「イベントっていうのが盛り上がるものだとは知っているが、ここまですごいことになるとはな……」
ちょっと前に遊園地に行ったばかりなのだが、それに匹敵するレベル。といっても過言ではないだろう。
まあ多分、その原因は今持っている『フィールド魔法』にある。
誠一郎はそのカードをとりだした。
モンスター・フェスティバル
フィールド魔法
このカードはこのカード以外のカードの効果を受けない。
①:自分メインフェイズ中、SPを任意の数消費して発動できる。その数一つにつき、プレイヤーは
②:このカードの①の効果で得たポイントは、デュエルが終了しても記録される。
③:相手プレイヤーのライフを0にした場合、自分のFPを一つ増やす。
全校生徒、及び、この学校に来場している人全員に、このカードが渡されている。
なお、このFPと言うものだが、今日行われているイベント中の出し物に対してクーポンとして使える。
FPだけで何かを買う。というシステムにはなっていないが、それでも、人が熱狂するには十分なものだ。
自身のあるデュエリストは、このシステムに乗っかってデュエルをしている。
で、なぜ誠一郎が一人で歩いているのか。
その理由はただ一つ。
【遊霧誠一郎・FP216】
やりすぎたからだ。
誠一郎と御堂天音のデュエルのうわさが思った以上に流れているのだ。
ていうか意図的に流している奴が確実にいる。
有名税と言うのは本当にあるもので、挑んでくるのだ。
片手間に倒せるので連続で相手していたのだ。
で、いつの間にかこうなった。
「あ、これ美味いな」
ポイントはたくさんあるが、使えるのは今日だけだ。
使えるタイミングで使っておかないともったいない。
まあ、金はそれなりに持っているので、無駄遣いは多少あっても問題はないのだが、だからといって、と言う話である。
買ってみた焼きそばがうまかったので驚いた。
「店のほとんどは火野和春とつながっているはずだが……それなりに良い料理人もいるみたいだな」
金がある上に、アノニマス・トーナメントは控室もいろいろな意味ですさまじい場所だった。
そんな場所に長い期間いた誠一郎は、いろいろな意味で舌が肥えている。
「とはいえ、学生がこのフィールド魔法と連動したことをするって言うのも変な話か」
火野和春が当日に配ったものだが、それだけでは無理な話である。
「校舎の中も外もお祭りだなぁ……」
誠一郎は、そうは言いながらも楽しんでいた。
★
ぶっちゃけ、フィールド魔法に寄るクーポンというのがどれほどの影響を持つのか、と言うことを確認するイベントだったこともあるだろう。
夜になるまでいろいろと小出ししていたが、やはり、生徒も客も、気になっているのは御堂天音なのだ。
「そろそろ私のステージだけど、誠一郎君は待機しててね」
「勿論だ」
イーストセントラルには大きなデュエルアリーナが存在する。
そこで、天音は歌うことになっている。
観客席は満杯で、これ以上はいるといろいろと面倒なことになる。
そのため、カメラで中継して情報を流しているのだが、生で見たい。と言う人が多いのだろう。
トップアイドルの宿命と言えば宿命である。
「それじゃあ、私は言ってくるね」
「ああ」
天音は、そういってステージに向かった。
御堂天音。というと、清楚なイメージを持っている人は多い。
しかし、それらは、本当の彼女ではない。
だからこそ、新生シルバーオフィスとなった事務所に所属する御堂天音は、輝いている。
隠してきて、今になってさらけ出して、周りを全て振り回す迷惑さ。
だが、その迷惑さを輝く笑顔で許してもらおうとするあざとさ。
今までのイメージとは違うが、それでも、彼女本人が出ている。
今までは、ステージに身を寄せていた。
台本通りのものだった。
だが、これからは違う。
自分を出して、そして、輝くための歌。
あの時のステージでは感じられなかった彼女自身が詰まっていて、誠一郎も、悪くは思わなかった。
……だからだろう。
前の時代を作っていたシルバーオフィスが、それを否定し、壊そうとしたのは、ある意味、必然だったのかもしれない。
