転生の間で会った幼女に惚れた   作:トマボ

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えいぷりるふーるも過ぎちゃいましたね…

私は毎月ふーるですがなにか?

いえ、なんでもねっす。


そこは変わって欲しかった

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

わたしの住んでる村。

 

この辺りの地名も変わってから大分経っているけれど、ここには外から来る人なんて滅多にいない。

 

同世代の子は大体引っ越して行ったけれど、わたしはここが好きだ。

 

不気味だ、なんて言われてるけど、景色は綺麗だし風は気持ち良い。

 

 

お爺ちゃんは変わってるけどお婆ちゃんは優しい。

 

 

隣のおじちゃんは遊びに行くといっつも手作りの美味しいお菓子をくれるし、村長はいつも踊ってばっかりいるけれど素敵な旅のお話をしてくれる。

 

昔はだんさーだったんだって、いつも嬉しそうに言っている。

 

ちなみに、お婆ちゃんは昔はかんごしさんで、隣のおじちゃんはぱてぃしえって言うおしごとをしていたんだって。

 

仲の良かった子とままごとをすることはできなくなっちゃったけど、村長さんのお話を聞いたり、隣のおじちゃんとお菓子を作ったり、お婆ちゃんの手伝いをして毎日楽しく暮らしてる。

 

 

変だ変だって言われてるけど、そんなことはなくって、5年に1回だけのしきたりっていうのが無ければ普通の良い村なんだって…。

 

珍しく村長さんが悲しそうな顔をしてたから、きっとしきたりって言うのは楽しくないんだと思う。

 

村長さんと隣のおじちゃんがおさけを飲みながら泣いてるのが嫌だったから、私は、泣かないでって言った。

 

どうしたら良いのか分からなくって、お婆ちゃんの料理の手伝いをして、美味しいおつまみをがんばって作って食べてもらおうと思った。

 

元気を出して欲しかったけど、上手くはいかなくて、それでも村長さんも隣のおじちゃんも全部食べてくれた。

 

2人もお婆ちゃんもありがとうって言って頭を撫でてくれたけど、顔は笑ってなかった。

 

 

わたしは他に何にも思いつかなかったから、お爺ちゃんにも助けてって言ったけど、お爺ちゃんは動かなかった。

 

お婆ちゃんは、私がお爺ちゃんに話しかけると、悲しそうな顔をした。

 

村長さん達も、怖い顔をしてた。

 

 

笑ってて欲しかったのに、また嫌な顔をさせちゃったのが悲しかった。

 

結局その日は、私は頭がぐちゃぐちゃして、泣いて、泣いて、泣き疲れて、寝てしまった。

 

でも、朝になったら、みんないつもと同じように笑ってくれていたから、良かったと思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

別の日、お爺ちゃんに聞いてみた。

 

お婆ちゃんが悲しそうにするのが嫌だったから、「しきたりなんてやめちゃえばいいのに、なんでするの?」って聞いてみた。

 

お爺ちゃんは、黒いお顔を上げて首を横に振って答えてくれた。

 

しきたりについては教えられないけれど、楽しくなくてもやらないとダメなんだって言ってた。

 

お爺ちゃんも嫌なの?って聞くと、嫌だって言ってた。

 

 

みんなに聞いても、悲しそうな顔をするのに、嫌だとは絶対言ってくれなかったから、味方ができたみたいで、少し嬉しかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お婆ちゃんと綾取りをしてた時に、お父さんとお母さんのことを聞いてみた。

お母さんとお父さんは村の為に頑張ってくれたんだって、お婆ちゃんが話してくれた。

 

私が聞くと、お婆ちゃんも村長さんも隣のおじちゃんも、1日1回だけ、1個だけ、教えてくれる。

 

おんなじもの、例えば、私のお父さんお母さんについて。

 

絶対に、1個だけ、1回だけしか新しくは教えてくれない。

 

 

それもしきたりなのかなって思って、いやな気がしたけど、なら毎日聞けばいっかなと思って、気にはしなかった。

 

お爺ちゃんもお婆ちゃんに何か聞こうとしてたみたいだったけど、お婆ちゃんは聞こえてなかった。

 

私が伝えようとすると、真っ黒な手で、お爺ちゃんはバッテンを作ってた。

手を口の下あたりに持って行ってナイショってしてた。

 

