インフィニット・ライダー 転生者は篠ノ之箒の双子の兄   作:汰灘 勇一

13 / 16
第十二話「君が俺の希望になる」

「・・・・・・頼む、間に合ってくれ!」

 

 士にセシリアのことを託された俺は、セシリアの元へ向かう。

 

 少し飛んでいると、赤い鳥のような奴がセシリアを掴んでいるのが見えた。

 

「っ! やめろ!」

 

 俺は赤い鳥に体当たりを喰らわし、セシリアを解放する。だが・・・・・・。

 

「っ・・・・・・ああ・・・・・・」

 

 セシリアの顔の皮膚が少しずつひび割れていく・・・・・・絶望しかけている。はやくアンダーワールドに行ってファントムを倒さないと!

 

「うん? まさかお前はこんな女を救おうとしてるのか? ISが最強だと思っているこんなバカな女を!」

 

「うるさい! 誰でだろうと俺は助ける!」

 

「はっ、口だけは達者だな。でも、俺の、フェニックスの炎に耐えられるかな?」

 

 フェニックスは俺とセシリアに向けて炎を放ってくる。俺はディフェンドで光の壁を創り耐える。

 

「くっ・・・・・・」

 

「・・・・・・何で、私を守ろうとするのですか? あなたにひどいことを言ったのに・・・・・・」

 

 セシリアは細々と、そんなことを言ってくる。

 

「何でって助けるのは当たり前だろ? 目の前に困ってる人がいるなら助けるのが仮面ライダーだ。それに・・・・・・俺はセシリアと友達になりたいんだ」

 

「え?」

 

 セシリアは俺の言葉に目を丸くする。

 

「・・・・・・私でいいんですか? こんな私があなたの友達で良いんですか?」

 

「ああ、俺はセシリアと友達になりたい。友達になるのに理由なんていらないんだ」

 

「・・・・・・あなた、何者なんですか・・・・・・」

 

 セシリアは俺が何者か聞く・・・・・・そうだな。士風に言うと。

 

「通りすがりのIS学園すべての生徒と友達になる仮面ライダーだ! よく覚えておけ!」

 

 俺はそう叫び、コピーアンドチェンジリングをドライバーにかざす。

 

 四人分の分身を作り出し、ベルトを取り出す。

 

「「「「変身!」」」」

 

『ジョーカー』

 

『ターン・アップ!』

 

『3・2・1』

 

  俺の分身は仮面ライダージョーカー、仮面ライダーブレイド、仮面ライダーフォーゼ、仮面ライダーカブトへ変身した。

 

「さあ、ショータイムだ」

 

「さあ、お前の罪を数えろ!」

 

「宇宙キター! 仮面ライダーフォーゼ、タイマンはらせてもらうぜ!」

 

「「いやいや、タイマンじゃなくね?」」

 

 ウィザードの俺、ジョーカーの俺はかっこよく決めぜりふを言うが、フォーゼに変身した俺はブレイドに変身した俺とカブトに変身した俺に突っ込まれた。

 

「はっ、人数が増えても結果は同じだ! グール!」

 

 フェニックスはグールを召喚し、俺たちに向かわせる。

 

「・・・・・・だろうな」

 

「だけど、お前ら下っ端の相手は俺たちだ」

 

「ウィザードはフェニックスをさっさと倒してアンダーワールドへいけ!」

 

「分かった!」

 

 フォーゼ達に変身した俺にグールは任せて、俺はフェニックスに斬りかかる。

 

「はああっ!」

 

 俺はウィザードソードガン・ソードモードで斬りかかるが、フェニックスはその攻撃をいとも簡単に避ける。

 

「おいおい、てめえの実力はこんなもんなのか指輪の魔法使い? お前と同じカスのような指輪の魔法使いにやられたオリジナルはゴミだったんだな」

 

「っ! 晴人さんをバカにするんじゃねえ!」

 

『フォトン! スラッシュ! キラキラ、キラキラキラー!』

 

 俺はウィザードソードガンにフォトンリングをかざし、光の刃、フォトンスラッシュを放った。

 

 だが、フェニックスはその攻撃を受けてもびくともしなかった。

 

