人理を照らす、開闢の星・序章〜awakening,precious,star〜   作:札切 龍哦

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語り部「・・・」


『英霊の座新聞』

「・・・完全無欠の叙事詩・・・愉快で御機嫌な王が織り成す、誰も死なない物語・・・」

(・・・なんという事でしょう。誰も死なせず、死地に向かいながら生還する物語だなんて・・・)

「・・・そんな王がいてくださるのなら、是非とも、お逢いしてみたいものです・・・この新聞にて、物語に触れてみましょう・・・」


『英霊の座新聞』

謎のライダー「カルデア、カルデアねぇ・・・楽園って事はつまり、お宝の山って事だろォ?俺が次に向かう『新天地』にはもってこいじゃねぇか」

(さて、そうなると向かうと手段な訳だが・・・ランダム召喚を待つなんざ悠長な真似はしちゃあいられねぇなぁ?)

「となると・・・やっぱ『実績』と『手土産』を用意するしかねぇよな?フッフッフ、ハッハッハッハァ!考えただけで――今からワクワクが止まらねぇ!!待っててくれよぉ、カルデアの皆!俺にたっぷり・・・美味しい想いをさせてくれよなァ!!」


改築編--和数は不吉、話は愉悦--
聖誕改築ゴージャス☆お兄さん


この世の全てがある、楽園なりしフィニス・カルデア。元は世界救済に我慢比べを行うような、何もかもが不足しているような極限環境に設立されていた大変かつピーキー極まりない施設。買い出しも出来ず、まともな物資補給も成り立たぬような南極の僻地。コンビニエンスストアのコの字も見定められぬ田舎も田舎な場所に建てられた人類最後の砦。今は正しい意味で、最早見る影もない

 

「かの聖誕祭か。今更定着した風習に異論を唱える気は無いが・・・日本の者共は節操が見えんな。取り敢えず祝っておくといった精神は浅ましいと言うか、豪快と言うべきか」

 

この王が補給、改築、改装、改善を一手に担っているからに他ならない。指を鳴らせば大抵のモノは出てくる黄金の蔵。ギルガメッシュが集めた財にかかれば不足や不満などは即座に粉砕される。何故か?当然、この世の全てがあるからである。それらを惜しみ無く振るまい、賜し、提供しているからこそ。最高のパフォーマンス、最上の忠誠、そして困難に立ち向かう活力と気力が奮い立つ。・・・その結果は、半年の人理修復と言う驚異的な時間により現れている。何より凄まじいのは『此は本来想定されていたスタッフの大半を喪った状態』での戦果であることだ。マスターは一人、スタッフは数十名。それだけ聞けば絶望的な状況を・・・カルデアの皆は覆した

 

それはやはり、活力と気力、ありとあらゆる不満と不安を王が解消したからであろう。人は満たされていれば、そして強烈なカリスマを持つ者に率いられれば。限界を遥かに上回る力を発揮する。この旅の勝因はそれだ。衣食住を万全に満たし、人間力を極限まで引き出した。己を錦の旗とし、同時に総ての人員を極限まで尊重した。万全かつ無理を抹殺する雇用、労働環境の改善に挑み続けたからこそ・・・このカルデアは偉業を為し遂げることが出来たと言っていい

 

(聖誕祭はつまり性なる夜。子供を沢山授かれる素敵な日なんだよ。素晴らしいっ!新しい生命の誕生だ!ハッピーバースデイ!)

 

「へぇ、そうなんだ。人口が減らないのはそんな仕組みがあったからなんだね。僕は知らなかったな」

 

(ま、本当は家族で過ごしたりするのが一番なんだけどね)

 

だがそれは終わりの無い戦いだ。人が増えればそれだけ欲望は生まれる。万全にして完璧を謳うならば、無視や蔑ろにはけして出来ない。差別や贔屓も赦されぬ。休むことも許されはしない。衣食住を極める戦いに、王は常に挑んでいるのだから

 

「よし、ならばクリスマスは我を祝え!我のみを称え我のみを讚美せよ!よさげな曲を口ずさみいい感じに我の功績と偉業をクラッカーと共に掻き鳴らすのだ!」

 

――凄く素敵な案ではありますが、その前にやることを片付けてしまいましょう!王の威光と手腕を、皆様に示し輝くときです!