お爺ちゃんは、相変わらず変だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3つのおっきな山にぐるりと囲まれているうちの村は、出入り口が一つしか無い。

 

遠くの大きな町からひたすら真っ直ぐに舗装されていない土の道路を来れば、この村に辿り着く。

 

村の出入り口は、遠くから見たら、山に付いた大きな口に見えるんだって村長さんが言ってた。

 

ここは嫌だって言っていたみんなはそこから出て行ってしまったけれど、わたしはそっちには行かない。

 

なぜなら都会って聞くと、どうしても怖くなるから。

 

お父さんもお母さんも都会へ行ったきりもう戻ってはこなかったから。

 

その当時のわたしはしばらくは寂しくって、毎日いろんな人になんでって聞いて回った。

 

わたしが聞くと、大人の人はみんな怖い顔をした。

 

引っ越して行く前に年の近いみんなにも聞いたけど、分からなかった。

 

お婆ちゃんに聞いても、隣のおじちゃんに聞いても、村長さんに聞いても、みんな俯いて答えて来れなかった。

 

みんなに聞いても分からなかったけど、お爺ちゃんだけは口元が笑ってた。

 

お父さん達はカッコよかったぞって、言ってた。

 

お父さん達のことを認めてくれたような気もして嬉しかったけど、会えないのが悲しかった私は、嬉しかったのと寂しかったのがごちゃまぜで、涙が浮かんできた。

 

それに気付かれるのが嫌だったわたしは、お爺ちゃんなんて嫌いって、お爺ちゃんのせいにして隠れた。

 

真っ黒なお爺ちゃんは、私が次の日に謝りに行くまで、膝を抱えてるみたいにしばらく丸くなってた。

 

今思うと、いじけていたんだなって分かってなんだがおかしくって笑った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最近は、またあの時みたいに、お婆ちゃんも村長さんも隣のおじちゃんも俯いて、あんまりお話をしてくれなくなった。

しきたりが近いから、あんまりお話をしちゃダメなんだって言ってた。

 

不意に思い出して、お母さん達のことを聞きたくなったので、お爺ちゃんに話しかけたんだけど、お婆ちゃんが悲しそうにするから、辞めた。

 

結局その日もお父さん達のことは分からなかったけど、お婆ちゃんがコッソリと、お父さんとお母さんはけいさつかんだったんだって教えてくれた。

 

わたしは聞くことができて嬉しかったけど、やっぱりお婆ちゃんは悲しそうだった。

 

その日はお婆ちゃんにひどいことをしてしまったのが悲しくて、がんばって夜ご飯を作った。

 

たくさん集めた山菜の天ぷらはうまくできた。作りすぎちゃったから、村長さんと隣のおじちゃんにもおすそわけした。

 

みんな喜んでくれた。

 

 

お爺ちゃんは、相変わらずご飯を食べにこなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

わたしも今年でもう10歳だから、しきたりを教えてくれるらしい。

 

聞きたいけど、聞きたくない。

 

 

そんな風に思って、昔の自分にも嘘をついてるみたいで、少し怖かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌朝、お婆ちゃんが起きてこなかったから、代わりに朝ごはんを作ってから、お婆ちゃんを起こしに行った。

 

お婆ちゃんは冷たかった。

 

 

村長さんが、町のお医者さんなんかを呼びに行ってくれている間、隣のおじちゃんは山で引き継ぎの報告をしてくるって、行ってしまった。

 

 

 

頼れる人がいなくって、家がすごく広く感じた。

 

 

 

お爺ちゃんはいつの間にかいなくなってた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さみしいよ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はい、つーわけで、変わりました。

 

 

お爺ちゃんこと、俺です。

 

え?意味わかんねーって?

