人理を照らす、開闢の星・序章〜awakening,precious,star〜 作:札切 龍哦
家族は家族。魂で繋がっているのです。
「始めましてだね、僕はアベル。知っている人も多いだろうけれどアダムとイヴの子でカイン……兄さんの弟だよ。色々とあってこの世界まで招かれてね、君の力にならせてもらうよ。」
真名:アベル(異聞帯)
クラス:キャスター/???
性別:男性
身長:185cm
体重:77キロ
出典:ユダヤ伝承
属性:中立・善
特技:対話や世話などのあらゆる生き物とのコミュニケーション
好きな物:家族(父母・兄弟)、後に生まれた兄妹達(人類)、幻獣・神獣含めあらゆる生物・動物、■■■■・■■■ー■、大切な仲間達
嫌いな物:生き物の尊厳を踏み躙ること、魂を弄ぶ者
一人称:僕
二人称:君(きみ)、貴方
三人称:彼・彼女
CV:花江夏樹
ステータス
筋力:A 耐久:A++ 敏捷:B 魔力:A++ 幸運:A+ 宝具EX
スキル
*【陣地作成(アベル) EX】
魔術師として、自身に有利な陣地を作る能力。"アベル"の名前に込められた「息」「生命」「霊」の力を引き出せる彼は如何なる場所でも己のアドバンテージを得る場所へ整えることができる。
*【道具作成 EX】
魔力を帯びた器具を作り出す能力。道具に自身や大気に満ちるマナの力を練り込み強化・発展させた物を作成できる。特に動物絡みの道具の出来に関しては最高峰。
保有スキル
*【天性の肉体 A+】
生まれながらに生物として完全な肉体を持つ。一時的に筋力と耐久のパラメーターをランクアップさせることが出来る。また、毒なども無効化する耐性を持つ。
神が設計したアダムから生まれたアベルもまた生まれながらにして完成された肉体をもっている。
*【騎乗 EX】
乗り物を乗りこなす能力。騎乗の才能。「乗り物」という概念に対して発揮されるスキルであるため、生物・非生物を問わない。本来はセイバーなどのクラススキルであるが、あらゆる動物・神獣問わず接し共に生きるアベルはこのスキルを保有し、竜を含めあらゆる獣や乗り物に乗ることができる。
余談だがあるレースに参加するに辺り免許は最近取った。
*【遍く生命との対話者 EX】
人間・動物・幻獣etc……あらゆる種族の生物との対話コミュニケーション並びに統率を可能にできる。幼き日から動物と共に駆け抜け生きてきた彼にとってあらゆる種族に壁はなくその言語を理解し、同時に己の言葉と意思を相手に完璧に伝えることができる。また、後述の「霊」の力もあり魂や霊的存在の状態の者とも会話が可能。
この他にも試合や■■■■などによる魂の熱的なぶつかり合いによる対話形式でも大いに効果を発揮する。
*【農作業 B+】
兄・カインから教わった農作業に関連するスキル。兄やアダム程ではないがあらゆる地を耕し育成することができる。
交換条件にアベルも動物の対話や世話の技術をカインに教えている。
*【心眼(真) A+】
修行・鍛錬などによって培った洞察力。あらゆる生物と接してきたことで身に付いたこと、上述のコミュニケーション能力も相まって生物の癖や表情、動きなど僅かな情報を見るだけで相手の状態や何を考えているのかを読み理解し対応することが可能。
初接触の未知の生物についてもこれまでの経験から近しい動きを算出し可能な限り最適解に近い行動をとることができる。また戦闘や■■■■においても窮地になっても自身の状況と相手の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す。逆転の可能性がゼロではないなら、その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。
*【千里眼 EX】
視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。
ランクが高くなると、透視、未来視、過去視さえ可能になる。以前まではまだ高ランクではなかったが数十年間以上、時に纏わる力を持つある人物と旅をし、過ごしたことによる共鳴にてこのランクまで覚醒した。
*【放浪者 A】
数多の世界を放浪し続けれた心強き者に与えられるスキル、直近まではBランクであったが上述の事でランクが上がった。