 

《そうであったな!分け隔てなく限界に挑ませまた自らは限界を突破する!我の王道とはそういうものよ!》

 

「また改築かい?真面目だなぁ・・・気を付けてね、フォウくんは任せておくれよ」

 

(うわぁ~。気を付けてね、二人とも~)

 

「シャンパンを用意しておけ!振るなよエルキドゥ!絶対に振るな!ふりではないぞ?振るなと言っている!」

 

「はいはい。エアと一緒にいってらっしゃーい」

 

――フォウ、エルキドゥさん!行ってきます!

 

今日もまた、王は改築に精を出す。人員を極限まで磨くために、王の威光を高らかに示すために。そして――

 

《エア、クリスマスとは家族で過ごすものだそうだ。予定は空けておくのだぞ?叙事詩をまた一から語ってやろうではないか》

 

――はい!喜んで!ギル!

 

己自身の我欲と愉悦。財と至宝を守護し愛でる王道を貫く為に。極限労働に笑顔で飛び込んでいくのだった――

 

 

――――いつだって 先頭走るは 王と姫――――

 

 

セイバーオルタ ジャンクフード生成アジト

 

 

「おぉ・・・古今東西のジャンクフードが、雑にかつ万全に乱雑に作られ総て私の為に並べられる・・・おぉ・・・」

 

「雑なのか万全なのかの判断に些か頭を使ったが・・・まぁ貴様だけの食事場だ。スイッチ1つで全てが作られよう。職人の拘りなど全く介入せぬ粗雑さにて、極上のジャンクフードがな。せいぜい貪るがいい」

 

「・・・フッ、やはりあの目障りなだけの金色とは根本的に異なるようだな。君臨しながら事細やかに気遣い、行き届く気配りを豪快に振る舞う。愉快な暴君であり比類なき名君。姫を抱いた愉快な王が貴方と言うわけか」

 

「ふはは、誉めるな誉めるな。ゴージャスとは天上天下に我等のみ。ならば我等の道を行くは当然であろう?我等の道は、我等だけのものよ!」

 

「気に入ったぞ。貴様等とは上手くやれそうだ。ではこの・・・13キャメロットパウンドとは如何なる・・・如何なるものだ・・・?」

 

「やはり其処に目をつけたか、流石よな。良いか、これはな・・・パウンドが、13という意味だ」

 

「パウンドがっ、13・・・!?か、考えただけで顔がにやける・・・!作れ、早くしろ!私に至福を寄越せ!御機嫌王!」

 

「逸るな逸るな!では行くぞ!」

 

「「スイッチ!オン!!シールサーティーン、ディシジョンスタート!」」

 

――オルタさんとは、仲良しというか・・・王とは波長が合うのでしょうか?

 

 

 

エミヤ・オルタ 専用ヒーリングメディカルメンテナンスルーム

 

「武具や霊基のメンテナンスは出来るようにしておいた。その腐った身体、維持が出来ぬでは話にならん。カルデアにて消滅など下らぬ真似はしてくれるなよ」

 

「・・・・・・・・・」

 

「・・・おい、どうした失墜者(ロストマン)。感激で言葉が出ぬか?」

 

「――・・・いや、なんでもない。世話を焼くのが様になっているな? お前が面倒見の良い姿を見る日が来るとは思わなかったよ。贋作者は嫌いだったんじゃなかったか?」

 

「全く、何度口にすれば良いのやら。我の所感と仕事の出来映えは別の話よ。貴様は依頼人の良し悪しで仕事の手を抜くというのか?」

 

「あぁ、それはないな。分かりやすい例え、ありがとう。精々休ませてもらうよ」

 

「フン、方便にせよマシな言葉を選ぶのだな。腐った貴様が休んで何になると――」

 

「あぁ、すまないが・・・日記と筆記用具も追加してくれないか」

 

――・・・?

