あべこべポケモン(仮)   作:ユーキ

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投稿しようとしたら別の二次作品の方で間違って投稿してしまい、慌てて消して再度こっちに投稿したので初投稿です。


アローラ観光日記その2

か月あ日

二人に誘われ朝食へ向かったのはいいが、左にルザミーネ右にカトレアという両手に華という状態での食事、これは朝から砕ける精神。二人の間に迸る視線光線には滅入った。それ以降は問題もなく船が港に到着。ルザミーネは別れ際に俺の手を取りそこに口付けをしこっちが恥ずかしくなる言葉を吐くと一枚のカードを渡して来た。お、イタリア人か?ちなみにカードには電話番号とメールアドレス、その他諸々が書かれていた。カトレアとウチのポケモン達のテンションがヤバイ。あぁ気が狂うぜ。

一緒に島を巡らないかと言ってきたカトレアに断りの言葉を言いながら、ポケモンに守られ今日泊まるホテルへと向かった。だがここで問題が起きた。パパラッチである。南国にまでやってくるパパラッチがこちらの承諾もなく写真を撮りまくる。インタビューを受ける事を余儀なくされたのだが、何が『一緒に旅行ですか?』だ。こちとら美女や美少女がガンガン攻めてきて精神的に疲弊してるんやぞ。ちょっと冷たく応えちゃったけど、大丈夫だよね?変に報道されないよね?

そこでカトレアさんとは別れ足早に予約した部屋に入った。その後は一緒に居てくれたサーナイトとフーディンに礼を言って頭を撫で一緒にベッドで横になった。ポケモン達は撫でられるのがお好きな様で機嫌が6段階上昇していた。

カトレアはこのホテルとは違うもう片方のホテルに泊まるとかで別れたのだが、別れ際にルザミーネと同じ様にカードを渡して来た。最近のトレンドなのかな?

 

か月い日

今日もアローラは暑い、湿度が低いおかげでカントーの夏とは違いジメジメしないのがせめてもの救いだろうか。

カントーと言えばレッドやグリーンはもうこっちに来ているのだろうかとPoketterで検索してみると目撃情報ありという書き込みがかなりあった。他にもシロナやミツル等が既にアローラ入りしているらしい。70や80を超えるレベルのポケモンの使い手相手に50や55にしてあるレート用のポケモンでは太刀打ち出来ないだろう、100にしてあるお気に入りポケやネタポケで厨ポケやメガシンカポケを相手に出来るかも怪しい。でも伝説なんて使おうものなら間違いなく面倒な事になる。負けず嫌いだから負けたくはないのだがどうしよう。

 

か月う日

ホテル付近の海岸でマンタインサーフィンが体験出来るらしく向かった所『お坊ちゃんの様な線の細い子だと怪我しちゃうかもしれないよ~wwwあ、この後時間ある?1時間だけでいいからさぁ』とギャルに馬鹿にされたので、その後滅茶苦茶マンタインと飛んでやった。

まずはマンタインと接して仲良くなる、その後マンタインに乗って水中を駆ける事に慣れる、最後はマンタインと共に飛ぶ。マンタインサーフィン会場ではドローンか飛行ポケモンを飛ばして波に乗る姿を海岸のデカいビジョンに映しているらしいが、この時の俺は目立っても一向に構わんッッ!とキレていた為、もう何も怖くなく心が軽い状態であった。

 

ランターン360+スターミートルネード!

 

 スターミートルネード+アシレーヌフリップ!

 

  スクリューサクラビス+スクリューハンテール!

 

   オーバーザギャラドス+コイキングスペシャル!

