人理を照らす、開闢の星・序章〜awakening,precious,star〜 作:札切 龍哦
~第三の眼開眼編(特別出演 シヴァ(グランブルーファンタジー)
パールヴァティーとして転生し寄り添えた女神(良かったですねー)・・・あれ、サティとしてでしたっけ。まぁどうでもいいです
そんな夫婦になった後でも旦那は修行マニアで、ただひたすらに瞑想に耽っていたのです
それを面白くないと思った女神パールヴァティーは何を思ったか・・・
シヴァ【────────(瞑想中)】
パールヴァティー「もう、たまには休息も必要ですよ?・・・だーれだ♥」
(くそでか溜め息)このようにシヴァの両目を手で覆い隠しました。すると・・・
パールヴァティー「え、あれ、世界の光が・・・あれ・・・!?」
世界が暗雲と闇で閉ざされ、何も見えない黄昏が包みました。・・・意味が分からないとか言わないでください。私だって同じです
「あ、あなた!起きてください!世界が、世界が大変なことに・・・!」
そんないいこちゃんがあわてふためいたその時・・・
シヴァ【────我が眼、我が妻の誓願に応え万象を照らさん──】
閉じた両目の代わりに額の【第三の眼】が開眼し、世界を照らしついでに目の前にあった山々と世界を吹っ飛ばしたのでしたー。はくしゅー
・・・要するに夫婦のイチャイチャで生まれた焔で焼かれたんです。バカみたいでしょう?
これからちょくちょくネガティブキャンペーンしますんで、楽しみな物好きさんはお楽しみにー
BBチャンネルスタジオ
「先輩にマスターさん、上手くやっているでしょうか。キアラさんを始末するためにも慎重に、大胆にですよ、ファイトです!」
ザビ『すまぬBB、失敗した失敗した失敗した』
「えぇっ!?いきなりですか!?」
『かくかくしかじか。そういうわけでフォローを頼みたい』
「ふむふむ成る程!マスターさん、感激しちゃったんですね!いいです、先輩のたのみならば!」
『すまぬ、すまぬ。じゃあ話がまとまったタイミングで──』
「この人を知っているようだけど・・・何者?サーヴァントなのよね?敵か味方か、どちらかを明文化してほしいのだけれど。こっちとしても、あまり余裕はないのだから」
メルトリリス・・・藤丸に従うサーヴァントである彼女が毅然と言い放つ。うっかり呟いてしまったリッカの言葉を鋭く認識し、その所在と在り方を問い掛けてきているのだ
「えーと、ですね・・・」
【・・・・・・(ごめんカーマ!はくのん・・・!)】
感慨と共に呟いた一言が状況をややこしくしてしまった事を深く悔いるリッカ。彼女の特性として言葉に宿る力と指向性は常人の比ではなく、一言心を込めた言葉は万の鬨にすら勝る影響を対話にて及ぼすのだ。それによりこの状況、疑念と疑惑をもたらしてしまった事は予定外のピンチであることを認識し仮面の下の表情が><となってしまう事は避けられなかった
カーマもまた土台からペースを崩されたため二の句を告げられずにいる。見知らぬサーヴァントとして自然に合流する成り行きがオジャンとなりそして疑念をもたらされた今、狙うは起死回生の一言のみであるのだが、それがふわりと浮かべば苦労はしないのである
白野は存在自体を悟られてはいけない立場なため黙秘を貫いている。その為助力や助言はレイラインにての対話のみだが、僅かな同意や仕草にて正体がバレては難易度は格段に高まる。迂闊な言動は、慎まなければならないのだ
無言を貫かざるを得なくなったリッカ、ザビ、そしてカーマ。このまま戦いとなってしまっては本末転倒である。藤丸達には最後まで生き延び帰還してもらわなくてはならないのだから。同士討ちなど論外だ、なんとかして協力体勢を・・・
(──はっ、これだ。これしかない)
その時新王に妙案浮かぶ。運営にしてゲームマスターの元締めの立場にいる自分だからできる最善の策。これならいける。きっとなんとかなるとレガリアを輝かせ各自に通信を届かせる
『合わせて、二人とも。これで乗りきる』
【!】
(・・・分かりました。こう言えばいいんですね?)
