人理を照らす、開闢の星   作:札切 龍哦

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「始まったか。さて、かの平定者の後任として招かれた『大神』の力、拝見させて貰おうではないか。さぞ見応えがある余興となろうよ。存分に酒を美味とする肴としようではないか」

(あの体でアレに挑む・・・だと・・・。何者なんだあの狼・・・!?)


--何者であろうと、人の世を救うために顕れたもの。信じ、祈り、無事を願いましょ・・・--おや?

「ほら、ついてこぉい!女も子供も、歩けるヤツは御参り、お祈りに行くんだ!こんときに願わないで祈らないでいつ祈るよ!」

都の民は、何やら互いに呼び掛けている。一同が歩み、都を出て、何処かの場所に向かうようだ。その行列が向かう先にあるものは、確か・・・

「--溺れるものは藁をも掴む。鰯の頭も信心から・・・ほう。此処に来てマスターめの投資、万屋の働きが目を出し始めたようだな」

怪異が頻繁に活性化する外場にも関わらず、歩む足取りは揺らがず。その民達が困窮に瀕するものとは・・・

「--よし。貴様らがそう動くのならば予定を早めるとしよう。エア、適当な武具を見繕え。派手な爆薬、爆破宝具でよい。使い捨てであろうとも構わぬ」

--はっ!もしや・・・あの方角にあるものは・・・!

《--無信心論が蔓延した島国とばかり侮っていたが・・・なるほど、これは我等のみでは動かす事の叶わぬ難題であった。塵も積もれば・・・というやつよな》

王はその、気紛れとも言うべき心の機微。民たちの今回ばかりやもしれぬ決断に愉快げに笑い

--分かりました!『神の威光』が如く・・・派手にいきましょう!

その真意を推し量り・・・エアは確信を以て財の選別を始める--!


反・遮那王流離譚--叫喚地獄

浚われた生け贄--ぬいと田助のご両親を助けるため、生きた大災害たる大百足を征伐するため・・・英霊剣豪を倒すため。リッカ、武蔵、小太郎、段蔵、村正の一同は百足が巻き付き、異界、魔界と化せし裏山・・・百足山へと足を踏み入れる。例えそこが想像を絶する魔界であろうとも退くこと、逃げることは赦されない。其処に救える生命があるならば・・・力あるものとして。挑み、乗り越え、救わなくては戦う意味が、力を振るう意味がないのだから

 

【⬛⬛⬛⬛⬛⬛────!!!!!!】

 

脚を踏み入れた瞬間、天地を引き裂かんがばかりの大絶叫、身を捩りたくなる程の呪詛の叫びと共に山の全てが鳴動する。百足の前に現れたしらぬいを敵と認め。威嚇と戦闘を決意した証左である。故に、この騒動はもはや一刻を争う二つに一つ。しらぬいが倒れ百足に潰されるか、しらぬいが百足を倒し完勝するか・・・──

 

「アォオォオォォオーーーーン!!!」

 

それに張り合うように、応えるかのように高らかな遠吠えが響き渡る。澄み渡るような美しさ、高らかな華やかさ。聞くだけで勇気が湧いてくるような鬨の声のようだ。此処は任せろ、先に向かえ・・・そう言っているかのような力強い咆哮。これはしらぬいのものだ

 

二つの咆哮が響き渡った瞬間、凄まじい激突音と耳を引き裂かんがばかりの大激闘が切って落とされる。堪えず微震と激震が走り、その人の世ならざりき決戦に天は啼き絶叫を繰り返す

 

「しらぬい・・・頑張って!すぐに駆け付けるから!」

 

リッカは誓う。その奮闘に応える事を。必ずや英霊剣豪を打倒し、この山を取り戻す事を。必ずや──完全無欠の結末を勝ち取る事を!

 

「行くよ皆!此処まで来て、負けるわけにはいかないから!絶対、この日ノ本を護り抜こうよ!!」

 

その言葉に否を唱える者はいない。皆の心は一つであり、目指すものはただ一つ。──天辺に在る元凶、英霊剣豪だ。その混迷に、縁にて集められし者達が真っ向から挑む──!

