人理を照らす、開闢の星   作:札切 龍哦

67 / 2537
クラスごとに一つ一つ区切ることにしました。ごめんね!


召喚――四騎士編・バーサーカーの巻

――カルデアの戦力を拡張し

 

 

 

――器の后(片方了承無し)を迎える

 

 

運命の召喚が始まった――!

 

 

 

 

「改めまして、清姫と申します。ますたぁ。よろしくお願いいたしますね……?」

 

 

着物と扇子、角を生やした高貴な雰囲気のバーサーカーが現れる

 

 

「きよひー!きよひーだ!」

 

「またその蛇女か。戦力に期待などはしておらぬが、下限にも限度があろう」

 

「まぁ、手厳しい。確かに私は蝶よ華よと育てられた身ではありますが、宝具のランクは貴方と互角ですわよ……?」

 

――本当か!?英雄王と互角!?

 

「ほう……良かろう。その言葉を信じ、カルデアに参ずることを許してやろうではないか。精々マスターに張り付けよ」

 

「うふふ、望むところですわ。信じる、という点に関して、私の右に出るものはありません……」

 

 

「よろしくきよひー!」

 

「はい、あんちんさま」

 

「……やはり蛇は邪道よな。蛇だけに。ふはは!」

 

「はい?」

 

――極東の島国、日本。いったいどんな魔境だったんだ……

 

 

「次だ!!」

 

気を取り直し、召喚サークルを起動させる

 

 

「バーサーカーはあまりお勧めしないんだよなぁ。強いんだけど魔力食べるし、言うこと聞かないし……ぶっちゃけヘラクレスがいるならそれで……」

 

「念には念、さ。気持ちのいいバーサーカーだっているかもだろ?」

 

ロマンの意見を補足するダ・ヴィンチちゃん

 

「それは、バーサーカーなのでしょうか?」

 

「知らぬ。そら、出るぞ」

 

 

光が収まり、現れしは

 

 

「――よう!俺は坂田金時!これから世話ンなるぜ。俺っちの事はゴールデンと呼んでくれ!」

 

筋骨隆々、みなぎる覇気と筋力を感じさせる巨漢の快男児が現れた……坂田金時?また日本の英雄!?

 

「ほう。ゴールデン……中々よい名を名乗るものよな」

 

「――ッッッ!!」

 

器を見た瞬間、硬直する坂田……ゴールデン

 

「ん?なんだ?我に何か言いたいことがあるのか?」

 

「――クール」

 

「なに?」

 

「……超絶クールじゃんよ……きらびやかに輝くゴールデンの中のゴールデン……!!」

 

「はい?」

感激に身を震わせている様子のゴールデン……がっと頭を下げる

 

「アンタこそ真のゴールデンキング!後生だ、サインをくれ!背中んトコにイカした感じでゴールデンなサインを!」

 

……え?日本の英雄だよねこの人。何だか横文字が多くないか?

 

「なんだ、話のわかるバーサーカーもいるではないか。我の威光を瞬時に見抜くとはな。やはり我は偉大だなふはは。マジックでよいな?」

 

かきかきと、『ギルガメッシュ』と書き込んでいく。地でいいんだ。満足げに頷くゴールデン

 

「Thank You!さて、俺っちのマスターは」

 

「私!」

 

「――……なんだよ」

 

プイッと顔をそらすゴールデン

 

「よ、よろしくな……おぅ」

「?どうしたの?」

「な、なんでもねぇ!ちかいっつの!」

 

「?」

 

「ははは、初々しくてよいではないか。小学校低学年か?精々仲良くやるがいい」

 

――日本とは……

 

「次だ!バーサーカーはこれで締めだな!」

 

「はい!サモンプログラム、スタート!」

 

光が放たれ、やがて収束する

 

「二連続で日本の英雄かぁ。次もかな?」

 

「――日本の事情はよく知らぬしどうでもよいが、バーサーカー多すぎではないか?」

頭おかしい人が多いってことなのか……?

