転生の間で会った幼女に惚れた   作:トマボ

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分ける必要あったかなぁ?と思いつつ続きです。

イベント重なると厳しいですねぇ。

いろいろと思うところがありますが、そもそも趣味ですし気にしてませんですしおすしってのことで投稿です。
酷い駄文ですが読んでいただきありがとうございます。


飛ばされたから戻ってみた 中

和装の幼女に同行しながら話を聞いているフリをしつつ、脳内フォルダの中に可憐な姿を保存する作業は着々と進み、今では神様と和装幼女の二人が俺をお兄ちゃんと呼びながら取り合っていた。

 

えへへへ〜。困っちゃうなぁ。お兄ちゃんは一人しかいないいないんだぞ〜。だから、順番にね〜。

 

 

「おい、聞いておるのか戯け!」

 

 

こ〜ら!戯けじゃなくて、お兄ちゃんだろ?全く、お口が悪い子はぐりぐりしちゃうぞー!

 

 

「どこ向いとんじゃボケェ!!」

 

 

ごっはぁぁぁぁ!?

 

 

妄想がエスカレートしすぎたせいで鳩尾にヤクザキック(下駄装備)をくらってしまった。

 

あれ?そっちからも触れんの?木とかは偶に貫通する今のマイボディを?

 

流石は特異点(仮)、侮れん幼女だ。

 

 

「主から助けを乞うておいて話を聞く気もないのならばさっさと去らぬか!!」

 

「誠に申し訳ございませんでした!!」

 

 

はい、完全におれが悪いですね。でも、しょうがない。可愛いんだもの。

 

神様が近くに居なくて人(?)恋しいのもあるのかもしれないな。やだ、まだ1日も経ってないのにもうホームシックとは。

 

 

はやくおうちにかえりたい (迫真

 

 

 

「はぁ…そもそも、何故こんなことも知らんのじゃお主は。」

 

 

やれやれ、という風にため息をつく和装幼女だが、仕方ないじゃないか。だって、文字通り世界が違うんだもの。

 

 

「すいやせんでした姉御。へへぇ、アッシ無知なもんで。」

 

「ウザいわ!」

 

 

ちょっと辛辣すぎない?取りつく島ないっつーか、ボケても反応薄いし。いや、ボケをかましてるわけじゃなくアホなんだけどさ。

 

 

すご〜く切羽詰まってるというか焦ってるというか…。若いうちから溜め込みすぎも良くないと思うんだよね俺。

 

 

というのも、こんな風に話しながら(一方的)もこの子は足を止めない。最初こそ俺と戯れ(?)ていたけど、離して落ち着いたら思い出したようにシリアスを展開している。

 

いろいろと聞きながらも、どこへ向かうのか、それとも何かから逃げているのかもさりげなく聞いてみたんだがはぐらかされた。

 

 

でもなぁ。そんないかにもどうしようもなくて、それでも行動しなければいけないから、泣き喚くのを堪えてるような面されてたらねぇ…。

 

 

ロリ神様ならわんわんと泣いて、どっかの妙な冒険に出てきたキャラのみたいに、あえて気分を落ち着かせたりするとこだろう。

 

以前に、というか今もだが、やっぱり幼女は笑顔じゃなけりゃな。守りたいこの笑顔!と言ったが、悲しくて泣いている…取り返しがつかなかったり大切な場面だったりなシリアスな時以外の、なんていうかな。

 

許してはおけない涙以外はグッとくるものがある。

 

∑(゚Д゚)ピャー!みたいな感じの泣き顔や感動で流す涙なんかはご馳走様です!って感じなんだ。

 

あ、分かんない?そうですか…。

 

 

 

「それで、ちゃんと理解したんじゃろうな?アホ面浮かべおって。」

 

 

「モチのろんってやつですよ」

 

 

「そうか、ならば述べてみよ…いや、やっぱり述べんでよいわ。疑問もないなら去れ!」

 

 

「聞いてませんでしたごめんなさい。そして距離取らないで!もっと会話したいし人恋しいんです幼女成分が足らないんです。」

 

 

さっきから出てきては唸り声をあげて俺に突進しかけてはすり抜けたり、幼女を見ては怯えて逃げていってる獣やら変な生き物図鑑にでも載ってそうな奴らじゃ話できなさそうだしね。

 

 

「……はぁ。めんどくさい奴じゃ。」

 

 

正面から溜息をつかれたでござる。ごめんね。

 

 

「というか、お主がどういう状態だか知らんが飛べるのなら見てきたら分かるじゃろが?」

 

「別れたくないんだよ。君といると幼女欠乏症が緩和されるからね。」

 

「変態が。」

 

「ありがとうございます。」

 

 

と、こんな会話と質問を2〜3周しつつ律儀に応えてくれてるこの子はやっぱり良い子だね。

 

 

