人理を照らす、開闢の星

疾風怒濤の改築！ﾆﾚﾝﾀﾞｧ！

バニヤン

バニヤン「やだー！食堂から、スイーツじゃんぬから離れたくなーい！」

ギル「えぇい！ヒロインXオルタでもあるまいに！定住に付かぬか！ワガママは程ほどにせよ！」

バニヤン「離れる時間がもったいない！パンケーキ！パンケーキー！」

ヒロインXオルタ「解りみがふかいです。しかし隣の部屋は渡しません(もぐもぐ)」

リッカ「改築どころじゃないみたいだねー(もぐもぐ)」

シオン「流石に家に帰りたくなんて言われたらそうですよねー(もぐもぐ)」

──困りました、いったいどうすれば･･･はっ！(゜ロ゜)

その時！エアに電流走る！！

～

消えないパンケーキの家


バニヤン「やったぁー！パンケーキのおうちだぁー！」

アビゲイル「じゅるりっ･･･」

ラヴィ「止めなさい」

「まだ何もしてないわ！？」

ニャル【すげぇ。インスタに張ろ【パンケーキで家作ったったwwww】】

ナイア「メルヘン･･･メルヘンです･･･！夢のおうち･･･！」

「これで文句はあるまい！そして、魔女も来るのだぞバニヤン！」

バニヤン「誰！？」

じゃんぬ「私よ！！」

「魔女だー！！(о´∀`о)」

マシュ「素敵な魔女のデリバリーですよー！」

リッカ「ごめん、ネズラ思い出すから止めて」

「！？」

オルガマリー「クソ映画見ようなんて言うから･･･」

バニヤン「うん！私、此処に住む！」

「良し！エア！我にもリラクゼーションせよ！」

──お任せください！フォウにも！

フォウ(わぁい！)

---

「ふふはははははははははは！！エアの献身(バターケーキ&スピリチュアル整体リラクゼーション)により！我は今日も絶好調である！賢王よ、シドゥリめに頼んでみるがいい！割とまんざらでも無さげに行うであろうよ！」

(バニヤンに死ぬほど手を焼いた癖に･･･)

一息入れた後の超回復。バネをチャージするが如くに飛び出した王はまさにノンストップ。自らの楽しみの為ならば、どんな行為も愉快に変わる。エアの輝く笑顔の為、楽園の財の研磨の為。自らの愉快に生きる王は今日も誰よりも笑顔なのだ。

──今度はシチューも一緒に食べてみませんか？とろーりとしたシチューの後のバターケーキ！そして仕事終わりの･･･麦酒！これはウルクが産み出した最大の発明と言っていいはず！ワタシはお酒はダメなのですが･･･

《無理に飲まずともよい、万が一無闇に勧める輩がいたら我に任せよ。原初の塵に還してくれる》

(ボクもやるぞ！エアに無礼講を働くもの、その総てがボクの敵だ！)

《変わらぬな珍獣！》

(オマエもな、ギル！)

なんやかんやで三位一体なる三人は、更なる改築に向かう。そう、楽園は終わらない。変わらない事が真の終わり。その基準になぞらえるならば･･･

──二人とも、ありがとうございます！エルが暇をもて余してイシュタル様の神殿を壊さぬうちに、参りましょう！

《よし！なるべくゆっくり行くぞ！！》

(一週間くらい掛けよう！)

──二人とも！？

･･･御機嫌王がいる限り、決して楽園と叙事詩は終わるまい。絶対なる裁定者にして、永劫不滅の王を主役に添えるとはそういう事なのだから。今日も、楽園に王の笑いは絶えぬだろう。彼は駆ける。人類の歴史を見つめながら、傍らに至宝と獣を侍らせて──

桃子　日本昔話劇場+児童館

桃子「深く感謝を！これで楽園の皆様に日本の英雄、物語とはなんたるやをより深く知っていただけます！紫式部様を初めとする作家の皆様にも大変よくしていただいて･･･」

ギル「劇も催すとは多芸よな。ナーサリーめも喜ぼう。しかし、良いのか？」

桃子「ははっ、良い･･･とは？」

フォウ(日本昔話･･･元ネタはエグいって聞くよ？)