*【生命の果実の加護(借) A+】
本来は神と同等の命を得れる生命の果実を食べたことで得るスキル。彼らの場合は長旅がどれだけかかるか分からず最悪寿命が尽きてしまう事を考慮した神が全てが終わった後にその力を返還することを条件にその果実の力の一端をカインとアベルに与えたもの。
効果としては寿命が大幅に上昇、まず寿命が尽きて亡くなるという事態は起きないほど。また生命力が満ち攻撃などによる負傷でも余程でなければ死なず傷の回復も早い。ただし、不死ではないため許容量を越えた攻撃によって命を落とす事態はあり得る。
*【名に込められし意と力(アベル) EX】
神によって引き出しが可能となり、ある一件にて覚醒したアベルの力。
"アベル"の名前に込められた意味である『息・生命・霊』の力を引き出すことでそれぞれに応じた能力を使用可能。
主な能力は以下となる
息ーーあらゆる生命の息を感じることができ、どんな生き物なのかを判別可能でそれによる索敵や探索を行うことができる。また彼の息が吹いた場所はいかに環境が汚染されていようと人体や動物にとってな無害な空気状態に変わる。また呼吸による精神や感情の調和や生命源泉・宇宙的スピリチュアル干渉効果なども強く発揮される
生命ーー凄まじいほどの生命エネルギー(マナ)を生成並びに大地や大気中に満ち溢れるマナを活用することが可能でこのエネルギーをコントロールすることで様々なことができる。また、彼の適性マナは全種であるとのこと。
霊ーー霊や魂の力であり霊的概念や魂に干渉することが可能。また本来記憶を失うような夢絡みのことだったりで記憶を失うことなくその時の記憶を保持できる。
因みにカインの場合は『鍛冶屋・鋳造者』としての能力。
*【遍く照らす無尽無辺の光(借・破損) B+】
あらゆる世界を放浪するにあたって単独で世界を超える力を持たない二人に無尽無辺の光たる「アイン・ソフ・オウル」の一端を神が貸し与えたことで得たスキル。遍く全てを光で照らす願いを込められたその光によってあらゆる世界にその身を届かせることで別世界への移動を可能とする。
アベルの持つそれはある一件で力が一部破損しており、現時点では元の世界や一部世界へ渡ることができなくなっている。
*【神にさえ怒れし優しき愛と誇り A++】
彼が彼であり続けてきた最大の理由。かつて兄と共に神へ捧げ物を贈った際に自身のことだけを見て兄・カインを見もせずに傷つけたことに対して怒り混じりに兄のこともちゃんと見るようにと神相手に啖呵をきった大切な兄……家族を想う彼の愛と誇りがスキルとなった。この事から彼はいかなる存在であろうとその大切な者などを脅かす、傷付けるのなら立ち向かうことができる。いくつかの精神系スキルの複合となっている。
*【父母より受け継がれし始まりの力 B】
始まりの人類アダム、イヴより受け継がれし力。
"全てを統べ、切り拓く":"全てを把握し、行使する権利"その二つの素養の調整版。
現時点ではまだ未覚醒の段階であり彼がこれから歩む道行きによってその力のカタチは独自に変化し発現するであろう。
なお、アベルのその力の割合は3:7のイヴ寄りで逆に同様のスキルを持つカインの方は7:3のアダム寄りとなっている。
*【■■■ A+】
■ー■を、■■■■を愛する■■■(■■■■■■)としての心構えと意思が反映されたスキル。
彼ら、■■■は勝利や目指す夢を掴みとるためなら1000000回だって、それ以上だって諦めずに挑み続けていくのだ。
*【重ねた記憶より導き掴む■り■ EX】
■■■としての運命力を解き放ち、勝利への想いと共に望んだ■ー■を掴み取るスキル。
「自分で作った■■■とその■ー■を信じれば、■ー■も必ず応えてくれる」……それはこの■ー■■ー■でも変わらないのだ。
■■■■において■■は"記憶"と解釈される事からこのスキル名になった。
*【真の■■■■■■ B】
真の■■■■■■としての覚醒した能力。単独で発動可能。100%の力を引き出せる訳では無いが■■ー■■ーや■■などの■ー■の力の実体化を可能とする。彼はその力を大切な者を護るために使う。