守りたいこの笑顔ってーのを見たくなるね。(キリッ

 

 

はいはい、いちいち引かないで慣れようかそこ。

 

 

とりあえず聞いたこととか上から落っこちてきたときにチラりと見たときの映像を必死にサルベージさせて分かったことをまとめようか。

 

 

 

 

 

 

________________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先ず、この世界、島みたいな感じの世界で、端っこまで行くと終わりっぽいね。

 

べつに端の方から水が落ちたりはしてないみたいだけど、端の方が盛り上がっていて、そこまで行く手段が無い。というか見た目よりも広いからたどり着けそうに無い。

 

深い皿に乗ったオムライスみたいなもんかなぁと俺は思ったよ。

 

生き物は大体が真ん中に集まってるらしい。それで、オムライスを縦横にぶった切って4等分した感じに国のような領土があるらしい。

 

国といっても、弱肉強食の世界らしく立派な国家があるわけでは無い。そして、人っぽい生き物がそれぞれの領地に居て、お互いに競り合っているという。

 

 

どこの世界もかわんねぇなあとか思ったのは内緒だ。

 

むしろここ作った神樣的な方々が似てる?いや、不味い話はいいや。

 

ここは色々と食糧も豊富だが、自然に生きてる動物モドキ達もその分強いので、正直戦争事なんぞやってる暇あるのか?とも思った。

 

だってちらほらと見えてる獣共かなり見た目やべえよ?実体あったら半日持たずにお亡くなりだったと思うね。

 

そんで、しょうもないことに、そういう風に造られた訳ではなく、我こそが人なり〜みてえな?人とは言ってないけど。

 

2足歩行で喋れるなら大差ないと思うんだけどなぁ。

 

要は、他の領土からなんか出てきたよ、とりあえず攻撃ダーってな。

 

話し合い?無理だろうね。出来るとしたら、いっぺんみんなで紐なしバンジーしたら魂がフワーっとするじゃろ?

 

そこに自我が残ってれば冷静に考えられるんじゃない?(適当

 

神様も言ってたよ。こういう世界はそういうものなんだってさ。取ってつけたように言うなら、今ココを持ってる神の性格が出てるんじゃねーかな。

 

 

そして、この幼女は、北の方に居たらしいんだけど、産まれた時から自覚できる程ウルトラなソウルだったので、いつの間にやら祀りあげられ、一緒に住んでた奴らを守ってきたらしい。

 

 

そうそう、何よりも大切なポイントとして、この世界では、生き物は大抵全部ポップする。RPGの敵みたいに。

 

ポンっと現れて、突然に変異した個体が現れて、その個体が生まれた時点から普通に現れるようになって、争う中で負けた方はまた変異して………。

 

だから、俺が現れた時もその状態だったっぽいね。扉をくぐった訳じゃなく、放り込まれて無理やりねじ込まれたから不具合が出たみたいね。

 

 

それはそれとして、強い奴がいれば、バラバラに住んでいた同士がだんだんと集まって、ひとかたまりになり始める訳で。

 

残りの領土でも同じようにそこそこ脳筋な奴らが領主的な立ち位置になり、自然とお互いに総力戦的に張り合っている、と。

 

けれど、俺の宿敵さん(もはや出番ねえんじゃねえの?)には劣るけども世界に波を起こすくらいの力を持ってしまっている幼女がこの世界では強いであろう他の3人と同レベルな筈もなく、霊感なんかはなくとも本能的に敵を絞り、北対他の構図になったらしい。

 

そして、自国の3倍が攻めてきて約2ヶ月は問題なく、 4足の獣を飼ったり、隠密に長けた奴やら念力(神基準ではショボい)使いやらが出始めてから約半年、この幼女はほぼ一人で無双ゲームをしていたという。

 

「つっよーい(棒)!」と言って頭を撫でたら凄くキレられた。

 

だが、脳筋だった奴らもだんだんと正面きっての殴り合いから、周りを倒す方向にシフトチェンジして、この子を孤立させるつもりだったのか、見せしめのように目の前で…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ということもなく、やっぱり相手にならなかったらしい。

 

 

数の利?この幼女高速移動すんだぜ?

