Qこの小説の一番誇らしい事は?
A感想数!最早誰にも破られない、部員の皆様が成し遂げた大偉業!
この小説で言われて嬉しい事は?
『○○が好き』『尊い』『原作がますます好きになりました』『原作に興味を持ちました』
この小説を執筆するメリットは?
毎日が楽しい、fateの熱が決して消えない、自分自身が紡いだ旅路が沢山の人に受け入れてもらえた事の喜びを毎日噛み締められる。自分の知らない何かをたくさんの人に教えてもらえる。
この小説を書いて嬉しかった事は?
お金以外の総てを読者の皆様から貰えた事。
この小説を書いて悲しかった事は?
感想読み返した時返信落としを見つけた事。雑種の限界を感じました。
目標は?
1000話毎日更新!
読者の皆様に一言!
バックアップ確保をお願いします!せめて第一部まではどうか!面倒臭がらず!ハーメルン以外での執筆予定はありません!
そして、つまらない平凡な自分に、毎日生きる意味と希望を下さって本当にありがとうございます!どうかこれからも、よろしくお願いいたします!!
~
ネフェルタリ「こちら、メニューになります。遠慮なさらず、楽しんでいってくださいね」
立香「あ、ありがとうございます・・・!じゃ、じゃあオムライスを・・・」
マリア「へい!オムライスいっちょう!」
エア「えーとオムライス・・・はい出来上がり!」
リッカ(全自動!?)
アルク[ご注文のオムライスだ。文字は?]
立香「文字!?」
[ケチャップで書いてやる。さっさと言え]
立香「え、あ、その・・・マシュ」
[先輩大好き♥️だな。──ふんっ]
ブビィ!!
『ケッコンシテクダサイ』
「そこまっ、そこまででは!?」
[待て、儀式もある。エアらの顔に泥は塗らん。行くぞ]
リッカ「何を!?」
[おい、しく、なーれ。もえ、モエ、キュン]
ズガァン!!
[しまった、指先からイカリングが出た。まぁいい、召し上がれ]
「───(戦慄)」
「ヒエッ・・・・・・」
式『歌います。首の歌。刀を振るいて素っ首一つ♪もひとつ払いて素っ首二つ♪仕手を返して素っ首三つ♪いなせな癖毛を落として四つ♪』
マリア「ピアノを弾くわ!(提案)」
藤丸(気ままだ・・・!スッゴい気ままだ・・・!)
リッカ(これが・・・ロイヤルズのオモテナシ・・・ッ!)
慣れるまで数分かけ、絶品オムライスを食べ空気が緩んだ所にて、気楽な会話が始まる──
「今日はフレンドとして、色々聞かせてね!・・・マシュが大好きなんだよね~?ね~?カルデアではどうなったのかな~?」
「・・・お、お陰様で!毎日同じベッドで眠るようになりました!寝てるだけです!マシュを汚すようなことはしてないから安心してほしい!」
フレンドとして楽園カルデアが登録した、セラフに共に挑んだ立香にリッカが交流を依頼したことで始まったこの対話タイム。お互いの歩んだ道のりはどんなもので、自分はどのような道を選んだのか。戦いも争いも介在しないこのアーネンエルベで、一時交わった互いの道筋を語り合う。
「どうして、マシュが好きになったのかな?」
「恐怖を勇気で奮い起たせて、自分を懸命に想ってくれるところが、だね。サーヴァントの皆は色々好意を向けてくれる方もいてくれるけど、根本的に心に残ってる人がいる、人生を全うした人なんだなと思うとどうしても一線を引いちゃうんだ。そんな中で、マシュはまっすぐオレを見てくれるから・・・かな」
何も出来ない、戦闘にも参加できない自分を、怖さを押し込めた普通の女の子として、支え続けてくれた。右も左も明日も未来も解らない中で、マシュだけが自分の心に寄り添ってくれた。だから、辛く長く苦しい旅路も戦い抜けた。世界を救う事が出来たんだと。全部マシュのお陰だと、立香は断言した。
「旅は、辛くて苦しかった?」
「肉体的、精神的なしんどさや辛さには慣れたよ。ずっと自分を苛んできたのは・・・『何もできない自分がそこにいる』っていう事実そのものだった」
ただ一つたりとも、自分が取り組めるような些細な事件は無かった。どれもこれもが何年も鍛練した人々が、全力をもって立ち向かうべき試練だった。そんな大舞台に、主役に『なってしまった』。そんな事実こそが、自分を駆り立てる呪いだったと立香は吐露した。・・・マシュの手前、『かっこつけていきがっている立香』を張り続けた男の本音を、平行世界の自分にすんなりと告げることが出来たのだ。
「誰かがやらなくちゃならない事なのは解った。でも、何故オレなんだ、何故オレじゃなくちゃいけなかったんだ。もっと上手く、もっと強く、英雄のように立ち向かうべき人がいたはずなのに。たまたま自分しかいないなんて理由で、『世界を救った』なんて肩書きを手にいれるまで・・・オレなんか、マシュの後ろで震えを我慢しているだけだったのに」
「でも、それは間違い。あなたの存在がマシュに力を与えていたって気付いたんだよね?」
