ハイスクールD×D 2人の竜戦騎   作:バグパイプ

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お疲れ様です、バグパイプです。

 リアスとカケカケの裏取引が進む中、話はどう展開していくのか。そして異世界支部組は何をしてるんだろうかと思いながらも。

それでは、どうぞ。


第122話 本人達のあずかり知らぬ間に

「とにかく、そういう事で明日、部室に集まってちょうだい。それと、これがあの司令さんに頼まれていた冥界でのIDカードよ、失くさない様にして頂戴」

 

 リアスはそう言って俺の返事を待たずにカードを手渡してからまた魔方陣を出してどこかへと転移してしまった。

 

 その光景を見ていたダークネスの幹部の面々がその顔にかすかな笑みを浮かべだした。

 

「さて、あの小娘共が帰ったので、本格的な話を詰めようと思う」

 

 バゼルザーク先輩はそう言って俺達を卒倒させてくれる。アンタらがコーチ役を務めて万々歳じゃねえのかよ!

 

「馬鹿を言うなよ? あの小娘達に聞かせてやる様な話では無いのだ、語る理由も無い」

 

「そりゃあまあ、そうだけど」

 

「どこの世界にこれから悪さをしに婚約者の所にお邪魔する、と予告する阿呆が居るのかね?」

 

「世紀の大泥棒の曾孫」

 

 俺が素直に反論したらその場でワイングラスをテーブルに置いて、お手本にしたくなるような綺麗なドロップキックを俺に叩き付けてきやがった。

 

「犯行予告など相手に付け入るスキを与えるだけだ。確実にこなしたいのならそういう余計な手間は省くべきだろう」

 

「う……うっす」

 

「まあまあ、説教はあとにしてさ、婚約者の……フェニックス家一族のデータを見せて頂戴な」

 

 俺とバゼルザーク先輩の間に滑り込んだマクレノリス先輩が話を進めるために俺の持ってるデータの提示を求めてきた。俺はそれに同意し、パソコンに携帯電話のデータを移し、そのデータをモニターに表示させた。

 

「ほぅ、これは貴族と言うだけあってなかなかの繁栄ぶりだな。本家に対して8つもの分家、親族は20以上、簡単には付け入る事は出来んか」

 

 モニターに表示されている名簿をざっと見たバゼルザーク先輩が渋いかを見せる。しかしリバーサル先輩とマクレノリス先輩は何を見つけたのか末端の親族に目を向けている。

 

「ほら、名簿の下の方にある家、貴族でも下の方みたいよ?」

 

「そいつはおもしれえ、調べたいってモンだ」

 

「末端ほど冷遇されているものって、錯覚はあるだろうからねぇ」

 

 ……餌食を見る眼付だったのかよ。怖いな。

 

「要はそこの家柄とかの調査、そして情報を踏まえて落とし込みの準備をするって事か?」

 

「何も無いってんなら、末端を生贄にすりゃあ、万々歳って事かい?」

 

「確かに末端であれば本家の目も届くまい。裏でコソコソするには手ごろだろう」

 

 ……俺の思っている以上に犯罪者だよ、こいつら。しかも臆面なんて持ってねえ。ポーラさんも大変だよな、こういう連中を纏めるんだから。

 

「出来るなら親類を纏めて餌にしたいけどさ、それだと姫さんがおっかねえだろ?一軒だけにしときなよ」

 

「無論だ。我々はあの小娘の結婚を邪魔するだけなのだ、ホスト男の家を潰してみたくは有るがね」

 

 ……本気で手加減する気が有るのだろうか、話を聞いてると背筋が怖気立って仕方ない。

 

「時渡、貴様のIDカートと言う物を見せてくれ。物によっては偽造も必要になるだろうからな」

 

「偽造って、まさか! この世界の悪魔言語とかを解読し切ったんすか?」

 

 ほどんと本部に丸投げしてたリアス達の知る悪魔言語の翻訳の真偽を確かめたくて俺は声を上げてしまった。

 

「当然だろう、組織には大抵の学者も揃っているのだ、使わん手は無いな」

 

「おうよ、手っ取り早く言語学者を20人ばかし用意して交代制で解読させちまったんだ」

 

 異世界の情報収集の一環がまるで国家事業レベルで進められていることに俺は言葉を失う。俺の思っている以上に事が大きく展開してるのを肌で感じさせられてるというか、そこまで大事だったなんて分かって無かった。

 

「貴様の功績を作るのにはちょうど手頃で、時期的にも良かったから捻じ込んでは見た訳だが」

 

「当の本人がこの様ってのは納得がいかねえよな」

 

「すんませんしたぁーっ!」

 

 二人の感想を聞かされ、俺は思わずその場から横っ飛びになって土下座した。

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