人理を照らす、開闢の星・序章〜awakening,precious,star〜   作:札切 龍哦

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「フランシスコ~。皆報告ありがとーう。この後輩のガバを埋めてくれる皆、大好き。部員の皆は宝物。特別に月の新王のダブルピースをあげちゃう。ダブルピース。いぇい。待受にしてね」

「え!?嘘ですよね先輩!?宝具とか嘘ですよね!?冗談だと言ってください先輩!?」

「冗談は好みませぬ。パーシュパタ、トリシューラ雷撃、俵投げ、鎖プレイなどなど。堪能してね、後輩」

「待ってください!死んじゃう!BBちゃん死んじゃいますから先輩ってばぁ!!」

「後輩には厳しく当たるのが先輩の役目。辛くはある・・・プフッ、辛くはあるけど心を鬼に」

「笑いました!?今笑いましたよね先輩!?」

「ついでに、リッカにBBの舞台裏を配信して・・・はい、レッツゴー」

「理不尽にも程がありませんか先輩~~!!?」

「何を言う。嫌いなキャラにリソース割いて創作活動なんかするものか。CCCプレイ時間500時間越えでギルのレベルをMAXにした先輩の愛だと思いなさい」

「それ私関係無いじゃないですかぁ~~~~!!!!」




リッカ「あ、はくのんからLINEだ」

じゃんぬ「お友達?あぁ、お月さまの王様の。見せてリッカ。何が来たのかしら」

『あぁ・・・先輩・・・!私、先輩の為なら火の中、水の中虚数の中!なんだってできちゃいます!』

「!?」

『マシュマロなんかに負けません!ナンバーワン後輩の座は、譲りませんからね!』

『BBちゃんは小悪魔デビル、BBちゃんはスイートデビル・・・BBちゃんはプリティデビル・・・!よし!』

『センパイをいじめていじめて、BBちゃんの存在を強く強くアピールです!一番凄い後輩は、BBちゃんただ一人なのです!よーし!目指せ拉致監禁!やるぞー!おー!見ててください、先輩!』


じゃんぬ「(ドン引き)」

「・・・あぁ・・・頑張りやさんなんだなぁ、って・・・」

『BBちゃんのイケナイ☆舞台裏コレクション♪』

「・・・・・・」

「・・・・・・」

ウィーン(一巻挿入)



《ふむ、BBめ。ハワイでやらかすとはな。まことあのAIは愉快よな。愉快に過ぎて額に青筋が浮かぶぞ、はははは》

──水着、ですか。皆で一緒に選んだり、ビーチでのんびり砂のお城を作ったりして過ごしたいですね。あ、日焼け止めやオイルはしっかり用意しなくちゃですね!

《フッ、ビーチの百花繚乱。いっそフルヌードビーチなども悪くはなかろう。・・・しかし・・・》

『千里眼で把握した夏イベの惨状の数々』

《・・・最早水着イベントを全て我が監修した方が丸く収まる気すらするこの混沌具合はどうだ。スカサハ、駄女神、BB・・・うむ、やはり女と言うものははしゃぐと飛躍するものであったか。ははははは》

(エアはパレオとか似合うと思うな。一緒に水着を選ぼうね!)

──うん!みんなと過ごす来年も、楽しみ!たくさん愉悦しようね!

《──フッ・・・》


行く年来る年ゴージャス年
財達の輝き


年の瀬も直ぐそこまで迫り、激動の一年ももうすぐ終わりを告げる。とある一匹の獣が決意し、決議し、人類の歴史、その全てを焼却した大偉業。人理焼却が行われた一年が終わり、また新しい一年がやってこようとしている。2016年が終わり、2017年がやってくるその節目に、カルデアの皆は、等しく穏やかかつ緩やかな時間を過ごしていた

 

現世における、楽園に招かれし英雄達。それらは本来ならば戦闘を代行し、また唐突に消え去る仮初めの顧客。喚ばれ、戦い、用向きが済んだなら消滅を確約するのみの存在。正しき召喚ならば、人理焼却が覆された時点で役目を終え、消滅あるいは退去を行う筈であったのだが・・・楽園を去ったサーヴァントはただの一人もおらず。変わらず王の手掛けし楽園の『戦力』そして現世を楽しむ『顧客』。あるいはマスター、藤丸龍華と様々な関係を紡いだ者として日々を過ごしている。其処に、生者や死者の区別はない。カルデアにあるものは皆等しく財であり、そこにかけがえのないもの、大切なもの、尊いものを見出だしたもの。それらを抱くものたちがカルデアにて力を貸しており、また、最高水準のこの世の楽園を存分に堪能している

 