★
ボルテージが最高に達した時のことだった。
誠一郎は、表現できない不安を抱えていたが、すぐに跳び出せるように準備をしていた。
それが功をなした。
アリーナの天井が突如爆発し、ステージに降り注ぐ破片から天音を守ることが出来た。
「せ、誠一郎君」
「まさかこんなことをしてくるとはな……」
若干着飾ったような衣装を着ている誠一郎。
見ている人にはわかる強者としてのオーラ。
そして、とても落ち着いているが、こちらを対等な存在として考えていないかのようなその雰囲気。
黒衣装を見に包んで、ゴールドアクセサリーで装飾されている。
はっきり言って『魔王』である。
混乱したような雰囲気がアリーナに包まれる。
当然だ、サプライズとしてはあまりにも危険だ。
緊急事態であることは明白。
アリーナから逃げようとしている人も多い。
まあ、野次馬根性で踏みとどまっている人も多いのだが。
「出て来いよ」
溜息を吐きながら誠一郎はそう言った。
誠一郎はヘッドマイクを付けているので、その音声は大勢に届いている。
すると、一人の男性が姿を現した。
「き……木戸さん」
元シルバーオフィス所属、『フェイクラスター』を考案した男。
そんじゃそこらのアイドル事務所に左遷されたと聞いているが……。
「天音。久しぶりだな」
「どうしてこんなことを……」
「決まっているだろう。お前を取り戻すためだ」
即答する木戸。
ただし、その目は血走っている。
正気であるかどうかはともかく、本人だけが原因ではない何かがあったのは間違いない。
誠一郎は溜息を吐いた。
「判断を間違えていた挙句、事務所から追い出されて、取り返すために爆弾なんて仕掛けたら、言い分なんて通るわけないだろ」
「五月蝿い!もとはと言えば貴様の仕業だ!」
「違うな。俺がいる時に、俺が嫌いなことをわざわざやったお前の仕業だ」
自分が関係ないところで起こっていることを、誠一郎もネチネチ言ったりはしない。
人間と言うのは常に、気が付かない第三者だ。
どんな正義を持っていようと、助けられるのは、手を広げて、そしてつかめる場所にいる者だけである。
「遊霧誠一郎。私とデュエルだ」
「邪魔したうえにまだそんなことを言うのか……」
「どうした。怖いのか?」
「いや、弱い者いじめが好きじゃないだけだ」
「どこまでもバカにしやがって」
木戸はデュエルディスクを構える。
……あのデュエルディスク。『ホワイトブランク』を使っていた『リアリティ・テーゼ』と同じだ。
「なるほど、カードをもらっていい気になっている訳か」
「私だけではありませんよ」
木戸がそう言うと、サングラスをかけて白衣を着た男性が出てきた。
「お前、ハーベリアか」
遺跡探検の時に倒して、そして捕まえたはずだが……。
「そうですよ。私も、雪辱を晴らすためにやって来たわけです」
「そうか、なら攻めて言葉遣いを間違えないようにな。雪辱は果たすものだ」
誠一郎はデュエルディスクを取り出す。
「どこまでもバカにしてきますね」
ハーベリアがデュエルディスクを構える。
さて、二人同時に相手してもいいのだが……。
「まって、私もする」
天音がデュエルディスクを取り出した。
「いいのか?」
「もちろん。それに、私のステージの邪魔をしたんだから、そのツケは払ってもらわないとね」
楽しそうな表情で誠一郎を見る天音。
誠一郎は溜息を吐きたくなったが、もういいと思うことにした。
「タッグデュエルですか……いいでしょう。受けてあげます」
木戸が若干安堵したような表情になったのは気のせいではあるまい。
何十連敗としたあのデュエルをまだ忘れることができないのだ。
だからこそ、実力で劣っている天音を巻き込んでデュエルをするということなのだろう。
四人がステージに並んだ。
その雰囲気に、観客も活気を取り戻す。
確かに、サプライズと言うよりハプニングだ。
だが、それ以上に、この
デュエリストなのだ。もう言葉はいい。
「「「「デュエル!」」」」
誠一郎&天音 LP4000
木戸 &ハーベリア LP4000
「先攻は私です」