現時点ではその引き出せる出力は普段の■■■のそれとほぼ同等、ただし自らが鍛え上げた彼らの様に相性のいい■■並びに■ー■の本来引き出すのは難しいとされる100%出力を引き出すことはまだ不可能。
また、彼の場合ある人物と力を合わせることで一時的にランクを引き上げその出力を大幅に強化することが可能。
*【■■■■■■■ーの資格を持つ者 EX】
その証を受け継いだ者、若しくは■■■■を愛する者が至るといわれる■■■■■■■ー、その資格を彼は預かる形で保持している。しかし現時点ではその証がある事件にて自身を護るために力の殆どを使ってしまい眠ってしまっているためその力を使用することは不可能。一方、彼自身は今後次第でその証を抜きに覚醒する素養もあるのだとか。
*【時空を駆け抜けた特異点 EX】
ある一連の戦い、並びにその後始末とも呼ぶべき旅を経て数多の時空と世界を越え駆け抜けたことで発現したスキル。これにより同じくその戦いの旅を乗り越え、自らの持つ時間に触れる力を極めきった少女の力を除いて如何なる過去改変も彼には影響しない。
*【■■世界魔術・魔法適性 EX】
■■世界において魔術・呪文・魔法とされる術の行使や魔導具を扱う適性。イヴの司る『叡智』『知恵』の素養を色濃く受け継ぎ、全ての■■のマナ適性を有し、■■世界の歴史を知り学んだ彼は■■世界に存在するあらゆる術を行使可能。
現時点では魔術取得として取得に赴いていないためまだ使える魔術は少ないが今後の学習次第で何処までも取得していくだろう。
宝具
【遍く生命よ、共に生きて駆け抜けて行こう】(ライブトゥゲザー・ライフワーク)
ランク:EX 種別:対生命宝具
レンジ:1〜不明 最大捕捉:不明
人間・動物・幻獣・神獣etc……あらゆる生命に呼び掛けることで戦闘や作業などあらゆる行動を彼と共に起こすことができる。無論強制力は無くその生命が今は無理、出来ないだったりとすれば簡単に断れる。しかし、彼の優しさと想いに応え力を貸す生命は数多くその度に彼はみんなへの感謝を忘れずに伝える。また、彼の呼びかけに応じた生命は全ステータスが極限まで跳ね上がった状態になる。
【霊魂を尊びし、原初の魂】(ソウルピリット・オブ・アベル)
ランク:EX 種別:対霊・対魂宝具
レンジ:1〜不明 最大捕捉:不明
自らの名前に込められた「霊(魂)」の力を解放した宝具。
前述の通り魂や霊的概念に干渉することが可能。
縛られ囚われた魂を解き放ったり、奪われようとする魂を自身に結びつけ保護する、残留思念や残滓から記憶や情報を取得する事もできる。また魂や霊となった者との会話ができるため未練を解けば成仏させることも可能。
また生きている者の魂に触れその者が秘めている可能性や力を引き出す潜在解放的なこともできる。
【生命満ち溢れし、原初の生命】(エナジーフロー・アベル)
ランク:EX 種別:対人・対生命宝具
レンジ:1〜不明 最大捕捉:不明
自らの名前に込められた「生命」の力を解放した宝具。
前述の通り凄まじいほどの生命のエネルギー(マナ)を生成並びに大地や大気中に満ち溢れるマナを活用することが可能でこのエネルギーをコントロールすることで様々なことができる。
攻撃などの用途:膨大なマナを練りこみ凝縮してそのエネルギーを一点に集中して撃ち放つ、それぞれのマナの性質に応じた拘束、防御、攻撃など様々な形で発動するといったことが可能
回復などの用途:生き物の生命力の快癒や治療を行うことができ、外的要因にて削れた寿命についてもその分を快癒させ本来の寿命まで戻すことが可能。
ただし生命エネルギーがゼロの状態から死者蘇生やその者の寿命を限界以上に延ばすことも不可能。逆に言えば肉体の生命エネルギーが0.1でも残っていれば回復可能。
【呼吸接続・原初の息吹】(ブレスコネクト・アベル)
ランク:EX 種別:対人・対界宝具
レンジ:1〜不明 最大捕捉:不明
自らの名前に込められた「息」の力を解放した宝具。
呼吸によって精神や感情の調和を取り、その意識を生命の源泉や遥か宇宙へ浸透させることでかなり特殊な干渉を行う。用途は非常に限定されるが使いどころによっては強力。
【■■■■】
ランク:A 種別:対人・対■■ー■■ー宝具
レンジ:1 最大捕捉:1〜?
