ハイスクールD×D 2人の竜戦騎   作:バグパイプ

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お疲れ様です、バグパイプです。

ようやく次の日。しかしカケカケには試練が待っていた。

それでは、どうぞ。


第125話 今日から特訓だ!

 そして翌朝、食堂と化した台所の隣のスペースでトリーとマークエイ、堕天使3人組は朝食を摂り、隊長3人組はバゼルザーク先輩からブリーフィングを受けていた。

 

「そういう事で陽動及び突撃隊として南極隊、情報収集及び作戦実働部隊はセンチネル隊、遊撃及び補佐としてトトリン隊がそれぞれを務めてもらう。本作戦では未知の世界となるため、堕天使3人組の現地案内も必須となる」

 

 バゼルザーク先輩の口から堕天使連中の事が上がると、なぜか3人組は目を白黒させていた。

 

「なんだと?」

 

「貴様等の言う冥界と言う場所に、初見の連中を派兵するのだ、案内役が要るだろう」

 

 ドーナシークの狼狽に対して尤もらしいセリフをバゼルザーク先輩は並べる。今回ばかりはかなり厳しいタイムスケジュールで動かないと間に合わないからな、彼等には悪いが道案内を果たしてほしい。

 

 そして俺は、テーブルの横で正座をしながら、心の中で目の前の副支部長の落としてくる雷が早く終われと念じている。

 

「だから貴様と言う男は支部長でありながらどうして現場へ出向こうとするのだ! 異世界支部を留守にする気なのか! 万が一の問題に直面した時にどう動くつもりなのか、ご高説願いたいものだな!」

 

 目の前のヴァルキュリア副指令がお冠で俺を罵倒してくれる。ただ単に報告を忘れていただけでこの激怒振りである。真面目にも程ってモンが無いのか?

 

「大体貴様はシーカーの調査員の時から重要なところで連絡を忘れる所が有るという悪癖を直そうとは思わんのか! 情報一つでどれだけの人員が無駄な仕事をしないで済むのか、余分も出せない時間を増やされた仕事に費やす苦労が分らんのか! 貴様は情報の重要性に頓着しない節がいくつも見受けられる!」

 

 女とは思い難いほどの力強い激怒振りに俺はもう言葉も無いほど委縮している。そんな俺を見てトリーが恐る恐るといった感じで助け舟を出してくれた。

 

「あの、副支部長、そろそろその辺りで……」

 

「うむ、そろそろ終わらせようか考えている所だ」

 

 彼女の言葉に副支部長もうなずいてくれている、終わるのか?

 

「だからこうして私の貴重な時間を割いて貴様を説教しているのだ! 解っているのか貴様!」

 

 うおわっ! 説教が終わるタイミングじゃねえのかよ!

 

「支部長も大変ですね。私の仕事はこれからなのですが」

 

「うむ、マークエイには迷惑かも知れんがこの支部の経理がどうなっているのか解明すべきだな。頼むぞ」

 

 マークエイの労いを聞きながらもヴァルキュリアが不安を愚痴にする。でもこれで説教が終わるか。

 

「このような支部長が経理を適切に処理してるかも分からんからな。報連相も取り零すような奴が経理をしっかりと出来てるとは思えんからな。貴様の事だぞ! 分かっているのか!」

 

 うおっ! 傷口を閉じるどころか更に切り開いてんじゃねえよ!

 

 俺は新たな問題になる点に気づいて怒鳴り散らす副支部長に思わずしかめっ面で応えてしまう。言うのもなんだが、領収書を日付ごとにまとめてスクラップブックに貼り付けて管理してるぞ。

 

 帳簿の管理が出来てるかは怪しいけど。

 

 朝の光景としては妙なモンだけどそこそこ有るような光景が広がってたわけだ。そして俺とヴァルキュリアとの間で勃発している説教にトリーが終止符を打ち込んできた。

 

「副支部長、冗談抜きで学園の生徒との約束が有るから、そろそろ切り上げてくれないかな? 1生徒の未来にも関わってくる事だし」

 

「そうなのか、それでは致し方ないか。支部長、これで説教の方は終わらせておくが、支部長としての教育を帰って来てからする予定を組んでおくぞ、分かっているだろうな?」

 

「わかったよ、帰って来てからな」

 

「分かれば宜しい」

 

「んでもって帰ってくるのは10日後だ」

 

「何だと貴様!」

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