人理を照らす、開闢の星   作:札切 龍哦

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英雄姫ウルク伝説『霊峰エビフ山の友ギルガシャナ』

神々すらも恐れた霊峰エビフ山、その麓に幼きギルガシャナは赴いた。不遜な人間に霊峰エビフ山は怒り、その力を振るいて追い散らそうとする。しかし、ギルガシャナは麓に留まり歌を紡ぎ始めた。
「私は貴方を傷付けるつもりは無い、貴方の力を奪うつもりは無い、貴方の意思を奪うつもりは無い」
その意を乗せ、只々歌い続けるギルガシャナ。1日1つの力を増やし霊峰エビフ山はギルガシャナにぶつけ続け、遂に7日が経った。ギルガシャナの麗しかった美貌は無残に汚れ、天上の楽器もかくやと謳われた声も枯れ果てた。そんな姿になっても尚諦めないギルガシャナに、遂に霊峰エビフ山は折れた。振るっていた力をおさめ、峰へと招き入れる霊峰エビフ山。そして対面したギルガシャナは、ただ一つ願う。
「私と友達になって欲しい」
霊峰エビフ山は驚いた、そのような些事で神々より与えられた美貌と歌声を捨てたのかと。その言葉にギルガシャナは答えた。
「財は必要な時に消費してこそ意味が有るよ教えられた、貴方と友誼を結べるのなら惜しくは無い」
神々さえ恐れ、孤高の存在であった霊峰エビフ山は戸惑った。この様な人間が居ることより、友とはどう言う存在なのかが分からなかったのだ。正直にそう告げる霊峰エビフ山へ、ギルガシャナは
「ならば、共に模索しよう」
そう笑いながら手を伸ばした。そうして、霊峰エビフ山と英雄姫ギルガシャナは友誼を結び、語り合った。
やがて霊峰エビフ山は変わり果てたギルガシャナの姿を痛ましく思い始め、峰に湧き出る水にて身を清め喉を潤す事を進める。神々が恐れた霊峰より湧き出る水、即ち霊峰エビフ山の血に値するそれである。
身を清め、喉を潤したギルガシャナの姿は元のそれに戻り、更に霊峰エビフ山より「意思を届ける声」を譲られる。
ギルガシャナはウルクの街にて紡がれる人の営みを、霊峰エビフ山は彼方を見通す光景を語り合う約束をし、別れた。
これが霊峰エビフ山にとって唯一の人間の友、英雄姫ギルガシャナとの物語である。




ギルガメッシュ《エアだけが何も伝わらぬというのは寂しかろう。よって即興にて我もエアめの伝承を考案するに至った。イシュタルに蹂躙されたエビフ山をエアめが癒すハートフルストーリー、文は作家めに書かせた。どうか?》

──なんだか不思議な気持ちですね。こうして物語になるというのは・・・早速、賢王に送ってみましょう!



ウルク


賢王「む、エアめの伝達だと?全く慎ましいヤツめ。毎日おきに贈っても構わぬというに・・・何?愚かな我が物語を書いただと?どれ、下らぬ物語であれば存分に・・・」




シドゥリ「王、どうなさいました?目頭を抑えたままひたすらに天を仰がれ・・・」

「──・・・・・・シドゥリ」

「?はい?」

「粘土板を持て。2400万の未来を越えられる特注のものだ!壁画職人、吟遊詩人をも招け!なんとしてもこれを形にするのだ急げ!──む、いや!壁画と粘土板はよい。やはり至宝を、有象無象に晒すべきではないな」

「???」

「エビフ山よ、ようやく貴様が報われるのだ・・・2400万の未来の果てでな。我親たる神どもがやらかし、ごめんなさいね!神性Bが謝罪してやろうではないか!ふははは!」

(この神話もまた、部員の方からの提供です!ありがとうございました!)


