そういうのが無理な人は飛ばし読みして下さい。
伏線等に支障はございません
「~♪」
鼻歌をしながら荷物の確認。今日から京都府への修学旅行だ。楽しみすぎて寝れなかった。多分目の下のクマ凄いかなって。
荷物も確認したし、戸締りの確認もしたし、いざ部屋を出たところ、
「いやぁぁぁぁぁぁ!!行かないでぇぇぇぇ!!」
「...うるさいからご近所さんに迷惑でしょ?」
どこかで今世の別れを悲しむ妻と薄情な夫が痴話喧嘩をしているのかと思い、朝からうるさいなぁと感じながら玲君の部屋のインターホンを押そうとした瞬間。
バァン!
「いだっ!!」
突然開いたドアが私の右肘に当たった。痛い。
「もう!姉さん!僕が3日間いなくなるだけでしょ!何でそんな悲しんでんのさ!」
「だって! 私ったらレイニウム(玲君の姉が作り出したパワーワード。玲君の頬をスリスリすると摂取出来るとの事)が無いと生きられない体質だもの! お願いだから行かないでぇぇぇ!!」
「なんだよレイニウムって!!てかそれ完全に言い方が麻薬中毒者のそれだよ!!いいからココロの世話頼んだよ!」
「...」
「あ、心奏。おはよう」
「うん。おはよう。...どうかしたの?」
「あー...姉さんが行くな行くなとうるさくって」
「行かないでぇぇぇぇ......」
「じゃあ、行こうか」
「う、うん...」
________________。
「お、来たなーリア充どもー」
「会って2秒でそれは無いでしょ...」
(都神君の私服初めて見た)
(都神君女の子の格好しないんだ...)
(都神君ってあんな輝いてたっけ)
(もはや人種が違う)
...なんか凄い玲君への視線が凄いんですがそれは。主に女子の。
「私たちは教師として、君たちは高校生として恥じぬ行いを...」
「長いね。校長先生の話」
「うん...」
「また倒れたりしてね」
「その時はまたお願いします...」
以前、始業式の日に熱中症により倒れてしまったが、今はもう冬だ。その心配はほとんどしなくていいだろう。
「ほら! 自分が乗るバス間違えんじゃねーぞー!」
やーっと校長先生の話を終え、バスに乗る。私の席は窓際で玲君が隣にいる。その後に奈夜君と勇吾君、千秋がいた。
...とまぁ、バスに乗って道中は何もなく、私もすることも無かったし、眠かったから、少し寝ることにした。
なんかこう、揺れてるバスの中で窓に寄っかかって寝るのってなんか気分いいよね。
......寝ます。
_______。
「ん...」
目を覚ます。空は青く、雲が一つも無かった。だがそこに違和感を感じた。
「あれ、私、バスの中にいたはずだけど...」
辺りを見渡すと雄大な景色が見える。とても綺麗で、心が癒されるほどの。
「おーい!心奏ー!」
景色に見とれていると、私を呼ぶ声がした。この透き通るような声は...!
「玲君!」
「いやー、ぐっすりしてたね」
「私、どれくらい寝てた...?」
「うーん...2時間ぐらい?」
居眠りどころじゃなかった。熟睡でした。
「...そういえば、皆は?」
「...? 何言ってるの? ここには僕達しかいないよ?」
「え? そうなの?」
「そう。だからさ...」
「きゃあ!」
玲君が私に近づいてきたと思ったら、私を押し倒して、私の太ももに座るように、玲君が乗っかってきた。
「ちょ!れ、玲君」
「だから、ここで君を襲っても大丈夫なんだ」
...ちょちょちょ!あまりの出来事に頭がパンクしそう!とりあえずどうする!? ていうか玲君てこんな積極的だったの!? 確かに文化祭の時は突然の告白にびっくりしたけどこっちの方が数倍驚くし今日は玲君に襲われた(性的な意味で)ということでお赤飯炊こうかなぁーとりあえず朝に食べたパン美味しk...
「ん...!」
「ん、くすぐったかった?」
頭の中を整理しているときに、上着は脱がされ、玲君は私のTシャツの着丈を掴む。
...お、落ち着け!落ち着くんだ私!そ、そそそそそうだ!こんな時は素数を数えて...!
...2、3、5、7、11、13、17......
「...ひっ!」
Tシャツも首元までたくし上げられ、Tシャツに隠れていたふたつのおおきな山が姿を現す。いきなり外気に触れたため、少し身震いした。
...も、もうどうにでもなれー!!
「玲君、何でこんなこと...」
「んー? 君とこんなことするのに理由なんかいる?」
「でも、ここでだなんて...」
「忘れん坊だね。ここには僕達以外誰もいないんだってば...じゃあ、いくよ...」
玲君が小さな口を開け、私の胸のてっぺんに齧りつk...
「...それ以上はストーップ!」
「ん!? 何事!?」
思い切り目を開けると、そこはさっきまでの景色とは違い、本来の景色であるバスの中だった。
...夢でした。はい。
「びっくりした...心奏が急に大きい声出すから...」
「...(夢の中の)玲君の馬鹿ぁ!」
「えぇ!?僕何か悪いことした!?」
「したよ!!(夢の中で)私を押し倒して!(夢の中で)私の服を脱がして!(夢の中で)私の胸に...!」
「と、とりあえず素数でも数えて落ち着いて...?」
「はぁ、はぁ...2、3、5、7、11、13...」
「...落ち着いた?」
「...無理。あまりにも恥ずかしい内容の夢だったから...ごめん、また寝る...」
「そう...おやすみ」
「うん...」
そう言って、私はまた眠りにつく。眠りにつくまでの間、玲君は顎に手を添え、考え事をしていた。
(押し倒して、服を脱がして、胸を...? 完全にそれ強姦される夢じゃないの...?)
この時にの私には知る由もなかった...。
まさか、あんな事が起きるだなんて...。