ターンの順番は、木戸→誠一郎→ハーベリア→天音の順番である。
まあ、向こうのデュエルディスクが勝手に決めたことなのだがな。
「私の先攻。私は『ホワイトブランク・コア』を特殊召喚!」
ホワイトブランク・コア ATK0 ☆1
現れたのは、半透明なコア。
「フェイクラスターはどうしたんだ?」
「フン!あんなもの、シルバーオフィスを有名にさせるために考えたものに過ぎない。私はこの力を手に入れたことで、さらなる高みに達したのだ!」
その力を使っているお前の隣にいる奴。以前ワンキルしたはずなんだがな。
「ホワイトブランクモンスターをオーディナル召喚する場合。このモンスターは、一体で二体分の素材にできる。私は光属性の『ホワイトブランク・コア』をシンボルリリース!」
形成されていくのは……馬。
「オーディナル召喚。レベル8『ホワイトブランク・ホース』!」
ホワイトブランク・ホース ATK3000 ☆8
木戸&ハーベリア SP0→2
「攻撃力3000のモンスター……」
「私はカードを一枚セット。ターンエンドだ。さあ、かかって来るがいい。叩き潰してやる」
木戸……あんなにビビってたのに変わったな。
「俺のターン。ドロー!」
手札を見る。
なるほど。お前たちはそうしたいわけか。
「あの人のようにはいかせないぞ。私は永続罠『マジシャンズ・ギアス・フィールド』を発動。フィールドに存在する魔法使い族モンスターは、効果が無効にされ、攻撃は不可能になる」
マジシャンズ・ギアス・フィールド
永続罠
①:このカードがフィールドで表側表示で存在する限り、フィールド上の魔法使い族モンスターの効果は無効化され、攻撃できない。
「魔法使い族メタカード。俺の『クリムゾン・ワイズマン』がずいぶんと嫌いのようだな」
「五月蝿い!さっさとターンを終了しろ!」
「そう言うわけにもいかんな。とは言え……今の俺の役目は、歌姫のエスコートだ。魔法カード『増援』を発動。デッキからレベル4以下の戦士族モンスター。『星王兵リンク』を手札に加える。そして、手札を一枚コストにして、リンクを特殊召喚」
星王兵リンク ATK1700 ☆4
「そして、墓地に送った『星王兵テーゼ』の効果だ。自分フィールドに星王兵モンスターがいる時、特殊召喚できる」
星王兵テーゼ ATK1600 ☆4
「リンクの効果により、二体の星王兵を守備表示にして、デッキからレベル8以下のオーディナルモンスターをサーチする。俺は『エスコート・バトラー』を手札に加える」
星王兵リンク ATK1700→DFE1000
星王兵テーゼ ATK1600→DFE1300
「闇属性のリンクとテーゼをシンボルリリース。オーディナル召喚。レベル7『エスコート・バトラー』!」
エスコート・バトラー ATK2800 ☆7
誠一郎&天音 SP0→2
現れたのは、燕尾服を着た若い男。
「……クリムゾン・ワイズマンではないのか?」
それを出すとこのターンで倒しちゃうんだよね。
「俺は魔法カード『ディメンション・ライズ』を発動。このターン中に除外された自分のモンスター一体を選択し、そのモンスターの攻撃力の半分を、このターン終了時まで自分フィールドのオーディナルモンスターに加える」
「な……一体いつ……」
「自分の効果で特殊召喚したテーゼは、フィールドを離れる時除外されるんだ」
エスコート・バトラー ATK2800→3600
「バトル。エスコート・バトラーで、ホワイトブランク・ホースを攻撃!」
バトラーはナイフをとりだすと、ホースに接近して切り刻み、破壊する。
木戸&ハーベリア LP4000→3400
「く……ホワイトブランク・ホースの効果に寄り、このモンスターが破壊された時、墓地のコアを特殊召喚することが出来る!」
ホワイトブランク・コア ATK0 ☆1
ドラゴンと変わらない効果だな。
「俺はカードを二枚セットしてターンエンド。バトラーの攻撃力はもとに戻る」
エスコート・バトラー ATK3600→2800
「私のターン。ドロー!」
ハーベリアのターンだ。