ある程度の意思疎通を図った■■ー■■ーと自身を■■させることで自らの超絶強化を行うことができる。本来はそれを行えば使用者の命を削ることになるのだがアベルはその「生命」の力により生み出される膨大な生命力を担保にそのリスクを無効化して使用することができる。
ただし原初の人類にして体力自慢のアベルをもってしても強大な力を持つ■■ー■■ーとの■■はかなり体力を使うらしく使う際は状況を見極めている。
【回帰■■・原初比翼連理】(フュージョリジネイト・■■■ー■)
ランク:EX 種別:対■■■宝具
レンジ:2 最大捕捉:2人
ある一件にて現時点で特殊な状態となっている■■■と一つになることで誕生するアベル並びに■■■の究極形態。
先の■■とは比べ物にならない出力を引き出すこの二人限定の奥の手であり、■■ー■■ーの中でも上位級の存在や種族に引けを取らない強さとなる。
更にその状態のアベルは自身と■■■の持つ力や能力を二人が合わさった際に引き出される出力で行使することが可能。
ーー然し当然それほどの力には反動があり一度それが解かれると当面の間再度の発動はインターバルを置かねばならず、オマケに当初はその触媒ともいえるアベルは自身の持つ力が上手く使えなくなるといったリスクもあった。
(ただこれについては闘いの中である程度は改善されたらしく、インターバルも短くなっている。)
また、条件として二人の状態がある程度万全である必要があり、消耗している状態で無理に使えば解除後にぶっ倒れることも。
概要並びに経歴
アダムとイヴの息子として兄カインに次いで次子に生まれ、羊の放牧を行っていたといったところは原典通り。
その分岐点はカインとアベルがそれぞれ神に農耕の収穫物、肥えた羊の初子を捧げたその時。
原典において神はアベルの供物にだけ目を止めカインの供物には目もくれなかった事が嫉妬を生みアベルを殺害する原初の殺人が起きるのだが自分の供物だけを見て同じ様に頑張っていた兄の事を見ない事に滅多に怒ることのない優しさを持つアベルは『僕の捧げ物を受け取り喜んでくれたことは嬉しいです、けれど兄さんの頑張りもちゃんと見て受け止めるべきです!』と怒り混じりに心から訴える。
この強い意思に神は驚き、アベルの家族を兄を想う優しさと心の強さを深く喜び、同時にカインの事に目もくれず傷つけたことを強く反省し謝る、そしてカインの供物もまたしっかりと目を通しその努力を褒め称えた。
そして嫉妬が芽生えかけたカインもそれ程までに自分の事を想い怒ってくれた弟の心に暖かな気持ちが満ちたことで心の中の嫉妬を吹き飛ばし心の底からありがとうと告げる。
二人の絆は以前にも増して強固なものになるのだった。
その後も兄弟はそれぞれの仕事に務めていき時に互いを支え合うなど緩やかな時間が流れる。
しかし原初の殺人が起きなかった事がこの世界に存続の危機を齎してしまう……原初の殺人、それはカインがアベルに対する嫉妬から起きた殺人であると同時に原初の争いとも呼ぶべき事象であったのだ。
争い、それが生むのは悲劇だけでなくその者に負けるわけには行かないという克己と熱狂を生み、またその者たちがぶつかり合うことで何かを生み落とすという側面も持つ……即ち互いが最高だという評価によって競争性が生じなかった事が発展性の限界を定め剪定としてしまっていたのだった。
剪定による世界の停滞が進んでいることに気がついた神は兄弟に互いにどちらが良い成果を出せるかと競い合うように告げる。突然の提案に戸惑いつつも二人はそれぞれの仕事に励む、時に勝ち時に負けるという結果を残していく兄弟、その中でもその絆は強く互いを排そうなどとは考えつかない程に強固であった。今回は負けた、だから次はこうしよう、今回は勝ったけれどこの方がいいんじゃないかと克己し合いながら二人、いやこの世界に生きる者たちは努力し続けるも剪定の未来はなぜか覆らなかった。
それもその筈、この世界を剪定に追い込んでいるのはあの偽神、ビーストΩであるためである。
世界は違えどかつて自分を討ったアダムの血を継ぐものが互いに高め合い絆を深めている状況、そして警戒すべきアダムとイヴに関しても罪こそ背負ったもののそれを深く受け止め反省し償いの道を進む潔さと精神を持つ強い魂へと成長を遂げていたことはいずれ生まれる者たちにもその高潔な魂が受け継がれいき、かつてのEDENのように予想もしない成長を果たすと見て己にとって危険だと判断したことから狙いを定めたのだった。一つの世界に剪定の結末を固定し続けるという膨大なリソースを必要とする行いをしてまでである。