ゴージャス慰安・閻魔亭盛立大奮闘記!~めでたしめでたし~
あんちえいじんぐ~楽園の威を借るぐっちゃん~


「──安心したぞ。薄汚い人間の物理法則に満ちた世界にて・・・よくぞ桃源郷のような宿を護りぬいてくれたものだ・・・」

 

 

人にはたどり着けぬとされる迷い宿。どこかにあるとされる、『雀が切り盛りしている』と言われる不思議な不思議な閻魔の宿。誰もが童話にて知っているその珍妙不可思議な宿。大きく聳え立ち、橋がかかるその紅色の宿前に。芥ヒナコ──いや、地球の触覚足る存在に極めて近しい存在たる、中国のとある歴史の一幕にて現れし『虞美人』その人が、感慨深げに変わらぬその宿のまえにて目を細める

 

自らには、寿命と呼ばれるものが存在しない。いつまでも生き、いつまでも生が続く性質を持っており、定められし命の者共より頑強、頑丈なのである。かのレフが仕掛けた爆弾には不覚を取ってしまったものの、余程の事が無い限り。自分の生命が断たれる事は有り得ない。・・・その性質を妬み、羨み、蔑む人間どもに随分と害された記憶を思うと、憎しみと怒りで腸が煮え繰り返りそうになる。不死が良いことばかりだとでも思うのか。お前たちの誰か一人が不死になれば理解に至ろう。その脆弱な精神では、必ず最後には死しか望み得なくなると断言してやろう。──それだけの苦しみを、今この身は抱えているのだから

 

「あー、体バッキバキ・・・うぅ、カルデアに行くんだから少しは体を解しておこうなんて考えるべきでは無かったか・・・?」

 

あんちえいじんぐ。身体中に溜まった凝りと張りを落とし、万全の態勢で項羽様を迎えようと思い立ち、迷いの宿へふらりと立ち寄ったは良いものの、身体中が休めるのは今か今かと熱烈に訴えかけて来るのだ。数百年、数千年溜まりに溜まった肩凝りや腰の痛みは、最早想像を絶するほどに蓄積されぬいている

 

「うー、肩を動かすだけでバキバキ言うとか嘘でしょう・・・?胸だってそんなに大きくないわよね、信じられないわ・・・」

 

そう、頑強かつ頑丈であればあるほどに溜まる用量も多いのだ。しかも、それと一生付き合わなくてはならないとされる苦痛を知りもせずに、死の恐怖から逃れられるだけで追い求める愚昧たち。変われるものなら変わってやりたい。というか変わって。本当に辛い、しんどいんだから。

 

「こ、こほん。まずは威厳、威厳よね。いつものように長寿モードで声をかけ──」

 

宿の入り口の前で身だしなみを整え、『旧友』との再会を恙無く果たさんと見栄を張り、いざ扉を開けんとしていたその様子を、とある人物はしかと目の当たりにしていた。みかねた様子で、ヒナコに声をかける舌足らずな声が響く

 

「お久しぶりでち、ぐっちゃん。わざわざやって来るとは、余程酷くなったでちか?」

 

「!──えんまちゃん・・・!」

 

赤髪、そして小柄。割烹着としゃもじ、そして地獄の住人の証たる小さな帽子をちょこんと被りし、この豪華なる『閻魔亭』を切り盛りせし、かつてよりヒナコの相談に乗ってくれた数少ない友人と呼ぶべき存在──紅閻魔。チュチュンと腹話術にて、その可愛らしくも凛とした声音を響かせる

 

「永らく生きているのは大変でち。何を求めてきたかはわかっているでちから、心配はありまちぇん。ささ、早く中に入るでち」

 

「う、うん・・・ごめん。世話をかける」

 

「言わない約束でちよ。達人コースでいいでちね?」

 

手慣れた対応を示す紅閻魔。それは永らく愛顧してもらっている常連に示す態度だ。紅閻魔の宿を、いつも愛用してくれているヒナコの事を上客として、そして友人としてもてなす事を喜んでいるのである

 

彼女が何者なのか、此処がどんな場所なのかは何れ語られる。ただ今は、不死の存在との交友を持つ閻魔亭の主人であること以外に、重要な情報は無い。おずおずと歩み出すヒナコの背中を、楽しげに紅閻魔は後押しするのだった──

 

ぐっちゃんと ちゅちゅんとふれあう すずめかな

 

「コート、お預かりするでち。今日は特別に、あちきがやってあげるでちよ」

 

