人理を照らす、開闢の星   作:札切 龍哦

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「知ってた」

「知ってました」

「なーにがそのうちじゃ。誰も信じとらんわ」

「毎日投稿どころか全盛期には一日四件投稿やらかしてた人がそのうちとか発言の信憑性が欠片も無いんですよねぇ(呆れ)」

「なんじゃこいつ一日も欠かさず半年で300話とかどういうスケジューリングしてるんじゃ怖い」

「書くのが楽しすぎてコノザマみたいですよ。fate好きすぎ問題ですね」

「トップからして例外まみれとアルトリア好きな社長の作品によく付き合うのぅ。というか二部始まるのにぐだぐだイベとか喧嘩吹っ掛けてるようにしか見られんじゃろ!?」

「しょうがないじゃないですか。『一部終ったくらいには二部半分くらい過ぎてるへーきへーき』とか言ってたらこれですよ」

「作者の頭一夜城か。聖晶石一万円かけてた部員もいたのに、バカじゃのぅ」

「まぁそんなこんなで、ぐだぐだイベント、始まります!」

「整理券、感謝しとるぞ!そう!この為に出番はとっといたのじゃ!!」

「これからも、カルデアの愉快な仲間達をよろしくお願いしますともー!」

「真の仲間とか絶許じゃからの!!」


イベント特異点!ぐだぐだゴージャス本能寺!
ぐだぐだファーストコンタクト!


人理修復を完遂した、人類最強のアットホームにして最後の砦、カルデア――

 

 

リッカとそれを支えるスタッフ、絆を紡いだサーヴァントたちによる全身全霊の戦いにより、ゲーティアとの戦いは無事に終結し未来は取り戻された

 

 

全ての役割を終えたサーヴァントは役目を終え、カルデアから退去したかのように見えた・・・

 

 

 

しかし!

 

 

「マースター。そこのミカンとってくださーい」

 

「はいよー」

 

 

サーヴァントは、退去していなかった!ジャンぬの嘆願にてマスターリッカの致命的なまでの女子力の無さを危惧し、また放っておけず、なんとかしなければと英雄的決断を下し、女子力を取り戻す戦いへと身を投じたのである!!

 

 

そう、これは――リッカの女子力を取り戻す物語――!!

 

 

「なんだか物凄く囃し立てられている気がするようなの私の気のせいかな?」

 

カルデア文化の集いの部屋にてミカンを食べるは我等が人類最強にして最悪のマスター、藤丸リッカ。この場合悪とはダークヒーロー的なあれであり別に世界の半分はあげない

 

「気のせいですよ~。大きな戦や鉄火場があるはずもなし、のんびりゆっくり参りましょう~」

 

こたつにてのんびり脱力するは美人薄命の擬人化沖田総司。病弱にて吐血がワンセットの桜なセイバーである

 

「おう、お前ら。あいちゅーんかーどだかなんだか、買ってきてやったぞ」

 

そこに参入するは戦場の鬼。沢庵をキメまくるスペース鬼土方ことヒッジ

 

 

「ありがとうございまーす!ささ、早速課金してガチャ回しましょうガチャ!」

 

「沖田さんも結構なヘビーユーザーだよねぇ」

 

「課金は英霊と同じですとも!英霊は消えてなくなりますが、課金は消えてなくならない!残る!残るんです!」

 

「うわぁ、ガチなやつだこれ」

 

「程々にしろよ。それと、ケツに火がついたからって備蓄に手を出すんじゃねぇぞ。無断の金策はどうなるか・・・よぉく解ってるだろう?」

 

沢庵キムチ丼をかっ食らいながら、ギラリと視線を飛ばすヒッジに震えながら、沖田さんはガチャを回す

 

「や、やだなー!わかってます!わかってますとも!ワンチャン!もうワンチャン!なけなしの貯めた十連!お願いいたします私にチャンスを――!」

 

『優雅たれ』

 

「優雅滅ぶべし慈悲はない!!!」

 

「確定枠がサーヴァントなのが珍しいんだよなぁ・・・原始呪術じゃないだけマシでしょマシマシ」

 