 

「・・・忘れたくは無い、思い出になるかもしれないんでね。此処の時間は」

 

「――フッ、良かろう。贋作者!持ってくるがいい!」

 

「くっ、私にやらせるとは嫌がらせの極みを・・・!!」

 

「・・・腐ってない自分か。なんとも疎ましいな」

 

「・・・何故そうなったのかは知らんし、知りたくもない。だが・・・一つだけ言わせてもらおう」

 

「・・・?」

 

「――二丁拳銃はとても良いセンスだ!頼む解析させてくれ!所長があれほど華麗に立ち回ったのだ、オレもやってみたいんだ!いいなー!オリジナルガンとかロマンだなー!」

 

「・・・腐ってはいないが・・・頭が沸騰していたようだな」

 

「ふはははははははははは!!精々仲良くやるがいい!では次だ!!」

 

――せめて、楽園では。崩壊と失墜とは無縁でありますように・・・

 

 

アイリーン・アドラー オペラ会場と個室

 

『亡霊みたいな私にまで。ありがとう、王様に姫様。たまに公演するから聞きに来てくれたら嬉しいわ』

 

――楽しみにさせていただきますね!

 

「貴様はホームズとモリアーティのカウンター、オルガマリーと入念に打ち合わせはしておけよ? 疑似サーヴァントとしての活動も認可しようではないか」

 

『何から何までありがとう。疑似サーヴァントの状態は彼女が戦闘と指揮メインで、変装と歌唱は私がやるという取り決めよ。乗っ取らないから安心してね。ホームズと話すときは私、モリアーティと話すときはオルガマリーよ。ややこしいけど、よろしくね』

 

――オバケに憑依された状態が疑似サーヴァント、融合した状態がデミ・サーヴァントという事なのですね

 

《原理は異なるが帰結は同じよ。ちなみに我とエアは一つの霊基に魂が二つ調和し我を象っている。魂が二つ同居している愉快な状態よな。サーヴァントと生者が完璧に同調する前例など、未来永劫有り得まい》

 

――一人で二つお得!クラス・ゴージャス!という事でしょうか?

 

《ふはは!セールのようではないか!だが間違ってはおらぬ、その通りよ!お前の魂はおまけというには些か存在が重要に過ぎるがな!言うなれば・・・お前が在る限り我は主役であるのだからな!》

 

――光栄です!これからも、お傍にいさせてくださいね!

 

《無論赦す!最も間近にて、王の威光に目を輝かせるがいい!!ふはははははははははは気分がよい!次に行くぞ!ではな!》

 

『ふふっ。私もオルガマリーと、そんな風になれればいいのだけど』

 

 

 

ホームズ 屋敷『安楽椅子』

 

 

「自らのプライベートと言うのは大切だ。心から感謝しよう。思案に没頭できる空間は大事だからね」

 

「無論だ。我は衣食住に関して妥協はない。だが同時に怠惰を許容する気もない。推理などに期待はしておらんが、我が楽園を上手く回してみせろよ、探偵」

 

「了解した。雑務や雑事も今回ばかりは真面目にこなすとしようかな。そういう計画だからね」

 

――ちなみに、コカインや銃弾の反応感知の際にはナイチンゲール女史が猛烈に飛んできますので、お気をつけ下さいね

 

「さて、では早速モリアーティのやらかしや悪事等を洗い出すとしよう。何か悪巧みをしていないだろうか。解き甲斐、追い詰め甲斐があるのだが」

 

「・・・やはり貴様らは根本的な部分は変わらぬようだな」

 

――ワトソンさん、本当にお疲れ様です・・・

 

燕青 万事娯楽所『水許伝』

 

 

「へー!こりゃたまげた!相撲に舞に酒に食事に喧嘩に音楽!なんでもしていいって事かなこれは!」

 

「無論だ。好きに振る舞え。それを成すに必要なモノは大抵用意しておいた。何を成すにも問題はなかろう。あぁ・・・音声や認識証明は正体の貴様でなくば反応せぬゆえ、欺けるとは考えぬ方が身のためだぞ?」

 

「はははは!何から何までありがたい!心から感謝させてくれ!よぉし、全力で楽しんじゃうぞぅ!」

 

――飄々としていて軽やかな人ですね。もしかして、その態度が世の女性には玉に瑕と思われたのでしょうか?