「あぁ、助かる。奥の日陰の寝台でお願い。・・・あぁ、そこ・・・。~っ・・・~」

 

うつ伏せにリラックスし、紅閻魔の女将のアンマに身を委ねるヒナコことぐっちゃん。溜まりに溜まった澱みが、指を通じて身体から抜け出ていくようだ。その禁断の快楽と解放感に、猫が喉を鳴らすような声音を抑えられない

 

「凝ってるでちね~。達人コースでも全快出来るかどうか・・・」

 

「構わぬ。やれるだけやってほしいわ。カルデアなんてアウェーに行くんだから、すぐに爆発四散できる準備はしとっ、んぉおっ、ぁおぉぉ・・・」

 

凝りを解される度に、とある男性と紅閻魔にしか聞かせられない唸りと雄叫びを上げ体を伸ばすぐっちゃん。マジホント桃源郷。そんな意味不明な柔らかい快感が指を通して身体中を癒していく

 

「たまらぬ・・・たまらぬぞ・・・若返る・・・あぁ~・・・」

 

「カルデア・・・?そこはどんな場所なんでちか?」

 

「あぁ・・・カルデアというのは・・・」

 

あの頭のネジが外れた真祖の受け売りを、アンマにて緩みきった声音にて紅閻魔の耳にいれるぐっちゃん。余りのリラックスぶりにふにゃっふにゃになった声音ではあるが・・・この世の楽園となりし人理を建て直した精鋭達の集まり、そして総ての娯楽を束ね、どんな苦難や困難もたちどころに砕き完全無欠の結末を手にする場所なのだと、ヒナコはアルクェイドの言葉を繰り返し告げる

 

「凄い場所でち・・・!まさか、この世界にまだそんな場所があったのでちか・・・!」

 

「作られた、とは言うけどね・・・もう私、フラフラするのも疲れちゃったし、あそこでもうひっそりと生きていこうと思うのよ。カルデアの職員としては、私の方が先輩だしね」

 

後輩がマスターやってるみたいだけど、前線で戦えてマスターも出来る私の敵じゃあ無いわね。パシってやるんだからと自慢気に告げるぐっちゃんの姿を、楽しげに眺めながらアンマを続ける紅閻魔が、ポツリととある言葉を漏らす

 

「・・・そんな王様が本当にいるのなら、閻魔亭のピンチも救ってくれるのかもしれまちぇんね・・・」

 

「・・・ピンチ?何かあったの、えんまちゃん?」

 

その言葉に耳ざとくぐっちゃんは反応する。随分と元気が無いように見えていたのもその言葉に関係しているのだろうか。あんちえいじんぐを受けながら、首だけを動かしてえんまちゃんを見据える

 

「・・・口が滑ってしまったでち。御客様に聞かせる話では無いのでちが・・・」

 

「何言ってるのよ。客の前に気心の知れた知己じゃない。相談に乗れるなら乗ってあげたいわ。話しなさいよ、ほらほらぁあ~・・・」

 

ぐにりとおされべろんべろんになるぐっちゃんに思わず笑みを溢しながら、長く考え込む紅閻魔は、やがて彼女だけに話始める。閻魔亭が抱える困難、直面した問題を

 

「実は・・・閻魔亭を、畳もうと考えているでちよ。今年限りの三月で、とある人に閻魔亭を売り渡すでち」

 

「・・・は?ちょ、は?」

 

何それ、想像以上に大ピンチじゃない・・・そう絶句したぐっちゃんに、ポツリポツリと閻魔亭の現状と惨状を語り始める紅閻魔。友人ならではの心の気安さが、彼女の舌を振るわせた。諸事情により、紅閻魔に舌はないのだが

 

500年前に、御客人の大切にしていた財宝を此方の不手際で紛失してしまったこと。そしてその弁償と損害補填が返しきれず、利子が膨れ上がり利子すらも返しきれていないこと。膨れ上がる借金に、首が回らないこと。このままでは、閻魔亭を手放さなくてはならないこと・・・

 

