賛否両論溢れるアガルタなので、アレンジとケレン味を大目で、人を選ぶ要素をなるたけ割いてお送りいたします!
どうぞ、よろしくお願いいたします!リクエスト、メッセージはきちんと見ていますよ!返信が遅れたら、申し訳ありません・・・!
何処かの世界の聖杯戦争
?「ファーッハッハッハァ!!遂に手にいれたぜェ!巨万の富!金!名声を産み出す御宝、聖杯をよぉ!」
?「・・・」
「こいつを使えば、特異点を作るのも思いのまま・・・いや、更におもしれぇ事だって出来る!あの『カルデア』に行くことだってよォ!」
「・・・!」
「考えるだけで、わくわくが止まらねぇ!どうれ、早速──、!?」
「──それ、だけは・・・!」
「何ィ!?何しやがるテメェ──!!」
「聖杯よ、どうか──あの物語を護ってください・・・!」
「させねぇ!!俺は、俺だけの御宝を掴むんだァアァ──!!!」
アンビヴァレンツ・ボーイミーツ・ガール!
『休暇の所申し訳無いね諸君!久方ぶりの特異点の反応だ!藤丸リッカ以下メインスタッフメンバーは、速やかに管制室に集合』
新年、一月も終わりに差し掛かった日頃。壮麗なるエルサレムの大神殿を偉容とする楽園、カルデア。召喚の異常に加え、新たなる戦いの水面下の準備に邁進するカルデアの日常は、穏やかに過ぎていき、どんな困難や苦難をも笑って乗り越えられる活力と人員を秘めた、人員の可能性の総資産。古今東西の英雄、人間、王を集わせし至高の施設にて・・・いつぶりか、はたまた久しく体験していなかった、再びの謎の反応──特異点のポイントを察知したカルデアの一同が、素早く整列しブリーフィングの開催を執り行う
「藤丸リッカ、入ります!よーし、今回もナインライブズ、しちゃうぞー!」
何処かの星の煌めきを意識した名乗りを上げ、リッカが上着を羽織りながら入室を行う。発言は極めて物騒ではあるが、自分の魅力に気付いたリッカの表情は晴れやかで、爽やかに汗を流し終えた後でのエントリーだ。そして更に、後ろからマシュ・キリエライトもスポドリを持参し、マネージャーめいてリッカの次に姿を現す
「マシュ・キリエライト!入ります!申し訳ありません、この様に慌ただしくて!」
「(^U^)」
「うんうん、礼儀正しい挨拶に胡散臭い挨拶ありがとう!元気なようで何より、それでこそ頼りがいがあるというものさ!」
指揮を執り、会合を行うはカルデアの屋台骨にして、名誉技術顧問にして、楽園の機能維持を一手に受け持つダ・ヴィンチちゃんである。彼、あるいは彼女もまた、ギルガメッシュ、ロマンに次ぐ地位に立つスタッフであり、非常時には指揮と作戦立案を担当する権限を持つが故に、やって来たリッカとマシュをその微笑みで迎え入れる。今回の作戦は、特異点攻略にして新たなる縁を紡ぐ待望の試練にして楽園を彩る縁を求める戦いの開催である事を告げ、一同が気を引き締めつつ、緊張と高揚に顔を輝かせ、待ち受ける戦いの概要を説明を待ち受ける
「あれ、ギルにロマンは?アイリさんは特訓だけど・・・」
「彼等はちょっと製作するものがあってね。発注を月に送っていたり色々やっているのさ。男達も沢山働いていて大変なようだし、私達美女も負けずに頑張っていこうじゃないか!」
「そう!私達美女!頑張っていこう!ね、シバにゃん!」
「はーい♥バッチリしっかり儲けましょー♥ピンチとチャンスは紙一重、表の裏の大儲けでーす♪」
シバにゃんもまた、待機と準備を完遂させており元気に耳をヒコヒコさせ応える。リッカ、ダ・ヴィンチちゃん、マシュ、シバ。図らずとも、メインスタッフの女性陣が集結した形となる。ムニエルがガッツポーズをかまし、スタッフ達に呆れられたのはいつもの事なのでスルーされるのは仕方無い事であるので誰も気にしない
「愛弟子は時計塔での打ち合わせが終わり次第こっちに来るってさー。この集まりにいないのは残念極まりないが、仕方無い。Aチームの皆の消息を確認していてアポイントメントを取っているみたいだ。何れ懐かしい顔にも出逢える筈だよ、マシュ」