状況がうまく好転しない日々が続くある時、神は宇宙エネルギーが何処からか供給されていることに気がつく。それは異聞帯EDENからの喪われた宇宙エネルギーの供給であった。全並行世界の観測を行っていた異聞帯リリスはある時、偽神が他の宇宙に比べても異様なまでにその剪定を押し付けている事を察知、その世界について調査し偽神の狙う理由を察し動いたのであった。この一連の動きによって神もこの世界……否、全世界で起きようとしていることを知り、自らもこの宇宙の維持にその力を使い始め結果、この世界の宇宙エネルギーは拮抗状態となった。
一先ず状況悪化は防いだものの偽神をどうにかしないことにはこの世界の未来はない。神に関しても偽神が別世界(楽園時空)にて7日目に行った神への不意打ちを知り、宇宙を維持しつつ自身に成り代わられるような隙を見せられず動けない状況であった。この状況にてカインそしてアベルは自分たちが偽神を攻略する方法とこの世界に熱的ぶつかり合いを生むものを探し出すと宣言。
この決断にアダムとイヴは当初は方法を探しに行くとしても自分達がと告げるが
『父と母にはこの世界で神とともに偽神に睨みを効かせてこの世界を守っていて欲しい』
『例えケチつけにも等しい剪定の理由だとしてもそこに自分達の行いがあるなら自分たちでそれを覆してみせる』
と強く訴え二人は悩みながらも子供たちの強い意志を尊重しそれを受け止めた。その意を神にも伝えると神は兄弟二人に世界を渡る力などを与え、そしてもしも偽神に連なる勢力に接触した時のことを考え原初の人類の血を継ぐものとして秘められた力を引き出せるようにするのだった。
そして2人は父母や弟・セトや動物たちに見送られ旅立つのだった。
その後、様々な事や出会い、楽しいこと、辛いこと、悲しいことを経験しつつも旅を続けていく中ある事件のいくつかで力を失ったアベルは消耗しつつも兄・カインと共に"ある世界"に辿り着きーーそこで沢山のライバルや仲間と出会い、世界を股にかける戦いを力を取り戻しつつ共に越えていくのだった……
そして……ある事件の影響を期にその調査を行っていた彼らは楽園カルデアの存在を知り、神により宿った無尽無辺の光が楽園にいる零光と共鳴することで接触を果たすのだった。
彼らの世界と偽神の行いについて
アダムとイヴが罪を犯したことに対してかなり強い反省心とそれに向き合う覚悟が強かったという点はありつつも決定的な分岐点は原初の殺人が起きなかったことでありそれまでは基本原典通り。アダムとイヴの強い反省の心と歩み、アベルの生存とカインの未追放によりこの世界に生まれゆく人々は少しだけ精神性が強く優しく真っ直ぐ他者を思いやる心へ成長しやすくなっており、その影響はやがて汎人類史を大きく上回る技術体系や文化レベルに到達し最終的にはEDENにも迫る可能性を秘めている。
その為、そしてアダムの血族の好調ぶりを恐れた偽神は原初の殺人が起きなかった事を争いによる魂の熱的変革が起きえなかったとケチつけにも等しい理由で無理やり剪定、本来なら偽神とて膨大なリソースを必要としてしまう行為だがそれを差し引いても第2のEDENが生じないように、剪定になったとしてもそれまでにEDENのように技術が極限化し自らの障害になる前に手を打ったのだ。
人物
心優しい性格で常に誰かを支え想いやる心と行動を忘れずにいる。
動物たちからの恵みや生命への感謝を常に心掛けその身を糧とする時はありがとうを忘れない。
滅多に怒る事はないため当時神を相手に怒りを見せたのはかなりの衝撃だったという。
それこそ嫉妬が芽生えかけたカインが(何やってんだアベルーーーーッ!?)と白目になりかけた程、余りの行動にその神も大分硬直していた。(ぶっちゃけ彼がキレたら最後だと思ってもいい。)
争いに関しては好まない方だが純粋に魂をぶつけ競い合う熱は否定せず、戦うべき時には強い意志を持って臨むことができる。(これに関してはある一件があってからは更に強固)