 

 

そうだな。俺も分かんなかったよ。

 

 

なんせ…

 

 

 

 

 

駄神「レトロゲームすんべ。」

 

駄神2「なら、ロリっ子神のとこの奴巻き込まね?」

 

駄神3「あのロリコンかww」

 

駄神s「「「よっしゃ行くか」」」

 

 

 

というクソ凄まじく迷惑な理由で巻き込まれたのだから。

 

 

こっちに送られてくるようなもの、しかも博打好きな駄神連中が好んで集めてくるゲームとか曰く付きで無いわけがない。

 

酔っ払いどもがいきなりやってきたと思えば、そのまま古い箱のようなものを作動させた。

 

体験型シミュレーションほにゃららら〜をどう扱ったら(お仕事モードじゃなかったとは言え)かなり格上の神を巻き込めるほどの呪いの品物に出来るのだろうか。肥溜めに漬け込んで7日7晩ハンマーで叩き続けたりしたのか?

 

せっかく神様と和服幼女ちゃんとついでに爺い神とひょっこり遊びに来た変態(コノエ様(仮))と他の駄神様達と始めた覚えの無いぱーちーをしていたというのに。

 

ピカッと光ったら意識だけ吸い込まれ、切り離しに成功した神以外はほぼ全員がゲーム(箱)器の中へ。

 

まあ、余興としてはいいんだろうね。神様達にとっては。なんてことはないレベルのことなんだろうよ。

 

俺「…は?」

神様「…え?」

和服幼女「…む?」

爺い神&他「「「…おっと?」」」

 

 

 

神様にとってはなァ!?

 

 

 

 

そして、なうろーでぃんぐ(殺意

 

 

 

カセットは1本のなので、だいたいが近い場所から役割を与えられてロールプレイ(強制)を開始。そして、神様仕様のため、本編がクソ長い。それこそ初期の頃のキャラは既に退場(寿命にて死亡判定)。誰が考えたのか分からんが、なかなかクる。

 

退場したり役割的にまだのプレイヤーは観客席っぽいところで寛いでいて、本編に出番がある間はその記憶にプロテクトがかけられる。そこらへんは御都合主義だ。

 

俺の感覚からすれば異世界のゲームであり、日本っぽい世界が舞台なのは普通に偶然である。

 

 

ストーリー的には、都会(闇)と田舎(山)の間で色々と問題やら揉め事が起こるうちに戦争一歩手前までいった国。

その国を守護する存在が、度重なる争いの悪感情や信仰の廃れによって黒く大きなダイダラボッチのようなナニカに変貌する。

いつしかその国では巨大なナニカに対抗するために国の中での抗争などは無くなりはしたものの……というテンプレスタイルなスタートである。

ちみもーりょ〜が溢れかえっちゃうのおおおおお☆どうしようか?というやつだ。

プレイヤーは山に囲まれた村からスタートし、あらゆるプチイベントによって発生する異形やらナニカやらを倒して行く。

都会に出向いて既に国を乗っ取った異形のナニカを相手取るか、村に残って山の神域を守るかを選択する。

個人のゲームオーバーの条件は、死亡すること。

バットエンドの条件は、敵ボスが山の神域に到達すること。

敵のポップイベントによってはペースを選ばないが、5年に一度は必ずチートボスが発生し、チートボスはほぼ倒すことは不可能。但し、村から都会へ人身御供をすると、一時的に封印可能。

プレイヤーのレベルをカンストさせてチートボスを倒すには、少なくとも50年はかかる。だが、他のプレイヤーを含めた自キャラ以外の信頼を失ったり不安を抱かれると弱体化。

そのため、一人で黙々とレベルを上げてきたところで、チートボスに挑むための用意には必ずほかの人々と関わらねばならないため、相当運や巡り合わせの時期が良くなければ(ダイス判定かランダム)信頼を勝ち取ることは不可能。

そして、村から人が居なくなれば終わり。プレイヤーの登場時期は完全ランダム。村に人を無理やり連れてくることは不可能。村人や偶然にも同じ時期にプレイヤーとして発生した場合、話し合いや信頼を勝ち取るなどで、都会へ犠牲になりに行って都会から人を戻すイベントを開催するなどなど。

 

 

運ゲーの要素も深く、キャラには寿命がある。

 

 

ふむ………。

 

 

正直無理ゲーでしかない。

 

 

そして、村人も最早2桁を切ってしまいゲームオーバー一歩手前になったので、残って居たプレイヤーを投入。但し記憶は無い。設定にはだいたい忠実だが、人柄は個人による。罰則もある。

 