 

マンタインへの指示出しはエスパーによる脳内への語り掛けによって行っていた為意思疎通はスムーズに行えていた、まるでサトシとサトシンカゲッコウガみたいだぁ……。

得点は怒涛の12万3000点。歴代入賞者を軽く凌駕する得点にビーチは大盛り上がりであった。流石マサラ人の肉体だ、初めてやるスポーツでも十分に対応出来るとは。

ビーチに戻ってから『お姉さんは僕みたいに線が細い子よりも凄いんですよね~?』と煽ってやると苦笑いを浮かべて裏へ行ってしまった。もう二度とあのビーチには行けないね。

 

か月え日

マンタインサーフィン協会とエーテル財団からメッセージが来た。マンタインサーフィン協会略してマンサー協会からは是非専属のサーファーになってくれという内容であったが『サーフィンする前にそちらの方に煽られたので嫌です』と断り、財団からはご招待したいという内容だったが『検討しておきます』と断った。

今日は牧場へとやってきたが、広過ぎる。きっとあの子達もポケモンに乗って進んだのだろう。ケンタロスとミルタンクが柵の中だけではなく草むらの中でも走りまくる光景を見ながらコンビニで買ったサンドイッチを食べる。のどかな光景にほのぼのとしながらも食後は5番道路へと向かっていった。

 

か月お日

久しぶりにスカル団三人組に声を掛けられた、後ろから掛けられたので振り返ると『げげぇ!?』と叫ばれた。俺の顔は順調に広まっているらしいが、相手を確認してから話し掛けろよ。

やべぇよやべぇよと三人組が話していると更にスカル団がやってきた、スカル団の幹部?グズマの片腕?なプルメリだ。ガングロギャルなケバケバしさマックスな姉御の登場にアタフタしていた三人はビシッと背筋を伸ばし挨拶していた。今思ったけどアタフタとフルアタって似てる、ふふふ……。

プルメリとバトルかと思ったけど、どうやら手持ちが疲弊しているようで三人とバトルする事に。三体一という数的には不利だが、ポケモンの実力的にはこっちが超有利という事なので『こちらは一匹しか出さない、そっちは三匹出してきな』と挑発してやると『やってやんYO!』と簡単に釣れたので『ダイナモ感覚!ダイナモ感覚!YO!YO!YO!YEAH!』と絶叫してやるとビビられた。

向こうが出して来たのはラッタ、マケンカニ、ニョロゾ。こちらはサマヨールを選出した。ラッタが電光石火でぶつかってくるがサマヨールの身体を通り抜けて地面を転がった。オイオイオイ、こいつ相性を知らないぜ?そうこうしているとサマヨールは無防備なラッタを掴むと地面へと三度叩き付ける、殴り掛かって来たマケンカニには態と打撃を受け逆に殴り返す、ニョロゾは近付かない様にと指示を出され遠距離からバブル光線を撃ってきたがそんなものはサマヨールに通用せずココナッツバックブリーカーで痛めつけられて終わった。『まだやるかい?』と聞くが誰も動けず何も言わず。ラッキーを呼び出して三体の傷を癒し、三匹に声を掛け頭を撫でてやり立ち去った。流石にレベル10台のポケモン相手にレベル100のサマヨールが技を使おうものなら惨劇ショーの幕開けである。最悪ジュンサーにお世話になってしまう事を考慮して、ある程度の差がある時には手持ちには手加減しろとは伝えている。たまにやり過ぎるがへーきでしょへーきへーき。

 

か月か日

せせらぎの丘は思っていた以上に美しかった、何層にもなった段差に水が溜まり下の層へと流れていく様は絶景だ。澄んだ水を眺めているとバッグの中からスイクンの声が聞こえた。久しぶりに水辺に出たいそうだ。周りに人がいないかを確認するが人影は見えず、エスパーポケモンに調べてもらったがかなり離れた所に一人いるだけ。カントーやジョウトの人間が昔アローラに来てうんぬんかんぬんという話はあったが伝説のポケモンに関しての話は全く伝わっていないのは確認済み、ここなら誰かに見られても大丈夫だろう。と考えスイクンを出してしまった。

数十分水辺を堪能したスイクンは海からやってきたサメハダーやシザリガーを凍らせ茹でて追い返していた、ついでに挑んできた群れたヨワシを叩きのめした。ここにせせらぎの丘最強が決定した。

