転生の間で会った幼女に惚れた   作:トマボ

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感想や誤字報告ありがとうございます。
誤字も脱字もオンパレードな拙作ですので有り難や有り難や。




お茶の間神の間

〜〜神様ルーム 爺と幼女のお茶の間より

 

 

 

神達が住まうかの場所から変な魂が連れ去られた少し後の頃。その気になれば時間すら超えたりする我らが幼女神のおわすここでは、ロリっ子の気分次第で変わる空模様は現在冬の晴れた空を写していた。

 

 

 

「ふぅ。最近は冷えますねぇ、温かいお茶が美味しいです。」

 

 

「そうだのう。こうも季節感とやらを持たせると風情とやらが儂にも分かる気がするわい。」

 

 

「はい!私も良いものだと思います〜。色々な世界を観てますけれど、なかなか味わってみようとは思いませんでしたからねぇ〜。」

 

 

 

 

創り出したり譲渡したりと割と安易に扱われている一つ一つのの世界を見て、何処かのロリコンが微妙な顔をしていたりした訳ではあるが、神達にとっては寧ろ日常のようなものである。

 

手元にあれば、管理はするし対処もする。全面的に救うこともあれば、滅ぶのを静かに見守る時もある。

 

神達から言えば、世界とはそんなものである。

 

どんな風に創り出しているのか、何のために世界を構築しているのか、その部分は暇つぶしのために人に近い状態でいる普段からでは読み取ることはできないだろう。

 

 

ーー ある魂は神へ問う。ならば世界とは何なのだ、と。

 

ーーある神は答える。定めたままに宇宙や天地を詰めたものだと。

 

 

 

ズレていく様を見る神もいれば、決めた設定に基づいて調整する神もいる。あらゆる世界を見て笑う神もいれば、片っ端から壊していく神もいる。

 

そんなもの達は一部でしかないが、時の流れも有って無いようなものからすれば、それ故に気にすることもないのだ。

 

 

 

「ほっほっほ。知っとるもんでも分からんことがある。神が逆に教えられると思わなんだ。じゃから儂らも飽きてきたなどとまだまだ言ってはおられんのかもしれんな。」

 

 

「ええ。私も知りたいことが増えましたからね。」

 

 

「あの小僧に感謝せねばな。」

 

 

「うふふ。そうですねぇ。」

 

 

 

完全に見た目は孫と祖父のそれだが、中身はまず人ではなく神様である。見た目などあてにはならないという言葉が一番会うのは案外この神達には当てはまっていたりするのかもしれない。

 

だだっ広い空間に冬の季節模様を映し出し、茶の間を再現したコタツに、常に数の減らないみかんと中身の減らない急須で淹れたお茶をすすりながらもお互い、ソレに触れることなく会話は続く。

 

 

 

 

「そういえば、付き添いの天使さんはどうされたんです?」

 

「あいつは寿退社したわい。一目惚れからのスピード婚ってやつじゃな。」

 

「おやおや、そうでしたか。うふふ〜。天使といえども微笑ましいですねぇ」

 

「……そっち方面ではポンコツじゃったからせいぜい長く続くとよいがな。」

 

「人を見る目はある子でしたし、大丈夫ですよ。」

 

「人ではないがな。」

 

「「はっはっはっ」」

 

 

 

会話の切れ目になるとお互いにチラッと目配せをする。

 

 

 

「そうじゃ、今度また終わった後の世界群から星を抜き出して打ち上げるらしいぞ。」

 

「!またやるのですか。たしかに綺麗ですけどね〜。」

 

「はっは。奴らも暇なんじゃろ。」

 

「ええ。褒められた話ではないですけどね。」

 

「そうじゃな。だが、還元する前に使うのもその神の自由じゃろ。」

 

「はい…ですから私の言えることはありません。でもですね…。」

 

「ああ……。」

 

 

「「うるさい(んですよ)わな。」」

 

 

「私もお祭りは好きですが、あれは頂けませんね。」

 

「儂も毎度見ようとは思わんわ。」

 

 

 

そして同時に「ふぅ…。」と一息つくとまた話題を変える。そんな流れをずっと繰り返していた。

 

 

この神達も付き合いは長いのだが、普段以上に会話が捗らない。お互いに位の高い神故に通常であれば敬遠されがちなのだが、人柄とも呼べる性格が温厚で愉快な為、人気が高く、自然とこの2人も気が合った。

 

なんとか場を持たせようと会話の種を探るが、最近の話題といえばほぼ偏っていたのでなかなか出てこない。

 

 

というよりも、お互いにどちらかがソレについて切り出すのを待っている状態だった。

 

 

だがいかに人からすれば気の長すぎる神様であったとしても、いい加減その無駄な存在感のある不気味なオブジェをそばに置いておくのにも耐え難くなってきたので、お互いに切り出した。

 

 

 

「「………で、どう(します)(するんじゃ)?」」

 

 

 

視線の先には、魂だけの状態から中途半端に抜き去られたせいで薄っすらと輪郭の残る動かない不気味な人型の物体が固まっていた。

 

きっと、お化け屋敷の蝋人形と間違えられてもおかしくはないだろう。

 

固まったタイミングも悪く、白目を向いている為余計に怖い。

 

 

見つけた幼女はあまりの衝撃に、いつも以上の力で吹き飛ばそうとしてしまったが、中身がスカスカすぎて衝撃が貫通してしまったために悪戯ではないと判断して今に至る。

 

偶々遊びに来ていた爺も涙目な幼女に泣きつかれて巻き込まれてしまったのだが、反応を探ろうにも見当たらない。

 

本気出して探せば直ぐだったりするのだが、それもしようとはしない。

 

こうしてお互いまったりしているのはなぜか?

 

 

((不気味すぎて関わりたくない…というか偶には静かにしていたい!))

 

 

 

ゆっくりしていた期間が長いものは大抵イベントがあると疲れたりする為、慣れるまで多少かかったりするのである。

 

 

そのため、普段から騒ぎすぎたせいである意味自業自得にほっとかれてしまっている可哀想でもないオブジェはその後しばらく放置されていたという。

 

 

 




休みだけど休みじゃないとはこれいかに
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