「うん、そうだ。──オレの旅路は、誰がなんと言おうと輝かしい、奇跡に満ちた物語だった。他の誰にもできない、オレとマシュと、皆の旅路。今なら誰になじられようと言い返すさ。『それでも、世界を救ったのはオレ達だ』って」
自分は、そこにいることしかできない一般人だったとしても。そこにいることで誰かの力になれた。だったらオレがいた意味は、それだけでいいんだと立香は旅の果てに掴んだと語る。少年と少女が掴んだ、旅路の軌跡を誇ること。それが、世界を望んだ自分の責任であり誇りだと、立香は語ったのだ。そしてリッカは静かに、潤んだ瞳をすっと細めた。
「リッカちゃん、君の旅路はどうだったんだ?」
「えっ、私?」
「オレが女の子の旅路だなんて想像もしてなかったからさ、凄く興味があるんだ!マシュと二人の女の子の旅なんて凄く華やかで可憐で、本当に絵本の物語みたいじゃないか!一般人のオレよりずっとずっと鍛えて活躍できたスペシャルマスターだなんて最高だよ!リッカ、聞かせてくれ!君の、君だけの旅路を!」
そう詰め寄られたリッカだが、リッカの答えは一つだった。目の前の彼の旅路と、自分の旅路。つけられる優劣なんて何処にもない。
「──同じだよ。立香くんと同じ。色んな人に助けられて、色んな奇跡が起きたからできた旅路。私一人で出来た事なんて、なんにもない。関わってくれた人達全員が掴み取った・・・人類の未来が報酬の旅だったよ」
強いて言うのなら、自分の旅路は奇跡の数と濃さが段違いだった。一生に一度のお願いが、毎日起こるような奇跡の旅路。輝く天の川が足許に拡がるような、煌めきの旅。醜いもの、穢いものが何もなかった奇跡の道行き。それが、自分の歩んだ道。沢山の輝きが満ちて、自分を照らしてくれた旅なのだ。比べるものも、違いも何処にも存在していない。リッカは本気で、そう信じているから。
「──そっか。じゃあ・・・オレと同じで。皆に支えられて駆け抜けた旅だったんだ」
「うん。今も続いてる。皆が支えてくれている、私の旅路。きっと今じゃ、私以外には出来ないって言える、言ってみせる・・・私だけの、至尊の旅路だよ。──ふぁっ!?」
予期せぬ所から、リッカは頭を撫でられた。見るとアルクが無造作に頭を撫でてきたのだ。そのままトマトジュースを置き、掃除へと戻っていく。見るとエアら皆が、二人にサムズアップを贈っていた。祝福と共に。
「そうか・・・そうだね。君は・・・リッカちゃんは、頑張ってきたんだね。きっと、オレが想像もできないくらいに」
「頑張ってきた、っていうのはちょっと間違い。頑張っていくんだよ、これからもずっと!死ぬまで!私が私であるまで、ね!」
ぐっ、とガッツポーズを取るリッカに、笑みを浮かべる立香。
──君が自分と同じ頑張りをしてきたなんて、謙遜だって分かりきってる。自分の身体はそんなに鍛え抜かれて無いし、生傷や古傷だってずっと少ない。
君の金色の瞳に刻まれたその紋章が、君がどれだけの奇跡で君を笑顔が素敵な女の子にしてくれたかなんて分かりきっている。
突っ立っているだけのあなたと一緒にするな。私は何倍も何十倍も何百倍も苦労してきたんだと、言ったって赦されるのに。君は、オレと同じだ、とまで言ってくれた。
「リッカちゃん」
「ん?なぁに?」
少なくとも・・・君の物語は、君が主役で本当に良かった。優しく、元気な君と話せて本当に良かった。そして、『無力に悩まない、強く真っ直ぐな自分』という、オレが望み焦がれた理想を、君はこの上ない形で叶えてくれた。
「──君に出逢えてよかったよ。大袈裟かもしれないけれど・・・」
マシュや、サーヴァントの皆と肩を並べて戦えたら。誰もが納得できる、英雄の様な自分になれたら。そんな、懐くだけだった儚い理想を叶えてくれて・・・
「君が、産まれて来てくれて良かった。オレの幼稚な理想、叶えてくれて本当にありがとう」
感謝の気持ちを口にする。自分の旅路を、憚る事なく誇りにできる可能性を見せてくれた君の生命そのものに。藤丸立香は心から、リッカの存在に賛辞と祝福を送った。そして──
「・・・『ロマンや、所長は元気かな』?」
その先の答えを確信したまま、先ほどまで聞くのが恐ろしかった疑問を告げる。リッカの旅路を、心から信頼できる今ならば、きっと。
・・・少年が懐いた無力への苦悩、救えなかった絶望。自分自身の限界が招いたものだ、世界の運命が彼を、彼女を奪った。誰が何をしようと二人は助けられなかった。そんな、理不尽への慟哭と後悔。
「──うん!勿論!ロマンは結婚して!所長は私とマシュの親友だよ!」
「──そっか!あぁ──そっか・・・!ありがとう!リッカ・・・ありがとう・・・!!」
その答えを、その未来を。少年は心から喜び、感謝した。──自分の無力のせいで、助けられなかった。自分が無力だから、犠牲にしてしまった大切な人達。そんな二人を、助けることが出来たなら、夢想し続けたもしもが、目の前の少女の運命が叶えてくれていた。
「ずっと、ずっと大切にしてあげてほしい!ずっと一緒に旅をしてくれ!二人とも、二人とも・・・すっごくいい人達だから!」