「あぁ！その点ならば心配御無用！おーい！こちらでーす！」

ゴールデン「おーぅピーチガール！小道具作り、終わったぜぇ！」

乙姫「うらし、げふんげふん！若者のビジュアルは我ながら会心の出来かと！」

「日本の英霊の皆様を呼び募り、皆様で話し合って添削を行う所存。御子様、夫婦、皆様が楽しめる物語を作らんが為に！」

天草「楽しみですね、聖杯天草探索物語。『聖杯おくれーーーーっっっっ！！！』と大聖杯に願うシーンは涙無しでは見られませんよ」

武蔵「巌流島の食べ歩き物語！武蔵小次郎が行く日本うどんぶらり旅蕎麦もあるよ！楽しみー！」

ギル「待て、聞き覚えの無い物語があるのだが」

アマテラス「ワフ！ワフワフ、ワッフ！」

将門公『此処に傑作物語『大神』をにんてんどぉすいっち貸し出しの下ぷれいを認可する。此処に、慈母の総てが記されよう。天道大使一寸の筆の下に』

「ワフン！」

桃子「是非、リッちゃん共々お越しください。日本の文化の真髄を御見せします！あ、よろしければですね、ギルさまとエアさまでおじいさんおばあさんを･･･」

(つまり！夫婦！？)

《よし！おじいさんはメソポタミアへウルク建国に向かう！エア婆よ、ナイアガラでいい感じに桃を拾うのだ！》

──いやですね賢王様(おじいちゃんの意)。王と夫婦だなんてワタシゃ畏れ多くて逝ってしまいますよ(ﾊﾟﾀｯ)

(逝ったーー！？)

イヌヌワン　アニマル喫茶

「イヌヌワンが御茶などを淹れ、動物と触れ合いながらティータイムを楽しむ。様々な動物との触れ合いの場を、あなたに。百獣幅広く取り揃えております」

あまこー「ワッフ(ｺﾃﾝ)」

──あっ･･･！おなか、肉球･･･！だめだめ、あまこー様はリッカちゃんだけのわんこ･･･！

フォウ(そうだっ！ボクはエアを･･･永久！逆指名さ！！)

《ふはは熱烈だな！だぁが！！我は獅子を好むと知れい！！》

(オマエじゃねーーーーー！！！)

セイバーらいおん「がぉーん！！」

「ぬぅ！？その声はセイバー！セイバーではないか！苦節二年遂に現れたかセイバー！良いぞ許す、ヘブンズフィール等と言う我の脚が残る不愉快極まりないルートなどさっさと終わらせ十五周年記念作品として今こそセイバールートリメイクを」

「がぉーん！！(ガッブゥ)」

「ガ──────！！！！！？」

──どうやら、チーフとして呼ばれた様ですね･･･

イヌヌワン「ご利用、お待ちしております。イヌヌワッ！」

フワイサム　果樹園

『導き出されるGIの閃きは、楽園の皆様に新鮮な果物を提供するべきと導き出した。ありがとう、三人方。これで食堂やスイーツ店にフワイサム印の果物を提供できる』

ギル「歯形が消えぬ･･･。ま。まぁ良い。自家栽培に着手するとは見処のあるヤツ。早速我をスポンサーにするが良い。尽きぬ資金を約束するぞ？」

シバにゃん「結びまぁす♥️！！具体的にはですねぇ、ロマンさまとラクダ園をぉ」

「ロマニ！」

ロマン『アルス・ノヴァー(自室直通ワームホール)』

シバ「あ～～～～～」

フワイサム『是非ともよろしくお願いします。良質なスポンサーがいればこそ、企業は成り立つ。1000円するリンゴや3000円するメロンを、一桁安く皆様に。価格市場を、ゴリライズ』

(このゴリラッ！できるッ！)

《本来機械とはこうあるべきよな。さて、次は･･･孔雀だな！》

──雉です！王！

《違うのか？》

──うどんと･･･そばくらい･･･

(フワッとしてる！)