「あちきはともかく、従業員たちも路頭に迷うのは避けたいのでちが・・・もうどうにもなら無いところまで来てしまったでち。これ以上、返済の期限は伸ばせないと仰有られているのでちよ・・・」

 

「なんですって・・・!?そう言えば、閻魔亭はもっと広かったわよね。それがほとんど閉じられていたのは・・・」

 

「時が流れて、客足が遠退いて寂れていった事と運用の目処が立たないことが重なったでち。鳳の間も、客室も温泉も解放出来ていないのでちよ・・・」

 

温泉もなく、客室もなく、満足におもてなしできる設備もない。客足は遠退くばかり、しかして借金は倍々に膨れ上がる。そんな地獄の悪循環に陥った事により、最早権利書を保持する事すら出来ないと紅閻魔は告げるのだ。最早これまで、客足の無い旅館は潰れるのみであると

 

「・・・おのれ・・・!」

 

唇を噛むぐっちゃんは、無力に打ち震え憤っていた。不死であろうが長生きであろうが、星から力を吸い出せようが友の抱える難題や困難を消し飛ばすことは叶わない。借金を迫る輩を惨殺するは容易い。だがそんなことをしたところで、約束を反故にし借金を踏み倒した悪名が広まるだけだ。そんな事をしたら、自分が閻魔亭に止めを刺してしまう。そんな事は、断じて許容できない

 

「なんとかならないの・・・!?えんまちゃん、昔から一生懸命切り盛りしてきたじゃない・・・!」

 

この場所を、大切に護り抜いてきた姿を誰よりも知っている。そんな彼女が築き上げてきた閻魔亭を、何処の馬の骨とも知れぬ雑魚に譲ってしまうのか。それでいいのかと懸命に問うも、紅閻魔は首を振るのみだ

 

「もう、いいのでちよ。御客様ももうぐっちゃんくらいしかいないでちから。むしろ良かったでち。最後の御客様のぐっちゃんに、貸しきりにできるんでチュから。閻魔亭の幕引きには誂え向きでち」

 

「や、止めてよね・・・!私、そんなの認めないわ!なんとか、なんとか・・・諦めなければ・・・!」

 

「・・・ありがとうでち。ぐっちゃんは優しいでちね。・・・そんなぐっちゃんに、お願いがあるでち」

 

自分に出来ることならば、と即答するぐっちゃんであったが、その頼みは現状打破のものではない。最早それは、沈み行く船からの保護と委託の申請のようなものだった

 

「もし、楽園に行くときは・・・よかったら、雀達を連れていって欲しいでち。ごきげんおーさまが気に入ってくれるかは分かりまちぇんが、きっと役にたつと太鼓判を押すでちよ。だからぐっちゃん、これからも──元気でやっていくでちよ」

 

「・・・っ・・・!」

 

それきり、紅閻魔は口を開かず、ぐっちゃんのあんちえいじんぐに注力し続けた。唯一の客人に対する礼節を尽くし続けた。絶望的な状況でも、女将として、閻魔亭の在り方を崩さぬその姿は気丈であり、忸怩たる想いをぐっちゃんに叩きつけたのだ

 

何たる無情か。誰よりも清らかで、神秘に満ち、理想的な接客の宿がこのような形で幕を引くというのか。永き間、神や精霊を迎えもてなしたこの場所が、こんな結末で幕を引くというのか

 

何よりも、友人たる彼女が不本意な形で閻魔亭を締めるという事実が、何よりも納得できなかった。誰よりも奮闘し、健闘し、頑張った者の結末がこれだというのならば、因果応報とはなんの為の概念なのか?