羊の放牧をしていたという逸話、遊牧民の元祖ともいうべき存在、そして長い旅の経験から羊に関しては言わずもがな通常の動物から幻獣種、それらとも異なる世界の生き物などあらゆる生き物と心を通わせ対話、統率が可能、そして非常に好かれやすい。仮にアダム・カドモンのファームの世話をした場合、半日かからずファームの動物たちから大人気となるほど。
アダムの遺伝並びに遊牧民の起源ということで穏やかな地、険しい地も動物と共に駆け、乳を搾り、時に暴れ鎮めるといったことができることから身体能力は最高クラス、特に体力面に関してはぶっちぎりで高く上述の力を使う以外ではスタミナ切れといった事象を起こした試しは殆どない。長い旅の中でそれは更に磨かれている。
容姿
金系の髪色(カインが赤系とアダム先生に近いためこちらは異聞帯イヴに近いカラー)、何処か儚げな雰囲気もあるが全然元気である。原初の弟ともいうべき存在からカインに比べても童顔、身長は父兄に比べると低め。
体格は筋肉質でバランスの良い細マッチョ。
対人関係
カイン
大切な兄であり原典の宿痾を越えて強い絆を結んでいる。自分もまたしっかりと評価されたこともあり非常に前向きで原初の兄とも呼ぶべき兄貴肌の強い性格。
農耕を愛しその腕は最高峰で彼が耕した地は豊作となる。
原初の殺人を行っていないため呪いも得ておらず、殺しに関する能力は他の世界に及ぶことはないがそれを差し引いても身体能力や戦闘能力は非常に高い。また神によって己の名に込められた『鍛冶屋・鋳造者』としての力を引き出すことが可能で
金属をはじめあらゆる物質から武具や物を生成することができ、素材によっては神造兵装クラスも作成可能。
剪定を覆す旅をする中でかなり厄介な状態になったがそれでも弟と共に今もなお歩み続け、ある世界でもアベルと仲間たちを見守り支え戦い抜いている。
ーー因みに適正クラスは多分ランサーとのこと。
『鍬とかずっと振るっていたかんなー、長くて振り下ろせるのが一番馴染むわ。』
カイン『ーー何度も言ったことだけど、あの時は本当にありがとよ。俺はお前に救われたからこそこうして一緒に歩んでいけるんだ。』
アベル「僕はただ神様でも兄さんを傷つけたことが許せなかっただけだよ……それにしても思い返すと僕よく無事だったなぁ……」
カイン『そりゃあ……俺も神もぶったまげるしかなかったからなぁ、ハハハハハ!』
アダムとイヴ(異聞)
自分達の父母。この世界においても知識の実を食らう罪を犯しエデンを追放され地上での生活を行っているというのは原典通り。二人はこの罪を非常に重く受け止めており、互いに罪を押し付け合うこともなく、何れ生まれゆく自分たちの子らにまで背負わせた自らの愚かしさを強く猛省しいつか皆の罪が許されるその日まで許されることがなくとも向き合い続けていくと強く歩み続けることを固く誓っている。
特にアダムに関しては知恵を得た際にかつてのリリスとの破局の原因を思い至り知恵がなくとも受け入れる素直さを持てず我儘に振舞い彼女の気持ちを考えもしなかった事が最大の己の恥の一つとしている程。
なお親子間の絆はしっかり強靭で子たちを深く愛している。
今でも彼等は剪定を覆す為に旅立った子供たちを想い待ち続けている、家族の暖かな思い出の刻まれた世界を護りながら。
ーー余談だが実はリリスと再び会っておりかつての事を深く謝罪。当然最初は相手にもされなかったが幾度もその想いを伝えある時に今の家族を捨てるような真似をしたら今度こそ許すつもりは無いと釘を刺された上でようやく許してもらっている。その後は適度に会ったり相談し合うぐらいの友人関係に落ち着いた。
アダム「息子達は今も無事だろうか、元気だろうか……いや、親の私たちが信じずにどうするんだ。」
イヴ「……えぇ、あの子たちは強い子。どんな事があっても必ず帰ってくるわ。だからこそ私たちはあの子たちの帰るこの場所をしっかり守らなきゃ!」
アダム「あぁ、私たちも二人を驚かせるぐらい頑張っていこう!」
セト(セツ)
アベルの弟、原典ではカインに殺されたアベルの代わりとして神がアダムとイヴに授けた子だがこの世界では彼等家族の贖罪の歩みを日々の頑張りを神が喜びある日授けた子供という設定。親や兄たちのことは大好きで、小さい頃は暇な時間を見つけて遊んでくれる兄たちとの時間を何よりも楽しみにしていた。剪定を覆すために二人が旅立った後は皆とともに世界を守りつつ二人から教わった事を活かし放牧や農耕を行っている。
神が直接授けた子というだけありポテンシャルは兄弟の中でもピカイチだとか?
