もしも八幡とあーしさんが運命の赤い糸で結ばれていたら   作:しゃけ式

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今日から新しいプリキュアが始まるとのことで好奇心から1話を視聴。主人公の妹が佐藤亜美菜で2話以降も視聴することに決定しました。

……にしても、赤ちゃんの泣き声の『ハグゥ……、ハグゥ……』はどうかと思いますけどね(笑) 普通に笑いました。




22話

 “あたし、ちゃんとヒッキーに告白しようと思う”

 

 

「はぁ……」

 

 

 今日何度目かわからない溜め息をつく。海での一泊から無事に帰った私は、結衣を待つために駅を出たところで柱に背を預けていた。大学がないため帰ってからは結衣の言葉と十分すぎるくらい向き合うことになり、結衣と会う前から疲弊しきっていた。

 電話の最後に結衣から会って話したいと言われたため、結衣のバイトが終わってから会うことになった。6時に駅前で、と言われ15分前に着いた私はこうして待ちぼうけを食らっているというわけだ。待ちぼうけと言えるほど待ってるわけじゃないけどね。

 

 結衣はヒキオのことが好き。これは間違えようのない事実だ。高校生の、それも2年の頃から恋い焦がれていたはずで、対する私は1ヶ月、良くて2ヶ月が関の山だろう。好きになった早さは関係ないとは言うが、好きになっている期間が長ければ長いほど一途の証明にはなる。また5年も待ったのに報われないなんて、そんなことを考えるだけでぞっとする。そもそも“待つ”こと自体がヒキオ相手には“違う”のかもしれないが、それを本人に言ったところでどうにかなるわけでもない。

 

 こんな調子で昼の間はずっと唸っていた。

 

 

(てか多分だけど、ヒキオはすでにあーしのこと──)

 

 

「ごめん優美子! 待った?」

 

 

 息を切らしながら遠くで声を上げる結衣に思考を奪われ、一旦考えることをやめる。ピンクのショートパンツに白を合わせ、なんだか全体的に淡いコーデをしていた。こちらへ走ってくる時には案の定周りの男の視線を残らずかき集め、それを私が睨み付けて離散させる。大きな胸を揺らしながら私の前に到着した。

 

 

「そんな待ってないから安心しな。そこのカフェだっけ」

 

 

「そうそう、あたし実は行ったことなくてさ~。優美子は?」

 

 

「何回かあるよ。なんか雰囲気いいんだよね」

 

 

 話しながら私達は移動し、件の店に着く。キラキラとした雰囲気、天井の木組みに女率の高さ。中には男もいるがその殆どがパソコンを叩いている。

 何名様ですかと問われ、2人と答えると奥の2人用テーブルへ連れていかれた。ソファータイプのと椅子があり、結衣が気を利かせる前に手前の椅子へ座る。一瞬立ち止まった結衣だったが、微笑んでありがとうと口にしてソファーの方へ座った。

 

 

「ねえ優美子、どれがオススメ?」

 

 

「なんだろ、ソイラテとかかな」

 

 

 ここに限らず私はカフェへ来ると3回に1回はソイラテを頼む。元々豆乳が好きなことに加え、あの優しい舌触りが癖になって一躍私のお気に入りへと昇華したのだ。しかし毎回頼むと流石に飽きてしまうので、3回に1回と頻度を抑えているというわけである。

 

 

「あっ、このカップル限定スイーツ美味しそう! でも優美子とカップルっていうのは流石に信じてもらえないかな」

 

 

 カップル限定スイーツ。メニューにあるこれはいつかに食べた大きなパフェであり、その写真を見てふとあの日のことを思い出した。ここは前にヒキオが誘ってくれたカフェである。デパートの屋上で誘われカップル限定スイーツを頼み、店員さんの前で手を繋いだ。

 ……そういえばあの頃は手を繋いだだけで焦ってたな。いつの間に焦らなくなったんだろ。気付かなくても地味に距離は近づいているんだね。そんなこと結衣に言えるはずもないけど。

 

 

「あーしは特製コーヒーでいいや。結衣は?」

 

 

 問われた後もうーんと唸っていたが、結局私の勧めたソイラテにするようで、その2つを店員さんに注文する。かしこまりましたと礼儀正しくお辞儀をし、決して遅くはなく、かといって早すぎもしないちょうど良い速度でカウンターの奥へと消えていった。

 結衣の方へ視線を向けると、なにやら決心を固めたような顔をしていた。いよいよ本題に入るのだろうか。

 

 

「会って話したい、ってやつなんだけどさ」

 

 

 予想は当たっており、内心でまた溜め息をついてしまう。

 

 

「やっぱりあたし、ヒッキーのことが好きなんだよね」

 