 

「行くぞぉっ──!!」

 

走り出すリッカに両腕、両足、胴体、兜と鎧が装着される。悪意を決意にて縛り束ね上げしこの世に二つとない漆黒の邪悪なる鎧を身に纏い。先陣を切って怪異蠢く山登りに挑戦、突撃していく──!

 

「フォローは任せてください、主殿!」

 

「段蔵、迷いはありませぬ。必ずやお役に立って見せます!」

 

「女子供に戦わせっきりじゃ玉ァと棒ぶら下げてる面目が立ちやしねぇ。それなりには戦ってやらぁ。首を取るのに迷うんじゃねぇぞ」

 

「背中はお任せ!さぁ行きましょう!美味しいご飯、たくさん作ってもらいましょうね!」

 

【おうっ!!】

 

頼もしい仲間たちと共に、自由な民と自由な世界を護るため──今こそリッカは、疾走して駆け抜ける。天文台の、星の輝きと共に──!

 

かけぬける おもいはひとつ けものかな

 

 

「ガゥッ──!!!」

 

突入を確認したしらぬいは一声し、自らの前方全てを埋め尽くすその怪異を前に陣取っていた。その前にいるはしらぬいの何百、何千倍も巨大なりし大百足。龍を貪り喰い、大地を蹴散らし犯し汚すおぞましき巨大な百足。その顔面が、ギチギチと牙を鳴らししらぬいを、背中に乗せたぬい、田助、お栄を真っ正面から威嚇の咆哮を上げる

 

「おっきぃ、おっきぃよぅ・・・しらぬい、大丈夫?大丈夫だよね・・・?」

「あぅ、きゃう・・・」

 

 

不安げな二人を宥め、励ますように。しらぬいは一声ワンとなく。大丈夫、自分がついている──そう変わらぬおとぼけ顔は、確かに告げていた

 

【──⬛⬛⬛⬛⬛!!!】

 

その態度が逆に勘に、癪に触ったのが大百足だ。自らに捧げられるのは恐怖でなければならぬ、絶望でなければならぬ。それらを捧げぬものなどあってはならぬ。そんな存在をけして容認せぬ。そう告げるかのように、その体を捻らせ、もたげ、一直線に、大いなる動作にて存分に勢いを付け──

 

【⬛⬛⬛⬛⬛⬛!!】

 

しらぬい目掛けて襲い掛かる──!家屋を砕くその牙、城を巻き付け潰す巨体、呪いふるまき正気を喪わせるおぞましきギチギチといった軋轢音を撒き散らし振り撒き--あまりに小さきその反逆者、狼藉者を一呑みにしてやらんと迫る・・・!

 

「・・・解る、解るぞ・・・!なんだか解る!万象見通す天帝様じゃねぇ!もっとぽかぽかしたもんに捧げ奉る一筆が!私の筆にとんっと宿ってるのがはっきりと解るッ!!」

 

しらぬいの背中に乗りしお栄、その筆に宿りしものを、その一筆に宿りし神気をひしひしと感じ取り、高揚感と武者震いにうちひしがれ、弾かれたように筆を虚空に走らせる!

 

「御天道様!!──『こう』かいっ!?』

 

天に書き記したるは『咲』と『結』。そのみなぎる神気に走らされるように振るった筆は、一時的に万象を塗り替える奇跡を起こす!

 

「ワゥウッ!!」

 

なんと、お栄の書いた文字と同時に空に浮く『花』が咲き、其処にしらぬい達を結ぶ蔦が現れ引き寄せる。百足の突撃を華麗に回避せしめ、急激かつ速攻に対処せしめてみせたのである!

