ハイスクールD×D 2人の竜戦騎   作:バグパイプ

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どうもバグパイプですm(__)m
小説を書く早さは変わらないですが、投稿するのに手間取って苦労してます。
では続きをどうぞm(__)m


第13話 お仕事します

 俺の財布が切ないため息を漏らす音を聞きながら俺は、トリーと共にリアス達が仕事をするというので見学する事にした。

 

 廃工場までの道程はそう遠いものではなく、10数分ほどで到着した。

 

「それで、イッセーに何を教えるのかな、お嬢様は」

 

 俺が口元を歪めて漏らした皮肉に、リアスはそっぽを向きながら答えてくれた。

 

「悪魔の戦い方よ。悪魔の駒、って言っても良いわ」

 

 彼女の言葉に俺達は思い当たる節があり、それを口に出した。

 

「ああ、あのイッセーを悪魔にしたあの駒のことか」

 

「その謎に迫る! ババァーン! ってヤツね」

 

 俺達がめいめいにふざけるが、リアスはそれを完全に無視してくれる。気持ちは分からなくはないが、少しは構ってほしいところではある。

 

 廃工場の敷地内に入った俺達は、その敷居をまたいだ瞬間に空気が変わった事に表情を引き締めた。明らかに感じなれた修羅場の風というものに。

 

 しかし俺とトリーは次の瞬間には表情を緩めた。修羅場の風に混ざって感じる相手の気配に、軽快すべき強さを感じない。はっきりと言えば俺達の基準で下級の魔力しか感じない。しかもそれが3つ。

 

「あの娘達、察してるかしら?」

 

「解かってないだろ。でなけりゃイッセーを外すさ。俺達だって足手まといはゴメンだぜ?」

 

 俺はトリーの確認に、持論を述べる。それはトリーも理解しているのか咎める声は無い。

 

「オイシソウナニオイガスルナ、ウマイノカナ、マズイノカナ」

 

 廃工場の中から女の声が聞こえてきた。しかしその声に化け物じみた強さは感じられない。こいつらに任せても良いかもしれない、と俺は判断した。

 

「トリー、念のため警戒。最悪は俺達で動くぞ」

 

 俺の言葉にトリーは無言でうなずく。グレモリー眷属には悪いが踊ってもらうことにするか。怪我をする要素が見られないから。

 

「はぐれ悪魔バイザー、出てきなさい。居るのは判っているのよ」

 

 リアスは凛々しく相手を挑発し、おびき出そうとする。俺達はそれを見て顔をしかめた。

 

「馬鹿か? 俺達のルールじゃ……いや、イッセーの教育のためだったな」

 

 俺は目的がイッセーへの教育だと思い出し、体の力を抜く。こういう状況の場合、スタッフ・ド・RBでは物陰に隠れながら相手の位置を特定し、出来る限り襲撃して個別撃破する。それが俺が過去に所属していた強襲部隊ダークネスでの常識だった。

 

 トリーもその辺りは理解しているのか、俺と同じ反応していた。もっとも、俺よりは納得していない雰囲気が見受けられるが。

 

「おっ、おっぱいっ!?」

 

 俺の耳をイッセーの喜声が掠める。どうやら相手は全裸だったらしい。そして相手が物陰から出て来た時にその声から嬉々としたものが消えてしまった。

 

 俺はそれに疑問を持って現場を見ると、バイザーと呼ばれたはぐれ悪魔の下半身が蛸というか、触手で構成されていた。確かに全裸は全裸だ。だが悪魔ということを失念しなければ何も惑うことは無い。

 

「まあ、あれが落ちるか追加が来るまでサボり決定だな」

 

「見殺しは良くないよ?」

 

「俺がそんなヤツに見えるのかよ」

 

「見えるけど、何とかするんでしょ?」

 

「まぁな、その気になったらこの場に居る全員を相手にしても問題ないぜ?」

 

 俺はトリーを相手に軽口を叩いてみせる。トリーだって俺を相手にするぐらいは問題にしないだろう。他は全部雑魚って言える。正直に言えばグレモリー眷族は物足りない。竜戦騎の相手にはどうしても一皮向けてもらいたいぐらい。

 

「騎士は速さの能力を上げるのよ」

 

 俺達が無駄話をしている間に場は進み、木場が相手の触手を切り飛ばしていた。

 

 速さを求められている騎士は剣でも別に構わないが、防御の面に難有りと感じる。この程度の相手なら問題は無いが、更に上の相手だと無理が出る。当面は回避能力を鍛えてもらいたい所だ。

 

 小猫の番になり、拳で殴り飛ばしていたが、力の乗せ方がなってない。我流で鍛えているのがありありと見える。問題はルークとしての堅固な防御と筋力を無駄に使っている。あれなら武器としてハンマーを使わせたいところだ。それに下半身にある重心がへその辺りにあるのが惜しい。腰骨の高さより下に置いて安定させてから体の柔らかさを使って重さを利用した戦い方をしてもらいたい。

 

 次は朱乃の番となり、魔力で発生させた雷を相手に叩きつけて相手を瀕死の状態にして見せた。

 

「魔力をなめてるのかしら。天使の光が使える様なのにそれを使わないなんて」

 

 トリーが朱乃の魔力にケチを付ける。確かに1種類の魔力を叩きつけるよりは数種類の魔力を1度に叩き付ける方が効率が良い。だが、魔力運用がてんで成ってない。

 

「主が主だから、こうなって当然だな。甘ちゃん部隊は戦場では通用しない」

 

 俺はリアスが魔力でバイザーを消し飛ばしたところを見て俺は総合的な評価を下す。高校生という若さを見ても酷すぎる。基礎からやり直し確定だ。俺達の教官が見たら激怒するレベルだ。

 

 だが、リアス達はバイザー以外の2人に気づいていない様だ。反省会確定だな。

 




(前回の登場人物紹介の続き)

トリー・コロール

称号

 奇跡の先祖返り プライドの捕食者 竜の英知を語る者 ウインナー・ドラゴン

保有スキル

 各種魔法 生体感知 上級変装術 格闘術 強襲型武術 竜気発動 隠遁術 各種耐性 教導技術 各種罠技術
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