人理を照らす、開闢の星   作:札切 龍哦

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いくら人を噛み砕こうとも、いくら人を引き裂こうとも胸が晴れる事はなく、ただ憎悪が募るのみ

人を殺し、噛み砕き、引きちぎり、抹殺し、それらを行ったところで、胸の中の感情はけして収まることはない。それどころか、憎悪と怨嗟が際限なく重なっていく

・・・そんな自分の憎悪を狂おしく高め、自らを疾走させる人間が一人いる

あの、鎧を纏った人間。あの、発狂してしまいそうな悪臭を纏う人間。あの、殺せずにある人間

あの人間の臭いは、今まで嗅いできた人間のどんな臭いよりも鮮烈で、おぞましく、疎ましく、そして・・・穢らわしい。あの臭い、あの悪臭。あれほどの激臭を持つものは、きっと人間の全ての臭いを混ぜ合わせた物だろう

ならば、必ずこの手で殺す。人間は全て滅ぼすのだから、かの人間が殺せないなどあってはならない

不愉快極まるあの臭いを抹殺しなければ、人間全てを殺すことはできない。ならば殺す、必ず殺し尽くしてやるかの頭を、腕を、足を、胴体を、必ず噛み砕いてやる

逃がしはしない。何処にいようと、お前は俺が必ず殺してやるとも。他の全てをあまねく抹殺しようとも

そうすれば、そうすればきっと。あの人間を食い殺した瞬間に、俺はきっと――


・・・あれ?おれは、なにをねがったんだっけ?

あのとき、かんじた・・・やさしいにおいは・・・だれのもの、だったか・・・

・・・あいたい。おまえにあいたいよ、⬛⬛⬛⬛――


狼王アヴェンジ

悪辣な都市、新宿に響き渡る獣の咆哮。それはただ、ひたすらに黒き情念にて塗り潰されし絶叫にして慟哭。それを聞き及んだ一同は、アサシンとの対決の余韻を直ぐ様追いやり、即座に迎撃体勢を取り、最大級の警戒を図る。じゃんぬ、アルトリアを前衛に置き、モリアーティを後方の狙撃が可能なポイントへと指示し向かわせ、自分も即座に鎧を纏い、その咆哮の主が在りし咆哮を強く睨み付ける

 

「死体女、今回ばかりは一時休戦よ。力を合わせましょう。・・・多分アイツ、もっと質が悪くなってる。私一人じゃ持て余すわ。意地張ってリッカを護れませんでした、なんて洒落にならない」

 

「奇遇だな、同じ申し出を告げてやろうと考えていたところだ。――一歩も動くな、マスター。どうやら貴様を滅ぼすために更なる魔道に堕ちたと聞き受ける。真っ当に戦うなど考えるなよ」

 

【・・・解った!】

 

『来ます、先輩!』

 

『なんだこいつは・・・!前より遥かに速い・・・!目の前に来るぞ、気を付けるように!』

 

それは、以前とは遥かに速く、強く、禍々しく、おぞましい姿にて変貌し、この新宿にてただ一人の人間を抹殺するためにやってきた。この新宿にて、困難に挑み、活路を開く精神性を持つ人間はリッカ一人のみだ。それら以外は全て、昇華されたものか人の皮を被ったものに過ぎない。故にこそ、この場に彼は現れたのだ。ただ、殺すために

 

【⬛⬛⬛⬛⬛⬛!!!!!】

 

より殺気は濃密に、より敵意は剥き出しに。己が全てを殺戮の機構に変じさせし堕天の魔。目の当たりにすれば狂死する程の激烈な重圧。それら総ては、一人の人間を抹殺するがために。・・・だが

 

「・・・どうなってるのよ!?其処にいるなんて分かりきっているのに、『何も見えない』じゃない!?」

 

じゃんぬが叫ぶ通り、かの狼は姿を失せさせ、消えさっている。目に映らず、しかしてその殺気は怒濤の如く放たれており如実にその健在を知らしめる。この特異な矛盾に、思い当たる節など一つしか有り得ず、合点の行く帰結へと後方支援の天才は思い至るのだ

 

『・・・透明人間・・・!きっとかの狼は幻霊を付け足したんだ!見えなくなる、視覚から消える!何てことだ、効果は単純だが絶大だ!僅かな隙さえあれば喉笛を咬み千切るなど容易いだろうからね!』

 

そう。彼は更なる幻霊を追加し、更なる力を得た。不可視の牙、人間を抹殺するための優越権を手にし、更なる力と霊基の変質をも得て

 

『霊基、変質を確認!これは、ライダーではありません!パターン、じゃんぬさんと同じ・・・!!』

 

それらは当然の帰結にして本来の姿。ライダーなど偽りのクラス。基は応報の下に人間をただ抹殺せし相互不理解を懐く、憎悪を撒き散らす獣・・・

 

【・・・復讐者・・・!!】

 

 

【⬛⬛⬛⬛⬛!!!】

 

飛び掛かる。言葉は無用、意思は無用。ただ噛み砕き、引きちぎり、抹殺するために。不可視の獣が躍り狂う。巨大なその体躯を幻影に移し込み、確かに存在する絶殺の覇気と気迫をみなぎらせ、ただリッカを、鼻が朽ち果てるかのような悪臭を放つ人間を八つ裂きにせんと襲い来る――!

