ハイスクールD×D 2人の竜戦騎   作:バグパイプ

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お疲れ様です、バグパイプです。

リアス達の特訓が始まるって処でカケカケに急な仕事が入ります。その内容は次回から始まる番外編で暴走します。南極がキーパーソンなんだろうか?

 それではどうぞ。


第127話 本部からの電話が特訓に水を差す

「おし、改めて出発!」

 

 俺とイッセーは気持ちを新たに勢い良く拳を天に突き上げる。そんな俺にメールの届いたことを知らせる電子音が耳に届いた。これは多分、南極からのメールで『作戦決行』を知らせるものだと思う。思わずスマホをポケットから取り出して確認したら確かに彼女からのメールだった。

 

 俺がそれを確認するのを見てたのか、リアスがタイミングを計ったかのようにイッセーに大きすぎるリュックを手渡していた。

 

「はいイッセー、コレお願いね」

 

「うえッ!? 何すかコレ!」

 

「この特訓で使う物が入ってるわ。ちゃんと運んでちょうだいね」

 

 目を白黒させて仰天するイッセーに対してリアスは平然と、当たり前のように事を運ぶ。

 

「さあ、そろそろ転移魔法で出発するわよ」

 

「「「はい、部長」」」

 

 イッセーとアーシアを除くオカ研メンバー3人が呼応する。アーシアは愕然として動けずにいるイッセーを心配するあまりにオロオロしている。

 

 とにかくそんなこんなで朱乃が転移魔方陣を展開してこの場に居る全員を特訓の会場らしい山の麓へと移動させた。

 

 ……傍から見ていたんだけど、イッセーの荷物より小猫の荷物の方が三倍も大きいでやんの。しかもそれで彼を追い越せるほどの健脚ぶりを披露したんだよ。でも逆に彼の弱さが露骨に示されたとしか言えなかったんだ。

 

「それじゃあ、荷物を置いて、ジャージに着替えたらまたここに集合ね」

 

 リアスがそう言った時、俺のポケットから携帯が鳴り出した。慌てて取り出して通話ボタンを押して通話を始める。

 

「はい、もしもし?」

 

『仕事の電話だ! 貧乏籤当たる君!』

 

 プッ!

 

 俺は相手の声が司令と判ってから躊躇いもなく電話を切った。

 

 するとまた電話が俺の手の中で鳴り出し、仕方なく出る羽目になった。

 

「はい、もしもし」

 

『どわはははっ! いきなり切るとは良い度胸だ時渡! こっちは大事な仕事の話をするってのにどういう了見だ!』

 

「さっきの一言のドコに『大事な仕事の話』があるんだよ!」

 

 ただ単に仕事の話と言われても普通の仕事の話にしか聞こえないな。電話口だし。

 

『だが仕事と言った以上は耳を傾けるぐらいはしてもらいたいもんだな、おい』

 

 おれは司令にそう言われて首を傾ける。

 

『そっちも色々と有るだろうが、こっちもドタバタしてるから内容はメールで送る。とにかく任せた』

 

 プッ!

 

 今度は俺の返事を無視して司令の方が電話を切った。何がとにかくなのかは理解が利かないが、緊急の案件だという事ぐらいは理解できた。

 

「っとグレモリー、済まないが俺の方で仕事が入った。悪いが後事はバゼルザーク先輩達に任せてるから指示に従ってくれ。それと旧校舎の屋上を使ってもいいか?」

 

「し、仕事? 旧校舎の屋上? ま、まあ、構わないけど」

 

「本部からでは仕方あるまい。我々で引き受けるから構わずに行け。支部の方にはおそらく仕事を終えた南極隊が戻っているはずだ」

 

 俺が急な仕事の事をリアスに伝えると、彼女は戸惑っていたが事情を察したバゼルザーク先輩が後を引き受けてくれる。

 

「悪いな、グレモリー。すんません、後を頼んます」

 

 俺はろくに返事も聞かずに異世界支部へと転移し、とんぼ返りする羽目になった。そして携帯電話にメールが入ったので見てみるとそこに記されているのは冥界からのゲストを招待するのでホスト役を務めろという滅茶苦茶な内容だった。この内容だと帰りの途中で南極に電話しないとな。

 

 ただし、仕事に掛かる諸経費といて前金で100万をすでに口座に振り込み済みという事と、司令の責任で仕事を果たす様にという一文まで添えられていた。手配が速いよ、司令。

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