そんな様子をボケーっと見ているとやってきた水タイプのキャプテンであるスイレンに話し掛けられた。

『あのポケモンさん強いですねぇ……貴方の手持ちですか?』『知らん』

『あのポケモンさんは何という名前なんですか?』『知らん』

『強いですねぇ』『そうだな』

『スイクンですよね?』『ファッ!?』

『やっぱり知ってるんですね』『……』

こんな感じの会話をした。水タイプ専門なら知っているだろうと思っていたので適当な驚きの演技をする。向こうも演技に気付いている様子であった。強力な水タイプという事で興味があるそうだが『スイクンについては聞かないでくれ、君の記憶を消したくはない』と脅迫しておいた。スイクンに興味を持っていいのは古今東西を延々と駆けずり回る覚悟と気概がある者だけだ。まぁそんな奴でも最終的にスイクンを手にする事はなく横から掻っ攫われたがね。

 

か月き日

さっそくポケモンバトルを挑まれたので戦った、相手は日に焼けた女の子、キャプテンの一人マオ。俺の噂をPoketterで見て、スイレンにも聞いていたらしく挑んだそうだ。普通にバトルを了承した。

先鋒はこちらはキュウコン、相手はボクレー。木の実を持っているのを見て弱点の炎技のダメージを下げられる可能性を考慮し騙し討ちを仕掛けさせた。レベル50の騙し討ちには敵わずに倒されるボクレー、『炎技じゃないの!?』という叫びからどうやら本当にダメージを下げる木の実だった様子。でもどっちにしても炎技で落ちてたな、これは。

次に出てきたのはマシェード。キュウコンの代わりに出したのはビークイン。キノコの胞子を飛ばしてくるのを避けさせ攻撃指令で小さな蜂を使い遠距離から攻撃させ最後には胞子を受けながらも近付かせ燕返しで倒した。

最後の相手はアママイコ、こちらはキングラー。タイプ相性では不利であり、それを相手は分かっており葉っぱカッターで攻撃してくるがその程度の攻撃はうちのキングラーには効かぬ。高速で近付いてからのシザークロスで一発フィニッシュ。20を超えるジムを制覇した俺に隙はない。

まぁ今はごり押しでどうにでもなるが、それは成長途中なトレーナーなだけ。これから先どんどん強くなってくる事を考えると無双は夢想になってしまうのだろう。とか思っているとスイレンがやってきた、どうやらこの二人はあの子と友達になったらしいのだ。まぁストーリーが進む事とあの子の性格から考えて友達になるに決まっているか。

サインを書いたりポケモンに関しての質問等を受けたりした。でもこっちもまだまだ未熟だからあまり深い事聞かれると分からんよ。適当ではないが当たり障りのない回答しか出来なかった。

 

か月く日

そういえばあの子が次の島へ向かった事を書いていなかった。今日の昼には着いているだろう。今頃は何をしているのか、恒例となっているだろうハウとの対戦だろうか?それともこちらも恒例となっているスカル団との戦いだろうか?まぁ何があってもあの子は乗り越えるだろう。

今日はマオの得意な料理を食べさせてもらった。正直人間が食べる料理じゃないという感想しか浮かばなかった、もっちゃもっちゃして酸っぱくてねりょっとしていて甘くてヤバかったが食べ切れた。一方離れたテーブル席には島クイーンのライチが美味しそうに同じ物を食べていた。得意な料理を好むのは特異な人だけなのだろう。

その後はライチと挨拶を交わして色々と話を聞いた。アローラの特色、ポケモン達について、ここに住む人々の暮らし等、情報で知っていた事でも実物を知っている人物から聞く事で改めてアローラについて知る事が出来た。

そんな中ライチから明日ポケモンバトルをしないかと誘われた。今更だが人もポケモンもバトルを好き過ぎると思うの、戦闘狂である。

ライチさんは島巡りのトレーナー用ではなく、ゼンリョク用のポケモン達を用意するから好きなポケモンを六体用意してほしいそうだ。今日はここで別れてポケモンセンターに戻り手持ちを選ぶ。

