インフィニット・ライダー 転生者は篠ノ之箒の双子の兄   作:汰灘 勇一

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第三話「守りたい者を守る。それが仮面ライダーだ!」

 俺と英里は修行のためにとある廃工場にいる。

 

「ええと、まずベルトを着けて……そうそう。それで、タカ。トラ、バッタのメダルをセットして」

 

「こう?」

 

 俺に言われたとおりに三枚のメダルをセットする英里。

 

「そして、そのオースキャナーでスキャンする」

 

「こうだよね」

 

 俺の言うとおりにオースキャナーでオーカテドラルのコアメダルを横一線にしてスキャンする。

 

 タカ・トラ・バッタ! タ・ト・バ! タトバ、タ・ト・バ!

 

 その音声コールが鳴り響き、英里は欲望の戦士、仮面ライダーオーズ、タトバコンボに変身した。

 

「わおっ! すごい!」

 

「これがオーズタトバコンボ。オーズはメダルでコンボチェンジして戦う仮面ライダーだ。コンボは七種類あって同じ色の、三種類のメダルでコンボチェンジができるんだ。他にも違うメダルを合わせた亜種形態があるんだ」

 

「へえ~じゃあ、ちょっとやってみる!」

 

「えっ!?」

 

 英里はタカとトラのメダルを抜き、クワガタ、カマキリのメダルをセットしてスキャンした。

 

 クワガタ・カマキリ・バッタ! ガータガタガタキリバ、ガタキリバ!

 

 ……ガタキリバにコンボチェンジしたか。

 

「うわあ! 面白い! 次はこれかな!」

 

 今度は、ライオン、トラ、チーターのメダルをセットしてスキャンする。

 

 ライオン・トラ・チーター! ラタラター! ラトラーター!

 

 そろそろ止めねえと危険だな。

 

「おい……」

 

「これはどうなるんだろう?」

 

 サイ・ゴリラ・ゾウ! サゴーゾ、サゴーゾ!

 

 俺を無視して重力系のサゴーゾコンボになる。うぉい。

 

「ちょっと……」

 

「次はこれ!」

 

 シャチ・ウナギ・タコ! シャ・シャ・シャウタ! シャ・シャ・シャウタ!

 

 今度はシャウタコンボ。いい加減止めないとぶっ倒れるな。

 

「次は……」

 

「はい、ストップ」

 

「ええっ!?」

 

 俺は目にもとまらぬ速さでメダルを取り上げ、強制的に変身を解除させる。

 

「何をするのよ士君!」

 

「コンボは変身者に大きな負担を与えるんだ。これ以上は危険だから今度だ」

 

「ええ~!」

 

 英里は不満がありそうだったが、俺は無視して今日の修行はお開き。

 

 

 そんな調子で一週間過ぎて英里はオーズの力を理解して一人でも戦えるようになった。

 

「士君、もう、帰るの?」

 

「ああ、お前も一人前の仮面ライダーになったことだしな。ってかお前、本当に仮面ライダーになるのか?」

 

「うん、悪から誰かを守るってかっこいいじゃん!」

 

「そうか……」

 

 少し安心した次の瞬間、爆発音が聞こえた。

 

「っ! なんだ!?」

 

「行ってみよう!」

 

 俺と英里は爆発音が聞こえた場所に行ったそこには、昆虫系のグリード、ウヴァ、猫系のグリードカザリ、重力系のグリード、ガメル。水棲系のグリードメズール。ほとんどのグリードが勢ぞろいじゃねえか!

 

「ど、どうする士君!?」

 

「戦うしかないだろ! 変身!!」

 

 カメンライド ディエイド

 

「わかりました! 変身!」

 

 タカ・トラ・バッタ! タ・ト・バ! タトバ、タ・ト・バ!

 

 俺はディエイドに英里はタトバコンボに変身してグリードを蹴り飛ばしに行く。

 

「お前はウヴァを倒せ! 残りは俺が何とかする!」

 

「了解!」

 

 英里はウヴァを連れていく。ちょっと大変だよなこれ。

 

「さてと、破壊しますか」

 

『メダル、よこせ!』

 

「うおっ!」

 

 ガメルが地面をたたき、地震を起こし俺は膝を地面についてしまった。その隙を狙ってカザリは光の弾をメズールは水の鞭を振ってくる。

 

「ぐっ! なら、これで!」

 

 KAMEN RIDE KABUTO!

 

ATACK RIDE CLOCK UP

 

 俺はカブトに変身してクロックアップを使い、攻撃の嵐を抜け出した。

 

「フィナーレだ!」

FINAL ATACK RIDE! KA・KA・KA KABuTO

 

 俺は飛び上がり、タキオン粒子を右足に溜め、カザリ達に蹴りつける。

 

「「「ぐあああっ!」」」

 

 カザリ達はメダルの固まりになって消えた。さて、英里はどうだ?

 

英里SIDE

 

「はああっ!」

 

 私はウヴァと一対一で戦ってる初めての実践……勝てるかな?

 

『メダルをよこせ!』

 

「あんたのような怪人に渡すわけ無いでしょ!」

 

『なら死ね!』

 

「きゃあっ!」

 

 私はウヴァの放つ電撃に吹っ飛ばされた。い、痛い……これが、戦うって事……負けたら死ぬ。死にたくない。死ぬのは怖い。だけど……。

 

「私は士君と一緒に戦いたい!」

 

 私はタカとトラのメダルを抜いて、クワガタ、カマキリのメダルをセットしてスキャンした。

 

 クワガタ・カマキリ・バッタ! ガータガタガタキリバ、ガタキリバ!

 

 スキャニングチャージ!!