「何だ? 今のがお前の必殺技か? 本当にがっかりだな。いいか? 必殺技は・・・・・・こう放つんだよ!」

 

 フェニックスは巨大な炎を俺に放つ。俺は避けようとしたが、避けきれない。

 

「させるか!」

 

 ウィザードの俺の間に入るフォーゼの俺、フォーゼの俺は、右腕側のモジュールベイスメントにスイッチをセットする。

 

『Fire』

 

『Fire ON』

 

 そして、赤いフォーゼ、専用モジュール・ヒーハックガンを装備したファイヤーステイツにステイツチェンジした。ファイヤーステイツの特殊効果で炎を吸収した。

 

「フォーゼ、グールの相手は?」

 

「ああ、ブレイド、カブトとジョーカーで十分だから任せてきた!」

 

「・・・・・・そうか」

 

 ちらりと後ろを見ると、グール相手に無双している三人の姿が見えた。

 

 ・・・・・・確かに四人は多すぎたな。

 

「それより、時間がないからさっさと倒すぞ!」

 

「おう!」

 

 俺は青いウィザードリングを取り出し、ベルトにかざす。

 

『ウォーター、ドラゴン!ジャバジャババシャーン、ザブンザブーン!』

 

 俺はウォータードラゴンスタイルへスタイルチェンジする。

 

「ウィザード! 必殺技で一気に決めるぞ!」

 

「おう!」

 

 フォーゼの俺はヒーハックガン・火炎モードにファイヤースイッチを装填する。

 

『リミットブレイク!』

 

「ライダー爆熱シュート!!」

 

「ぐあああっ!」

 

 ヒーハックガンから放たれた強力な火炎放射をくらい、フェニックスは吹っ飛ぶ。

 

 俺はすかさず、スペシャルウィザードドリングをかざす。

 

「フィナーレだ!」

 

『チョーイイネ!ブリザード、サイコォォォォォ!!』

 

「寒いいいいいい!」

 

 フェニックスは魔方陣から放たれた強力な冷気で空中で凍り付けになる。

 

 さらに、俺の腰にドラゴンティルを具現化して思いっきり、氷付けになったフェニックスに叩きつける。

 

「ぐあああっ!」

 

 フェニックスは粉々になり、海へ落ちていった。・・・・・・あいつは不死。今の俺には倒すことは出来ない。

 

 ・・・・・・今、やることはセシリアを助けることだ。

 

 俺はセシリアに近づき、セシリアの指にエンゲージリングをはめた。

 

「待たせたな。セシリア。俺が、最後の希望だ」

 

 俺がアンダーワールドへ行こうとしたとき、どこからかカテゴリージャック、イーグルアンデットと蜘蛛のようなワーム、コックローチドーパントが現れた。

 

「ちっ、また出てきやがった」

 

「しゃあねえな。アンデット達は俺たちに任せろ!」

 

「だから、ウィザードはさっさと行け! 流石にもう時間ねえだろ!」

 

「分かった!」

 

 俺はハンドオーサーを操作する。

 

「ルパッチ・マジック・タッチ・ゴー!」

 

「エンゲージ、プリーズ」

 

 俺はフォーゼ達にその場を任せて、セシリアのアンダーワールドへ行く。

 

 

 

 ・・・・・・さて、ウィザードの俺がアンダーワールドへ行ったから、ここからはブレイドの俺の視点で行く。

 

「フォーゼ、お前はセシリアの体を守れ。俺はイーグルアンデットの相手をする。カブトはワームを、ジョーカーはコックローチドーパントを倒せ!」

 

『了解!』

 

 俺の指示に従い、戦い始めるカブト達。ちなみに、カブトはもう、キャストオフしている。

 

 俺もイーグルアンデットに斬りかかる。

 

『カリス! カリスはどこだ!』

 

 イーグルアンデットはそう繰り返しながらかぎ爪で斬りつける。

 

 ・・・・・・カリス。相川始さんが変身した仮面ライダー・・・・・・いや、マンティスアンデットのほうか?