アンク　天気観測&世界ニュース対応情報流通センター

『ありがと、愉快な皆様♪此処はね、南極という隔絶された地に世界の最新ニュースを届ける雉印のステーションにしたかったの。桃子やリッちゃんが浦島太郎みたいにならないように、情報マネジメントは大事でしょ？』

フォウ(イヌヌワンに比べてゴリラとアンクの知恵はどうだ。ガチにもガチじゃないか)

「良い心掛けだ。ならば其処に楽園のモニターの記録も回せ。その目にて、楽園の総てを記すのだ」

ムネーモシュネー『よい判断ですね。アンクは私と協力することを提案なさってくれました。これでますます、楽園の総てが不滅となるでしょう』

アンク『記憶はどうしても薄れてしまいがち。人間の美徳だとしても、それは悲しい事。機械の身体、不滅の存在･･･もしかしたら、これが最良の在り方なのかもね』

「フッ、人の悪意に染まらなければ機械は純真なものよ。道具の良し悪しを決めるはどこまでも人･･･ならば楽園にて悪意になど染まろう筈もない」

アンク『最初から暴走したい機械なんていないわ。私はそう信じている。これからも頑張ってね、三人とも。利益も上げる、笑顔も護る。そんな夢みたいなトップとしてね♪』

──はい！万全磐石な御機嫌王と傍らの幸福の獣、ついでにラマッスの化身(？)たるワタシにお任せください！

(ラマッスの化身！？)

《ラマッスコスプレのエア、だと･･･？》

賢王(モニター)『御機嫌な我よ聴こえるか！天恵が降りたぞ！！』

「奇遇だな賢しき我！早速マーケティングの開幕と行こうではないか！！！」

───？？？

その後、御当地キャラ『ラマッスちゃん』として産み出されたエアのバリエーションは『ティアマトかーちゃん』『超合金完全変形マルドゥーク』の三点セットにてウルクを震撼させ、ウルクグッズの売り上げを前年度1000%まで伸ばし新たな壁画が打ち立てられ天地を震撼させる終わらぬブームを招くのだがそれはまた別のお話。

そして──

---

温羅　

温羅「め、目隠しして手まで縛ること無いだろぉ。暴れたりしないぞぉ」

リッカ「いーからいーから！･･･はい！到着！どーぞ！」

温羅「なんだなんだ、アタシに何を──･･･」

なつき「おねーちゃん！」

温羅「･･･──、･･････なつき･･･？」


八雲紫「桃源郷。人の細やかな善性が集まり形を成した、浮遊特異点。僅かでも邪なる者は神桃が弾く、まさに聖域と呼べる場所」

ギル「座標特定に手間取ったが、やるではないか賢者。よもやカルデアスを上回る観測ぶりとはな」

八雲紫「伊達に長生きしておりませんもの。温羅の醜悪な暴力に反する意志は善きものと認められ、受け入れられた。──素敵なお話ですわ。資格は既に持っていたなんて。後は流浪の呪いのみでしたが･･･」

ソロモン「魔術だろう？僕の分野さ。呪術？術だろう？僕の分野さ。そう、ソロモンならね」

ギル「と、言うわけだ」　　　

紫「御見逸れ致しましたわ。これで･･･」

なつき「あの後もね！姉妹が増えたよ！秋葉と、冬美！」

温羅「そうかそうか！大きくなってなぁ･･･！桃で若いままとはいえ、成長は素晴らしいもんだからな！」

はなよ「なつきー？どうし･･･あんれまぁ！？うら！？うらじゃないか！もう、来るなら来るって言ってよ！みんな！うらだよ！うらが戻ってきたよー！！」

ソロモン「･･･もう、離ればなれにはならない。だろ？」

ギル「フッ、グランドにはグランドの対応･･･という事よな」

──良かったです･･･温羅さま･･･あれ？

『またお会いしましょう　紫』

「･･･フン、食えぬ女よな」

温羅　鬼神御殿+桃源郷へのワープホール