英雄を繋ぎ止めたもの。それは王の威光であり、姫の無垢なる愉悦であり、暖かな魔女の懇願であり、龍の女子力の無さであり、絆であり、一年間戦い続けてきた結束である。それら全てが楔となり、このカルデアを磐石なモノと化する要石たる役目を果たす。このカルデアより人がいなくなる時・・・それは、この地球に味わうものが無くなった時か、人は最早己の手と足で歩んでいけると確信を得た時に他ならない。その時、このカルデアは・・・大いなる星の大海を漕ぎ出し、進み行く黄金の船となるだろう。姫はその未来を心から待ち望み、目を輝かせ。王はそれは未だ先であろうなと苦笑を溢しながら共に空を見上げるのだが

 

そう、カルデアに招かれたものは皆一様に財。サーヴァントに、戦うだけの役割なぞ王は求めない。戦力を求めるだけであるならば、姫を傍らに侍らせ慢心を捨て去った己のみで事足りる。かつて財を完全解放し、ただ一人で魔神の全てを圧倒した事からもそれは正しく事実である。そう、王が求めるものは・・・自らが治めるカルデアの充実にして磐石。そこに在るものが紡ぎ上げる生活、日々、その保証、交流にて生まれるもの。それらは産み出される財であり、未来に繋がる文化である。英雄が人に教え、人が教えを生かし進歩する。過去と未来を現在に結びつけ生まれるものこそ。王が求める『財』であるのだ。財とは形在るものだけを指すばかりではない。産まれる文化、交流、絆、歓楽、愉悦。それら全てを『財と言う』のである

 

故にこそ──今回は戦闘ばかりではない、戦いばかりではない。普段の彼等の姿に着目するとしよう。英雄は何を思い、どんな日々を過ごしているのか。何をしており、何を思い、王の楽園にて二度目の生を過ごしているのか。月の新王、そしてBBが纏めし者たち。その一部を、とあるものの視点を通じ、目の当たりにしていこうと思う──

 

 

 

「来年の抱負!!わし、ロックスターになる!!!」

 

「まーた始まりましたよノッブの虚言癖が。はいはいへうげへうげ。明日やろうは馬鹿野郎って偉大な先達の御言葉を噛み締めてくださいねー」

 

「何を枯れとるんじゃ沖田ァ!いや、割とマジに戦国の風雲児たるワシ主催のイカしたオリジナルイベとかやってもいいんじゃないかとわしは思う!だって信長だし!リッカ先輩のパーソナルサーヴァントとしてノッブが名乗りと唸りを上げる!べ、別にマスターの事なんか好きじゃないんだからねっ!」

 

「たまげましたねー。ノッブヒロイン志望なんですか?いや無理もありませんよ。リッカさんをヒロインに出来るのはちょっと無理めというか。土方さんが新撰組認定しないくらい無茶というか」

 

「あ?新撰組じゃねぇ場所なんてあるわけねぇだろ。俺が有る限り──世界は新撰組だ」

 

「何そのタクアン・ディストピア。暮らすことになる民草可哀想すぎなんじゃが。おぬしアレじゃろ?グドー・ゴッドとかハドー・ゴッドとかになって夢を懐いて底辺にして頂点な椅子取りゲームに参加するタチじゃろ?」

 

「訳のわかんねぇことをいってんじゃねぇ。・・・で、何をするってんだ。ロックスターってのは」

 

「それはじゃな!ワシ謹製のギターもって、燃え尽きるほど本能寺で燃え盛ってじゃな!水着に着替えてoh!ホット!猿もミッチも焼き付くす渚の第六天魔王として──」

 

「無いです!ノッブが水着とかぜーったい無いですから!」

 

「なんじゃコラァ沖田それを決めるのは御主じゃ無かろうが!わし頼んじゃるぞ!ゴージャス先生に聖杯が欲しいですってゼッケン着るんじゃぞ!」

 

「あなたモリアーティさんの悲劇もう忘れたんです!?ダメージコンテストされちゃいますよ!死にますよ!」

 

「やることには寛容だけど!罰には情け容赦ないのが是非もないよネ!」

 

「夏場か・・・リッカの野郎は水着か?・・・いや、法被にふんどしだろうな」

 

「ぶははははははははははは!!!何それ違和感ゼロなんじゃが!!二次創作なのにディスられまくるリッカさんマジリッカさんじゃのう!」

 

「ソイヤッ!!とか言ってそう・・・やだ・・・かっこいいです・・・」

 

「それなら負けてられねぇな。おう沖田ァ!!来年の夏はふんどしで過ごしやがれ!!」

 