 

「知らないな。ここにはいないことは確かだけど」

 

『なら、お前に用はない!』

 

「あんたになくても、俺にはあるんだ!」

 

 俺はブレイラウザーでかぎ爪を受け止める。

 

『シャアアッ!』

 

『ハアアッ!』

 

 ワームとコックローチドーパントがカブトとジョーカーに襲いかかろうとしてるのが見える。だけど、カブトとジョーカーは二体に背を向けたままだった。

 

『1・2・3』

 

『ジョーカー! マキシマムドライブ!』

 

「「ライダーキック」」

 

 カブトはフルスロットを押し、ゼクトホーンをマスクドフォームの位置に戻し再び戻した

 

『Rider kick』

 

 ジョーカーはマキシマムスロットにジョーカーメモリを装填して、カブトと同時にカウンター風の回し蹴りをたたき込む。

 

『『ぐあああっ!』』

 

 ワームとコックローチドーパントは特に活躍もせずにやられてしまった。・・・・・・俺も早くけりを付けるか。

 

『・・・・・・さて、私は帰らせて貰おうか。あの焼き鳥にカリスがいるかもと聞いて来てみたら、とんだ時間の無駄だったな』

 

「がっ!」

 

 イーグルアンデットは手裏剣のような者を無数に放ち、俺にダメージを与えて後退させ、空へ飛んで逃げようとした。

 

「待て!」

 

 俺は追いかけようとした。・・・・・・だけど、俺、飛べないし・・・・・・どうしよう。

 

「宇宙、キター!!」

 

 俺が悩んでいると、ロケットモジュールを装備したフォーゼが空を飛んでいるイーグルアンデットに体当たりして落とした。

 

「フォーゼ! セシリアを放っておいていいのか? こっちは助かったけど」

 

「ああ、問題ないぜ! カブトがいるし」

 

 フォーゼが言うのを見て振り返ると、カブトが無言で親指を立てている・・・・・・任せろと言ってるのか?

 

『・・・・・・ちっ、うるさい人間どもだ。貴様らにかまってる余裕はない』

 

 俺がフォーゼと話してると、イーグルアンデットはまた逃げようと、空へ飛んだ。

 

 話してる場合じゃない!

 

「フォーゼ! ロケットで俺を掴んで追いかけるぞ!」

 

 俺はフォーゼに捕まって飛んで追いかけようとした。

 

「大丈夫だ! お前一人でも飛べるぜ」

 

「へ?」

 

『マジックハンド オン』

 

 フォーゼはロケットからマジックハンドのアストロスイッチにチェンジした。・・・・・・何でだろう。嫌な予感がする。

 

「これで飛んでけ!」

 

 そう叫ぶとフォーゼはマジックハンドで俺の足を掴み、ぐるぐると回す。や、やっぱし!?

 

「イッケー!」

 

 そして、フォーゼは俺を投げる!

 

「うぇい!? オンデオレヲナゲルンディスカフォーゼサン!?」

 

 何か、言語が可笑しくなりながらも、イーグルアンデット向かって飛んでいく俺。

 

『な!? 来るな!』

 

「こうなったらやけくそだ!」

 

 俺はブレイラウンザースラッシュとサンダーをスキャンする。

 

『スラッシュ サンダー ライトニングスラッシュ』

 

「ウェイイイイイイイ!」

 

 やけくそのまま雷撃を纏ったブレイラウンザーでイーグルアンデットを切り裂く。

 

 ライトニングスラッシュを受けたイーグルアンデットのベルトは割れ、俺はすかさずカードを投げて封印するが・・・・・・地面に落ちた。

 

「ウェイイイイイイ!?」

 

 俺は何も出来ずに地面にめり込む。

 

「・・・・・・ブレイド、惜しい奴を亡くしたよ」

 

「ブレイド、お前のことは忘れないぜ!」

 

「いやいや、死んでないからな!?」

 

「勝手に殺すなカブトフォーゼ!」

 

 自力で地面から脱出した俺はクロックアップ並の速さで三人の元へ行く。

 

「フォーゼ・・・・・・よくもぶん投げてくれたな。俺を殺す気なのか? 他の方法はなかったのか!?」

 

「「生きてたんだ」」

 

「・・・・・・てめえら、良い根性してるな。雷落とすぞ?」

 

「落ち着けブレイド! お前らが戦ったらロストドライバーで変身してる俺じゃあ止められない!」

 

 俺を止めようとするジョーカー。だけど、俺の怒りは収まらない!