「哀れ、マナプリとなりわたしたちの懐を潤すのでした・・・というか、これが一時期英雄王のベスト礼装だったとかそマです?」

 

「スター発生率アップとか今はゴミ効果だよね、仕方無いね。それつけるなら月の勝利者か相伴、令呪ブッパの黒聖杯か相撲でしょ」

 

「ほぇー。沖田さんは相変わらずのクイック強鯖大勝利ー!なんですけどねぇ!」

 

「そろそろ来ないのかな、クイックマーリン。玉藻マーリンと来てるから沖田さんをサポートできるマーリンが欲しい」

 

「孔明さんに休みは無いんです?」

 

「休みは無いね」

 

「「仕方無いね」」

 

「沢庵うめぇ」

 

女子力の息抜きに、沖田さんやヒッジとぐだぐだな一時を過ごすリッカ

 

『ワレルゥウゥア!オダァ,ノブゥナガァゾォン!』

 

「ごめん若本さんコブシ利かせすぎ」

 

戦国ゲームを嗜みながらリッカは安らかな一時を送る

 

「そういえば、ノッブは今何をしているんですかねぇ?」

 

「ノッブ?」

 

「ノッブですよー。今そこにいる第六天魔王ことノッブ!人理修復の旅も終わったのでもう会うことは無いでしょうが、中々に因縁浅からぬ相手ではありまして」

 

こんなカッコいいのでは無いんですが!とネガキャンは忘れない沖田

 

「え、沖田さんノッブと知り合いなの?勝ち目なくない?」

 

「そそ、そんなことありません!ありませんとも!私、相性的な観点でちょー有利!ノッブなんて楽勝ですとも!えぇ!沖田さん大勝利ー!」

 

「うるせぇ沢庵うめぇ」

 

「へー・・・織田信長、もはやアバターが多すぎて日本のヴィシュヌに成り果てている英傑。戦国武将はフリー素材じゃないから!」

 

ショットガン撃ちまくり斬りまくりなノッブを操作しながら冗談めいて笑うリッカ

 

「・・・実際問題、なーんでノッブ来なかったんでしょう。あの人優秀な人材にはとことん甘いから、カルデア絶対気に入るはずですのに・・・」

 

ミカンを食べ、優雅をマナプリにしながら沖田さんが一人ごちる

 

 

織田信長・・・尾張の大うつけと言われた戦国武将。基本やりたい放題だったが、弟の確執で本気を出し群雄割拠の戦国乱世に名乗りをあげし風雲児

 

その革新と柔軟な思考にて『誰もがやらなかったこと』に挑戦し続け、戦国スターダムを大爆走し天下にまで王手をかけた日本の押しも押されぬ大英雄

 

桶狭間で我の生きざましてヤケクソ本陣アタックにて打ち破り、妹から端が結んである小豆袋が渡されたり、楽市楽座で経済を回したり、皆が心の拠り所にする寺をファイヤーさせたり、騎馬隊を無数の鉄砲でガンメタし打ち破ったり、棚に逃げ込んだ狼藉者をヘシキリハセーベでぶったぎったり、泣かねぇホトトギスは殺したりのまさに戦国フリーダム。魔王と呼ばれし原因は

 

 

『お前やりすぎだから』という文に神様の肩書きを描いた武田に対し

 

『貴様が神ならわしは魔王じゃ!』と名乗り返したのが始まりと言われる

 

 

そんな天下人を目前にしたノッブだが、覇を掴む事は叶わなかった

 

空気読まない光秀が諸説ある謀反を起こし、護衛がそんなにいなかったノッブの本能寺を襲撃

 

『信長様!明智どのの謀叛にござる!』

 

『マジか!是非もないよネ!んー、心当たりがありすぎてつらい、つらくない?いや、別に辛くないわ』

 

本能寺大炎上ハザード、ヤベーイにより死去。人間50年で始まる有名な敦盛を唄って最後まで鮮烈にこの世を去った日本の武将である

 

 

最近では男である方が珍しいこの方は、英雄としてはどのようなものなんだろう?リッカはいぶかしみ、画面の向こうのノッブを動かし続ける

 

 

「会ってみたいなぁ、ノッブ。カッコいいのかな」

 