 

「あはは、お国柄かな?――来るぞ!」

 

そこに現れたのは――

 

「新撰組副長、土方歳三だ。クラス?そんな事はどうでもいい。俺がある限り……ここが、新撰組だ」

 

洋風の戦闘服に身を包んだ、長身の剣士が立っていた

 

「また日本か……狂いすぎであろうが……」

 

「ワッザ!?ヒジカタ=サン!?」

 

驚くマスター。ゆっくりとみやる、土方と名乗る男

 

「お前がマスターか。……精々気張れ。諦めるな」

「は、はい!」

 

「新撰組……そういえば、貴様の知己がいたな。セイバー擬きの次はバーサーカー擬きか」

 

「……アンタは?」

 

 

「我はゴージャス、ギルガメッシュ。このカルデアを治めし王の中の王よ」

 

「そうか。――世話ンなる」

 

挨拶を返してくれた。……あれ?皆喋れるぞ?ヘラクレスさんも喋れたりするのかな本当は

 

「うむ、励めよ」

 

「あぁ、で、知己ってのは……」

 

口を開く前に、明るく騒がしい声が響き渡る

「どもー!ガチャってますか―!?課金は食事と同じ!ガンガン課金しましょー!それより見てください!ジャンヌさんと作ったくまの○ーさんのお面です!似合ってますか?似合ってますか!?物真似いきまーす!はぁいぼぉく○ーさん。はぁちみぃつたぁべた――」

 

「何してんだてめぇ……」

 

「――――はい……?ひ、土方、さん……?」

 

凍り付く空気、震えだす沖田

 

「知己ってのはてめぇだったか。随分楽しそうじゃねぇか。沖田」

 

「あ、わわわ。あわわわわわわわわわ」

 

「――まさか、腑抜けちゃいねぇよな……!?」

 

すらりと刀を抜く土方――ちょ!?

 

「何がプーさんだ舐めてんのか!!局中法度第一!復唱しろ沖田ァ!!」

 

「はいっっっ!!しし、『士道ニ背キ間敷事』!!」

 

「テメェのその様は不覚悟って事でいいな!!介錯してやる!――腹切れ沖田ァァ!!!」

 

鬼の気迫と、脱兎のごとく逃げだす沖田

 

「ままままま待ってください!!自由時間だから赦されているんですよぉ!!」

 

「言い訳は腹切ってから聞いてやる!!神妙にしやがれ!テメェ待ちやがれこの野郎――!!」

 

「ひぇええぇええぇえたすけてくださぁあぁあい!!沖田さんだけ扱い酷くないですかやだぁあぁあ!!」

 

「うぅううぅうぉおぉおおあぁあぁあぁあ!!!」

 

扉を蹴破らんばかりに、二人は退場していった……

 

 

「……」

 

「ギル……」

 

――なにも言うことはない

 

「……まぁ、バーサーカーにセイバーは期待しておらぬ。前向きに考えよ。意思疏通ができるバーサーカーでよかったではないか」

 

「そ、そうかなぁ……」

 

「手綱を握るはマスターたる貴様の仕事よ。我は知らぬ」

 

「次は……そうさな、アサシンにするか」

 

――とりあえず、賑やかにはなりそうだ




「⬛⬛⬛⬛⬛(最近のバーサーカー未来に生きてるな・・・)」

どのキャラのイラストを見たい?

  • コンラ
  • 桃太郎(髀)
  • 温羅(異聞帯)
  • 坂上田村麻呂
  • オーディン
  • アマノザコ
  • ビリィ・ヘリント
  • ルゥ・アンセス
  • アイリーン・アドラー
  • 崇徳上皇(和御魂)
  • 平将門公
  • シモ・ヘイヘ
  • ロジェロ
  • パパポポ
  • リリス(汎人類史)

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。