 

「死ねフォーゼ!」

 

「仮面ライダーフォーゼ! タイマンはらせて貰うぜ!」

 

 俺とフォーゼは命がけのけんかを始める。

 

「やめろ! お前らが戦った大変なことになるから! ってかカブトも止めろよ!」

 

「誰かが言っていた。殴り合いの喧嘩はわかり合う手段だと」

 

「誰も言ってねえよ! 天道さんっぽくいうな!」

 

 カブトとジョーカーは漫才をしている。

 

 こうして、ウィザードが戻るまで俺たちは不毛な争いを続ける。

 

 

 一方、ウィザードはというと・・・・・・

 

「ふう、ここがセシリアのアンダーワールドか」

 

 無事にセシリアのアンダーワールドについていた。ついたのはブレイド達と別れてからすぐだ。

 

「初めてアンダーワールドに来るな・・・・・・」

 

 そう、俺はアンダーワールドに来たのはこれが初めて。晴人さんから戦い方は教わったけど・・・・・・。

 

 俺は辺りを見渡す。今いるのはどこかの屋敷のような場所。・・・・・・セシリアのどんな思い出なんだ?

 

 ふと、俺の目に優しそうな男と小さいセシリアにセシリアと似た少しきつそうな女の人の姿が映る。・・・・・・男の人はセシリアの父親、女の人は母親なのか?

 

 男の人はバイオリンを弾いており、セシリアと母親はそれを聞いている。三人とも幸せそうだ。これが、セシリアの希望なのか?

 

『グオオオオオッ!』

 

 そんな風景を壊すかのように一体の巨人が現れる。・・・・・・こいつが生まれようとしてるファントムか。

 

「悪いが、セシリアの希望は壊させない。俺が守ってみせる! こい、ドラゴン!」

 

 俺はドラゴンライズウィザードリングを使い、ウィザードラゴンを召喚する。

 

 召喚されたウィザードラゴンは巨大ファントムに突っ込む。巨大ファントムはひるみ、その隙に俺はマシンウィンガーをコネクトで取り出した。

 

 俺はマシンウィンガーに乗り、ウィザードラゴンのそばを走り、ウィザードラゴンの背中にマシンウィンガーを巨大な翼の様なグレイトフルウィンガーに変化させ、ウィザードラゴンに接続して制御する。

 

「ドラゴン! 俺に力を貸してくれ!」

 

 俺がそう言うと、ドラゴンは静かに頷く。

 

 俺はドラゴンを操り、巨大ファントムへ火炎弾を放つ。巨大ファントムも俺とドラゴンに拳を当てようとする。だが、ドラゴンは軽快な動きで全て避ける。

 

『グオオオオッ!』

 

 攻撃が当たらないのにイライラしたのか、巨大ファントムはどこからか三又の槍を取り出す。・・・・・・どこから出したんだよそんな物。

 

 巨大ファントムは無茶苦茶に槍を振るう。・・・・・・軌道が無茶苦茶なせいか避けづらいけど、ドラゴンにはそんなことはないらしく、これも簡単に避ける。

 

「・・・・・・こっちのダメージにはならないんだけど、このままだとセシリアのアンダーワールドが破壊される。・・・・・・仕方ない。切り札は使わないつもりだったんだけどな」

 

 俺はあるウィザードリングを取り出し、ベルトにかざす。

 

『ギャラクシー、プリーズ』

 

 音声が流れると、豪華な槍のような物が現れる。俺はそれを掴み、空(?)へ向かって投げた。

 

「闇に輝く銀河よ、希望の光になりて我が僕に宿れ!  光の化身、ここに降臨! 現れろ、銀河眼の光子竜(ギャラクシーアイズフォトンドラゴン)!」

 

 俺が叫ぶと上空に光の渦が生まれ、そこから一体のドラゴンが現れる。

 

 そのドラゴンは一言で言うなら美しい。名前の通り、宇宙で輝く銀河の光の様な美しさを放ってる。

 

 このドラゴンとは晴人さんとの修行で出会った俺のアンダーワールドに住む、もう一体のドラゴンだ。晴人さん曰く、一人のゲートに二体のファントムがいるのはあり得ないらしい。

 

 だけど、何だか知らないけど俺は銀河眼光子竜のことをよく知ってるような気がするんだ。こいつを見てるとハーモニカを吹きたくなるし、無性に空を飛びたくなる。あと「ハルトオオオオオッ!」と叫びたくなる。何でだ?