「カッコいいのかは保証しませんが、きっとマスターとは仲良くなれますよ。二人は似ていますから!」

 

「似てる?」

 

「はい!誰もできなかった事を成し遂げた的な意味で!」

 

沖田さんの笑顔の肯定と同時に――

 

『ごめんなさいリッカ。突然だけどワイバ・・・じゃないわ、非常事態よ』

 

オルガマリーのウィンドウが表示される

 

「非常事態!?」

 

『簡潔に説明するわね。かくかくしかじか』

 

「ふむふむふむふむ。別世界になんか繋がってヤベーイと。カルデアに何かしらのコンタクトが計られたと」

 

「大事件じゃないですか――!?やだ――!?」

 

「出動か?穏やかじゃねぇな。せっかくの休暇だってのによ」

 

そう言うが早いか、即座に立ち上がり武装せしは副長土方。俳句のセンスは無いがなんでも殺法にて仲間たちから『こいつには負けねーけど勝てんわ』と言わしめたアルティメット天然理新ファイター

 

「モタモタしてんじゃねぇ!新撰組、出動だ!!早く支度しろ、たたっ斬られてぇのか!!」

 

そんなヒッジが鉄火場を見定め吠え猛る。沢庵をキメたバーサーカーヒッジの朝は、出陣は早いのだ

 

「はははははい!新撰組一番隊隊長!沖田総司出ます!」

 

銃を突きつけられ炬燵よりすぽーんと飛び出刀を握る天才剣士

 

「じゃあ新撰組、シークレットメンバーリッカ!出ます!」

 

すかさず後に続くマスターリッカ。なんやかんやで危機ならば、マスターが出ない理由はない

 

 

「カルデアに侵攻とは命知らずもいたものですねぇ?あらゆる世界で此処ほど攻めちゃいけない屯所も無いでしょうに」

 

「ねー。誰もやらない、できないこと・・・ん?」

 

「そんなのするとかよっぽどの大うつけ・・・ん?」

 

「「・・・・・・」」

 

なんかそんな人物いましたよねぇ?みたいな感じで顔を見合わせる二人

 

「ぼさっとすんな!腹切りてぇのか沖田ァ!!」

 

ヒッジの激励にケツを叩かれながら、二人は現場に急行した――

 

 

 

~そんなこんなで現場である

 

 

「来たか。遅かったではないか」

 

先んじて現場に佇みしは我等が英雄王、ゴージャス☆ギルガメッシュ。『存在自体がある意味ギャグ』とまで言わしめた油断慢心抜きの英雄王。高校生に負けたとか口にしようものならウルクアーツと初手エアで粉砕する無慈悲で愉快な王様であり、人理修復のMVPサーヴァントだ

 

 

「此度の騒動、最早読めたゆえ貴様らに対処を譲ろうと待ちかねたぞ。そら、あれを見よ」

 

笑いながら顎をやる先には――

 

『ノブー!』

 

『ノブブー!』

 

『ノッブー!』

 

珍妙な生き物がカルデアを走り回り――

 

「離せぃ貴様ら!無駄に胴上げとかせんでよい!おのれぇ、完全体ノッブに、完全体ノッブにさえなれさえすればぁ!」

 

胴上げされ、喚きまくる小柄にして黒衣の見慣れぬサーヴァント・・・

 

「フラグ回収早すぎじゃないですかヤダー!!!」

 

沖田さんが絶叫するのは是非もなし。何故なら

 

 

「お!ソコにいるのは藤丸リッカ先輩!藤丸リッカ先輩じゃろ!人理を救った最強のマスター!はよ、はよわしを助けてくれんか!ほら、撲殺とか斬殺とか、得意分野じゃろ!わし、ピーンチ!へーるぷじゃー!」

 

手を振りながら笑う謎の英雄

 

「指名だぞ、助けてやるがよい」

 

腕を組ながら、愉快げに笑う英雄王

 

「もちろん!でもギル、どうしたの?いつもみたいにバビロン!しないの?」

 

リッカの疑問に、無言で指をならす

 

――勿論、そうしたいのは山々なのですが・・・

 