 

【────!!】

 

「クァァーゥ」

 

鈍いヤツめ、と言わんばかりにしらぬいは花の上であくびをなし、真下にある百足の体に小便を引っかけ無礼(ナメ)た態度を浴びせる。それは挑発。自らに釘付けにし、都の方面に行かぬようにするための戦術。同時に頭に血を上らせ動きを雑にするための目論見だ。はしたなくはあるが、魔相手には無礼なくらいがちょうどいいとばかりに無礼な態度を放ちまくる

 

【⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛────!!!】

 

これには大百足も怒髪天を衝く大激怒を見せる。畜生ごときが嘗め腐りおってとばかりに、龍を喰らうその偉容を、目の前の存在にのみ振るわんと体を直立させ──一息にプレスを見舞ってくる──!

 

「来た来た来たぁ!しらぬいさま!アタシのやることが解ったよ!こいつで右に左に、アンタらを助けてかきゃぁいいんだろう!?」

 

「ワフ!」

 

「責任重大だぁ──が乗ったァ!剣も槍も振るわぬ戦い!いざいざご絢爛してもらおうじゃないか!!御笑覧あれ!女子供!しらぬいさま──よろず屋あまてらすの大奮闘記ってなぁ!!」

 

清々しい江戸っ子啖呵を切り、世界を白紙とし、華麗な筆さばきを見せつけるお栄。花道、空に浮かぶ絢爛たる道しるべが如く花咲き乱るる。その道を、しらぬい達はただ疾走する──!!

 

「ガゥッ──ァアァ!!」

 

総ては、己の使命を果たすため。目の前に在りし『欠片』を討ち果たす為に──!!

 

「いけー!しらぬいー!」

「だーぅ!」

 

将門公の刀と勾玉を持つぬいと田助をのせたしらぬいは、高らかに吠え百足の体に飛び乗り百足の額を目指す──!

 

 

──~

 

【うぉおぉおぉお!!!】

 

咆哮と渇覇と共に槍を振るい、リッカは目の前にいる妖怪どもを薙ぎ倒していく。胤舜殿から賜り、教わりしその槍さばき。背中合わせににて剣を振るう武蔵ちゃんと共に並入り群がるその魔を蹴散らしていき、吹き飛ばしていく。その廻りには一振るいで木々を薙ぎ倒す村正、摩訶不思議な術と忍法兵器で辺りを押し込み止める二人が傍にある

 

一歩踏み入れ駆け抜けるリッカ達を阻むのは躯と骸骨、腐り果てた死体といった悪趣味なものばかりだ。その癖丁寧に身元を知らせる服装はきっちりと着せているのが、なお悪辣さに拍車をかけている。あの服装と家紋は──平家のモノだ。間違いない

 

「討ち取った平家の躯と魂を残さず使いパシるとはやることがえげつねぇもんだ。余程骨の髄まで苛烈で無慈悲な支配者気質と見た──!!」

 

村正の舌打ちと共に全てを消し飛ばされる躯達。だが止まらない。泥から闇から空から、すぐさま補充される。それらは度を越して『弱い』のだが、大量に配置され、即座に補填され行く手を阻む。──まるで、数だけが頼りの無能どもと言わんばかりの扱いだ

 

【っっ、すぐに囲んでくる!邪魔!!】

 

蹴散らしても蹴散らしても沸いてくる。その悪辣さと面倒さに辟易しながら蹴散らしていくと、即座に段蔵が声を上げる

 

「此処は段蔵にお任せを!露払いは請け負いまする!皆様は、英霊剣豪を!」

 

即座に躍り出、仕込み刀の大回転にて躯を蹴散らしていく。ここの場を任せよと、上に行けとの段蔵の申し出に、リッカは仲間を置いていく苦悶と苦痛を兜の下に隠しながら告げる

 

【任せた!──小太郎!アシスト!!】

 

「御意!!」

 

せめて、背中を任せられる人を──そう願い、小太郎を増援に託し、槍を振るい山をかけ上がっていく!

