ハイスクールD×D 2人の竜戦騎   作:バグパイプ

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お疲れ様です、バグパイプです。

 南極の正体発覚したものの、使い道が女体盛りだけでは無いのは予想出来てると思いつつ、

それではどうぞ。


第4話 接待といえども礼儀を欠いてはいけないと言われた

 僅かとはいえ南極の上半身がうねる。しかし料理を零さないのは見事だ。

 

「こういう意図でこの様なセッティングをしたのか。さすがは日本と言う国だな。恐れ入るぞ」

 

 ライザーは女体盛りの神髄と言うか醍醐味を理解したのか汗を拭う仕草をしてみせては己を落ち着かせる。

 

「日本と言う『惑星』は未知の世界であり、畏敬の念で称されているんだ、ライザー」

 

「あのなぁ……」

 

「ちなみに『変態』は日本へ向けた賞賛でもあるんだよ」

 

「オイッ!」

 

 ライザーは俺の解説に対してツッコミを入れてくる。惜しいな、その腕。俺とコンビを組んでお笑い界を征服してみないか?

 

 だがそんな和やかな雰囲気も、俺の後ろから伸びてきた細くて白い腕によって切り替わってしまう。

 

「おっし、も~らいっと!」

 

「うおっ!」

 

 腕が出てきたのに驚いて背後を振り返ってみると、そこには5人の女性の姿があった。リアスにグレイフィアにミッテルトにレイヴェルにライザー眷属の女性の姿が。皆一様に軽蔑の眼差しを放ちながら。

 

 何でこいつらが……って、今は昼飯時だったよ! 抜け出すぐらい平気で出来るじゃんかよぉ!

 

「……魔王様? これは一体どういう事ですか?」

 

「……冥界に戻ってからしっかりとお話ししていただきますよ?」

 

 サーゼクスに向かって逃亡即殺の様な空気を滲ませているリアスとグレイフィア。この2人と彼にどんな関係が有るんだ?

 

「お兄様! こういう事はお家の為にも宜しく無いと思いますのですけど?」

 

「レイヴェル様、ここは一先ず抑えてください。お家に戻ったのちにしていただければと」

 

 すっかりお怒りモードの金髪ツインドリルをライザー眷属の仮面付きのヤツがなだめている。

 

 俺の方には……副支部長もあのトリーも居ない? 俺に奇跡降臨? 

 

 おっしぃ……。

 

 ポン!

 

 ……イイイィイィイイイッ?

 

「カケカケ、こういうのはさ、組織もマズいって言うと思うんだよね? 覚悟完了?」

 

 不意に肩を叩かれ、叩かれた肩の方を見るとそこにはにこやかながらもしっかりこめかみに青筋の立っているトリーの顔があった。あまりの衝撃に俺の体が硬直して動けやしない。

 

 い、いや、この時のための南極! 逃走経路の確保はしていた! 今こそ!

 

 俺は一縷の望みとして確保していた救命浮き具もとい、助け舟南極に視線を向けた。すると彼女はペッタンと平面になっていた。

 

 ……逃げたぁーっ!

 

 空気の抜けた空気人形になった南極に俺は憎悪の念を向けるが後の祭り、これで逃走経路が消滅した。い、いや、最後の砦、本部の司令が居る! 司令の依頼で俺は動いていたんだよ!

 

 俺は藁にも縋る思いで認識章を左耳に着けてスカイナビを起動し、本部との通信回線を開く。しかし俺の最後の希望は……。

 

 血の海に佇む黄金色の金属バットの突き刺さった肉塊と化していた。

 

『時渡さん、本部からの判断をトリーさんに委ねました。キチンと反省してくださいね」

 

 通信に出た声の主は、言わずと知れた粉砕バットの持ち主の補佐官だった。しかも俺への懲罰をトリーに一任する暴挙に出ていた。

 

 こうして俺達男連中は明日の知れない帰り道を辿って逝く。なお、発覚経路は起点のグレイフィアが魔王様はどことリアスの所に来て、お兄様の姿を見ませんでしたかとレイヴェルが来た所から疑惑が立ち、支部に来たら出かけようとしたミッテルトを発見して問い詰め、トリーが本部に問い合わせながらここに駆けつけ、本部では補佐官が即座に司令の仕業と判断して尋問したという。今日の俺達は終了しました。

 

 ちなみに俺は自分のおケツだけは死守した。何度も追いついて来るから躱すのに必死だったよ。

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