 

《口の軽い男は品格を下げるだろうよ。それが積み重なれば尚更だ。まぁ、我には堕ちる格など無いわけだが?》

 

――まんし

 

《ふははははは!笑顔で流せ。無様も時には晒すのだ、我もな》

 

――はい!でもやっぱりそんな所も王は愉快ですよね!

 

「あ、もし試しに姫様になったりしたら・・・」

 

「貴様を死なぬ程度に八つ裂きにし、汚濁に投げ捨て、徐々に腐り行く貴様を肴に酒を飲む所存だが?」

 

「ひぇえぇえぇ・・・禁忌も禁忌ってわけね・・・絶対やらねぇ!約束するわ!」

 

「それでよい。我にも流せぬ冗談はある。努忘れるなよ」

 

――王・・・

 

《そら、何を惚けている。次だ、エア》

 

 

――はいっ!

 

 

ビリー 物静かな屋敷

 

「・・・見抜かれてる?僕の好きなもの」

 

「マスターが見抜いた通りであろう」

 

「あはは・・・そうだね。僕は陽気な拳銃王、ってわけじゃない。寂しい夜が好きな変わり者さ。楽園を否定する訳じゃないけど、静かな空間って言うのはやっぱりありがたいよ」

 

「趣味嗜好、真なる要望を再現し叶えるのが我が役目、其処に貴賤などあるものか。楽園の喧騒、うら寂しき平穏。どちらも好きなときに好きなものを頂くが良かろう」

 

「ん、ありがとう。・・・嬉しいな。僕も精一杯頑張るよ。それだけは、この銃に誓って本当さ」

 

――よろしくお願いいたします、ビリーくん

 

 

ランスロット ホームセンター『キャメロット』

 

 

「⬛⬛⬛⬛⬛――!!!!」

 

「適当な宝具を身繕い、立ち並べてやった。箸や丸太、或いはガトリングや戦闘機の類い、果てには置いていった黄金の可変合体マシンすらも当然揃っている。召喚された際にはこれらを好きに使え」

 

「⬛⬛⬛⬛⬛――!!!」

 

「ふはは嬉しいか!であろう!現代の武器庫を再現してやったのだ、ありがたく振り回すがいい!気にするな、所詮余り物なのだからな!」

 

――絶妙に貸し出しても問題のない宝具・・・選別に対してへんてこな注文でしたが、なんとかこなせました!BからEランクまでのものを幅広く取り揃えましたよ!

 

《でかしたエア!奴も猛っておるわ!ブリッジができるほどに身体を反らしている!一目瞭然よ!》

 

「⬛⬛⬛⬛⬛!!!」

 

「失礼します!ホームセンターを経営なさるのですね!御手伝いにきましたよランスロットさん!」

 

「⬛⬛⬛~!」

 

「フッ、親子水入らず(仮)で仲良くやるがいい!では行くぞ!エア!」

 

――はい!

 

 

ファントム 歌唱養成場ファントム

 

「LaLaLaLa・・・クリスティーヌ、君を更なる高みに、クリスティーヌ・・・」

 

――レッスン部屋、とはとても珍しい場所ですねファントムさん

 

「汚染はされど情愛に翳りは無し、か。マスターめに歌の一つも教えてやるがいい」

 

「クリスティーヌ・・・おお、颯爽かつ朗らか。鍛え抜かれた身体、折れぬ魂・・・逞しき、ヘラクレスの君・・・」

 

――ヘラクレスの君!?