 

「主殿!お気を付けて!」

「必ずや、皆で白米と鮎を食べるために!」

 

「おっ死ぬんじゃねぇぞ!」

「後でうどんおごるからね!!」

 

背中越しに互いの再会を願い、駆け抜けていく仲間たち、取り残される忍達

 

「申し訳ありません。小太郎殿。この様な無茶を・・・」

「いいえ。──僕にとって、これは嬉しい。あなたと肩を並べて闘えることが」

「・・・そう、ですか。それは光栄です。ならば、必ずや生還を!」

 

「はっ──!」

 

取り囲む兵士達を睨み・・・二人の忍びは風となる。人も知らず、世も知らず、影となりて悪を討つ忍びとして、積み上げられた武力と決意を疾走させ、主達の道を切り拓く──!!

 

 

【ッ!】

 

駆け抜ける一同を阻むは『壁』であった。その頑強にて、強靭な肉体。仁王立ちしている僧のような頑健さを伺わせるその巨大な壁が、リッカ達の道を阻んでいるのだ。これもまた、叫喚地獄の仕業に違いあるまい。渾身の一撃を武蔵が振るうが、びくともしない。すぐさま復活し跳ね返されてしまう

 

「ちょ!なにこの肉を切る手応え!この壁、人肉で出来てるの!?なんって趣味の悪い!そう言うの、良くないと思う!」

 

武蔵の言う通り、これは文字通り『肉壁』だ。叫喚地獄が最も頼りとする者の肉体を再現したもの。それを敷き詰め、防御の壁としたのだ。Bランクの対軍宝具なら容易く防ぐ単純な壁として物理的にリッカ達を阻む──

 

「これ、どうしたら・・・」

【私に任せて!力付くなら私の十八番──】

 

そう、言うが早いか・・・言い切るかの瞬間であった

 

「邪魔ッ臭ェ!!!」

 

怒りと苛立ちにて振るわれし豪腕の剣術。その唸りを上げる豪腕にて跡形も無く吹き飛び消し飛ばされる肉壁。豪風、轟音。そして、刀が砕け散る音。それらが走った頃には──目の前の道は、明るく開けていた

 

「ガキの親御に手を付けられ、庵の川ァ台無しにされたんだ。落とし前の邪魔ァするんじゃねえよ」

 

ぺっと唾を吐き鼻を鳴らす。その試剣術の極みに武蔵、リッカは静かに唾を飲み込む。まさか一刀が宝具クラスの一振りだとは・・・!隠居めいた世捨ては世を忍ぶものであったとは人が悪い!

 

「よっし、テメェらは先に行け。儂は刀を打たなきゃならん」

 

早速・・・といった二人の言葉をこれまた遮り。陣地作成にて鍛冶空間を製作し、刀の製作に入る村正・・・こんなところで!?

 

「現地調達ならぬ現地錬鉄!?ちょちょ、お爺ちゃん!」

 

「うるせぇ。さっさと行け。ったく。ちっとは頑丈な刀を見繕ったんだが持っていかれちまった。奥の手を振るうのは『ここ』じゃねぇ。丸腰じゃねぇなら追い付くからさっさと行きやがれ」

 

丸腰なんぞで行くわけには行かねぇだろ、中腹だ、走りゃ辿り着くだろうからさっさと行きやがれ──それだけを告げて、村正は陣地にてひたすらに鉄を打ち始めてしまった。どうしよう、と武蔵ちゃんの視線を受け即座に決断を下す

 

【先に行ってる!無事でね!】

「おう、しくじるなよ」

 

それだけを告げ、それだけを返し。リッカは走り出し、村正は打ち続ける。互いの確認などそれでいい。それだけでいいのだ。成すべきことは、それだけである

 

「あーっ!!職人の拘りって、本当に分かりません!!待ってリッカさん!リッカさぁーん!」

 

振り返らず走り続けるリッカを、武蔵は慌てて追いかけるのだった──

 

──

 

【見えてきた!山頂!もう少しだよ武蔵ちゃん!】

 