ドククラゲ、キマワリ、ギギギアル、キレイハナ、ヨワシ、ヤドランの六体に決定。

 

か月け日

待ちに待った島クイーンとのバトル当日、楽しみと不安でなかなか寝付けなかったが何とか睡眠時間は確保出来た。朝飯を食べさっそくコニコシティ内の広場へと向かう。どこから話が漏れたのか、バトルフィールド外には街の住人だけではなく観光客までが見物にやってきていた。

ライチがやってきて早速バトルが始まった。

先鋒はアーマルドとギギギアル。ギギギアルはギアチェンジで攻撃と素早さを上げる。その隙にアーマルドがシザークロスを放ちモロに食らったがダメージは1割程度、隙を突きギアソーサーで一撃。

次鋒はギガイアスとドククラゲ。砂起こしによって視界悪く雨乞いで視界を戻すが地震を打たれドククラゲの体力が2割強削られた。お返しの熱湯で一撃。

中堅はユレイドルとキマワリ。雨の中なのにどうして日差しを力に変えるキマワリをというマオの声が聞こえてきた、日が無くても強いからさ。ヘドロ爆弾と大地の力で倒す。

副将はルガルガンとキレイハナ。ここまでくると雨も止む。太陽の光と雨の湿気が合わさりじんわりと熱くなり汗が出る。蝶の舞を積んだ所に岩Zであるワールズエンドフォールを放たれるが体力は3割も削られず。平然とした様子で岩を砕き現れたキレイハナに観客から驚きの声が上がり、ライチもマジかよみたいな顔。巨大なエナジーボールを生み出し一撃で吹き飛ばした。

大将戦はダイノーズとヨワシ。ヨワシに向かいパワージェムが飛ぶがどこ吹く風な様子なヨワシ、熱湯を二回ぶっ掛けて倒した。

圧倒的な火力と耐久によって島クイーンを撃破した。ライチさんからは生半可じゃない硬さだと気に入られ周りからは喝采の歓声が溢れていた。

 

か月こ日

アローラでの生活の為にお偉いさんが仕切る組織では住人へのポケモンの貸し出しを行っている、それがライドポケモンだ。島巡りや生活に欠かせないポケモンであり、観光客に貸し出す事で収益を得ているそうな。ライドポケモンは良く教育されたポケモンでバトルと危険な行動を自制する事が出来る優秀な存在だ。だが貸し出しされたポケモンだけがライドポケモンかというとそういう訳ではなく、自身が捕まえたポケモンでも訓練や検定を受ければライドポケモンになる事が出来る。

その特性上、アローラではライドポケモン認定を受けていないポケモンに乗る事は禁止されている。その為俺はアローラ入りしてから直ぐに認定を受けに行っていた。陸はノーマルキュウコン海はヨワシ空はボーマンダ。ライドポケモンを決める際にポケモン達で一悶着あったが負傷者は出ずにこの三匹に決まった。しかし人型タイプは何故陸に立候補したのか、サイコキネシスで浮かせるのか?それとも王子様抱っこでもしようとしたのか?

 

か月さ日

今日はメモリアルヒルへと向かった。アローラの偉人達が眠る場所らしい。墓場であるが色鮮やかな花が咲き誇り、青空が広がっているおかげで静かではあるが湿っぽい雰囲気にはならない不思議な場所である。そもそもアローラでは死とは終わりではなく、新しい世界への旅立ちだと言い伝えられており葬儀も盛大に明るく行うと聞いた。だからこその雰囲気なのだろう。

今日は俺以外の人間はおらずポケモン達も草むらの奥に行っている。こんな時には歌の一つでも歌ってみようかとルンルン気分で歌を歌いいざターンを決めるとそこにはライチスイレンマオが。滅茶苦茶恥ずかしかった。その所為で言い訳を並べたのだが何と言ったか覚えてはいない。どうしてこうなった。