「うんっ!立香くんの事、誉めてたよ!『本当に、よく頑張ったね』って!」
「・・・うん・・・うんっ!オレは・・・本当に・・・君と知り合えて、良かった・・・!」
──その日、少年は運命を知り。自らの無力さの呵責より解き放たれた。
自分が出来なかった事は、絶対的な運命なんかじゃない。
どんな理不尽も、絶望も、自分自身の力で変えることが出来るのだ。彼女が、力を合わせてそうしたように。
(所長、ロマン。どうか、リッカちゃんのカルデアでお幸せに!オレは──)
だったら、自身はもう負けない。女の子の小さい身体で成し遂げたのだ、図体と意地がある男の自分が挫けていたら世話はない。
彼女のような、完全無欠の結末には至れなくても──
(オレだけの、オレたちだけの未来を掴みます!二人が見付けてくれた、オレの人生の総てを懸けて!)
自分だけの旅路の結末は、自分自身しか導き出せないものだと信じているから。
「ありがとう、リッ──あれっ!?」
「キュウニホメチャダメ・・・アッ・・・リッカクンマブシィ・・・」
「な、なんで消えかけてるんだ!?すみません!すみませーん!?この子なんか昇華されかけてますー!?」
少年は走り続ける。少女が見せてくれた、自分次第でいくらでも良くできる、星見の旅の道を。この世界に、どうにもできない絶望なんて何もないのだから。脚を、止めない限り。
交わった旅路は──立香の心を照らし、澄み渡らせたのである──
エア「お会計は、こちらになります。どうか、またのお越しをお待ちしておりますね」
立香「は、はい!こちらこそ、素敵な御店をありがとうございました!」
リッカ「外まで見送ってくるね、姫様!」
「はい、行ってらっしゃい!リッカちゃん、藤丸くん!」
マリア「またのお越しを!アリアトヤシター!ヴィヴ・ラ・ウルク!ヴィヴ・ラ・フランス!」
ネフェルタリ「花飾り、お届け致しますね?」
式『また、夢の狭間で会いましょう』
[..zzZZ]
~
マシュ(少女メンタル)「先輩!せんぱーい!」
立香「マシュ!」
「お迎えに上がりました、先輩!あ、そちらがリッカさんですね?立香さんが大変御世話になりました、マシュ・キリエライトと申します。本当に今日は素敵な時間をありがとうございました」
(控えめっ!淑女!)
「ありがとう、リッカちゃん。今日は本当に嬉しかった!また、一緒に特異点に挑もう!」
リッカ「うん!マシュ・・・ちゃん」
「はいっ、リッカさん?」
「──立香くんのお嫁さんとして!ファイトだよ!」
「ええっ!?お、お嫁さっ、リッカさん!?それはまだ早いといいますか、まずは結婚を前提としたお付き合いから・・・!」
立香「ははは、焦らなくていいよ、マシュ。──君と過ごす未来は、二人で一緒に護っていこう!」
「!──はい、先輩!」
「ありがとう、リッカちゃん!また、どこかで!」
リッカ「ばいばーい!また会おうねー!!・・・・・・行っちゃった、か」
(・・・立香くん。君は自分が思ってるよりずっと強いよ。普通な自分の尊さを、忘れないで)
リッカ「・・・・・・私も、帰ろっか──」
グドーシ「何をたそがれているのでござるか、リッカどの?」
リッカ「わぉあ!?グドーシ!?なんで!?」
「何とは異な事を。夕焼けに女の子一人を帰らせるグドーシはいないというだけでござる」
「・・・!」
「もう、手を繋ぐ誰かを羨む必要はござらん。──そなたの手を握る誰かは、こうしているのでござるから」
「・・・──うんっ。うん・・・!」
「さ、カラスが鳴くから帰るでござる。披露宴はまだまだこれからでござるよ」
「おーっ!」
~
ネコアルク「ぐすっ、ひぐっ・・・!うちら、空気読んでマジで良かったニャ・・・!」
ネコアルクカオス「絵面がギャグにしかならないから雲隠れ。ンー、英断」
ジョージ「麻婆豆腐が涙でしょっぱい・・・いや、これが青春の味っ・・・!」
「オッサンそれ何杯目だニャ!?」
どのキャラのイラストを見たい?
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コンラ
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崇徳上皇(和御魂)
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平将門公
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シモ・ヘイヘ
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ロジェロ
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パパポポ
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リリス(汎人類史)