「──オフェリアさんや、ペペさんに逢えるのですか!それは楽しみです!先輩を自信をもって紹介致しますね!はい!」
「あー、それって確かAチームの皆?本来のカルデアのマスター達で、主力になる筈だった人達っていう・・・」
カルデアのエリート達。マシュも所属していた、かつてのカルデアにて主力を担う筈だった者達であり、その厄介さからレフボンバーにて瀕死にさせられてしまい戦線離脱を余儀無くされた七人にオルガマリーは約束を取り付けているという。彼等はカルデアに関しては認識阻害をかけられており、『カルデアは完璧に偉業を達成した』との認識を施され、それ以上の追求を及ぶことなきように配慮と処置を行っている。人格には影響していないため、全く問題なく会話が可能なのだ。
「楽しみにしておきたまえよ~?マスターとしては君は最早先輩だ。武勇伝・・・はまぁ程々に、マシュとお茶会を楽しんでくればいいさ。でも、まずはその前に・・・」
「特異点の攻略でしょ!任せておいて!さぁ場所はどこ?紀元前?東京?秋葉原?何処でもかかってこいだよ!」
力強く頷き、胸を張るリッカに頷くマシュ。当然の様に着いていきますと言わんばかりの態度に、思わずシバとダ・ヴィンチは顔を見合わせ笑い合う。まるで気心の知れた姉妹のように・・・
「じゃ!じゃんぬ呼んでくるね!」
「先輩!?」
「だって私の相棒はじゃんぬだし」
「此処に!いるではないですか!あなたの、あなたのマシュがほら目の前に!」
「あ、ごめん。なんだか今回は裏方にいそうな気がしてつい」
「ちゃんとついていきます!いきますよ!今度こそ、黄金先輩後輩コンビで攻略しましょう!」
「ダ・ヴィンチちゃん!パートナーサーヴァント選別お願い!マシュと他を!」
「先輩っ!!?」
そんな分かりきった気安いやり取りを繰り広げながら、リッカとマシュがじゃれ合う。そもそもの話、今回の目指すべき特異点は何処にあるのだろうか?それに気付いたリッカが、今更と言わんばかりにダ・ヴィンチへと問い掛ける。挑み、呼ばれたはいいが・・・その向かうべき先は、未だ訪ねていなかったのである。順序の錯綜を謝罪しつつ、ダ・ヴィンチちゃんがモニターを動かし、シバにゃんがコンソールを叩く
「キミ達はこれまで、様々な場所や時代にレイシフトしてきた。神代だったりぐだぐだだったり、日本だったり・・・」
「ふんふん、新宿とかだったりねー」
「その中でも、今回は群を抜いて特殊な特異点だ。『そんなところにあるわけない』なんて言いたくなるくらいにはね」
何度も計算しており、確かな記録である。その観測は異常なものであり、確かに解決しなくてはならない事象であるとダ・ヴィンチちゃんは告げる。その場所とは──
「そこは、西暦2000年の中央アジア。新宿と同じく極めて近しい時代だ。特に目立った記録がある場所ではないんだけど、とにかくその座標がね・・・」
「どこどこ?焦らさないでよー!」
こほん、と咳払いし告げる。その行き先、あまりにも変異し尽くした、奇怪なりし特異点の舞台を
「──其処はね、なんと・・・『地底』なのさ!」
「地底ぃ!?」
「はーい♥中央アジアの一部に発生が確認された、国ひとつがすっぽり入ってしまうほどの広さを持った、『謎の地下空間』!其処が、今回のマネジメントの舞台となりまーす♪」
地底──その響き、ロマン溢れるその輝く舞台に、リッカは目を輝かせる。地下に眠りしは財宝、そして未知なる都市や文化、失われた超古代の文明、オーパーツであると相場が決まっている。ならばこそ、胸踊らぬ女子は、胸踊らぬリッカはいない。即座に頷き、高らかに声を上げる
「よーし!早速出撃だー!えっとえっと、パートナーサーヴァントはマシュとじゃん」
「ちょっと待ってくれ!!リッカ、今回は俺の推薦を聞いてほしい!!」
いざ出撃──その瞬間だった。カルデアの名物にして生ける怨霊、ムニエルが高らかに声を上げ、その存在を暑苦しくアピールする。女性に物怖じせず告げるその珍しいアグレッシブさに、リッカは興味を惹かれノリを合わせる
「君の意見を聞こう!」