「私もですぅ!!?い、いや!イベントのパーソナルサーヴァントになればぐぐっと絆アップ!もしや私もリッカさんの大切なサーヴァントに・・・」

 

「オルタりそう!沖田だけに!!」

 

「上手くないですから!!」

 

 

「今年も終わるわね、メドゥーサ、(エウリュアレ)。戦い抜いた彼等の平穏を祈り、穏やかに日々を過ごしましょう。王が再現してくれたこの場所で、一緒にね」

 

(上姉様が優しい・・・英雄王、あなたはこの一年でどのような奇跡を起こしたのですか・・・)

 

「言われるまでもないわ。私、カルデアから離れる気はないわよ。誰よりもたくましい勇者の活躍をウォッチしなくちゃ。ね、アステリオス?」

 

「う!リッカ、かわいく、なれるまで!」

 

「ふふ、そうね。彼女の戦いは始まったばかり。退屈なんて無縁・・・楽しいわ。というわけで・・・メドゥーサ?」

 

「あ、はい。此処に・・・こたつとおでんを」

 

「ニニンバオリ・・・日本の伝統の食べ方で、いただくとしましょうか」

 

「──えっ」

 

「ちょっと駄メドゥーサ!もっと下!もっと下よ!あつつ!熱い!もー!何やってるのよばかぁ!」

 

「す、すみません下姉様・・・その、見えないので・・・」

 

「見えないのは当たり前でしょーが!それでも上手くやるのがあんたの仕事!背中に脂肪を押し付けてないでちゃんと食べさせなさいよねバカ!」

 

「は、はい・・・!」

 

「・・・楽しそうですね、大きい私・・・」

 

「あなたも、遠慮なんていらないのよ。思うままに振る舞いなさい。小さいメドゥーサ」

 

「・・・は、はい・・・優しい姉様なんて、はじめて見ました・・・」

 

「ふふ、変わるものよ。凄まじいものを見れば・・・ね」

 

「あっつーーい!!もう!もう!何やってるのよ駄メドゥーサー!」

 

「す、すみません・・・!あ!」

 

「あっつーーい!!!!!」

 

「・・・てん、ばつ?」

 

 

「・・・・・・ゴーレムの製作は極めて順調だ。極めて良質な工房、極めて純粋な素材。僕の望んでいた全てが此処にある」

 

(このような場所に呼び出されることが有り得るとは。僕の幸運に感謝しなくては。楽園に提供したゴーレムが、その返礼になれば幸いだが・・・)

 

「・・・楽園に造られし楽園のゴーレム、アダム・・・かのマルドゥークと二人で、真なる楽園の守護者となる日がきっと来るのだろう・・・」

 

(・・・メッチャ楽しみ。がっちりと握手した姿を写真に写し、残さなくてはならないだろう・・・)

 

「その為にも、研鑽と製作は欠かせない。私の夢を、楽園に捧げるためにも。責務は全うしなくては」

 

(・・・美少女ゴーレムなどを造ったら、マスターは喜ぶだろうか。一考の余地はあるやも──)

 

「やぁ直流的なゴーレムマスター君!!君の大量生産に目を付けた聡明なるプレジデントライオンと業務提携する気はあるかな!?」

 

「来年はカルデアの更なるパワーアップ!天才と天才による素晴らしきワンオフゴーレムを手掛けようではないか!」

 

「なんだテロリスト交流!年末に寂しいやつめ鳩に餌でもやっていろ!」

 

「ははははたわけ悪の直流め!レディ・アマテラスやラマッス仮面に場所を追われ段ボールにくるまっていろ!」

 

「ほざくかテスラァアァアァアァ!!!」

 

 

「失礼、話はしっかり聞くとしよう。私はゴーレムが作れるならば構わないのでね。・・・ライトニングゴーレムなどどうだろう」

 

「「マジで!?」」

 

 

「あぁ・・・この水晶に映るジャンヌの輝き。年相応の笑顔を浮かべ、混沌の料理を振る舞い笑顔を振り撒くその姿・・・」

 

 

「フォオォオーーーーーーーー!!!!!」

 

 

「・・・いや、聖女だけではない。我が願望にて産み出された黒きジャンヌ・・・彼女は最早我が手を離れ、我がマスターのかけがえのない半身として日々を謳歌しておられる・・・マスターもまた、黒きジャンヌを親友のように、竹馬の友のように伴侶のように労り、愛でていただいている・・・」

 

「ファーーーー!!!楽園よ!楽園に永遠なる祝福よあれ!!最早神になど奪わせぬ、輝けし二人のジャンヌの日々を!!何者にも汚させはしない!!地獄に堕ちるのは、このジル・ド・レェただ一人!!COOL!最高にCOOOOOOOOLなのですから!!!」