 

「とにかく、銀河眼光子竜、力を貸してくれ!」

 

『心得た。我が半身よ』

 

 俺が銀河眼光子竜に頼むと、銀河眼光子竜は了承し、巨大ファントムに体当たりする。

 

「ウィザードラゴン! 俺たちも行くぞ!」

 

 俺はウィザードラゴンを操り、火炎弾を放つ。

 

 そして、銀河眼光子竜とウィザードラゴンが連携して爪で巨大ファントムを切り裂き、二体の尻尾は槍に叩きつけ、槍を破壊していく。

 

「フィナーレだ!」

 

 俺はキックストライクエンドリングをかざす。

 

 ウィンガーウィザードラゴンはドラゴンの足のようなストライクフェーズに変化して、俺の足に装備される。

 

 銀河眼光子竜も魔方陣を出し、俺はその魔方陣を通り巨大な俺の幻影と光を纏い、飛び蹴りを放った

 

「フォトンストライクエンド!」

 

 巨大ファントムを貫き、消滅していく。

 

「ふぃ~」

 

 俺はウィザードドラゴンから降りた。

 

「ありがとうな。ウィザードドラゴン、銀河眼光子竜」

 

『ふん、いつか俺はお前を絶望させるからな』

 

『安心しろ。我が守る我が半身よ』

 

 俺がお礼を言うと、二体のドラゴンはにらみ合う。

 

 そして、俺は現実世界に戻った。

 

 

 

 

「・・・・・・何があったんだ?」

 

 現実世界に戻ると、俺が見たのは何故かボロボロになって倒れているブレイド、フォーゼ。地面にめり込んでるカブト。仮面ライダートリガーにメモリチェンジしてトリガーマグナムを握りしめて倒れているジョーカー。

 

 俺が戻ると四人は消えたけど、本当に何があったんだ?

 

「ううっ・・・・・・」

 

「っ! 大丈夫かセシリア!?」

 

 するとセシリアは目を覚まし、起き上がろうとするのを手助けする。

 

「織斑さん・・・・・・助けてくれてありがとうございます」

 

「いいってことよ。俺はセシリアを助けたかっただし。・・・・・・セシリア、もう一度言う。俺と友達になってくれないか?」

 

「・・・・・・いいんですか織斑さん? 私なんかが友達で」

 

 俺にお礼言うセシリアに俺はもう一度友達になろうという。だけど、セシリアは遠慮する。

 

「いいんだよ。俺はセシリアと友達になりたいんだ」

 

「・・・・・・じゃあ、よろしくお願いします織斑さん!」

 

「ああ! 俺のことは一夏って呼んでくれ!」

 

「はい!」

 

 俺とセシリアは拳を打ち合い、友情の印をする。

 

 

 

 一方士達は・・・・・・

 

「ホワチャー!」

 

 俺はオリオンゾディアーツを殴り飛ばす。英里達も倒し終えてるし・・・・・・決めるか。

 

「次でお前の運命を決める」

 

『FINAL ATACK RIDE! ME・ME・ME METEO!!』

 

「ホワチョー!!」

 

 俺は左足に青のエネルギーを纏わせて、空中に飛び、急降下しながらオリオンゾディアーツに跳び蹴りをたたき込む。

 

『グワアアアアッ!』

 

 メテオストライクを喰らったオリオンゾディアーツは爆発した。

 

 ・・・・・・ふう、終わったか。

 

 俺は変身を解除して英里達の元へ行こうとしたのだが・・・・・・俺の背後から灰色のカーテンが現れて俺を包み込む。

 

 

 

 

 

「・・・・・・今回は何で呼び出されたんだよ」

 

 俺は今何もない真っ白な空間にいる。ここはよくウルスラグナに呼び出される場所なんだが・・・・・・

 

「よう、久しぶりだな」

 

 いつの間にか俺の後ろに死覇装を着た一人の男・・・・・・死神の兵藤一誠がいた。

 

「イッセー、どうしたんだ? こんな所に呼び出すなんて。俺はてっきりあの駄神が呼び出したんだと思ったんだが」

 

「いや、ちょっとお前に忠告しておこうと思ってな」

 

「忠告?」

 

 イッセーが俺に忠告すること? それって何だ?

