インフィニット・ライダー 転生者は篠ノ之箒の双子の兄   作:汰灘 勇一

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第四話「仮面ライダーの希望」

一夏SIDE

 

 今日は千冬姉の試合を見に行くはずだったけど、俺は途中、何者かに拉致され、気がつくとどこかの海岸にいた。

 

 俺のほかにも何人か人がいた。なんでこんなに人がいるんだ? 俺と同じように拉致されたのか?

 

 そんなことを考えてると、日食が始まった。っ!

 

「ぐああああっ!」

 

「いやあああああっ!」

 

「うおおおおおっ!」

 

 日食が始まると俺たちの体にひびが入り始めた。な、何だこれ!?

 

 そう考えていると、人間から化け物が生まれ始めた。

 

 も、もしかして、俺も化け物になるのか? 死ぬのか俺……。

 

 千冬姉、ごめん……俺みたいなやつが弟で……俺は千冬姉の弟でよかった。

 

 弾、蘭、鈴、お前たちと一緒にいて楽しかったぜ。

 

 そして、俺の背中には翼のようなものが生える……終わりか。

 

 ……一夏……

 

「っ!」

 

 ふと、俺は二人の幼馴染のことを思い出した。

 

 一人は、俺の憧れで強かった篠ノ之士、そしてお互いをライバルだと認め合い、日々切磋琢磨した守れなかった俺の大切な人、篠ノ之箒……。

 

 そうだ、ここであきらめちゃだめだ! 俺は強くなる! 強くなって士たちとまた会うんだ! そして今度こそ……。

 

「俺は守るんだ!!」

 

 そう、今度は俺が仲間を大切な人を守るんだ! 守られるだけは嫌なんだ!!

 

 すると、体の痛みは消えて落ち着いてきた。それと同時に、周りの化け物は姿を消した。

 

 

「はあ、はあ……」

 

 俺は地面に膝をついた。その時、残っていた化け物が俺に襲いかかってきた。今度こそ、死ぬ。そんな時、

 

『チョーイイネ! スペシャルサイコー!』

 

 突然、火炎放射が化け物を燃やした。な、何が起きたんだ!?

 

 振り返るとそこには赤い竜のような仮面に、胸にドラゴンの頭が付いている戦士がいた。

 

「だ、誰だよあんた」

 

 俺がそう聞くと、そいつは姿を変え、一人の青年が現れる。

 

「俺の名は操真晴人。仮面ライダーウィザードだ」

 

「仮面ライダー?」

 

 仮面ライダーって確か悪の怪人と戦う都市伝説のヒーローだよな?

 

「君は魔法使いになる資格を得た。君に俺の力を受け継いでもらいたい」

 

「ええと、どういうことですか?」

 

「君も仮面ライダーになって俺たちと一緒に戦って欲しい」

 

 つまり、俺も仮面ライダーにならないかどうかか。

 

 そんなとき、一体の赤いカブトムシが飛んできた。なんだこれは?

 

「おばあちゃんが言っていた。この力を継ぐ者が現れると」

 

「へえ、こいつが俺たちの力を継ぐやつか」

 

「……やっと覚醒したか」

 

 すると、三人の青年が現れる。一人は俺の近くを飛んでいるカブトと同じ者をもっている。もう一人はリーゼントで不良ぽい。もう一人はスペードのトランプをもったサングラスをかけていた。

 

「晴人さん、この人たちは?」

 

「赤いカブトムシをもっているのは天道総司、仮面ライダーカブト。リーゼントの人が如月弦太朗、仮面ライダーフォーゼ。そして、トランプをもっているのが剣崎一真。仮面ライダーブレイド」

 

「この人達も仮面ライダーなんですか?」

 

「ああ、そうだ」

 

「「「変身!!」」」

 

「宇宙キター!!」

 

 総司と名乗った人は赤いカブトムシのような戦士に、リーゼントの人は白い宇宙飛行士のような戦士。最後に青い剣の戦士。

 

「君は選ばれた」

 

「君は俺たち仮面ライダーの希望だ」

 

「俺たちの力を継ぐことができるのは君だけだ」

 

「無理になる必要はない。大事なのは君の意志だ」

 

 俺は一瞬考えた。仮面ライダーになったら危険なことが待っている。だけど……。

 

「なります! 俺、仮面ライダーになります! なって仲間を守る!」

 

「決まりだな」

 

 俺がそういうと、俺の手に赤い指輪。そして、白いベルト、トランプのマークの入ったべるとが現れた。

 

「このベルトで仮面ライダーに変身することが出来る」

 

「あ、あの……こんなにもてません」

 

「それなら大丈夫だ。ウィザードの能力で異空間に保存が出来る」

 

「そうですか」

 

 ……大変なことになりそうだな。

 

「……まさか、一夏が仮面ライダーになるなんて。しかも四人のライダーの力を受け継ぐなんてな」

 

「っ! 士!」

 

 すると、何もない場所に灰色のカーテンが現れて、そこから俺の幼なじみの篠ノ之士と見知らぬ女の子がいた。

 

「何で士がここにいるんだ?」

 

「それは俺が仮面ライダーだからだよ。そして、彼女も仮面ライダーだ」

 

「そうなのか?」

 

「ええ、私の名は比野英里。仮面ライダーオーズの力を継ぐ者よ」

 

 俺の他に仮面ライダーが……。

 

「士、感動の再会もいいが、しばらくこいつを借りていくぞ。こいつには仮面ライダーの力を使うのに修行を受けてもらう」

 

「……分かった」

 

「一夏、行くぞ」

 

「はい!」

 

 俺は晴人さん達のあとについて行った。俺は仮面ライダーになれるかな?

 

 

 

 

 




今回は一夏の登場回。一夏は変身していませんが。

次回はある原作キャラが出てきます。
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