能力としては彼の名に込められた神から授け(シャト)られたの意……即ち神の祝福の化身そのものとも呼ぶべき存在から由来するーーアダム達が家族と認識する全てに神域クラスの祝福を与えるという力を持つ。(当然、当人の許容量はしっかり調節した上。更に原初の人類の性質を色濃く持つ者は生まれた世界が同じでも違ってもより強力な効果を発揮する。)
尚、カインとアベルとはある事変の際に一度だけ偶発的に再会し力を貸しており共に終焉を齎す存在を彼らの仲間達と共に乗り越えた。その後は二人から今の自分たちの報告を頼まれたこと……そして自身の妻と子が待つため元の世界へ戻った。
セト「久し振りにカイ兄、アベ兄と会えて嬉しかったなぁ……!あっちも色々あってこれからも大変だと思う、でも僕は二人やあの素敵な人たちなら大丈夫だって信じている。僕も大切な家族を守って見せるから、また会おうね!」
カイン『あんな状況だったけど久しぶりに会えて良かったと俺も想うぜ。……しかし、俺たち先越されちまったなぁ……全部終わったら俺も運命の人を探しに行くかな……お前は……まぁ心配なさそうだけどな。』
アベル「あはは……セトには驚かされちゃったね……今度はゆっくり話せる時間があるといいな。」
神(異聞)
聖四文字のあの御方、大体原典通りだがこの世界の分岐点にてアベルが見せた愛ゆえの怒りには非常に面食らい、この事が少なからずこの方にも影響を及ぼしたらしい。偽神の暗躍を察知し現在はこの世界の維持を行っている。
神『優しい人は怒らせてはいけない』
サタン(異聞)
この世界でも神に反逆したり蛇となりイヴに囁いたなどは原典のまま。しかし想像以上に強い魂と覚悟を持って成長を見せるアダムとイヴ、カイン……そして神にさえ啖呵をきったアベルに興味を示しており彼らやその家族が本当に乗り越えられるかを楽しみにしているという。
また現在、神に対してアクションを起こさないのは上述の事もあり偽神の存在が現状、最も目障りで自身の楽しみを邪魔する存在でしか無くそれを潰す以上はまだ神たちにもくたばられては困るといったことから。
【いやーあの時のお父さんの顔は面白かったなぁ!!あの優しくて大人しいアベルが自分に怒るなんて想像もつかなかったんだろうなぁ!】
【ーーそういうわけでさ、僕は今彼らがこの先どうなるかに興味があるんだ。偽神だか何だか知らないけど……僕の楽しみを邪魔するなら滅ぼされる覚悟はあるんだよね?】
アダム・カドモン(異聞帯EDEN)
キヴォトスで先生をしている自分の世界とは違う異聞帯の父。自分たちの父とは違うのだがやはり何処か懐かしさを感じるとのこと。互いに良い関係を築こうと親睦を深めた。
アダム「あぁ、これからよろしく頼む。さて、ちょうどお昼だ、親睦を深めるためにこれから一緒にラーメンでもどうだろうか?」
アベル「はい、よろしくお願いしますアダム先生!ラーメンかぁ……今度はラーメン好きな「彼」も連れて行くのもありかもね。」
カイン『銃が火吹くこの世界じゃ危なくねぇ?……と思ったが俺らも守るし、そのあいつにも最高のガンマンがついているしな。』
アダム「フッ。誰でも構わんぞ。私とキヴォトスは全てを受け入れる、透き通るような世界だからな」
リリス(異聞帯EDEN)
直接会ったことなどはないが彼女の行動で偽神の暗躍に気が付くことができたりと助けられたため、いつか会えたらお礼を言いたい。
リリス【またアダムの親類が増えたわね…。まぁ、私には眩しいから関われないけれど、ね】