 

「君は輝く私は捧げる、おぉクリスティーヌ・・・君の声には可能性が眠っている・・・クリスティーヌ、クリスティーヌ・・・!」

 

《うむ、汚染に相応しき支離滅裂よな。まぁよい、マスターがクリスティーヌ扱いを受けている限り悪事は働くまい》

 

――安珍さんであったりローマであったりクリスティーヌであったり女性ヘラクレスであったり対話の龍であったり・・・マスターは何処まで渾名が増えるのでしょうか・・・

 

《フッ、異名は侮辱でなければいくらあってもよいものよ。では、最後の場所へ行くとするか》

 

――はい!と言っても・・・改築のし甲斐が無いと言えば、その通りではあるのですが

 

《ふはは、慣れてきたなエア!では、締め括りといくぞ!》

 

――了解です!では、レイシフトを!

 

 

少しだけ特別な手順を踏み、王と姫は彼等を、在るべきところに招く――




ロボ カランポー

ロボ「・・・!」


「貴様の故郷の大地、其処にレイシフトし土地を買い取ってやったわ。人間が現れる事はない。何故なら今貴様の見渡す大地は我のものであるのだからな」

――改築で無理に再現するより、やはりロボさんたちには生の故郷の土を踏んでほしいと思いまして。召喚の際には、此方から声をかけますね。それまでは、此処にて

「・・・・・・」

『ありがとうございます。とても喜んでいます』

「当然よな。人間を避け、洞窟に潜み霊体を貫く必要はない。お前はお前の思うままに駆けるがよい」

「・・・・・・」

ブランカ『ワン!ワン!キャウ!』

アマテラス「ワフ!ワン!」

カヴァス「わふ!(のさのさ)」

「――――ウォオォオーーーンッッ!!!」

――皆、一緒ですよ。貴方の望んでいた大地で。貴方の望んでいた愛しき者と共に

『何から何まで、本当にありがとうございます』

「気にするな、我欲であり趣味であり責務に過ぎぬ。・・・ん?」

リッカ「ロボー!絆を深めに来たよー!」

――マスター!

「嫌われてるからってはいそうですかと諦めない!私は意思があるなら神様とだって仲良くなる女!さぁまずはお腹さわりから・・・」

「ワンッ!!」

「ひぇえ!?御立腹・・・?」

「・・・・・・」

「・・・伏せをして・・・え?これって・・・」

「フ・・・どうやらロボめは、機嫌が良いらしい。『背中に何者が乗ろうと、気にはすまいよ』」

「~!!」

『マスター、行ってらっしゃい』

「ヘシアンさん・・・!!」

「ワンッ!」

「わ、解った今乗るよぅ!ほいっ・・・」

「――ウォオォオーーーン!!!!」

「ほわぁあぁあぁあぁ!!はやあぁあぁあぁい!!」

「わふ?」

「ワンッ!」

――アマテラスさんがカヴァスさんをくわえてロボさんと並走していきます!ブランカさんも、楽しそうに隣に・・・!

『キャンキャン!ワゥ、クーン!』

「ウォン!!ワンッ!!」

「フッ、はしゃぎおって。だが、狭苦しく監禁するよりは有意義であろうよ」

「ウォオォオーーーン!!」

「気に入ったかどうかは・・・一目瞭然であるのだからな」

『ありがとうございました、王様、姫様』

「貴様は良いのか?ヘシアン」

『彼が良いのなら、それだけで』

――彼の乗り手に相応しき、素敵な方ですね。ヘシアンさん

『光栄です!』

「さて、・・・暫し昼寝でもするか、エアよ。些か張り切りすぎたからな。風や大地の匂いに包まれるも悪くはあるまい」

――お心のままに、王


そうして、王と姫の改築は幕を閉じる。ハンモックにて、身体と魂を休める王と姫

その大地には・・・狼と犬の楽しげな咆哮と、一人の人間の歓喜の笑い、そして肉球とモフモフに包み込まれた故の断末魔が、いつまでも響き渡ったのであった――
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