 

「大丈夫でちか?痛くないでち?カルデアでまた頑張るのでちから、此処に疲れは置いていくでち。ぎっくり腰にでもなったら・・・」

 

それきり言葉を発さなくなってしまったぐっちゃんに心配げな声をかける紅閻魔。やはり話すべきではなかったと、申し訳なさげに目を伏せる紅閻魔であったが──

 

「──・・・紅や、紅や・・・」

 

「?」

 

「・・・──汝の亭を、如何せん・・・!」

 

ぐっちゃんの思考は、静止や諦めとは無縁であった。数少ない居場所を、大切な知己を、そして何より友人として過ごした時間を無為にしたくない、裏切りたくないという決意が、ぐっちゃんの気合いとやる気を奮い立たせた

 

「私に!──いいえ!『カルデア』に任せておきなさい!もう凄いんだから、カルデアにかかれば、えんまちゃんが笑って閻魔亭も全部改築されて借金もチャラになる結末がやって来るんだから!」

 

「な、何を言っているでちか・・・!?」

 

自分がこれから赴く組織の威光を途端に振りかざし始めたぐっちゃんの姿に困惑を示し、ついでに背中から転げ落ちるえんまちゃんを優しく抱き起こし、ぐっちゃん・・・いや、カルデアのマスター、芥ヒナコは告げるのだ

 

「信じなさい!私が、私達カルデアが、あなたの全てをなんとかしてあげるわ!だから安心して、これからも私をあんちえいじんぐしなさい!」

 

そう、建前はあんちえいじんぐであるが、真意は紛れもなく友の為。──芥ヒナコが、楽園に脚を踏み入れるに相応しき輝きを宿した瞬間である・・・──




ヒナコ「私達に任せておきなさい。私はこう見えてカルデアのトップマスターチームに所属していた名うてのマスターよ。その私が一声かけたならカルデアは動くわ。必ずね!」

「爆発に巻き込まれて冬のナマズみたいに大人しくしていたのではなかったでちか・・・?」

「私はマスターとして活躍できるスペックを持ち、自分も戦える最強のマスター!私がいれば人理修復は楽勝だったの!だからあなたの宿も建て直せるわ大丈夫!」

「冷凍保存で戦うべき時に戦えず追放を食らったのでは無かったでチュか・・・?」

「もう!私の本気は蘭や項羽様が来てからなの!なぁに見てなさい。私が来なさい!と声をかけたらカルデアは従わざるを得ないわ!私は!真祖?とかいう凄い存在なのだから!」

「完全上位互換が現れてガクブルではなかったでちか・・・?」

「見てなさい、この閻魔亭も!あなたも!潰えさせはしないわ!このぐっちゃんに任せておきなさい!」

「・・・──ありがとうでち!ぐっちゃんの言葉、信じてみるでちよ!」

「そうよね!そうよね!任せるのよ!」


~自室

ぐっちゃん「やっちゃった・・・」

(カルデアに命令や召集かける権利なんて微塵も持ってないわよ私・・・!無理よ、よりにもよって私の頼みなんて聞くわけないじゃない!力尽くなんて絶対無理だし!今更無理だなんて言えるはずないし!どうすれば、どうすればいいの・・・!?)

「・・・──やりたくなかったけれど・・・これしかないようね・・・!」





ゴルドルフ「さぁ召し上がるといい!私特製!トロットロのカルボナーラ&カリッカリのベーコンだ!心も溶ける、熱くなる!良いことだらけだとも!特に少女組は食べなさい!体が資本だからね!」

リッカ「はーい!私よりヒロイン力高いなぁゴッフさん・・・!」

マシュ「おいひぃれふぅ・・・おかわりお願いしまふ・・・」

オルガマリー「私は食事は別に・・・」

ゴルドルフ「聖杯だから必要ないと?バカモン!聖杯だろうか人間だろうが心の潤いや人間らしい生活は不可欠だ。必要ないから要りませんよなんて事を考えたら人間は人間である必要は無かろう!美味しいものを美味しいと思える心を殺してはいかん!」

オルガマリー「────」

ロマン「ふふっ、一本取られましたね、マリー。ゴルドルフさん、ボクにもくれるかい?シバに持っていってあげたいからね」

「貴様はもっと贅沢せんか!ソロモンであった頃の分を取り返せ!私秘蔵のステーキもくれてやる!」

「わぁい!ありがとう!いやぁ、ますます賑やかだなぁ!」

『LINE』

オルガマリー「?」

リッカ「なになにどしたの?誰々?」

『私を招きたければ、私のお願いを聞いてもらう』

「・・・?」

『力を貸して、助けてくれないかしら 芥ヒナコ』

「・・・ヒナコ・・・?」

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