で、ダイダラボッチ(チートボス)の発生時期に合わせて何百年もの間、村人のうち一人しか見えないという謎位置のキャラ(一定の行動のみ、そして条件を満たしている時の特定キャラの喋れない置物)として活躍してきた。

 

ぶっちゃけ、5年に一度って目安があるから俺の居る意味はないに等しい。

 

それに、俺だけ異形サイドと言っても過言ではない。だって、俺だけ寿命が無いようなものだもの。というか、真っ黒い人型の物体だからな。今の俺。

 

そんなコンセプトゆえに、唯の鬱ゲーと化したこの世界で、異形側につこうという酔狂なプレイヤーは出てこないのだが、対キチガイの案として、異形側とはシステム的に相容れないこととなっている。

 

てか、信頼勝ち取るキャラゲーなのに恐怖政治がまかり通ることとかぶっころせ〜〜的なノリはあかんでしょ。バッドステータスどころか恐らく強制退場だ。

 

プレイヤー側が負けたら曰く付きのアイテムよろしく呪いを受けるのだが、生憎今参加して居るのは文字通りの神様たちのため、そんなものでどうにかなるはずもない。

本気を出すと死ぐらいどうとでもなるのだ。

 

ならば、別に困ることは特に無い……んだけれども…、神様たちは良いんだよ……。

 

メンタルとかいうステータスははないに等しいようなものだから(ロリ神様は別。)駄神が発狂しようが知らねーし、酒飲ませとけば次の日には復活してるような連中だし。変態とは言え医者兼カウンセラーまでいるんだし。

 

 

ロールプレイを楽しむってそういうことなんだけれどもね………?

 

記憶はゲーム終われば、ワイワイ語り合う(意味深)ために残るんよ。今回は普通に酒の肴になるだけだけど。

 

 

 

 

でもね?

 

 

村人が減ったから最終局面入ったわけじゃん?

 

 

そっから先は、どううまくいっても人が大勢まで増えるってのは無いんよ。だって、繰り返したところでループするだけだもん。

そうならないための鬼畜なイベントでもあるんだよ。バットエンド回避はほぼ不可能にしようとしてるあたりが呪いなんだから。

 

 

 

 

でさ?

 

 

 

まさかの、主人公ポジなんだ……よね。

 

 

 

 

 

ロリ神様が。

 

 

 

 

 

 

 

 

唯一そーゆーのに耐性の無い神様が。

 

 

終わって泣かれて(そしたら俺も死ぬ)暴れたら、マジで洒落にならんよなぁ……

 

 

 

あと、幼女ガチで泣かせるとか(弄り以外)、ありえんだろ

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに、 爺さん(黒子&お告げ役)が俺。

 

黒子なのでメタ発言は出来ない制限はあるが、記憶があっても問題無い立場なので今こうしている。

 

 

 

婆さん役がウキウキとして役に徹する和服幼女ちゃん。

 

意外と言えば意外だが、女優気質だった。

 

看護師の過去有り。都会の暗いイザコザで訳ありで村に来た設定。キャラとしての婆さんが幼い頃に村から移動したのは知っているが、和服幼女ちゃんが参戦した正確な時期は不明。

 

 

 

 

 

隣のおじさん(元パティシエ)は、普通にNPC。

 

生い立ちに、能力者としての技能を持ったプレイヤーの神が関わっていたために、山の神域に出入りできる。この役目は基本どの時代にも一人はいる。が、自由な行動ができるかは、初回のダイスによって決まる。つまるところ、ランダムで運ゲー要素。

 

 

 

 

村長。酔っ払った神。

 

以上。元冒険家兼ダンサー兼払い屋。特殊キャラで記憶があるが、制約が多い。そのため、俺と同じく本編にあまり強く影響を及ぼせない。村長としての人格も残っているため、役に徹する。ハッチャケ具合はまるまる本人(神)の影響。

 

 

 

 

 

 

 

恐らく大丈夫だとは思うが、加護を貫通する可能性が捨てきれないこの呪いゲームに対して。

 

俺に課されたミッションは、いつも通りといえばいつも通りだが…。

 

 

 

 

幼女に笑顔(ハッピーエンド)を。

 

 

 

 

それだけである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




既にグダリ始めたけれど、ここまで書いて力尽きかけてきましたので分割。(予定

シリアスとか?ねえよ?んなもん。
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