人理を照らす、開闢の星・序章〜awakening,precious,star〜   作:札切 龍哦

2990 / 3000
いよいよ引っ越しまで十話となりました。

それに伴い、これからカルデアが挑む道筋の試練の一部を予告として抜粋します。

皆様、どうか可能な限りお付き合いください!


予告〜異聞帯一覧編〜

異聞帯攻略編

 

 

ギルガメッシュ「攻略は貴様らに一任する。ただし、異聞帯の王のみは、我自身が雌雄を決す」

 

「それは汎人類史の王として、異聞帯を我が物にするための当然の儀式であるからな」

 

───お供致します。どこまでも!

 

 

〜第一章 ロストベルト・ロシア

 

アナスタシア「そう。貴方はカドック…カドック・ゼムルプスというのね」

 

カドック「どういうつもりだ?僕を捕らえて情報を得ようって言うなら…」

 

アナスタシア「そんな事するつもりはないわ。あなたに…個人的な提案をしようと思っただけよ」

 

カドック「提案…?」

 

アナスタシア「ええ。…カルデアではなく、こちらに。この異聞帯ロシアの『マスター』にして『皇帝』にならない?」

 

カドック「……は?」

 

アナスタシア「あなたの目よ。飢えていながら、けして誇りを忘れない、折れない気高さを宿している」

 

「そんなあなたが、カルデアでは一人のマスターとしてしか扱われていない。私には、それが残念に思えたの」

 

カドック「…………」

 

アナスタシア「ここは、あなたを据えることが出来る場所よ。誰の後追いでもない、あなただけの場所になれる」

 

「ねぇ。私のあなたに、なってみない?」

 

カドック「…………────」

 

 

雷帝「貴様らにはあるのか。我等の歴史を滅ぼし、奪い、手にする覚悟が!」

 

ギルガメッシュ「無論だ。世界に不要とされた貴様等の紋様、全て我が貰い受けよう!」

 

 

〜北欧神話

 

オフェリア「……日曜日は、そんなに好きでは無かったの」

 

マシュ「そうだったのですか?」

 

オフェリア「えぇ、でも…カルデアに来てから、好きになれたの。皆のお陰で」

 

「だから…。だから私も、やってみようと思うわ。自分の意志で、自分の決断で…輝く日々を、護ろうと思うの」

 

 

異聞帯の女王「うっ………く……っ……」

 

ギルガメッシュ「──────」

 

異聞帯の女王「……解って、いるとも。汎人類史と異聞帯、王との決戦は避けられぬと…」

 

ギルガメッシュ「そうか。ではいくら手負いかつ、世界の維持で憔悴していようとも。互いが背負う世界に懸けて…手心は加えられぬと理解しているな」

 

女王「……勿論だとも。さぁ、来るがいい。例え、もう誰も春を見ることがない世界であろうとも」

 

「ここは、私が治める場所なのだから…!」

 

〜 第三特異点 SIN

 

始皇帝「いよいよこの日がやって来たな御機嫌王!朕とあちらの貴様、決戦の様相である!」

 

ギルガメッシュ「寂れきっていた先の世界と違い、曲がりにも世を征した覇者たる皇帝…。漸くもって本腰が入るというものよ」

 

始皇帝「うむうむ。しかし助言するならば…貴様だけでは勝てぬであろうな」

 

ギルガメッシュ「何?」

 

始皇帝「この世界になく、貴様だけが持つもの!それこそが、打破のきっかけとなるであろう!励むがいい、朕は特等席でそれを眺めるとしよう!ふははははは!」

 

───ギルだけが、持つもの……。

 

ギルガメッシュ「フ。その様なもの、答えを言っているようなものではないか」

 

 

第四異聞帯 インド

 

アルジュナ?【───────】

 

カルナ「アルジュナ────か。その姿は…」

 

 

カルナ「御機嫌王。オレの、生涯にて全身全霊を込めた願いを聞き届けてはもらえないか」

 

ギルガメッシュ「ほう?お前程の男の嘆願、聞くに吝かではない。申してみよ」

 

カルナ「異聞帯の王との決戦。即ち、あのアルジュナとの決戦。オレに任せてはもらえないだろうか」

 

ギルガメッシュ「ほう…」

 

カルナ「界聖杯を得た身の上で、尚も求める恥を押してでも。あのアルジュナは、あのアルジュナこそはオレが止めねばならない。そう、確信しているのだ」

 

───カルナさん……。

 