走りに走り、駆け抜けめざせしその果てへと至らんとする。血染めの月が近くに見え、その頂が垣間見える。その頂上に・・・英霊剣豪が見える!そう確信した瞬間

 

【──!!!⬛⬛⬛】

【うぉおうっ!?】

 

目の前に、最後の壁として立ち塞がるは・・・先程打倒した大蛇であった。一瞬の空白と衝撃を伝え、その瞬間の隙を狙い打たれた

 

【ぐぅぁっ──!!】

 

丸太ほどの尾を振り払い、リッカを渾身の一撃にて叩き払う。咄嗟にガードはした・・・が、山の外に弾き飛ばされ、頂上付近より吹き飛ばされてしまう

 

「リッカさんッ!!」

 

【大丈夫!!】

 

吹き飛ばされながら、泥のブーストを渾身の力に変え、大蛇の尾を掴んでいた。気合いと気迫にて、人間の限界を遥かに越えた力で、十数メートルの大蛇を力尽くで『道連れ』にする──!

 

【行って!!必ず追い付くから!!】

 

「でも──!」

 

【自分の使命と研鑽を忘れるな!!宮本武蔵!!!】

 

それだけを、それだけを告げて。リッカは大蛇と共に奈落へ落下していく。必ず戻るから心配するな、と告げ

 

「・・・おうとも・・・っ!!」

 

唇が切れるほどに噛み締めながら、助けにいきたい気持ちを捩じ伏せて──武蔵は一人。頂上へと駆け抜ける──

 

 

──・・・そして、登りに登ったその果てにて。笛の音、響き渡るおぞましき山頂にて──

 

【おや、やはり来たか。随分と荒武者だな。単騎駆けとは野蛮にすぎる。天賦の才でもない輩が背伸びをすればたちまち死ぬぞ?】

 

目を真紅に輝かせしその英霊剣豪──

 

【まぁよい。ならば褒美だ。叫喚地獄・・・いやさ、【源義経】が直々に貴様を殺してしんぜよう・・・!】

 

しゃらりと刀を抜きし、叫喚地獄、源義経が・・・武蔵を斬り殺さんと刃を構える──!




【くたばれぇえぇえっ!!!!】

【アンリマユ】を口に突き刺し、尻尾と胴体を童子切にてズタズタに切り裂き、留めに【獣の断頭台】にてクッションとフィニッシュを両立させ大蛇を抹殺する

攻撃を受けたその大蛇はたまらず霧散し、静かに消え去っていく。リッカはアンリマユを手に取り、刀を納刀し辺りを見渡す

随分と下に来てしまった・・・。天辺に行くには飛んでいくしか無さそうだ。即座に飛び立つ準備を整え、飛び立たんとしたそのとき・・・

【ぐぅっ--!!】

左腕が軋み、荒れ狂う。筋肉が、左腕がもがれるような苦痛が吐き気となって襲い来る。なんでこんなときに・・・

【--リッカ、虫がおります。気を付けなさい】

母上の声に、目を潤ませながら前をみやる。すると・・・

【お見事、お見事。ほんに荒々しい女子(おのこ)やねぇ。龍、いうんのも名前負けや見かけ倒しやのうとほんまもん?あぁ、勿体無いわぁ・・・そんないけめん魂、女にするなんて神様はなーんもわかっとらんわぁ・・・】

ぱちぱち、と拍手にて姿を表したのは、はんなりとした暢気さと潰れるような殺気を飛ばす、麗しき鬼・・・

【ようこそ、こんなとこまでお疲れ様やね。茶でも出すさかい、のんびりしよ--】

言い放つ前に【丑御前】に体を操られたリッカが斬りかかる。甲高い金属音が響き渡り、受け止めあった事を告げる

【なんや--まだ子離れできないのん?みっともないわぁ、年増女】
【縁すら結ばせません。死になさい、虫・・・リッカ?】

その激痛と苦痛が限界を越え・・・リッカは一時的に気を失うのであった--

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