ハイスクールD×D 2人の竜戦騎   作:バグパイプ

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お疲れ様です、バグパイプです。

部室での緊迫した事態が展開する一幕が始ります。

それではどうぞ。


第112話 イッセーは色々と課題が多い様で

 イッセーはライザーが公言した自分の下僕達、背後の女性達16人が自分の辺僕である事を知らされ、言葉を失ってしまった。

 

 彼の目指した未来はアレがそうなのかと思わせるには十分な程にレパートリー豊かな少女達である。中には明らかに女性と呼ぶのがふさわしい者も居るのだが、それでもその美貌には男を惹きつけて止まない魅力が存在している。

 

 それを見ているイッセーは感極まったのか、その眼差しに涙が浮かんではとめどなく溢れ出す。そこまで羨ましいか、イッセー。

 

「おいリアス、この下僕君、俺を見て大号泣してるんだが?」

 

「ごめんなさいライザー、この子は自分のハーレムを持つのが夢なのよ」

 

 疑問が湧いたのかライザーはイッセーを指差しながら問いかけると、その質問にリアスが申し訳なさそうに答える。ハーレム王になると公言して止まないイッセーにこの光景は刺激が強いのか? モテない男の僻みとは言わないでやってくれ。優しすぎてもモテないんだよ。

 

「キモーい!」

 

「ライザー様ー、この人気持ち悪ぅーい!」

 

 ライザーの下僕の女の子達は見ている限り誰もが怖気立っているのが明らかに判る反応を見せる。気持ち悪さに関しては何とも言えない。アーシアや小猫も反応に困ってるぐらいだからな。

 

 その答えを聞いてライザーは何を企んだのか、ニヤリと不敵に笑うと自分の下僕の一人を自分の腕の中に引き寄せ、そのまま唇を奪う。だが相手はそんな強引な接吻にも関わらず甘受し、あまつさえ自分からも唇を重ねていく。

 

 お~お、自分の下僕だからってそれを見せつけるのはどうなんだろうな。

 

「うん、バクハツシロ」

 

 コラ、南極。ご立腹は理解してやるけどその手の指全部にぶら下げた手榴弾20個は仕舞いなさい。部室を爆破する気かよ。自分のコートから引っ張り出してきたのか分からない所が恐ろしいな。それをその冷たそうな硬い笑顔もやめて差し上げろ。

「そう言うな、俺の可愛いお前達。上流階級の者を羨望の眼差しで見てくるのは下賤な輩の常さ。あいつらに俺とお前達が熱々な所を見せつけてやろう。

 

 ライザーはそう言うと女の子の一人とのキスから舌を絡めての濃厚な物へと変化させていく。ねっとりとそれは執拗に。時折口を僅かに離しては吐息が見えそうな間を置いて再び触れ合う。

 

 リアスとしては呆れて物も言えない様だ。

 

「はうはうはう?」

 

 横を見るとアーシアはカラワーナに目を塞がれていて困惑の声を漏らしていた。刺激の強いモンだもんな、みせられねぇか。

 

「お前じゃあ、こんな事は一生出来まい、下等悪魔くん」

 

「俺が思ってることを、そのまんま言うな! 畜生! ブーステッド・ギア!」

 

 イッセーはブチ切れたのかその場で自分の左腕に宿っている神器を出現させ、臨戦態勢に入る。ドラゴンの文様が刻まれているというその籠手は『赤龍帝の籠手』と称されていて元主に絶大な力を与えるという神器である。

 

 多分アイツの頭の中では部長も嫌ってるし、俺がヤッちゃっても良いよねぐらいの気持ちがあるかも知れない。

 

 でもそれは悪手だ。

 

「ほぉう? それは何の真似だい? 下級悪魔くん」

 

「お前みたいな女たらしと部長は不釣り合いだよ!」

 

 ライザーの疑問符にイッセーはその口で啖呵を切る。まあ確かにライザーがやり過ぎた節はあるね。

 

「その女たらしに憧れているんだろう?」

 

「う、うるせえ!それと部長の事は別だろ!」

 

 うん、動揺してどもってるねえイッセー。

 

「だがと良い男には女が寄ってくるんだ、相手をしないなんてのはマズいだろ?」

 

「ハッ! 焼き鳥が種まきかよ!」

 

「何だと! 下等悪魔の分際で調子コキやがって! 上級悪魔への態度がなってねぇぜ!」

 

 イッセーと怒鳴り合いをするライザーが不意にリアスへと顔を向ける。

 

「おい、リアス! 下僕への教育はどうなってるんだ!」

 

 問いかけられたリアスはそのままツイッとそっぽを向く。嫌われてるねえ、ライザー。

 

「焼き鳥野郎! テメェなんざ俺のブーステッド・ギアでぶっ倒してやる!」

 

 イッセーはそう吠えると自分の神器を待機状態にする。あの神器には持ち主の力を倍加させる能力があり、時間経過とともにその効果は乗算式で倍加されていくのだ。倍加させる際の経過時間によっては神さえも屠ると言われているために神器の中でも規格外の性能を持つ一品として知られているという。

 

 だがそんな気合の入っているイッセーに対してライザーは興醒めた様な顔で自分の眷属に指示を出した。

 

「ミラ、やれ」

 

「ハッ、ライザー様」

 

 ミラと呼ばれた少女は手にした棒を構え棍術の構えに入る。棍術、それは中国拳法に端を発し、その武術において独自の発展を遂げたとされる武器使用の武術……だったかな?

 

 俺は自分の知識と照合するが妙に確信が持てない。まあうろ覚えの程度だから仕方ないか。

 

 

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