カルナ「楽園の皆に、我が父に。そして何より、『完全無欠のはっぴぃえんど』に誓う。オレは必ず勝ってみせると」

 

「───どうかオレに、皆の命運を預けては貰えないだろうか」

 

一般物見遊山インドラ「良いではないか、金色。ヴァイカルタナには、神がくれてやったアレがある」

 

「……我が息子の気付けに、相応しいものであるだろうさ」

 

ギルガメッシュ「───────」

 

 

第5異聞帯 ギリシャ・オリュンポス

 

端末「なるほど。あなたはアルテミスの巫女であり、その祝福を一身に受けた存在であると…」

 

オリオン「まさか人間がそこまでアイツに気に入られることがあるとはなぁ。ま、ちょっと一緒にいるだけで納得できるくらいいい子だもんなリッカちゃん!」

 

リッカ「ありがと!いつも本当に助けてもらってるよ!だから、私思うんだ」

 

「アルテミスは…もっと自由で、ありのままでいいんじゃないかなって」

 

端末「自由で……ありのままに……」

 

オリオン「神が人を弄ぶんじゃなく、神と人が肩を並べて共に歩む」

 

「小難しい理屈は抜きにして…そういう世界があったほうが、面白いんじゃねぇかなって事さ」

 

端末「…………」

 

 

ゼウス『デメテルにアフロディーテにポセイドン。付き添いの神は皆散った』

 

異聞帯ゼウス『────』

 

ゼウス『人を愛するのはいい。人を弄ぶのも、まぁ神としての価値観の違いの発露として許容しよう』

 

『だが……人の可能性を閉ざした時点で、外宇宙からの船団たる我々は侵略者に堕したのだ』

 

異聞帯ゼウス『貴様は、違うというのか』

 

ゼウス『まぁね。だからこそ……』

 

『我等はお前を止めるよ。そして───』

 

『世界を収穫する【混沌】もね』

 

第六特異点 ナウイ・ミクトラン

 

ルゥ『モロコシはねぇ、とっても美味しいんだよぉ。食べてみて、ほらほら』

 

ククルカン『ま、まぁ……あなたほどの龍がそういうなら……』

 

数分後

 

ククルカン『もぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐ』

 

ルゥ『ね?砲撃にするととっても強いんだぁ』

 

ククルカン『砲撃?…………え、砲撃?』

 

 

テペウ『マシュ殿。あなたはもっともっと、近くの人間を慈しんでよいのです』

 

『差異は生まれてしまいます。故に、あなたはあなたの大切な人を、他の人より大切にしても良いのです』

 

『皆を護る。その先にあるものはきっと…『あなただけを護る』。あなたには、きっとそんな道が用意されている筈です』

 

マシュ「あなただけを……」

 

テペウ『どうかお忘れなきよう。あなたはきっと、もっともっと輝ける筈ですから──』

 

 

 

ロマニ「相手は最悪の怪物だ、マルドゥーク神と君たちでもどこまで食い止められるか分からないぞ!いいんだね!」

 

ギルガメッシュ『下らぬ心配をするな、ロマニ。それよりも、ヤツから我がウルクの財どもをなんとしても保護しろよ!』

 

ロマニ「そこは勿論分かっているけど…!」

 

オルガマリー「ギルガメッシュ、ギルガシャナ姫、そしてフォウ。───私達も全身全霊でサポート致します!」

 

「どうか共に『ORT亜種』の討伐を成し遂げましょう!」

 

───はいっ!

 

フォウ(おう!!)

 

ルゥ『始まったね。アレがもし、マルドゥークにきを取り込んだら、どうしようもなくなっちゃう』

 

ククルカン『………』

 

ルゥ『私達は、滅ぼしたいんじゃないんだよ。看取り、尊び、時には共に歩むために此処に来たの』

 

『あなたはどう?ここに生まれた、すっごい存在として…あなたは、どうしたい?』

 

ククルカン『……私は…』

 

『───私は………』

 

 

第七異聞帯 ゾロアスター

 

ザッハーク【いい加減、互いが互いの顔を見るのもうんざりしてきた頃だろう?】

 

【決着をつけるとしよう。果てなき善、そして悪。その行き着く先もついでに懸けて】

 

【さぁ、この先にお前達の目指す天の玉座がある】

 

【乗り越えられるのなら乗り越えてみろ。この、善悪が混沌と流転する世界を越えてな───】




そして、人々は辿り着く。

?『人々に、生きとし生けるものに罪などない』


『あるとすれば────』

それは、全ての罪が赦される刻───
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