「当然、私のデッキも『ホワイトブランク』デッキです。私はホワイトブランク・コアをシンボルリリース。オーディナル召喚!『ホワイトブランク・フェニックス』!」
ホワイトブランク・フェニックス ATK3000 ☆8
木戸&ハーベリア SP2→4
「フェニックスの効果を発動。SPを一つ使い、墓地のホワイトブランクモンスターを特殊召喚することが出来るのです。私は『ホワイトブランク・ホース』を特殊召喚!」
ホワイトブランク・ホース ATK3000 ☆8
木戸&ハーベリア SP4→3
ホワイトブランク・フェニックス
レベル8 ATK3000 DFE2000 光属性 鳥獣族
オーディナル・効果
光属性×2
①:一ターンに一度、SPを一つ消費し、自分の墓地の「ホワイトブランク」モンスター一体を対象にして発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
②:このカードが破壊された場合、墓地の「ホワイトブランク・コア」一体を特殊召喚することができる。
『SP2』
「蘇生効果だったのか……」
あの時は一撃で倒したから効果が分からなかったのだが、これで分かった。
「そして、ホワイトブランク・ホースの効果を発動。SPを一つ使い、相手フィールドのモンスター一体の攻撃力を半分にする!」
木戸&ハーベリア SP3→2
エスコート・バトラー ATK2800→1400
ホワイトブランク・ホース
レベル8 ATK3000 DFE2000 光属性 獣族
オーディナル・効果
光属性×2
①:一ターンに一度、SPを一つ消費し、相手モンスター一体を対象にして発動できる。そのモンスターの攻撃力を半分にする。この効果は相手ターンでも発動できる。
②:このカードが破壊された場合、墓地の「ホワイトブランク・コア」一体を特殊召喚することができる。
『SP2』
「なお、この効果は相手ターンでも発動できる。さらに、攻撃力の変動は永続的なものです」
「なるほどな……」
やたらと殺意のある効果だ。
「バトル!ホワイトブランク・ホースで、エスコート・バトラーを攻撃!」
「罠発動『クロノス・ゲート』!手札一枚をコストにして、バトルフェイズを強制的に終了する」
クロノス・ゲート
通常罠
①:お互いのバトルフェイズ中、手札一枚を捨てて発動できる。バトルフェイズを終了する。このカードがカード効果にチェーンしていた場合、そのチェーンブロックに存在するすべてのカード効果は無効になる。
「く……私はカードを一枚セット。これでターンエンドです」
そうか……。
「私のターン。ドロー!」
天音は勢いよくカードをドローする。
そして、笑顔になった。
「誠一郎君」
「なんだ?」
「思いっきり行ってもいいよね」
「エスコートと尻拭いは任せろ」
デュエルする時に負けてやる気はない。
だが、今くらいは良いだろう。
彩里からの入れ知恵だがな。
「このスタンバイフェイズ。『エスコート・バトラー』のモンスター効果発動」
バトラーは一礼すると、その姿を消した。
「スタンバイフェイズにエスコート・バトラーをリリースすることで、相手フィールドのセットカード一枚を破壊し、さらに、墓地にある通常魔法一枚を手札に加えることが出来る。天音」
エスコート・バトラー
レベル7 ATK2800 DFE1000 闇属性 悪魔族
オーディナル・効果
闇属性×2
①:自分のスタンバイフェイズ時、このカードをリリースして発動できる。相手フィールドのセットカード一枚を破壊し、自分の墓地から通常魔法カード一枚を手札に加える。
『SP2』
誠一郎は、『クロノス・ゲート』のコストで墓地に送っておいたカードを天音に渡す。
「ありがとう。誠一郎君。私はこの魔法カード『ペイシェンス・リミット』を発動!オーディナルモンスターが墓地に送られたターン中のみ発動が可能。このターン。相手フィールドのモンスターの効果は無効になる!」
「く……」
ペイシェンス・リミット
通常魔法
①:フィールド上のオーディナルモンスターが自分の墓地に送られたターン中のみ発動できる。このターン終了時まで、相手フィールドのモンスターの効果は無効になる。