ダンテ/ルシファー・サタン(汎人類史)
母の事で思うところはあれどあくまで自分たちの世界の事として収めている。少し様子を見て今の彼を見て本当に美しいものに巡り合い、変わっていったのだと確信。元より別世界の同一人物と会うとかの経験もあったのですんなり受け入れた。
ルシファー『あ!原初の殺人兄弟だ!元気してる?嫉妬とか贔屓とか、いっぱい教えてくれるかい?え?違うって?そうだったそうだった!…ごめんね!』
パパポポ
異なる世界の神、その聖霊の側面。この二人は特段神に嫌悪感等はないため普通に接する。偽神に多くのものを奪われ貶められながらも子たちの未来を守るために奮闘していることに力になりたいと思っている。
パパポポ『頼れるパパとして…頑張るっポ!』
藤丸龍華
汎人類史を護るマスターの一人で、こちらのアダムとイヴの血を引くある意味で妹の様な存在。
沢山苦しみながらも生き続け家族や大切な人達と巡り会えたことを心から喜びこれからの幸せも願っている。
アベル「……本当に今までよく頑張ったね。今の僕には君を労ることしかできないけれど、君さえよければこれからも僕を頼ってほしい。ーーこれでも僕だってお兄ちゃんだからね、世界が違えど大切な妹の一人の力になる事ぐらいやってみせるよ。」
カイン『もちろん俺もだ、これからアベル共々よろしく頼むぜ。』
リッカ「はい!…えへへ。世界は違っても、アダム先生…お父さんの家族に会えてとっても嬉しいです!これからお父さん共々!よろしくお願いしますねっ!」
藤丸初華/イヴ・リリン・カドモン
最近、誕生した始まりの娘。みんなが幸せを掴むのを手助けする道を選んだ彼女の在り方を微笑ましく見守っている。
初華『オリジンブラザーズ………どっちが赤で、どっちが緑?』
零三零光/サタナエル
神が遍く全ての命と運命を照らす祈りを込めた無限の光アイン・ソフ・オウルの少女とそんな彼女と共にあり続けるルシファータイプの天使。彼女の存在が彼が楽園に辿り着いた理由に大きく貢献している。
『あう!あー!』
サタナエル【異聞帯も、悪いことばかりではないな】
温羅(異聞帯)
ある世界にてとある存在と戦っていた彼女と偶然鉢合わせ共にその世界からその強大な敵を追い返すことに成功したことがある。その存在について当時のことを聞くと
"鬼として性格などは悪辣そのもので支配欲の権化、だが力や実力に関しては否定できないほどあまりに規格外、少なくとも色々と混ぜ込まれた時期のアタシだけだと確実に無事じゃすまなかった"とのこと
実際アベルも再び相手にするのはあまり考えたくないとの事
「おっ!久し振りだなーもう一人のアダムの息子!あん時は正直助かったぜ……ってお前さんまた兄貴と一緒になれたんだな!?よかったなー!」
アベル「えぇ、元気そうで良かったです。僕も貴方がいなければどうなっていたことか……はい!少し特殊な形式ではだけどこうして過ごせるようになったんですよ。」
カイン『そういうアンタも親といい事あったみてぇで良かったな……ま、これから二人世話になるぜ。』
「おうよ!アタシが先輩だ。敬えよ〜?わっはっはっはぁ!!」
■■■の■■■■たち
自分たちが知る歴史とは異なる■■世界の■■■■たち。
彼らの世界が剪定された背景に何処か疑問を感じつつもこうして異なる世界の大人気な彼らに会えたことは非常に興奮した。
М・C・Dさん、ありがとうございました!