王の至宝、物語が生んだ奇跡。喋るだけでカルデアを落とす尊さの体現者、皆の英雄姫エアが目を伏せる

 

黄金の波紋から現れしは・・・

 

『ノッブ!』『ノブー!』『ノッブ!』『ノブブ、ノッブ』

 

金と銀に彩られた、やっぱり変なのが現れる

 

――ご覧の有り様です!王律鍵の金型が、へんな箇所に繋がっちゃったみたいで!財宝が出てこないどころか変な生き物を増やすはめにぃ!うわあぁん、これじゃあ王の財宝じゃなくて、ノブの財宝ですこれぇ!

 

王の財宝、使用不可能――!ギルガメッシュに激震走る!

 

「別にエアと鎖と終末剣しか使わぬから構わぬのだがな」

 

「チートが加速するだけだった!!」

 

王は笑うが、これは一大事だ。王が財宝を使えない、これはギルガメッシュの実力の9割が使えないという事になる。エア的に大変な事だ。財宝管理の責任者として、これは見過ごせない

 

――一割であらゆる敵に打ち勝つとはいえ、この世のものは王のもの!無くしっぱなしでは終われません!

 

(やる気だね、エア!)

 

尊さにて昇華されることに定評があるプレシャスソムリエ、フォウがエントリーする

 

「と言うわけだ。露払いは任せる。此度の異変、解決せねば始まるまい」

 

王の財宝が封じられていても微塵の揺らぎも見せぬカルデアの大黒柱が、厳かに告げる

 

「さぁ、頑張って我等を助けよマスター!ピンチだぞ!」

 

「嘘だぁ!」

 

当然の事実を突っ込まれながら、三人が飛びかかる・・・!

 

 

「ノッブ!?」「ブノォ!?」

 

峰打ち、当て身で無力化するリッカ。ネイルや髪の毛は傷付けないように立ち回る

 

「そこっ!」

 

華麗にワープし、切り捨てていく沖田さん

 

「邪魔だ、死ねぇ!!!」

 

首を斬り飛ばし、腹を踏み砕き、脳漿炸裂ノッブを量産していくヒッジ

 

「一人だけ描写がガチ過ぎるんじゃが・・・」

 

「そんな事いってる場合じゃないでしょう!」

 

ノッブを串刺しにしながら、沖田さんが詰め寄る

 

「何でここにいるんですか!あなた――」

 

「黙れ沖田ァ!!」

 

叫びの腹パンを沖田にお見舞いする謎の英雄

 

「こっふ!?」

 

血を吐きうずくまる沖田さん。シュタッと立ち上がり吠える

 

「貴様のような弱小人斬りサークルの姫になぞ用はない!わしが用向きにて会いたかったのはこっちじゃこっち!」

 

「沖田さんが、何をしたというんですか・・・」

 

「初対面じゃな!人類最強のマスターよ!会いたかったぞ!世界を救う大役見事であった!人間50年処か20にもなってないとか腹立たしいくらいに優秀じゃのう!わし、有能な人材大好き!じゃからお主も大好きじゃ!」

 

「お、告白された私!やたー!」

 

「ん、お主随分と沖田に声が似とるな?紛らわしいから沖田は喋らんでよいぞ」

 

「張っ倒しますよマジで!!」

 

「おい、どうでもよいが」

 

英雄王が場を諌め

 

「報連相はきっちりしやがれ」

 

ヒッジが場を引き締める

 

「おっとすまんすまん・・・というか金ぴかァ!ずるいじゃろ!存在自体がずるいじゃろ!慢心抜きの金ぴかとかチートなんじゃが!?もう全部貴様でいいよネ!になること請け合いのインチキなんじゃが!」

 

「フッ、鬱フラグなどエヌマ・エリシュよ。それより貴様だ。貴様は何者か?流暢な日本語ではあるが装いは南蛮風味、日本の英霊か?」

 

「よくぞ聞いてくれた!真名隠しとか楽しいのは最初だけじゃし、パパっと名乗ってやろうかのぅ!聞いておどろけぇ!」

 

ブレイブめいた名乗りと火薬による爆発が響き渡る

 

「ワシこそが!第六天魔王ことそう!ワシじゃ!!」

 

――落ち着いてください!それは名乗りになっていません!一人称しか解りませんから!