これで、ホワイトブランク・ホースの効果で攻撃力が半分になることはない。
「私は手札から永続魔法『シュプレヒコール・アドミッション』を発動。発動時の処理として、このカードの効果で、デッキから『シュプレヒコール』モンスター二体を特殊召喚できる。手札の『シュプレヒコール・アクター』と『シュプレヒコール・アクトレス』を特殊召喚!」
シュプレヒコール・アクター ATK1600 ☆4
シュプレヒコール・アクトレス ATK1500 ☆4
シュプレヒコール・アドミッション
永続魔法
「シュプレヒコール」永続魔法は、自分フィールドに一枚しか存在できない。
①:このカードの発動時の処理として、デッキからレベル4以下の「シュプレヒコール」モンスターを二体選んで特殊召喚する。この効果の発動後、自分はターン終了時までモンスターを特殊召喚できない。
②:相手ターン終了時、フィールドのこのカードを墓地に送って発動する。デッキから「シュプレヒコール」カード一枚を手札に加える。
「さらに、『二重召喚』を発動して、『シュプレヒコール・チャイルド』を二体、通常召喚!」
シュプレヒコール・チャイルド ATK1200 ☆4
シュプレヒコール・チャイルド ATK1200 ☆4
「そしてチャイルドの効果を発動。このカード以外の『シュプレヒコール』モンスターの効果をすべて無効にして、私のフィールドにいる全てのシュプレヒコールモンスターの攻撃力を、ターン終了時まで500ポイントアップする!」
「な……」
シュプレヒコール・チャイルド
レベル4 ATK1200 DFE1000 風属性 悪魔族
このカード名の効果は一ターンに一度しか使用できない。
①:自分フィールドにいる、このカード以外の「シュプレヒコール」モンスター全ての効果をターン終了時まで無効にして発動する。自分フィールドの「シュプレヒコール」モンスターは全て、ターン終了時まで攻撃力が500ポイントアップする。
シュプレヒコール・アクター ATK1600→2100
シュプレヒコール・アクトレス ATK1500→2000
シュプレヒコール・チャイルド ATK1200→1700
シュプレヒコール・チャイルド ATK1200→1700
「ですが、まだ私たちのモンスターには及びませんよ」
「それはどうかな?」
「何?」
ここだな。
「俺は罠カード『シンボル・ソング』を発動。このカードの発動後、モンスターの特殊召喚はできなくなるが、俺が持つSP一つにつき、自分フィールドのモンスター全ての攻撃力を300ポイントアップさせて、相手フィールドに存在するモンスターの攻撃力を300さげる」
シンボル・ソング
通常罠
①:自分のシンボルポイント一つにつき、自分フィールドのモンスター全ての攻撃力を300ポイントアップさせて、相手フィールドに存在するモンスターの攻撃力を300さげる。このカードの発動後、自分はモンスターを特殊召喚することはできない。
シュプレヒコール・アクター ATK2100→2700
シュプレヒコール・アクトレス ATK2000→2600
シュプレヒコール・チャイルド ATK1700→2300
シュプレヒコール・チャイルド ATK1700→2300
ホワイトブランク・ホース ATK3000→2400
ホワイトブランク・フェニックス ATK3000→2400
「バカな……」
「まだいくよ。私は手札から、『D.D.クロウ』の効果を使って、あなた達の墓地の『ホワイトブランク・コア』を除外する」
準備完了。
「一斉攻撃」
四人の役者が動きだして、不死鳥と馬と倒して、そして、敵を倒す。
一つの舞台が、その場で完成していた。
★
「みんな!ちょっとハプニングがあったけど、私たちはまだまだいけるよ!」
警備員が突入してきて、デュエルに負けてぐったりした木戸とハーベリアを連行していった。
だが、一回のデュエルがあっただけだ。
「というわけで、誠一郎君。もう一回、デュエルしよう」
「いいだろう」
お互いにデュエルディスクを構える。
「「デュエル!」」