 

 

加速加速。速さが足りないんだよ。前に生きてる時間が違うとかなんとか言った気もするけど、うちのロリ神様とのやりとりは、俺の生前基準で考えると多分知覚できないんじゃ無いかなーと思う。

 

ほら、よく言うだろ。時間を超えたいならまず光を超えよ!って。

 

 

だが、張り合いの無い争いを見るのに飽きたのか、突然のように飼っていた獣達が凶暴化し、住処を荒らされてしまった者達で溢れ返りだしたという。

 

とても手に負える変異ではなく、ぶっちゃけ手を加えたんだろうな。

 

戦争どころではなくなってきた中、ついに北にも野生化した獣が他から流れ出る水のように広がり始め、幼女を避けつつ北の住人達を襲い始め、始め……そして、滅んだ。

 

 

対抗も続かず、アッサリと。

 

相手をしようにも、人型でもなく、スタミナ無限に死ぬまで暴れて増えていく獣相手に、こちらはスタミナ有限、いくら強くとも、それとはまた別の話になってしまう。

 

 

そして、それだけで、ただ終わった。

 

続きは無い。ほんとにあっけなくこの世界の人型のお話は終わったのだ。

 

 

ただ、一つだけ付け加えるなら、

 

 

死に際に、『どうか、生きてくだされ。一人でもいればそれで良いのだ。』

 

 

なんて、酷いことを言われて、涙ながらに逃走してきた幼女が残っていたぐらい。

 

 

この世界で生きていた奴の世界なのだから、俺にここの住人の願いを怒ったりなんてする資格はないけれど。

 

ただただ、呆然と歩いて、仇の獣に倒されることもなく、相手もおらず、焦ったように歩き続けるだけの強いこの子に、泣いていて欲しく無いとそう思えただけのことだ。

 

 

 

 

 

 

______________

 

 

 

 

 

 

「相手はおらんが、それでも止まっておるわけにはいかんのじゃ。主の知りたいことは答えられなくてすまんかったな。

 

……ああ、そうじゃ。妾の事を話さんでからと言うたが、今は話す相手もおらんのじゃったな…。」

 

 

そう言って、たはは と、笑う和装の幼女。

 

ちょっと待ってもらえる?今目からスプラッシュマウンテンが溢れて止まらないから。

 

 

「なんじゃその顔は。そのうちまた誰かしらには会えるじゃろ。なんせ、妾が生きとるんじゃから。寂しくなんぞないから、放っておいてくれ。」

 

 

だから、ちょっと待ってって。たたみかけないでくれるかな!流量が倍々で増えちゃうから。

 

 

 

「………主の役に立たん妾についてくる必要はないじゃろ。外から来たというのなら、外に向かって飛び続ければあるいは戻れるかもしれんぞ?」

 

 

 

もう、あのですね。遠ざけようとされんのは慣れてるからいいけど、その、アカンですやん。それは。

 

 

 

 

「久しぶりに話が出来て楽しかったわ。礼を言うぞ。主の目的も叶う事を祈っておるよ。大変だとは思うが、頑張るがよい。妾は少し寝坊助な同族を待っておるだけじゃからな。待つだけならば、気を長くして……居れば…よい。」

 

 

 

…………。久しぶりって……普通は直ぐ現れ………。

 

 

 

「ふふっ。変態の主には辛かろうが可愛い妾のことはせいぜい早く忘れた方がよいじゃろうな。」

 

 

 

…………………。

 

 

 

「情が移る前に去る方がよい。じゃから、ここで、さらばじゃ……。」

 

 

 

………(´;ω;`)ブワァ。

 

 

「もう無理ィィィィィィィィィ!!!うわぁああああああああん」

 

 

と、言う訳で、俺の涙腺が崩壊した後さらにダムが決壊したので、どうしようもなく乾いた笑い方をする和装幼女を感情のままに思いっきり抱きしめて頭を撫で回す。

 

 

「な、何するんじゃ⁉︎離さんか!変態めが!」

 

 

「頑張ったなぁぁぁチクショウ!!!よーしよし!辛かったなぁ!寂しかったよなぁ!よく耐えたなぁ!偉い…強いなぁ!」

 

 

「…うるさいわ!離せ!」

 

 

「もう大丈夫だから!寂しそうにしてなくても大丈夫だ!泣いたって良いんだぞ?でなきゃ……俺が泣く!びゃああああああ!」

 

 

「いや、なんでじゃ!?というか、痛い痛い痛い!」

 

 

「うおおおおおおおおおおおん!!おーいおいおい」

 

 

「それ本当に泣いておるのか⁉︎というか痛いと言ってるじゃろうがーーー!顎でグリグリするな!やめっ、ちょっ、冷たいぞ⁈垂れとるわ!!お願い離してえええええ!」

 

 

 

 

その後しばらくお互い(一方的に)泣き続けていた。

 

分かるさ。涙が枯れても心が泣いているのが。

 

だから決めたぞ。必ず、一言ここの神に文句言ってこの子連れて帰る。

 

 

決定事項だ。世界で唯一、一人だろうがんなこときにするものか。

 

満足するまで、愛で回して笑わせて、嬉し涙で泣かせてやるぞ。

 

 

 

 

だからまずは結局この子に協力してもらうことにはなるけれど、こっから帰ろうか。

 

 

 

 

 

幼女を泣かせるアホ、絶対に許すまじ。

 

 

 




セイレム面白すぎる件。

また空くかもですが、何卒よろしくおねがいします。
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