その後はライチに誘われてジュエリーショップへ、ある程度の地位に居ようと副業をしなくては生きられないのはアローラも同じかとカントーを思い出した。ついでなのでキーストーンをネックレスにしてもらった。普通に手に持って進化させるのはダサいし無くしかねない。

 

か月し日

マオの料理はメニュー通りに作るのなら美味いのだが、創作メニューを作ろうとするとそれはもう凄い事になってしまう。真面な料理と創作料理の両立が出来ている時点で可笑しいのだが。まぁマオ特製メニューは頼まない。ウチのポケモン達も美味しいと食べていたが、草タイプには特に受けていた。ヒマナッツがキャッキャしながらご飯を食べる姿は和む。

スイレンの妹さんはゲームだと見た目他の幼児と同じであったが滅茶苦茶似ていた、リトルスイレンちゃんですわ。抱きついてきた二人なのだが『オマセさんなんだから、ダ・メ・よ?』とウィンクを放ってやると顔を赤くして離れていった。どうよ俺のセクシービームは、女の子に効果抜群なのよね。

 

か月す日

メガシンカは伝説を相手した時以来使っていない、失礼な事を言ってしまうがメガシンカを使うレベルの相手に会っていないからだ。キャプテンや島クイーンは未だ発展途上。

だがフーディンにはメガストーンを渡している、何が起きるか分からないからだ。突然世界の危機が起こるのはポケモンではよくある事。

今日は海でヨワシの群れに運ばれながらのんびりと過ごした。海を行くというのなら激流に身を任せ同化せざる得ないと言わざるを得ない。このヨワシ、フルアタである。

書く事がないので群れたヨワシのステータス書こう。

H:232 4

A:316

B:394 252

C:316

D:369 252

S:80

なんやこの厨性能!?これがレベル50時点のステータスなら良いのになぁ。ん?何故AやCに振らずにBD極振りなのにフルアタなのかって?もともと高い攻撃と特殊、それに加えて耐久もある、だがHPは低いのがヨワシ。S?Sなんて必要ねぇんだよ!考えた結果耐久に振ってしまえばいいという謎理論に辿り着いた。性格呑気のBD極振りフルアタ色違いヨワイ。色違いをベトベトンに捨てている。

持ち物は先制の爪である。先制の爪を持たせているので時折あの巨体で高速移動する姿は圧巻だ。

 

か月せ日

そろそろ次の島に行こうと考えている。ライチさんとのバトル以降挑んでくる物好きも少なくなったしね。そういえばあの子の試練がどの程度進んだか分からないけど、そろそろエーテル財団に向かう時期ではないだろうか。一度自分はルザミーネに会っている、それによって何かストーリーが変わっている可能性がある。この世界にも『ホウエンでアゲハントが羽ばたくとその羽ばたきはカロスで嵐になる』とう諺もある。次の島に行くのは待った方が良いのでは?エーテル財団の本部であるエーテルパラダイスに向かった方が良いのでは?

以前ルザミーネに来ないかと誘われてるし行ってみるか?何も知らずに後から誘いに乗って来たと思い込ませられればイケるでしょ、まだ伝説とかは出て来ないし行ける行ける。

そんな訳でライチさん達に別れを告げて財団行きの船に乗り込み、あの子に今どこまで進んだのかをメールする。『これからスカル団がいるポータウンに向かう所』と来たので『無理して怪我しないでね』とメールを再度送った。

取り合えず買い込んだ道具をもう一度確認し、ベルトに着いている6個のボールにいるポケモンとカバンの中のポケモンにこれから危ない所に向かう事を伝える。もしもの時は頼んだと告げておいた。

 

か月そ日

さて、財団についた。今日は日記というかメモになるな。他の島同様広さと造りが異なる為、地下に降りてもどこに何があるのか分からない。壁に貼ってある地図も研究室等は載っていなかった、機密保持の為とかそういうのかな?まぁストーリーだと地下に向かった後ルザミーネのいる奥の建物に向かうのだから知らなくても大丈夫でしょ、地下は三人組に任せよう。エントランスに一般人がいるという事はまだあの三人は来ていないのだろう。職員に話し掛けられたので案内を頼んだ。

