ハイスクールD×D 2人の竜戦騎   作:バグパイプ

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お疲れ様です、バグパイプです。

ようやく到着した補充要員。もちろんダークネスだから一癖なんて当たり前。

そんな連中の紹介です。

それではどうぞ


第103話 補充要員は何のため

 俺は南極とトリーの事を一先ず置いて次に向かうべく気を取り直した。

 

「えっと、次の部隊は?」

 

「あ~、はいはい」

 

 俺の声を聞いて次の隊の隊長らしい少女が……ってなんで少女!?

 

 もう何て言ったらいいのか、とにかく小学生とハッキリわかる見た目の少女が笑顔で手を挙げている。

 

「本日付けで異世界支部に配属されたトトリン・マズイワーことトトリン隊6名、現着の確認をお願いします」

 

「はい、現着を確認した。よろしく頼む」

 

 何と言うか、見た目は小学生になるかなぐらいの金髪幼女だけど、ダークネス所属って事は何かの犯罪者って事なんだろう。良くこの娘を隊長にしてるなとしか俺には思えなかった。隊員達も良く従う気になったモンだ。

 

「これでも百歳越えたロリだよ、オッチャン」

 

「合法ロリかよ! 詐欺だ! 俺の方が遥かに歳下じゃねえかよ!」

 

 そんな歳なら確かに従うだろうな、ったくよぉ!

 

「次、良いですか?」

 

 トトリンの確認が終わったのを見計らったのか、最後の部隊の隊長らしい女性が声を挙げる。また女性だよ、どうなってるんだか。

 

「クリスティー・キャロル・センチネルことセンチネル隊6名、本日付で異世界支部に現着します。確認をお願いします」

 

「了解、現着を確認。これからはよろしく頼む」

 

「ハッ! 非常に不愉快で歯がゆい事なので、即座に前任支部に復帰出来る様に本部に推挙の程を確実に行ってもらう」

 

「……このクソ野郎!」

 

 天然パーマなのかウェーブのかかった若草色長髪を揺らしながらも真面目な表情でクリスティーが豪語してきた。

よりによってコイツは転属初日に前任の支部に戻るとか抜かしやがった。俺と全面戦争するってのか、いい度胸だ。

 

 そんな光景を横で見ていたあの3人組とトリーは完全に言葉を失っていた。これがダークネスなんだよ、どこぞの映画の特攻連中とは比べられない程の曲者しか居ねえようなとんでもない部隊なんだよ。

 

「その辞令ってさ、断れねぇの?」

 

「ダークネスの連中は一部を除いて誰も断れねえよ。刑務作業の一環だぜ?」

 

 横からミッテルトが口を挟んでくるが、俺はそれを前以って知らされてる答えで返した。

 

「えっと、次は私の番でよろしいのですか?」

 

 今度は金髪の銀縁メガネが口を開いて確認してきた。それに対して俺は気を取り直して話を促した。

 

「ああ、頼むよ」

 

「はい。私はシーカーのイングランド支部からの転属になります、会計士のマークエイ・ベルポンチと申します。現着確認をお願いいたします」

 

「現着を確認。会計士は有り難いね、よろしく頼むよ」

 

「了解です」

 

 マークエイと名乗った銀縁メガネの金髪男に俺は思わず期待を寄せる。会計ってかなり面倒なんだよ。引き受けてくれるってのは感謝しか言えないだろ。

 

「最後に私の番か。ダークネスの南米統括部からの異動となったヴァルキュリア・レオパルドだ。副支部長としての現着確認を頼む」

 

 おお、副支部長は統括部出身か。間違いなく頼りになる。統括部出身なら部隊管理の腕はお墨付きだし、作戦立案に関しても結構な実績を持ってるはずだ。いわゆるエリート組の一員だ、運が良いだけのような現場組の俺とは一線を画す頭脳派という事だな。

 

「現着を確認。ようこそ異世界支部へよろしく頼むよ」

 

 俺は気楽にそう言ってヴァルキュリアことヴァルを迎え入れる。すると相手から見事な拳が飛んできたのでそれを避けてみせた。

 

「貴様! タグの確認もせずに迎え入れてどうする! 身元確認は必須であろうが!」

 

「だからって拳を飛ばしてくるヤツが居るかよ!」

 

 そう、比喩じゃなくて物理的に。ロケット何たらで直ぐに判ると思う。現にあいつの右手首に穴が開いていて先が無いから。良く見ると手首と肘の間にボタンのような物が有りそうな服のシワが見える。

 

 それを見た三人組は目が飛び出そうなほどに仰天していた。

 

「なっ、何なのだソイツは!」

 

「ヴァルキュリア・レオパルドって名前で何となく思い出したけど、昔のロボットアニメの玩具だもんな、お前」

 

 俺は驚きのままに指差すドーナシークの疑問に、ヴァルを見据えながら独り言のように呟いて答える。こんなんだとマークエイとかトトリンとかも似たようなモンか。

 

「こう言うのも悪いがヴァルキュリア、俺の手元に補充要員の名簿が届いてないんだ、確認でいちいち本部に問い合わせるわけにもいかないだろ」

 

「むぅ」

 

「第一、ダークネスの面々が来るだけなんだ、異変が起きたらどっちかが連絡を出すし、ダークネスの補充要員が着たら連絡する手はずになってるんだ、この件はそれで終わりだ」

 

 ヴァルキュリアを強引ながらも説き伏せた俺は、ふとした事に気づき、有る計画を思いついた。多分南極も連中と同様の種族だ、ならその性癖も相まって出来るかも知れない事があるだろう。いや、何気なくバージョンアップ可能だった。うまくタイミングを見つけて準備すれば実行できるかもしれない。

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