッチリだもの」
夏イベント第3弾『〜グランドマスターズカップ〜』
イシュタル「あの時の醜態と失敗を!今こそ清算し覚醒する時よ!刮目しなさいギルガメッシュ!これでも私を、貧相と言えるかしら───!!」
『ブモオオオオオオオオオオオオ!!!』
引っ越し先で執筆予定。
アナスタシア「リッカから頼まれて来たの。『カドックに力を、貸してあげて』って」
カドック「………ホント、彼女はよく見ているな。僕達の何もかもを」
アナスタシア「えぇ。だからこそ…」
カドック「あぁ!───行くぞ、グランドキャスター!」
アナスタシア『行くわよ、ヴィイ。神代の獣すら、凍てつかせましょう───』