 

「ああ、鳴滝には気をつけろ」

 

「鳴滝? 言われなくても気をつけるぜ? 色々やっかいな奴だからな」

 

 俺はイッセーの言ってることが分からない。鳴滝は確かにやっかいな奴だ。だが、俺はそんなこと分かっている。原作も見ていたし。

 

「そうじゃない。あいつは・・・・・・俺の正体を知っていた」

 

「何?」

 

 イッセーの言葉に驚いた。あいつがイッセーの正体を知っている?

 

「正体ってお前が転生者って事をか?」

 

「ああ、俺はある異世界に行った時に鳴滝に出会ったんだ。そのとき奴は俺のことをこう言ったんだよ。・・・・・・偽りの兵藤一誠ってな」

 

「・・・・・・そうなのか? ・・・・・・鳴滝、あいつはいったい何者なんだ?」

 

 イッセーが転生者と言うことは何であいつは知っているんだ? イッセーが転生者と言うことを知ってるのは俺とウルスラグナだけだ。イッセーは仲間にも自分のことを話していない。

 

「さあな。一応、俺でも調べてみるつもりだ。だからお前も調べてくれ」

 

「ああ、分かった。でもお前大丈夫なのか? 一応、あいつは怪人を召喚できるし」

 

「ふっ、甘く見るなよ? 言っておくが俺の方がずっと前から通りすがりの主人公なんだぜ?」

 

『オレンジ』

 

 イッセーはオレンジロックシードを持ち、そう言う。ちょっと待て。

 

「何でお前がロックシードを持ってるんだ?」

 

「色々あったんだよ。そのことはまた今度説明する」

 

「そうか・・・・・・」

 

「だけど、お前も気をつけろよ。あいつが俺の正体を知ってるって事はお前も転生者って事を知ってるのかもしれない」

 

 そう言うとイッセーは俺に背を向ける

 

「じゃあ、俺は帰るよ」

 

 だがイッセーは振り返る。

 

「そういえば、士、俺はお前のことを友達と思ってるけど、良いよな?」

 

 ・・・・・・何当たり前なことを言ってるんだ?

 

「何を今更、俺達とっくに親友で仲間だろうが」

 

 俺はちょっと照れながらいう。

 

「・・・・・・ありがとうな。こんな俺を仲間だって言ってくれて」

 

 イッセーは悲しそうにしながら俺の前から消えた。

 

「アイツ、まだ兵藤一誠に転生した事を気にしてるんだな。アイツはアイツだって気付けば良いのに・・・・・・今度一夏とフィリップさん、翔太郎さんに相談するか」

 

 俺は少しイッセーの事を考え俺は英里達の元に帰った。まあ、突然いなくなったことの理由を説明するのは大変だったけどな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここはどこだ?」

 

 再生したフェニックスがいたのはどこだか分からない海の上。氷にしがみついて浮かんでいた。




更新が遅れてすいません色々あったので遅れました。

一夏の所は少し書きにくかったです。一夏ブレイドはオンドゥル語っぽいのを言わせたかったんですけど、難しかったです

そして・・・・・・やってしまった。ついに銀河眼光子竜を召喚してしまった・・・・・・。だが、後悔はしていない。

さて、次回予告です。

セシリアを救って友達になった一夏。

そして一夏と士が代表になった事を祝うパーティが開催される。だがそんな時にでも怪人は現れる。

一夏達は戦闘を開始しようとしたとき、一夏の前に青い球体のような物が現れた。

「仮面ライダーメテオ、あんたの運命はあたしが決める」

第十三話「流・星・登・場 青春スイッチオン!」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。