 

「ジャンヌ・オルタ!」

「分かってるっての!リッカ、其処を絶対動いちゃダメよ!!」

 

迎撃するのは二人、いや三人のサーヴァントであった。透明と言えど、魔弾の射手を有しているモリアーティの弾丸は遥か遠方よりアヴェンジャーを撃ち貫く。如何なる距離、まやかしであろうとも。必ずやその弾丸は敵を撃ち貫く必殺となりうるのだ

 

セイバーオルタとじゃんぬは此処に来て共同戦線を張った。セイバーオルタは直感スキルにてアヴェンジャーを捕捉、特定し魔力放出の全力にて行く道を阻み、剣技にて襲い掛かる。上部の首無し騎士の攻撃と思わしき無数の刃を、聖剣にて捌ききり拮抗していく

 

「手数が八倍にも増えているだと・・・!どうやら余程の魔改造に手を付けたようだな・・・!」

 

オルタとなり直感は鈍っているとはいえ、拮抗には問題のない手数を振るい、押し返していく。切り裂き、払い、上段、下段、中段。無際限に振り回されていく裁断の刃を、オルタよりむかって右側に陣取り捌いていく

 

「絶対に行かせないわ!!アンタには、リッカの髪の毛一本くれてやるものか――!」

 

モリアーティの援護射撃、オルタの鍔迫り合いにて位置を割り出し、辺り一帯を焼き払う火焔を旗と剣に宿らせ、リッカの真正面に立つように陣取りアヴェンジャーを食い止める。ロボの突進や跳躍をさせぬように最大出力で行く手を阻み、そのまま焼き滅ぼさんと全身全霊で立ち向かっていく。自らが下がればリッカへの攻撃を赦す事になる防衛戦を張り、断じて行かせぬと気概と決意を炎に変えて撃ち放つ

 

【皆・・・!】

 

リッカは、動けなかった。気後れや怖じ気づいた訳ではない。リッカの立っている場所が、最早既にアヴェンジャーの間合いであるが故だ。召喚、魔術。瞬間にでも隙を見せれば、他のあらゆる事象を無視し自分を仕留めに向かうであろうことが容易に想像できたからだ

 

この対戦は、四対一でありながらリッカ陣営に王手がかけられている状態でもあるのだ。僅かな気の緩み、僅かな油断と空白があらば即座にリッカが八つ裂きにされる。そうするだけの気迫と殺意が、かのアヴェンジャーには確かに存在し、図らずとも彼女らは、戦況的な防御、防衛、後手へと回されてしまっていたのである。撤退の目処は立たぬ、なし崩し的に訪れた戦いの果てはどちらかの絶命しか有り得ぬと言わんばかりの決戦となってしまったがゆえに

 

【(状況を打開するには、あと一手がいる・・・!あのアヴェンジャーを退かせるには、あと一手が・・・!)】

 

三騎で拮抗ならば、その状況を打開するためのサーヴァントがあと一人は必要だ。あのアヴェンジャーは、有利か互角ならば退きはしない。なんとかして、生命の危険を痛感させねばその身はけして退かない。だが、それは賭けだ。召喚が間に合うか、彼がこちらに刃を届けさせるのが先か・・・!

 

【やるしかない・・・!ッ!?】

 

戦況は、最悪な局面へと傾く。アヴェンジャーは障害の抹殺ではなく、意図的な排除へと乗り出した。最低限の労力をぶつけ、本命へと力を乗り出した。リッカとの距離は約6メートル。その距離を走破するため、行動を発揮したのだ

 

「っあっ――!!?」

 

まずはじゃんぬを、渾身の力で弾き飛ばした。対象を最も力強く護る壁。そして剣。それを排除し退かすため、渾身の突撃をかまし、進行ルートより吹き飛ばした。突然の戦法の変化に面くらい、弾き飛ばされ吹っ飛ぶじゃんぬ。ビルの瓦礫に叩き込まれ、崩落に巻き込まれていく

 

【じゃんぬ!!!】

 

「ッッ、く――!」

 