 

「む、マスターとジャンヌは入浴ですか。ならばここまでにしておきましょうか。?おや、白きジャンヌが手掛けているのは・・・」

 

『新型麻婆』

 

「アッ──────!!!目がァアァアァア!?!!」

 

 

 

「ファラオ・オジマンディアス。年始や年末はいかがなるお過ごし方をなさいましょうか」

 

「許す、ニトクリス。あるがままに振る舞え。余は全てを許す」

 

「ははっ!・・・その、ファラオ。・・・御身の幸福、とても喜ばしく感じます」

 

「うむ。カルデアの者共と振るまい、世界を巡るも悪くはなかろうな」

 

「ははぁっ!ありがたい御言葉!ニトクリス、心より光栄の意を、ここに!」

 

「フッ──クレオパトラ!在るか!」

 

「ははっ!クレオパトラ、ここに!」

 

「休暇を出す。夫と過ごすがよかろう」

 

「はっ──ありがたき幸せですわ、ファラオ・オジマンディアス!」

 

「うむ」

 

「ははっ、ずいぶんと静かになったと思ったら大盤振る舞いじゃないか。名君の君を、現世で見るとはね」

 

「──当然だ。苛烈に振る舞う理由など何処にもあらぬ。余はもう、現世にて何も要らぬ。何も望まぬ。・・・もう、何を欲することも無かろう」

 

「・・・そっか。じゃあ、ネフェルが焼いたアップルパイも必要は」

 

「無論欲する!!!皆準備を始めよ!『オヤツタイム』とやらの幕開けである!!」

 

「あははっ!いるんじゃないかやっぱり!」

 

 

 

「着物とかいいよねー!色々着てみるのもアリだよねー!」

 

「着物・・・ふむ」

 

「あ、でもセーラー服とかもいいけど!着てみたいよねー!」

 

「セーラー服ね、解ったわ」

 

「あ、でもでもキチッとした制服とかも外せないかも!いいよねー!」

 

「キチッとした制服・・・ほう・・・」

 

「あ、メイド服とかも・・・」

 

「待て待て、アストルフォ。そう何度も告げてはヴラド公やメディア氏が混乱してしまうだろう。順序を追ってだな」

 

「いいのよデオン。私達の腕前が試されているの。インスピレーションの戦いよ!えぇ!!」

 

「年末の着付け。それに合わせての作業だ。手慰みには丁度よい。着こなすがよいぞ」

 

「ありがとー!んー、宇宙服とかどうかな!」

 

「・・・レベルが高すぎないか・・・」

 

 

 

「むにゃむにゃ・・・むにゃむにゃ・・・はっ!?」

 

(なんだか今、月姫がリメイクされるような予感が!)

 

「・・・なーんて。有り得ないかぁ。もう何百年寝たらの話って感じ・・・二度寝しようかなぁ・・・喫茶店にしたのは見た目だけで、おひるねスポットだしぃ・・・」

 

(来年はどんな年になるのかしら?楽しいかしら、辛いかしら。楽しみね。サーヴァントとして、いつか私も戦う日がまたありますよーに)

 

「・・・むにゃむにゃ・・・リッカ~・・・ごはん・・・」

 

「邪魔するぞ~。・・・ってなんだ、寝てるのか。ストロベリーアイス買ってきたから、席を借りるからな。勝手に食べるぞ」

 

「アイス!私も私も!」

 

「・・・現金だな。お前・・・」




「・・・そうして、日々は過ぎさり、のほほんと皆は過ごすのだった。今日はこんなところかな。日常は波乱の後に見ると素敵なものだ。今日はこのくらいでね。地の文と視線提供はこの僕、マーリンがお届けしたよ」

「え?なんでこんな事をしたのかだって?リクエストにお応えしたのさ。ほら、日常を観たいだなんて、私が叶えるにうってつけだろう?たまには私も、ファインプレーを行ったりもするのさ。見直してくれたかい?・・・?私が何をしているかって?それは勿論・・・」

『カルデア職員女性リスト』

「誰の夢に入ろうかなぁってワクワクしてる♪いやぁ楽しみだ。夢の中なら後腐れないし、面倒になったら逃げればいいし。これだから夢魔はやめられな」

「マーリンセイサンニシスベシフォーゥ!!!」

「ごはぁ──!!?自分自身にご褒美くらいいいじゃないかキャスパリーグ~ッ!!」

「クズハホロブベシフォウ・・・」

(いつもありがとう、皆。また、共にカルデアを覗いてみようね!あのクズを見つけたら、ちゃんと教えてね!約束だよ!)

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