財団の基本理念やら活動内容を聞いているとアナウンスが入った。内容はエントランスを閉鎖する事、一般職員は一般人をエントランスから1階の外に誘導し待機する事であった。話をしてくれていたお姉さんに誘導されている。ちょっとこれから先は書いていられそうにない。

 

エーテルパラダイスでの出来事は一段落付き、今俺は財団から貸してもらった部屋で休んでいる。いやぁ久しぶりに連続でバトルしたわ、でもこれでもゼンリョクじゃないのよね。

エーテルパラダイスでの戦いは思った以上に激戦であった。エーテル財団とスカル団合わせても十数人くらいでしょ、と思ってたのだが予想以上に出て来てビビった。職員の中には一般職クラスと研究職クラス等のクラス分け等に分けられており、中には戦闘を行う事に重きを置いた職員がいるそうだ。その数は300人だとぺらぺらザオボーが話していた。全戦闘員がいる訳ではなかったのが幸いであった。

あの後どうなったかというと、誘導された後手すりから飛び降りた俺はヨワシに担がれながら海を進み船着き場へと辿り着き、三人組と出くわした。そこからはもう凄かった、複数のポケモン対ポケモンによる集団戦、敵味方入り混じっての乱戦だ。俺はフーディン達のサイコパワーで三人や三人のポケモン、それから敵のポケモンの位置を把握しながらひたすらに三人の隙を埋める様に戦った。

ポケモン達はそれぞれがフーディン達からの情報を元にした俺の指示に従って戦いを有利に進め、船着き場をごり押しの元見事に突破。その後にはザオボーとのバトルがあり初めて他のトレーナーとダブルバトルを行う事に。ウチの子はそんなの関係なく突っ込んでたけど。

で、今度はスカル団。ラッキー達を互いに回復させながら壁にして、隠れて後ろから攻撃し続けるという策によって向こうは半壊。残った残党を三人が相手にしグズマと対面、ウルトラ調査隊員も出て来たけど皆倒して先に進んだ。

奥のコレクションルームではたくさんのポケモン達が氷漬けにされているという悲惨な光景が広がっており、凍ったヤドンを見てウチのヤドランがマジ切れ、俺も不快感が強かったね。

出てきたルザミーネは最初は大人しかったがどんどんボルテージが上がり最終的に金切り声を上げた。愛する夫は消えて一度切り捨てたとはいえ残った家族からは考えを否定され、その怒りを理不尽にも隣で黙るこの子にぶつけていた。だがまぁそれは良い、良くはないけど。でもなぁんで俺がそこで出てくるねん。確かに拒否したけど何でこの子にそれをぶつけるねん、と思ってたらどうやら俺について調べたら知り合いだと分かったかららしい。何言ってんだこの人。

それでバトルになったんだけど、いやぁ白熱のバトルでしたね。最後にルザミーネがウルトラホールを開いてグズマと一緒に行ってしまった。この時にも『貴方の力が必要なの』と誘われたが丁寧に拒絶しておいてやった。だってこのまま着いて行ったらネクロズマと衝突不可避だし、コレクションにされるかもしれないしね。

断るとルザミーネがメッチャ睨んで来ていた、隣の主人公を。俺の所為で更に理不尽に怒られてて可哀そうだったけど、内心ナゾノクサまみれやグラスフィールド不可避。

でまぁそんなこんなで終わったのであった。お休み。




ルザミーネさんは色々精神的に参っててヤバコイルな状態故に主人公を求めてます。
カトレア?カトレアは色々考えはあるけど「トレーナーの腕はあるし、見た目もなかなか良い男の子がいるやんけ!ちょっかい掛けたろ!」の精神です。リアル世界でもチャラ男じゃなくても可愛い子に声掛けるでしょ?そんな感じ。

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