「サンキュー!最近リッカも女性らしさを身に付けてきたような気がほんのりとし始めている!だからこそ、今回は見目麗しい華やかなパーティーを結成するべきだと思うんだ!」
うん、何を言ってるんだコイツと言わんばかりの視線をものともせず、スターティングサーヴァントの名を高らかに告げ、今回の旅路に付き添う仲間を、声高に告げる
「そう──シャルルマーニュ十二勇士アストルフォ!フランスの白百合、シュヴァリエ・デオン!そしてそして俺の最推し──コンラちゃんを推薦する!!リッカとマシュを含めた豪華絢爛なパーティーにして、特異点を華やかせてくれぇ!!」
ムニエルの渾身の叫びは──苦笑いと共に受理された。今回の特異点に付き添うサーヴァント達の所在が、一人の例外を含めて集結する
「はいはーい!出番出番任せてー!・・・って!なんでシャルルまでいるのさ!可愛くないじゃん!」
「可愛い枠じゃねぇよ!保護者と兄貴ポジだっての!可愛いだけじゃ嘗められるかもだし、コンラやリッカを守護する王は必要だろ?ギルガメッシュも最近忙しそうだしな!任せとけ!」
「・・・誉れも高きシャルルマーニュと剣を並べられるとは、身に余る光栄だ。フランスの名に懸けて、心から尽力しよう」
「・・・うぅ、コンラ、こんなに沢山呼ばれて良いのでしょうか・・・クリスマスやアメリカで、沢山沢山頼ってもらえたのに・・・」
「良いんですよ、コンラちゃん!生前に出来なかった事、コンラちゃんだけの伝説を沢山作りましょう!」
「マシュさん・・・!ま、マスター!コンラ、またお役に立って良いですか!」
「勿論!皆で行こうよ!新しい特異点へ!」
異論を告げるものは誰もいない。また、確認されし新たなる戦いの舞台へ、見目麗しく爽やかなる一行が決意を懐き、レイシフト準備へと移る
「ロマニ達にも見せるための映像を記録しているからね!百花繚乱、自在に舞ってくれたまえ!」
「其所にカッコいいも加えてくれよな!さぁ、行こうぜ皆!久々の特異点だ、張り切っていくぞぉ!」
「「「「「おーっ!!」」」」」
音頭を執り、レイシフトのコフィンへと雪崩れ込む一行。そして、異常なる世界への潜入を果たす
『アンサモンプログラム スタート。霊子変換を開始します。レイシフト開始まで、3.2.1・・・』
「全工程!クリア!さぁ少年少女、行ってきたまえ!」
「どうかお気をつけて~♥得難いお土産、期待しておりまーす♪」
地下へと、地底へと続いていくレイシフト。新たなる戦いの場へ、楽園を代表する一行は意気揚々と赴く。──地底の国、様々な価値観が交わる特異点へと──
地底国
リッカ「ん・・・んん・・・あれ、柔らかい・・・」
(?目の前に・・・褐色の山?なんぞ?どゆこと?)
「──お目覚めですか、我が王。御体に大事は、ありませんか?辛ければ、もう少しこのままで・・・」
「え、あ、・・・王?誰が?私?・・・あれ!?皆は!?」
「御安心ください。皆、気持ち良さそうに眠っておられますよ」
そこは、桜が咲き誇り暖かな風が吹く・・・さながら、桃源郷。──見目麗しき輝きの土地にて、リッカは膝枕をされているのだ
見ると、仲間達も眠りこけている。穏やかに、寝息を立て・・・レイシフトの成功を示している
「あなたは・・・」
名を訪ねられた女性は微笑む。豊満な肉体、物語の始まりを示す、その始まりの名を
「私は・・・シェヘラザード。地底に散らばりし、『天の宮殿』への道を語る者。そして──」
?「あ、目覚めた?それはいいね!良かった良かった!やっぱり諦めなければ、逆転の目はあるし運は向いてくるんだよ!他でもない、僕の魂がそれを知っている!」
其所に現れたのは、白髪の絶世の美男子。濃紺の海賊服に、卵を食べ、冒険グッズを抱える──
「やぁ、カルデアのマスター!僕はコロンブス!クリストファー・コロンブス!さぁ、僕らと一緒に!『天の宮殿』、新天地へと旅立とう!」
快活に手を差し伸べる、コロンブスと名乗る少年。少女は再び、数奇な運命へと出逢う──
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