 

 頬は染めず、事実を事実として述べる。機械的とも言える様子は結衣には似合わなかった。

 

 

「まあそれは知ってるし」

 

 

「だよね。でさ、まあ優美子もヒッキーのことが好きじゃん?」

 

 

「え?」

 

 

 予想だにしない結衣の言葉に動揺する。咄嗟に出た言葉は一文字で完結し、意図せず結衣の言葉を待つ形になる。

 

 

「いくらあたしがヒッキーを好きでもさ、そこまで盲目にはならないよ」

 

 結衣らしからぬ発言に私は言葉を返せず、代わりに目だけで意思を伝えていた。

 

「だからさ、勝手に抜け駆けみたいなことはしたくなかったんだ。自己満足って言われたら確かにそうなんだけど、どうしても伝えたくて」

 

 

「あーしがヒキオのことを好き、ね」

 

 

 私のなかでそれはすでに確かな感情として芽生えている。看病された日に初めてその気持ちに気付き、今日の朝ではそれがあと一歩のところで成就するというレベルにまで達していた。

 しかしそれは言い換えると結衣の失恋。5年も待ったのに報われない悲劇。私が報われることで生じてしまう涙。そんなのは、身勝手にもほどがある。 

 

 こんな時ヒキオならどうするだろうか。

 

 

 ──決まっている。考えないようにしていただけだ。

 

 

「そんなわけないっしょ、流石にそれは考えすぎだし」

 

 

 冗談を笑い飛ばすように、私はそう口にした。今度は結衣が目をぱちくりさせる。

 

 

「それってあれっしょ?あーしがよくヒキオと飲んでるから的な」

 

 

 胸は痛まない。

 

 

「別にあーし他の男友達とも飲んでるよ?」

 

 

 本当はいない。けど結衣にそれを知る術はない。

 

 

「てかヒキオって高校ん時マジ地味男だったじゃん?あーしにああいうのは合わないって」

 

 

 なら毎週ペースでお酒なんて飲まない。一瞬で出来上がる矛盾を無視して。

 

 

「結論、あーしはヒキオのことは好きじゃないし」

 

 

 言い切った。今度からこれを覆すとそれは嘘をついていたということになる。自分で自分を追い込む。その馬鹿らしさに嘲笑が込み上げてくる。笑顔の元は威嚇だとよく言われるが、これは威嚇の全くの反対。言い方は悪いけど餌を譲る形だろう。

 

 

「え、嘘。あたしの勘違い?」

 

 

 結衣がみるみるうちに顔を赤くする。両手を頬に当て、何度もえ? と呟いている。好きだと言ったときは普通の顔だったのにね。する表情今と逆でしょ。

 

 

「勘違いも甚だしいし。大方結衣が告る前にあーしに告らせるつもりだったっしょ」

 

 

「何でわかったの?!」

 

 

「結衣の考えることくらいあーしにはお見通しだっつの。どうせヒキオもあーしのこと好きだって思ってんじゃない?」

 

 

「優美子エスパー?!」

 

 

 先程の重い空気とは一転、弛緩した雰囲気になる。本当に驚いている様子に少しだけ胸が痛まないでもないが、それは結衣への罪悪感を胸の痛みのせいにしているだけ。

 店員さんが頼んだ飲み物を運んでくる。コーヒーを私、ソイラテを結衣の前に迷うことなく置く。私の今日の服装は黒を基調としているので、大人っぽく見える。コーヒーをこちらに置いたのはだからかな。

 ……結衣がソイラテっぽいからか。ふわふわした見た目で、男なら誰だって結衣を魅力的だと思うだろう。自分に自信がないとはお世辞にも言えないけど、結衣にコンプレックスを感じるほどには精神的に参っていた。

 

 

「あっ、ソイラテおいし。さすが優美子」

 

 

「でしょ?あーしマジ大豆推しだからね。この前もヒキオと大豆使ったお酒をさ……」

 

 

 しまったと思い言葉を止め結衣を見ると、やはり微妙そうな顔をしていた。そりゃそうだ。自分の好きな相手が別の異性とお酒を飲んでいるなど、嫌ではあれど好む人なんているわけがない。

 

 

「ごめん、配慮足りなかったし」

 

 

「う、ううん!今のは完全にあたしが悪いって!だから謝らないで!」

 

 

 その“謝らないで”には他意が含まれている気がした。穿ち過ぎだと思うけどね。

 

 

『あたしが出来ないことを出来ている優美子が謝らないで』

 

 

 考えたらダメと思いつつ、自然に補完してしまう。そんなことを考えてしまう自分が本当に嫌になる。

 

 

「……自己嫌悪ね。初めてだし」

 

 

「ん?」

 