同時にザビ、とある場所へコンタクトを行う。リッカはひたすらに沈黙を貫き、そしてカーマは台本のままに言葉を紡ぐ
「・・・ようやく見つけました。BBも回りくどい真似をするものです。ハンディキャップとしてなら目の前に召喚してくれればいいのに」
「・・・なんですって?」
「分かりませんか?ハンデですよハンデ。BBが丸腰で招いてしまった落ち度を省みて私達を攻略の要としてあなたたちへとプレゼントしたという事です。ですよね?アヴェンジャー」
【(こくこく)】
選び抜いた選択肢、それは運営からの補填であった。戦闘力不足の藤丸に気まぐれと慈悲のプレゼントとして召喚されたサーヴァント、それが自分達であるという設定をでっち上げたのである。本来なら運営に問い合わせれば破綻する物言いであるが・・・
「・・・有り得ない、とは言い切れないわね。BBだもの、何をしてもおかしくないわ」
「うん、BBはノリでそういうことするよね」
『別の意味での私の後輩の信頼に恥が高い』
【ブフォッ・・・!】
噴き出してしまったリッカにカーマが戒めのローキックをげしりと放つ。拗らせないでくださいお願いだからと想いを込めたキックにリッカは謝罪を込めて姿勢を正した
「それじゃあ、オレ達を助けてくれるサーヴァント・・・って事で、いいん、だよな?」
「そう思ってくださって構いませんよ?少なくとも敵対の意志はありません。まぁ力が信じられないというのなら、このこわーいアヴェンジャーが存分に暴れられると思います。死ぬ間際に後悔しても遅いですよ?」
【(私の、私の印象が大変な事に・・・!)】
無言の沈黙を絶対者の威圧と捉えたのか、ごくりと唾を飲み込む藤丸。その提案を総て受け止めた上で・・・
「・・・解った。二人の力を貸してくれ。皆で、このセラフから脱出しよう」
「ちょっと・・・!?マスター、正気!?」
「賢明な判断、助かりますね。それでは、お互い吐き気を堪えながら頑張っていきましょ~う」
藤丸はそれを是とした。信じる事を選択し二人を仲間として迎え入れる決心を、決断を果たしたのだ。メルトリリスは当然ながら難色を示す、が・・・
「不意討ちしたのはオレ達なのに、こうして話をしてくれた。敵ならそんな事、必要ない筈なのに」
「・・・それは・・・」
「信じるか、疑うか。どちらかっていう時には・・・まずは信じてみたいんだ。モリアーティに、そうした時みたいに。そうしなきゃ、見えない道がきっとあるから」
【(・・・あぁ、間違いないや。ロマンやカルデアの皆が支えてくれただろう、マスターとしての在り方だ)】
彼の判断を以て確信する。彼は一般人の感性を持ち、紛れもない善側の人間であると。その言葉は、リッカにとって信を置くに十分であった
「宜しくお願いするよ、二人とも。オレは藤丸立香。魔術師としてもマスターとしてもまだまだだけど、土壇場のしぶとさが売りの泥臭い人間だ。そんなオレに、力を貸してくれて嬉しいよ」
「・・・はぁ。アサシンです、よろし──」
「待って。──協力と言うなら、まず真名を明かすのが礼儀ではなくて?社会のマナーでしょ?それ」
すかさずメルトリリスが牽制を行う。どうやら二人旅を邪魔した者とBBの回し者に心を許す気は無いようだ。まずは潔白を示せと詰め寄る繊細さに、心からうんざりげにカーマは同意する
「・・・いいですけど。カーマです。それ以上でも以下でもない、カーマです」
「・・・カーマ?インドの?待って、あなた男性神の筈よね?」
「アーサー王が女の世界で何を言っているんですか?記憶野や想像力まで削ぎ落としたんですか?」
「何ですって・・・!」
まぁまぁ、とカーマを宥め、メルトリリスを沈めるリッカと藤丸。仲良く、仲良くありたい。喧嘩はよくないダメ絶対
「・・・まぁいいわ。問題はそっちよ。なにかしら、その見てるだけでおぞましい呪いの鎧。あなた、どこかの怨霊か邪神なの?」
【・・・・・・】
ボロクソ言われてる・・・敵に何を言われても動じないが、味方に蔑まれると泣きたくなるリッカである。そんなに悪く言わなくてもいいじゃん!となる気持ちを堪えつつ、自分の真名を明かそうとして・・・
「あぁ、この子にはちゃんと名前があるんですよ、安心してください。えぇ、ちゃんとね」
カーマが遮り、リッカのフォローに回る。彼女は口に出さず、喋れないが故だ。口調、言葉などでサーヴァントでないことがバレれば破綻する。此処は無口、無言のキャラを通さねばならぬ故に・・・
「この子の名前は『クリシュナ』です。訳あってアヴェンジャーとなっていますが、れっきとした強さを持っているんですよ。ほら、真っ黒でしょう?」
【・・・!】
「クリシュナ・・・!・・・BB、何を考えているのかしら。ただの気紛れにしては最高級のものを寄越すなんて・・・」
「クリシュナ・・・アルジュナの親友だっけ、たしか」
(いいですか、リッカさん。あなたはクリシュナと名乗ってください。そんな逸話あったっけ?と言われたらアバターだと言って誤魔化しましょう。いいですね?ボロはなるべく出さないように。大丈夫です、インドだからで大抵は納得してくれますから)
インドって凄い、改めてそう思った。そんなわけで自分の仮名が決まり──
【・・・ワタシハ、クリシュナ。コンゴトモヨロシク・・・】
「よ、よろしくお願い致します!クリシュナ!」
「・・・なにその挨拶?」
『ブフッ・・・』
そんなわけで、本懐である合流は無事果たせたのであった。一行が先に進まんとした時・・・──
BB「駆け足の~!!BB、チャンネル~!!」
【!】
メルトリリス「BB・・・!随分と気前がいいのね。インドから神と英雄を引っ張ってくるなんて。余裕のつもり?」
「はぁ、ぜぇ、はぁ・・・!は、はい?それはもう余裕です!余裕ですとも!そんなわけでハンデをあげちゃいます!リッカさ、あわわマスターさんとちがってセンパイは羽虫なみにへっぽこですから!情けをかけちゃいますね!そーれ!」
ガウェイン「むっ・・・!?ここは・・・、おや、マスターではありませんか!」
ロビン「あだっ!?飯時中に呼ばないで欲しいんですけどね!」
「ガウェイン!?ロビン!?」
メルトリリス「ちょっと、なんの・・・」
「ハンデ!そちらの二人もこちらもハンデです!怪しくありませんハンデですから!ですから存分に足掻いちゃってください!さようなら~!!」
藤丸「・・・行っちゃった・・・」
メルトリリス「・・・なんなのかしら・・・」
【(BB・・・グッジョブ!)】
ザビ『ナイス。後でなでなでしてあげよう』
BB「あ、ありがとうございます・・・でも、急な呼び出しはこれきりに・・・」
『本当に申し訳ない』
「やらないとは言ってないパターンです!?」