アルトリアにはデュラハンが都合八本の刃を渾身の力にて叩き付け、動きを封殺する。その巨大な力にて押さえ込まれ、聖剣での拮抗を余儀無くされた瞬間

 

「ぐぅっ!!」

 

アヴェンジャーの渾身の回転を加えたボディアタックが強かに直撃し、同じように吹き飛ばされる。殺すことは困難なれば、遥か彼方に飛ばし、退かしてやればいい。俺の相手はお前たちではないと低く唸り、猛々しくリッカの防御と防衛を剥ぎ取っていく

 

【アルトリア!!】

 

【⬛⬛⬛⬛⬛!!】

 

前衛の騎士と魔女は叩き払われた。残るは鎧を纏いしその人間のみ。一息にその首を叩き落とすために。深く身体を沈み込ませ、全身に力をみなぎらせ、躍動させる体勢を取る

 

「いかんっ――!!」

 

モリアーティが狙撃ポイントより跳躍し駆け出す。弾幕を限界まで展開し、自分達のクイーンを取られぬように身を呈する覚悟ですらあったが、距離は約15メートル。間に合う可能性は――

 

【こうなったら――!!】

 

一秒先に死が見える瞬間であろうと、リッカは打開の可能性を諦めなかった。令呪を三画輝かせ、召喚のタイムラグを早め、召喚したサーヴァントの宝具を発動させせめて相討ちに持っていき打倒せんと決意した故の行動。死ぬのは後でいい、必ずこのアヴェンジャーを此処で倒してみせる!無茶であろうとも、無様に死ぬより何倍もいい!

 

『先輩!逃げ――えっ!?』

 

『ちょっ!?』

 

時が止まったかのような一瞬。その刹那。アヴェンジャーが飛び掛かるか、リッカの三画召喚が発動するか。その決定的な瞬間を、確かに此方の優勢にする一手が、誰の予想も届かぬ領域にて放たれたのだ。それはカルデアにて召喚されし、かのアヴェンジャー、ロボと同じ種である――

 

『――ワン!ワン!ワフッ!!』

 

吠えし、白いオオカミ。カルデアへとやって来ていた、慈愛と陽気の御調子者、日本の神の分霊、アマテラスの三度の咆哮であった。カルデアの通信機をてしてしと動かし、イヤホンをマシュから借り受け、その声を響かせた。届かせたのである

 

【⬛⬛⬛⬛!!!】

 

その鳴き声、同種たるアマテラスの通信越しの声音。肉声による咆哮。それは誰もが今予想していなかった効果を確かにもたらし、その状況を、気運を此方にもたらした

 

【・・・止まった!?】

 

硬直、停止したアヴェンジャー。その身にたぎらせた憎悪、そしてその憤怒かあればこそ。この・・・美しく、穢れなき咆哮を回避することは叶わなかった。彼の魂に刻まれた、生態に刻まれたその因果が、アヴェンジャーを確かに留まらせたのだ

 

「――そう。この新宿にて神話、逸話の要因は概念武装に匹敵する強制力を持つ。かのミス・アマテラスの咆哮を君は無視できないだろう。だからこそ――今君は此処で隙を晒して見せたのだ」

 

瞬間叩き込まれる、数多無数の迎撃兵器にして武装。それらは全てロボに向けられ、光線やミサイル、ガトリングなども含めた大量の近代兵器が取り揃えられているのだ。そしてそれを調達し放ち、用意したのは――

 

「――バリツ!!」

 

【⬛⬛⬛!!!】

 

脇腹より叩き込まれし鋭いキック、そして周囲のルーペビーム。停止した隙を最大限衝いていく。モリアーティが到着し弾幕を更に厚くしていき。じゃんぬとアルトリアが瓦礫を吹き飛ばし戦線復帰を果たす。戦況はアマテラスの咆哮にて一気に好転を果たしていく

 

【よし!今!!――来て!!】

 

【!!】

 

【『クー・フーリ』・・・あっ!?】

 

その名、召喚の素振り、発動した術式の名を聞き及び、そして状況の不利を悟り、アヴェンジャー、ロボは即座に行動を移した。その行動を、殲滅から即座に生存にシフトしたのだ

 

【⬛⬛⬛⬛⬛⬛!!!!】

 

姿を現すロボ。瞳は蒼白き輝きに染まり、白き蒼炎を吐き出している。口には断頭の鎌を銜え、禍々しく、おぞましく姿を変えていたのだ

 

上部の首なし騎士も同じく。両手に構えし首刈り鎌、そして周囲に展開せし六本の刃。人をより効率よく、大量に狩り殺すことを主題とした定向進化。それら二体が融合し、死神もかくやの迫力を見出だす咆哮を放ち・・・

 

【⬛⬛⬛⬛・・・!!】

 

【・・・!】

 