 

「何でも。んでいつ告んの?」

 

 

 告白する、とだけ言って結局しないケースは結構多い。そういう子は大抵自分のペースで良い感じの時が来たら、なんて舐めた態度で構えて最終的に手頃なやつに乗り換える。別に結衣がそんな子と一緒と言うわけではないが、ハッキリさせておかないと私が気持ち悪い。完全に自分の性格のせいだけど、それはひとまず置いといてね。

 訊かれた結衣は恥ずかしそうにしながらも、しっかりと答えを持っている顔をしていた。

 

 

「……2週間後に花火大会あるじゃん?それ誘って、それでその時にしようかなー、なんて」

 

 

 落ち着かないのかしきりに両手の指を絡めたりキョロキョロしたりしている。

 

 

「いんじゃない?あーしあんま行ったことないからわからないけど、雰囲気良さそうだし」

 

 

「実は高校の頃にも告白しようとしたんだ。それも花火大会の時」

 

 

「へえ、初耳だし」

 

 

「けど電話が来てうやむやになっちゃって……。だから今回はその、く、屈辱戦?雪辱を晴らす?みたいな感じでさ」

 

 

 雪辱戦に屈辱を晴らす、もしくは雪辱を果たすかな。一々言い間違いを訂正することなく結衣の言葉を待った。

 

 

「えっと、まあそういうことだから!ごめんね、なんか変な勘違いしちゃってて」

 

 

「気にすんなし。あーしも今日やることなくて暇だったから」

 

 

「そっか。……それにしても優美子、なんか焼けたね。海?」

 

 

 こういった具合で会話はガールズトークへと傾き、帰る頃にはすでに日は落ちていた。

 

 

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

 

 

 7時半頃、私はやっと家に着いた。鍵を開け玄関に入ると、見慣れない男物の靴が一足置かれていた。私は自然と頬が緩んでしまい、その隣に綺麗に自分の靴を並べた。

 

 

「てか部屋の電気点いてるし」

 

 

 呟きながらドアを開けると、案の定ヒキオは脚の短いテーブルの四方にある座布団に座っていた。

 

 

「おかえり」

 

 

 当たり前のように、何気なく言葉をくれる。その暖かさに胸が締め付けられた。

 

 

 けど、初めに抱くやっぱり感想は“嬉しい”だった。

 

 

「ただいま。てかここあーしの家だし」

 

 

「知ってる。……お前、何泣いてんだよ」

 

 

「え、嘘」

 

 

 慌てて目元を拭う。しかし涙を拭いた感覚はなかった。

 

 

「……あーし泣いてなくない?」

 

 

「だとしても泣きそうではあったんだろ」

 

 

 目敏く拭ってしまった意味を理解し、座布団に座ったまま私に言う。

 私はずっと立っているのも辛いのでテーブルを挟んでヒキオの正面に座る。何を考えているか相変わらず読めない顔をしているけど、今はどこか心配が見えた。

 

 

「ご飯食べた?」

 

 

「まあ多少は。三浦は?」

 

 

「あーしも食べた。で、なんでここにいるわけ?手錠に興味湧いたから?」

 

 

「お前が鍵渡したんだろうが」

 

 

「まああーしもヒキオん家入りまくってるからお互い様だけどね。んで、何」

 

 

「大家さんがなんか珍しい酒をくれてな。言ってみたらただの芋焼酎なんだが、これタロイモからできたやつらしいんだよ」

 

 

 へえ、とこぼして取り出した瓶を受けとる。見た目だと違いがわからないけど、確かに好奇心はそそる。

 ……じゃなくて。

 

 

「ごめんヒキオ、今日は帰ってくんない?あーしやることあるし」

 

 

「……珍しいな。お前がやることなあ」

 

 

「うっさいし。良いから、早く」

 

 

 ぐいぐいとヒキオの体を押す。ヒキオはバランスを崩すだけで立ち上がろうとはしない。

 

 

「それ終わったら飲むのはダメなのか?明日は授業ねえし待てるけど」

 

 

「今日は、ダメ、だから!」

 

 

 必死に押すこと暫し。やっとヒキオは立ち上がり脇の鞄を手に取った。不審に思っている様子だったが、私は一切の理由も言わず扉を指差す。

 しかしヒキオが扉を開ける直前。思いだしたかのように私はヒキオを制止した。

 

 

「……今度はなんだよ」

 

 

「結衣のこと」

 

 

 初めはいつものように気だるげな感じだったが、私の真剣さを見て表情を引き締めた。

 

 

「正直さ、ヒキオも結衣のこと気付いてるんでしょ?」

 

 