 

「あ、織田信長ね!」

 

――軽い!

 

「ノッブ――!?マジで――!?」

 

驚くリッカ。無理もない。何故なら――

 

「声帯が☆6!!ノッブすげぇ!!」

 

「うはははははは!そうじゃろそうじゃろ!一時代を築き開けた、天下を取れる声してるじゃろ!魔法少女とかヒロインとか粗方こなしたからネ!是非もないネ!!

 

聞くだけであ、この人だと解る声にて歌い上げるノッブ

 

「まぁそれはよい!先に謝らなければならん!ゴメンカルデアに遊びに来たらミスった。すまん」

 

「軽い!」

 

「赦す。敵対でないなら構わぬ」

 

――寛容!

 

「やったネ!ワシがなぜこんなくそ雑魚なのか、何をしにここに来たのか――それは!」

 

(それは・・・?)

 

 

バン、と銃を鳴らし歌い上げる

 

 

「これより始まる!ぐだぐだ天下布武の旅で明かされるじゃろう!!まぁつまり!こっから先は!ワシの天下じゃぁ!!」

 

「いいえ信長さん!それは三日天下です!」

 

「マシュ!?」

 

――これから、ワタシ達の、というか王の財宝を取り戻す旅が始まるのですね・・・!

 

(すっごく緩そうだなぁ今回の話)

 

《今更であろう。まぁ、遊興ならば我等はゆるりと楽しめば良かろうさ。なぁ、エア?》

 

――そそ、そういうわけには・・・!?あ、あれ?真面目にやるのが正しいのですか?緩くなるのが正しいのですか!?わ、わからなくなりそうです・・・!

 

微塵も揺らがぬが故に、揺らぎまくりなエアであった――

 

 

此処より先に始まるは――『ぐだぐだ!ゴージャス本能寺』――!

 

「それただの金閣寺なんじゃが。侘びさび微塵も無いんじゃが」

 

「マスター、気を付けてください!そのノッブ、何をやらかすか解りませんから!」

 

「此処が、新撰組だァ!!」

 

《金閣寺、だと・・・?さぞ黄金金箔が貼られたよきものであろうな・・・エアに獣よ、ゆるりと見に行くか?》

 

――はい!王の財宝を取り戻した暁に!

 

(日本、イイ!)

 

いけいけ!ゴージャス織田新撰組!!




『レイシフト座標特定しました。英雄王、お気を付けて』


「よーし!ワシに続けぇーい!!」

「仕切らないでくださいよノッブ!あなたカルデアサーヴァントじゃないんですから!」

「そうやってハブか!古株面か!」

「古株ですから!ノッブと違って!ノッブと違って!!」

「黙れ沖田ァ!!決着つけるか?おん?」

「やってやりますよ!相性はばつぐ――セイバーにアーチャーは強いんですかヤダー!!」

「うはww沖田雑魚過ぎワロタww」

「さっさと飛び込みやがれ!!新撰組!前進!!」

「蹴り飛ばさないでください土方さん――!?」

「ほれ!マスターも来るのじゃ!きっと楽しいぞ!」

「うわぁあぁあ!?」

「先輩――!?」

「呆れるほどに緩い戦いよ、さて・・・ん?」

『ノッブ・・・』『ノブ・・・』『ノブブ・・・』


――おいで?

『『『!ノーッブ!!』』』

(あぁ~、エア尊いんじゃぁ~・・・)

――フォウはいつも通りだね!

「よし、オトモノッブども、ついてくるがよい!我等が旅を始めようではないか!」

『『『ノッブー!!』』』

(こいつらのエロ画像もあるとか人間やべぇ)


「特異点ロック完了。さて、ゴルドルフを焚き付ける作業に戻らなくちゃ」

「僕もスイーツ食べ比べしなくちゃ!皆が帰ってきた時のためにも!シバ、一緒にやろう!」

「はーい!喜んでー♥」

「ゆるゆるだなぁ。ま、是非もないか!――ハッ!?」

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