灰かぶり姫は1人だけ   作:error405

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現状とチートと協力

巧翔「そうだ、まゆ」

 

まゆ「どうしましたか?」

 

巧翔「最初プロデューサーさんって呼ばれたときさ、なんか懐かしくしっくりくる感じがしたんだよね。できればこれからも呼んでくれないか?」

 

そう言うとまゆは嬉しそうな顔になり

 

まゆ「はい!」

 

と、かなり元気よく答えてくれた。

 

美夜「はいそこ、その呼び方はあんた達二人のだけのときにしなさい」

 

巧翔「なんで?」

 

美夜「これから説明するわ」

 

美穂「実は今回の総選挙から契約者も二通りいるんです。一つが美夜さんや巧翔さんのようにわたしたちに選ばれたプレイヤーです」

 

巧翔「もう一つは?」

 

美夜「チートプレイヤーよ」

 

チート?そんなもんあんのかよ

 

美夜「アイドルを強制的にこっちの世界に引きずり出して正規ではない契約をしたり、正規プレイヤーの偶像を奪ったりとやりたい放題してるわ」

 

はぁ?

 

美穂「彼らには契約制限がないためアイドルをたくさん確保してコレクション化してる人もいるみたいです」

 

巧翔「アイドルは基本自由に動けるだろ!?なんで反抗しないんだよ!」

 

美夜「出来ないらしいのよ」

 

美穂「チートプレイヤーの行う契約は洗脳の効果もあるようで…………」

 

なんだよ…それ…

 

巧翔「まゆ、ごめん約束守れそうにないや」

 

まゆ「いえ、まゆも約束の内容変えようと思っていたので大丈夫です」

 

「「チートプレイヤーだけには勝つ(勝ってください)」」

 

巧翔「どうやったらチートプレイヤーを判別できるんだ?」

 

美夜「ここで最初の注意なのよ」

 

巧翔「その呼び方は二人だけの時にってやつ?」

 

美夜「そう」

 

美穂「チートプレイヤーはちゃんとした契約ではないため偶像が契約者の名前を呼ぶことが出来ないみたいです」

 

まゆ「だからチートプレイヤーはアイドルからプロデューサーさんと呼ばれるわけですね?」

 

なるほど、俺とまゆのこのやりとりを知らないプレイヤーが見たら俺のことをチートプレイヤーと思うわけか

 

巧翔「わかった、気をつける。それとは別でいくつか質問いいか?」

 

美夜「私達に答えられる範囲なら」

 

巧翔「んじゃ、一つ美穂の特技はなんだ?」

 

美穂「え?わ、わたしですか?」

 

なんでそんなに動揺してるんでしょうか

 

巧翔「無理ならいいんだが」

 

美穂「………です」

 

巧翔「え?」

 

美穂「みほたんビームです!」

 

なにそれ可愛い

 

美夜「名前に反して威力は可愛くないわよ、最大まで貯めて撃てばビルを粉々に出来るわ」

 

巧翔「え?まゆの特技と差ありすぎない?」

 

美夜「そうでもないわ、最大限貯めるには五分必要だから。全く貯めなかったらただのパンチぐらいの威力」

 

確かにそれならそうでもないな、人によっては足止めすらできない

 

巧翔「二つ、もし自分が見てない時に何かあってアイドルがやられてしまったら分かるのか?」

 

美夜「詳しくわわからないけどちひろさんからメールが来るみたいよ」

 

本格的にやつの手のひらの上じゃないですか。

 

巧翔「ありがとう、助かったよ」

 

美夜「こちらこそ、じゃあ次あった時は敵だから」

 

巧翔「俺とまゆの敵はチート野郎だけだ」

 

美穂「ありがとうございました」

 

余りやり取りもせずに二人は帰っていく。まあこの戦いを続けていればそのうち会うこともあるだろう

 

巧翔「よし、まゆ買い物行くか」

 

まゆ「はい」

 

 

 

 

 

 

美夜「助けて!」

 

巧翔「会うのはやくない?」

 

まゆと買い物にでた直後昨日戦っていたはずの美夜さんとその相手の男にあった。

 

巧翔「なんで昨日戦ってた敵同士で一緒に逃げてんの?」

 

「チートプレイヤー相手に正規プレイヤー同士は協力する、これは基本中の基本っすよ!」

 

ああ、チートと戦ってんのね

 

美夜「協力すれば行けると思ったけど敵は偶像3人で厳しくて逃げてるのよ!」

 

美穂「3対3ならまだ勝ち目はあります、だから力を貸してください!」

 

なるほど、これはチャンスか

 

巧翔「まゆ」

 

まゆ「いいと思いますよぉ」

 

巧翔「心読んだ?」

 

まゆ「読んでませんが多分同じことを考えてると思います」

 

巧翔「そ、そっか」

 

少し怖い

 

巧翔「助けるのはいいが条件がある」

 

「「条件?」」

 

巧翔「あぁ、簡単な条件だ、これからも俺と協同プレイをしてくれってだけ」

 

「やるっす、やらせて下さい!」

 

こいつ必死だな、叶えたい願い事でもあんのか

 

美夜「まあ、わたしは叶えたい願い事もないしいいわ」

 

巧翔「決まりだな」

 

甲斐斗「俺、黒松甲斐斗って言います!年齢は19っす」

 

年上かよ、何かやりづらいな、まあいいか

 

巧翔「で、敵のアイドルは?」

 

甲斐斗「大和亜季、脇山珠美、神谷奈緒っす」

 

李衣菜「亜季さんは銃撃系特技で、珠美ちゃんは刀系の特技だっけど……」

 

美穂「奈緒ちゃんだけは全然わからなくて………」

 

ん?大和亜季と脇山珠美?

 

巧翔「てっきり歌があるアイドルだけだと思ってたんだがそうじゃないのか?」

 

まゆ「はい、歌がないアイドルが偶像になった場合、特技がかなり強化されるんです」

 

それは早く行って欲しかった

 

まゆ「聞かれなかったので」

 

巧翔「やっぱり心読んでるよね?」

 

まゆ「そんなことありませんよ?うふふ。ところで特技がわからなかったとわどうゆうことですか?」

 

美夜「なんか色んなことをやってきたのよ、物を反射したり、魔法みたいなの使ってきたり、挙句の果てはめっちゃ伸びてたわ、思わずルフィかよって言っちゃったぐらい」

 

特技の傾向からして本人と何らかの関係があるはず、しかし今挙げられたのに関連性はほぼ無い。

でも答えは出てるんだよなぁ。なぜならすべて見たことがあるから

 

巧翔「多分それが答えだと思うぞ」

 

美夜「え?ルフィかよ?」

 

甲斐斗「分かったんすか!?」

 

巧翔「ってか美夜も考えればすぐわかると思うぞ」

 

美夜「うそっだぁ」

 

ぶん殴りたいこの顔

 

美穂「教えてください!」

 

巧翔「それは無理だな」

 

李衣菜「何で!?」

 

巧翔「前を見ろ時間切れだ」

 

四人が前を向くそこには大和亜季、脇山珠美、神谷奈緒と知らない男が立っていた




迫り来るチートプレイヤー、契約者となった巧翔の初の戦い
チートに囚われたアイドル達を助ける手段はあるのか
Fin 第3章『現状とチートと協力』
Next 第4章『悪と解放と開幕戦』
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