 核をおもいっきり抉る。明言はしなかったが伝わるのはわかりきっており、またヒキオもはぐらかしたりはしなかった。代わりに長い間言葉に迷っていたが、それもすぐに終わった。

 

 

「流石に5年も向けられればな」

 

 

「告られたらOKしなよ。ヒキオもわかってる通り、5年も想ってくれてるんだし報われないと可哀想じゃん」

 

 

 その言葉をまるで咀嚼するようにヒキオは受け止め、返答しようとする。しかしまた言葉に悩んでいるようで、口を開いては何も言わず閉じる。何を言うのか予想がつかず、私はただ黙って見ていた。

 暫くするとヒキオは言うことが纏まったようで、言葉を声に出した。

 

 

「例えばの話だからな」

 

 

「うん」

 

 

「例えば……、あの、俺がもし他のやつを……その。なんか超越的というか、そういう確率を超えたもんを他のやつに感じているとするだろ」

 

 

「……うん」

 

 

「こんな陳腐な言葉は使いたくないが、仮にそれを運命と置く。その運命を感じている相手が由比ヶ浜じゃなくても、俺は由比ヶ浜を受け入れるべきなのか」

 

 

 若干ではあるものの、ヒキオは顔を赤くしていた。夏の夜が暑いとはいえ、それが理由になるほど暑さは万能ではない。およそヒキオに似つかわない“運命”という言葉。それは昨日温泉で聞いた独り言と同種のものだと気付かないわけがなかった。

 

 

 

 ──ここでもう少しだけ勇気があれば、この時に私はヒキオとくっつけたのかもしれない。それが出来なかったのは、ひとえに私が臆病だったからだ。

 

 

 

「当たり前だし」

 

 

 断言する私にヒキオは目を丸くし、続けざまに。

 

 

「運命って言ったら、結衣こそ運命なんじゃないの?出会い方ってサブレ助けたからなんでしょ?漫画みたいじゃん」

 

 

「……ま、そうだよな。すまん、忘れてくれ」

 

 

 忘れられるわけがない。お互いはっきりと口にしていないが、今のは言ってみたら宛名不明の告白みたいなもの。お互いに元の宛名を知っているけど確認を取らないから飽くまで推測にしかならず、何事もないように今の関係が続く。

 

 ……今さら気付いた。何事もハッキリとさせたがる私だけど、この関係は曖昧なまま続けたいと願っている。明らかにヒキオの影響で、そのことが嬉しくなると同時に十字架を背負ったような錯覚にも陥った。

 

 

 その後ヒキオは何かを悟ったような顔をして家から出ていった。テーブルの上に置かれっぱなしになった芋焼酎を何も考えずに数分ほど見つめていたが、何が起きるわけでもないのでその瓶を冷蔵庫に詰めた。

 これを開けることはないのかな。そんなことを入れる際に思ったが、友人関係が解消されたわけでもないので別にそんなことはないかと疑念を振り払う。ただ瓶を見るたびに今日のことは思い出すだろうな。確信めいた予感はあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ドン、ドン。胸に響く音が私の気力をどんどん削る。遠くで行われているであろう花火大会はここからだと見えないが、音だけは伝わってくる。ふとベランダに目をやるが方角すら違うためただの夜しか見えないが、私にはそれだけで花火を見ているようだった。

 

 

「今頃ヒキオは結衣と花火大会かな。うまくいくと良いんだけどねー」

 

 

 独り言には誰も返答しない。代わりに花火の音だけが耳に届き、その容赦のない答えに自然と顔が曇る。

 

 ブーッ、ブーッ。

 

 

「メール……?」

 

 

 不意に届いたメールに誰からだろうかと予想しながら確認をする。送り主は結衣で、タイトルは無題と書かれていた。私の鼓動は一気に加速し、口から心臓が出そうになっていた。

 

 

 

──

 

 

From 結衣

 

 

オッケーもらえたよ!相談のってもらってありがとね!

 

 

 

──

 

 

 

(……まあ、あーしが発破かけたんだしそりゃそうなるか)

 

 

 私はおめでとうとだけ打って返信し、スマホをテーブルの上に投げ出した。水平に滑るスマホは落ちる寸前のところで止まるかと思えば、力が強すぎたのかテーブルを越えて床に落ちてしまった。幸い画面は割れてなさそうなので安心だが、取りに行くのも億劫なのでそのままにする。

 

 ついにヒキオが彼女を持った。これからは気軽に泊まったりとか飲んだり出来なくなるんだろうな。私はその事実を至って客観的に捉えていた。

 

 

 

 ──涙は出なかった。代わりに視界はぼやけていたけどね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




デレステのバレンタインイベントとかにフレありのイベントとか来ないですかね。それかフレありで限定カモン。なきにしもあらずだとは思うんですよ。



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