「っのっ――!!あ、ちょ、待ちなさいよ!!」

 

リッカを睨み返した後、即座に踵を返し跳躍し逃亡を果たす。勝ち目が薄い、あるいは無いのなら即座に逃走する。人間にとっては悪い意味で、獣にとっては誇らしいことに。其処に、誇りや矜持は全くと言って良いほど無い、浅ましく生命を拾うものであった

 

「止めろ。今の私達では倒しきれん」

 

「っっ~・・・」

 

アルトリアの制止通り、この場では彼を倒しきれない。即座に撤退を選ばれ、離脱を繰り返されるが落ちである。準備と順序を踏まなくては、同じことの繰り返しになるだろう

 

【うん、今は仕切り直そう。・・・】

 

だが、彼は何度でも現れる。自分を殺しに、自分を抹殺しに。必ずややって来るだろう。だからこそ・・・次で決着をつけねばならない

 

【――次で終わりにしよう。止まれない貴方は、私達が終わりにしてあげなくちゃ】

 

その全てを懸けて、かのロボを止め、応報から解放することを。リッカは静かに、夜の新宿にて誓うのであった――




ポアッと太陽神『ワンワン!』

ワトソンの胃にバリツをかます男「見事です、ミス・アマテラス。即興のアドリブ、こなしてくださり感謝を」

黒幕役のオファー募集中!「まさか一人でこっそりロボの迎撃体勢を整えていたとは・・・全く食えないな君は!というかアマテラス君に話し掛けていたのかね君」

「ヒントあってこそ、というのが気に入らないが贅沢は言わないでおこう。仮説も証明されたしね」

わんにゃん王国で10回ガチ泣き「いつつ・・・良かったわ、リッカが無事で・・・」

咀嚼音がかわいい「随分と堕ちていたな。最早生物としては終わっている程に」

月桂冠弁当100連記録保持者「・・・憎悪の行き着く果て、かぁ」

「・・・リッカ。私の言葉、覚えてる?」

「勿論。・・・終わらせてあげよう。次で仕留めよう」

「心配することはないよ。勝機は見えた。あのロボも、また逸話から逃れられはしないと言うことが証明された」

強化装備が全く歓迎されない後輩『・・・狼王ロボは、その妻ブランカを先に捕らえられ、その死骸を囮に罠に嵌まったと記されています。あのとき、アマテラスさんに反応したのも・・・』

「雌の狼という概念に囚われたのだろう。ミス・アマテラスの咆哮にてこれ程の効果なのだ。目の前に現れたのならば、致命的な隙を作れると思うのだが・・・」

何故かエロい目で見れない『出来ないんだよねぇ。其処は善属性は全て弾く場所だから、アマテラス君のアライメントは秩序・善。令呪三画を使ってようやく目があるかどうかだ』

「召喚のタイムラグを考えて、安定性に欠けるだろう。・・・全く以て意地が悪いな。ここを手掛けた輩というのは」

「私じゃないからネ!?いや、私だけど私じゃないから!睨まないでくれたまえ!」

『ワフゥ・・・』

「あぁ、落ち込まないであまこー!さっきは本当にありがとう!助かったよ!」
「そうですよ。アマちゃんは悪くありませんからねー?悪いのはこのくさいパパのせいですからねー」

「ごげはあっ!!!」

「あ、死んだ」

「ほっときなさいよ。だからほら、元気だして・・・」

ほこり高(略)「わん!」

「ん、なんだカヴァス二世」

「あ、とぉるるるるるると鳴ってる!はい、もしもし」

『無事に帰ってこれたようで何よりよ。アマテラスが召喚出来ないのは極めて残念。最適解なのだけれど条件に会わないのが残念ね。だけど・・・白い生き物なら、其処にいるはずよ』

「・・・えっ!?」

「わんー、わん(とろとろ、のさのさ)」

「えっ・・・!?」 

『白いなら大丈夫よ。今のロボは、故郷の思い出はほぼ全て抜け落ちている。愛しい妻がいたことは覚えていても、まともに判別は出来ないのよ』

「で、で、でもですね!?」

『勿論、意思は彼に聞いてから実行した方がいいわ。危険な作戦になるでしょうし。・・・言っておくけど、私は大真面目よ』

「・・・・・・!」

『鼻も大丈夫。貴女の匂いしか、もう分からないでしょうし。・・・じゃあ、頑張りなさい』

「・・・・・・」

「・・・おい、どうしたマスター、何故カヴァスを見ている」

「わん!」

「・・・」

「・・・リッカ?」

「・・・カヴァス二世、そしてアマテラス」

「わん?」
『ワフ』

「私達を高みに導いてくれ・・・!」

「な・・・」

「えっ・・・?」

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