「ここ…どこよ…」
「出してよ!」
「あなた、頭を押さえてるけど大丈夫?」
「…襲われたときにちょっと…」
「帰りたいよ…」
「脱出するために協力しましょう!」
「黙れ」
そこにローエングリンが入ってきた。
「来い!」
一人の少女の手を掴んで、連れていこうとする。
「嫌よ!」
「嫌がっているでしょう!?」
「黙れっ!」
バチッ!
ムチで叩きつける音が響いた。
「うっ…」
少女は、力なくうなだれた。
「おとなしくなってくれたか…。ったく、世話が焼けるものだ…」
ローエングリンは、一言漏らすと、少女を抱え、出ていった。
―
「
「パルツィファル、少女を機械へ」
「はっ」
ローエングリンから少女を抱き取ると、とある椅子に座らせた。
「………………」
少女の瞼は、開かない。
機械のある部屋から退出すると、
「洗脳マシンを起動する」
レバーを下に下げた。
バリッバリバリッ!
マシンが起動した。
「脳に電子パルスを与えることでうまくいくのでしょうか…?」
「テスターでもあるな、彼女は」
「失敗したら、どうなるの?」
「廃人になるかもな」
『キャアァァァ…!』
洗脳マシンにかけられている少女は、悲鳴を発した。
悲鳴が消えたとき、マシンは静止した。
「…成功だ!」
パルツィファルが喜びの声をあげて、入った。
「よし、拘束室へ入れておけ」
ハッピーチャイルドは、気を失ったままの少女を抱きかかえ、走り去った。
六人の少女の洗脳が終わったあと、DNA融合マシンにかけられた。
『宮川まろん・ニホンオオカミ』
『
『
『
『
『
スクリーンにこう映っていた。
「ロイヤルハイネス、
「はっ。融合、開始します」
ロイヤルハイネスが青く輝くボタンを押した。
ゴーッ………
「融合率50%…あと、半分です」
少女たちの姿が次第に変化した。
東京ミュウミュウのバトルコスチュームに似た姿へと変貌していく。
「まもなく100%です!」
ロイヤルハイネスの言葉が響いた。
「私の配下、ダーク戦士たちよ!目覚めよ!」
スクリーンに『100%』と映し出され、6人は、目覚めた。
「「「「「「「我らが主
その言葉に満足した
「汝らをわが
最初に、ニホンオオカミと融合した少女の前に立ち、
「お前には『ガーネット』の名を」
次にリョコウバトと融合した少女の前に立ち、
「お前には『サファイア』の名を」
オーロックスと融合した少女には『ダイヤ』の名を
ケープライオンと融合した少女には『トパーズ』の名を
フクロオオカミと融合した少女には『エメラルド』の名を
ドードーと融合した少女には『ルビー』の名を
与え、使命を与えた。
「これであなた方は、誇り高き
ランスロットが写真を持ってきた。
「あなた方の任務は、この『東京ミュウミュウ』を倒すこと。ミュウミュウは、我らの理想を滅しようとするもの…。やってくれますか?」
「「「「「「