 

 私はガタキリバにコンボチェンジして直ぐに、スキャニングチャージをする。私のそばに無数の分身体が現れ、一気に飛び上がる。

 

「ガタキリバキック !!」

 

 無数の分身との蹴りがウヴァを襲う。

 

『ぐ、おのれえええええっ!』

 

 ウヴァは爆発してメダルになる。皮肉にも自分のメダルの力に倒された。

 

「やあ、やった!」

 

「英里! 倒したのか?」

 

 爆発音を聞いた士君が駆けつけてくれた。

 

「うん!」

 

「そうか、よくやったな」

 

 士君はほほえみ、私の頭を撫でてくれた。

 

「えへへ……」

 

 私は思わず、にやけてしまった。

 

「さて、帰るか……」

 

 士君が言いかけたそのとき、異変が起きた。

 

士SIDE

 

 俺が帰ろうとしたその時、散らばったセルメダルとガメル、ウヴァ、カザリ、メズールのメダルが全て一つになり、リクガメのような体、クワガタのような角、象の鼻が生え、体中にタコの触手が生え、鋭いキバを持つ化け物、巨大グリード暴走態が誕生した。

 

「っ!何、これ!」

 

『ギャアアアン!!』

 

 暴走グリードの角から雷撃、水、光を混ぜたエネルギー弾が放たれる。

 

「ぐあああっ!」

 

「きゃああっ!」

 

 俺たちは爆発に巻き込まれ、はじき飛ばされ、変身が解除された。

 

「くっ……」

 

「ふはははっ!  無様だな、世界の破壊者、ディエイド!」

 

「誰だ!」

 

 男性の声が聞こえ、叫ぶと、灰色のカーテンが現れ、そこから眼鏡をかけた中年男性が現れた。

 

「お前は、鳴滝か」

 

「そうだ。この暴走グリードで貴様を倒す。ふはははっ!」

 

 そう、言い残し、鳴滝は消えた。くそ! 俺にも敵対心向けるのかよ!

 

 ちらりと、英里を見た。英里は恐怖に震えていた。

 

「つ、士君、あれは何? あ、アレと戦うの?」

 

「……あれはグリードが暴走したやつだ。英里、怖いなら逃げろ」

 

「つ、士君は?」

 

「俺は戦う」

 

 俺は立ち上がる。英里は俺に質問した。

 

「な、何で戦うの?」

 

「……俺が仮面ライダーだからだ」

 

「えっ?」

 

「守りたい者を守る。それが仮面ライダーだ!」

 

「守りたい者を守る……」

 

 俺はふらふらで今にも倒れそうだけど、歩き出す。

 

「士君、私も戦う!」

 

 英里は俺の横に立ち、三枚の赤いメダルを取りだした。

 

「英里……行くぞ! 変身!」

 

 

KAMEN RIDE DEEIDE!!

 

 

「変身!」

 

 タカ・クジャク・コンドル! タージャードルー!

 

 英里はオーズ最強の形態の一つ、タジャドルコンボへと姿を変える。それと同時に俺の手に一枚のカードが現れる。

 

「これは!」

 

 そのカードには『ファイナルフォームライド オーズ』と書かれていた。

 

「悪い、少しくすぐったいぞ」

 

「ちょっひゃん!?」

 

 俺はカードをセットした。

 

 FINAL FORM RIDE o・o・o・OOO!

 

 オーズの背中を開くとタカの姿になり、暴走グリードを吹っ飛ばした。

 

『ちょっ、何これ!?』

 

「悪い説明は後だ!」

 

 オーズは俺の隣に戻り、大きめなタジャドルスピナー、オーズのFFR状態、オーズタジャドルスピナーへと姿を変えて俺の腕に装備される。

 

「行くぜ、これが本当のフィナーレだ!」

 

 オーズタジャドルスピナーにタカ・クジャク・コンドルのコアメダルとセルメダルをセットしてスキャンすると、俺の体を炎が包みこみ、背中からは炎の翼が生えた

 

「ディケイドマグナムブレイズ!!」

 

 俺はそのまま暴走グリードに突撃し、体を貫いて出てきた。俺の手の中には数枚のコアメダルがある。

 

『ギャアアアアッ!』

 

 暴走グリードは悲鳴を上げて競るメダルへと姿をかえていった。

 

「終わったな……」

 

 

 あの戦いから数日、町も復興を始め、俺は家に帰ることにしたのだが、英里もついて行くと言い出した。

 

「本当に付いてくるのか?」

 

「うん。どうせ、夢もないから士君のそばにいて戦いながら夢を見つけるよ」

 

 そうか、だけど、英里のおばさんがなんて言うか……。

 

「おばさんなら問題ないよ。『英里、あんたは愛に生きなさい』って言われた!」

 

「そ、そうか……」

 

 愛とかよく分からないけど、本人がいいって言うならいいか。

 

「よろしくな、英里」

 

「うん!」

 

 こうして仮面ライダーオーズの力を継ぐ比野英里が俺の仲間になった。

 

 灰色のカーテンを通り、家に帰ると、そこには赤、青、緑、黄色のドラゴン、白い宇宙飛行士の戦士、赤いカブトの戦士、青い刀の戦士が描かれた絵があった。

 

「……まじで?」

 

 どうやら、次に会うライダーが決まったようだ。

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 




すいませんでした!

早く一夏を出したくて早めにオーズ編を終わりにしました。ちなみにオーズのファイナルフォームライドはコンボによって変わります。

次回は一夏の登場です!

Wどうしようかな?一夏と原作キャラというてもあるし、原作キャラと原作キャラ、オリキャラとオリキャラもあるし……。のほほんさんと虚さんもありえるし、いや、オリキャラにして士とくっつける? 色々あるな……。
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