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彼女達に外出許可が降りた。
「ミュウミュウに出会ったなら、すぐに変身しなさい。そして、抹殺するのです。生け捕りにしても構いませんよ」
「「「「「「了解いたしました、
六人は、外界へ出ていった。
―カフェミュウミュウ・地下
「
白金が呟いた。
「稜、コーヒーです」
「圭一郎、すまない」
ピコーン!ピコーン!
スクリーンに東京の地図が現れた。
「キメラアニマか!東京ミュウミュウ、出動!」
「ミュウミュウストロベリーメタモルフォーゼ!」
「ミュウミュウミントメタモルフォーゼ!」
「ミュウミュウレタスメタモルフォーゼ!」
「ミュウミュウプリンメタモルフォーゼ!」
「ミュウミュウザクロメタモルフォーゼ!」
「ミュウミュウベリーメタモルフォーゼ!」
六人は、走っていった。
「
「パルツィファル様は、そうおっしゃっていましたわ」
「おっ、来たわ」
キメラアニマを従えた少女達が話していた。
「キメラアニマ、発見しましたわ!」
「危ないのだ!早く逃げるのだ!」
少女達は、動かない。
「早くお逃げなさい!ケガをしてしまうわ!」
六人の少女は、ニヤリと笑った。
「ダークルビーパワー!」
「ダークガーネットパワー!」
「ダークエメラルドパワー!」
「ダークダイヤパワー!」
「ダークトパーズパワー!」
「ダークサファイアパワー!」
「「「「「「メタモルフォーゼ!!!」」」」」」
「大地を駆け抜ける闇の翼、ダークルビー!」
「闇夜に響く復讐の遠吠え、ダークガーネット!」
「悪夢をもたらす毒牙、ダークエメラルド!」
「死をもたらす巨体、ダークダイヤ!」
「血に飢えた獅子、ダークトパーズ!」
「天空に飛翔する暗黒の翼、ダークサファイア!」
「「「「「「ダーク戦士、ここに降臨!」」」」」」
「お前達が
「我らダーク戦士の使命…」
「
「まずは、あたしから!」
「ストロベルベル!?」
ダークルビーの手にミュウイチゴのストロベルベルに似た武器が現れた。
「フン、お前の武器のような柔なものと一緒にするな!」
ダークルビーは、武器を掲げた。
「ダークフェザーベルトルダ!」
「「「キャッ!」」」
ミュウイチゴ、ミュウベリー、ミュウプリンは、黒い翼に包まれた。
「イチゴ!プリン!ベリー!」
「おっと、あなたのお相手は、この私よ!」
ダークサファイアは、ミュウミントの行く手を阻んだ。
「邪魔をしないでくださいな!リボーンミントエコー!」
ダークサファイアは、優雅に一回転をした。
「!?」
「残念ね~。私も鳥のDNAと融合しているのよ」
ダークサファイアの手に弓が現れた。
「ミントアロー!?」
「ノンノン、これは、トワイライトシャドーよ」
トワイライトシャドーを力一杯引いた。
「シャドーフェニックスアロー!」
一撃がミントにヒット!
「クッ…」
「激しく痛むでしょ?そのまま、じっとしているのが身のためよ」
一方ではミュウレタスとダークトパーズが対峙していた。
「エターナル・ナイトメア・ジェイル!」
ミュウレタスは、華麗にかわすと、近くの川へ飛び込んだ。
「それで逃げたつもり?」
ダークトパーズは、ミュウレタスを追って、川に飛び込んだ。
「ガイル・ド・エンダ!」
「キャアァァァ!」
「ミント!」
ミュウザクロは、怪我を負うミュウミントに駆け寄ろうとした。
「ここから先は、行かせない!」
現れたのは、ダークガーネット。
「ポイズンファング!」
ミュウザクロは、ガーネットの攻撃を次々にかわした。
「ちっ、かわされた!」
「私の番ね、リボーンザクロスピュアー!」
ガーネットの体をリボンが縛りつけた。
「そこを動かないことね!」
すぐにキメラアニマの方を向いて、
「これを仕留めなきゃ…」
「お姉さま…加勢いたしますわ…」
痛みをこらえながら、ミュウミントが近寄ってきた。
「キメラアニマは、私が押さえる。ミントは、とどめの一発を!」
ミュウザクロは、言い終わるとすぐに駆け出した。
「リボーンザクロスピュアー!」
キメラアニマは、攻撃を跳ね返した。
(パワーが上がってる…!)
「お姉さま!」
(でも…。どうすれば…)
「お姉さま!」
キメラアニマがザクロを飲み込もうとした時、ザクロの体が紫に光った。
「「「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」」」
光源たるミュウザクロが叫んだ。
「リボーンザクロスアルマゲドン!」
幾千ものリボンがキメラアニマを襲う。
触手のように動くリボンは、キメラアニマを捕らえると、たちまち繭を作った。
グルルー…!
叫び声が響いたかと思うと、繭は光の粉となって散った。
「やりましたわ、お姉さま!」
「綺麗…」
ダーク戦士は、キメラアニマを倒されて、焦りを感じた。
「くそっ!撤退する!」
ダークダイヤが叫ぶと、他のダーク戦士が集まってきた。
「待つのだ!プリングリングインフェルノ!」
ミュウプリンの技が当たる前にダーク戦士は、離脱した。
「お姉さま!先ほどの技、すごかったですわ!」
「…どういうこと?」
「とぼけても無駄なのだ!」
「…ただ浮かんできた言葉のまま、言っただけよ…。どうなってるのかしら…」