インフィニット・ライダー 転生者は篠ノ之箒の双子の兄 作:汰灘 勇一
士SIDE
「……ここがオーズの力を継ぐ者のいる町」
三丸町。これがこの町の名前。
「さて、さっさと見つけて帰りますか」
俺は適当にぶらぶらと町を歩いた。簡単に見つからないって分かってるから。
一真さんの話だと、オーズベルトはベルトは石化した状態で残り、タカ、トラ、バッタのオーメダルがどこかに飛んでいった。とのこと。なら、メダルをもったやつを見つける。もしくはグリード、ヤミーに襲われてる人を見つける……。
「きゃー!」
すると突然女性の悲鳴が聞こえた。俺は悲鳴の聞こえた方に行くと、そこにはクワガタの角をもつグリード、ウヴァと昆虫系のヤミーに襲われている女の子がいた。
「やめろ!!」
KAMEN RIDE
「変身!!」
DEEIDE!!
「はああっ!」
俺はディエイドに変身してウヴァとヤミーを蹴り飛ばした。
「大丈夫か?」
「は、はい……」
『じゃまをするな……メダルをよこせ……』
メダル? もしかしてこの子が?
「あいにく俺は仮面ライダーなんだ。お前の邪魔をするのが仕事だ」
俺はディエンドドライバーにオーズのカードをセットしてトリガーを引いた。
KAMEN RIDE・OOO!! タ・ト・バ! タトバ、タ・ト・バ!
オーズ、タトバコンボの登場。
『お、オーズだと!? 貴様何者だ!?』
「通りすがりの仮面ライダーだ。覚えておけ」
俺はライドブラッカーをソードモードにして斬りかかる。ヤミーの相手はオーズに任せる。
ウヴァは鎌で俺に斬りかかってくる。俺は避けながら考える。確かこいつ、火に弱かったよな。なら、これかな。
KAMEN RIDE HIBIKI!!
俺は響鬼に変身して鬼幻術 鬼火を放つ。
『ぐううっ、な、なんだこの技は!!』
おっ、効いてる効いてる♪
見れば昆虫ヤミーもオーズに吹っ飛ばされてこっちにきた。
「さて、早いがフィナーレと行くか」
俺はディエンドドライバーにファイナルアタックライド・ディエイドのカードをセットして構える。
すると、十五枚のカード上のエネルギーが標準となり、オーズも吸収される。そして巨大なエネルギーが放たれる。
「ディメンシュンブラスト!!」
「「グアアアッ!!」」
ウヴァとやミーにディメンションブラストは直撃し、ヤミーは大量のセルメダルに。ウヴァは二枚のコアメダルを残して姿を消した。
「……逃げ足の速いやつだな」
俺はとりあえず、変身を解いてメダルを全て回収した。そして、座り込んでいる女の子に声をかける。
「ええと、怪我はないよね」
「は、はい。助けていただいてありがとうございます。私の名前は比野英里といいます」
……なんかどこかで聞いたことのある名前だな。
「俺は篠ノ之士。よろしくな」
「士君っていうんですか。あの、お礼をしたいのでうちにきませんか?」
「えっ?」
喫茶店 三丸屋
俺は喫茶店にいる。ここが彼女の家らしい。話を聞いてみると、親に嫌気がさして家を出ておばさんの家で下宿しているのだと。俺と同い年なのにすげえな……。
「ええと、士君はあの三色のヒーローを知っているの?」
「ああ……それがどうした?」
「この前、その三色のヒーローに助けられたんだ。それで、私がこれを見せたら驚いて」
そういって英里は三枚のメダルを見せる。それはタカ、トラ、バッタのコアメダルだった。
「英里、これはどうしたんだ?」
「ええと、何年か前に突然現れて……何でか知らないけど捨てられなくて。それでその人、石のベルトみたいなのを渡してきたの。そしたら綺麗なベルトに替わって……それで何枚かのメダルをくれたの」
……間違いないこの子がオーズの力を継ぐ者だ。
「できたら、これの使い方を教えてもらいたいんだけど……」
「ああ、いいぜ」
「はい、おまちどおさま。ご注文のハンバーグですよ」
そういって店の主人は大きなハンバーグをもってきた。
「うちのおばさんのハンバーグはとってもおいしんだよ。このまえ、変なライオンの指輪を付けたお客さんがマヨネーズをかけようとしてたからぶっ飛ばしてあげた☆」
「そ、そうなんだ……」
俺はしばらくの間、食べるのに専念した。仁藤さん、考えを曲げる気はないんですね。あと、この子怖いよ。
今回はオーズの力を継ぐ者、比野英里さんの登場です。名前は火野映司を女の子風の名前にしてみました。
次回はオーズに変身するための練習&戦い!?