ハイスクールD×D 2人の竜戦騎   作:バグパイプ

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お疲れ様です、バグパイプです。

今回は小猫とアーシアにスポットを当ててみました。

それではどうぞ。


第130話 少女は少女なりに鍛えるしかない

 朱乃の魔力修業がどうなるのかはまあ察しても構わないとは思うけど。プライベートになった時に何をするか分からないマクレノリス先輩だからなぁ、変な道に雪崩れ込まないと良いんだけど。

 

「そんじゃ、次は俺の番か」

 

 自分の番かとばかりに今度はザクトベリガ先輩が口を開く。

 

 

 

 

小猫の修行

 

 体術を攻撃の手段として用いる小猫に対して、これまた中国拳法を体得しているザクトベリガ先輩が特訓相手を引き受けていた。

 

「まず手前が知るべき事は、手前の体が相手よりも軽くて小さいって事だな。その軽さと小ささはハンデだろうが同時に相手より優れている部分なのは間違いねえよ」

 

「はい」

 

 ザクとべりが先輩の言葉を小猫は素直に受け止めている。しかしどこか腑に落ちないようなものがあるのか、その顔の眉間には皺が寄っている。

 

「どうも納得出来てねえみたいだな。いいか、体が小さいってのはそれだけ相手にとって的が小さいって事だけじゃねえ、その的に的確に当てるために狙いをもっと細かく定めねえといけねえって事だ。また、軽いって事は相手の攻撃に対して素早くコンパクトに回避して見せる事が出来る証拠でもあるんだ」

 

「的が小さくなる分、相手は中心に当てようとするのですが、それはどうなんでしょうか」

 

「決まってるだろ、細かく動いて躱せば良いだろ。相手の当てようとする場所なんざ、たかが知れてる。そいつをどうやって躱して攻撃に流れていくか、そこがお前の持ち味になるんだよ」

 

 小猫の挙げる疑問符に対してザクトベリガ先輩は淡々と答える。すると彼女は何を得たのか、ピンッと来たものを口にし始めた。

 

「なるほど、これは中国拳法の様な流れる動作で、防御と攻撃を繋げて行くという事ですか」

 

 小猫の呟きに対して彼は軽く口笛を吹いた。

 

「ヒュウ、やるじゃねえか。だが中国拳法に限る必要はどこにもねえぞ? 空手にも、柔道にだって受け流しの技は有るんだ、そいつを駆使していきゃあ良い」

 

「理解出来ます。相手の力を有効に使って自分の攻撃を何倍にも跳ね上げる、という事ですね?」

 

「おう。てなわけで実戦だ。手加減ぐらいはしてやるから本気になってやってみな。こういうのは体で覚えるのが一番だぜ?」

 

 

 

 

「……てな感じでずっと実践訓練だな。手応えとしては何となく掴めて着てるみたいだぜ?」

 

「それは何より」

 

 ザクトベリガ先輩の報告にバゼルザーク先輩が頷く。徒手空拳については彼ほどの実力派師匠は意外と居ないらしい。

 

「えっと次は、私ですか?」

 

 今度は皆の視線が集まる中でポーラさんが報告を始める。

 

 

 

 

 

アーシアの修行

 

「それでは、僭越ながら修行の方を始めさせていただきたいと思います。アーシアさんの担当は私、ポーラことポラリス・ヘルメサイヤが務めさせていただきますのでよろしくお願いいたします」

 

「こちらこそ、よろしくお願いします」

 

 2人は軽く頭を下げて挨拶を交わす。しかしそのあとすぐに思考回路がどこかに行ってしまった。

 

「それでは準備体操を始めましょう、連続10回」

 

「はい! ……って、10回ですか?」

 

「はい10回です」

 

 ポーラさんの宣告にアーシアが目を丸くする。しかし彼女の宣告は変わらない。

 

「現状でアーシアさんの問題点は基礎体力の不足が一番の問題です。他の方との連携を取りたくてもアーシアさん自身がお荷物になってしまう状態ですから、少なくても逃げるための体力を身に着ける事を目標に頑張りましょう」

 

「はうぅ~っ、すみませぇん」

 

「泣いても仕方ないので頑張ってやり遂げましょう」

 

 情けないながらも反省の態度を見せるアーシアに励ましの言葉を投げかけるポーラさん。可愛い処の美少女2人が見せてくれる光景は絵になるとは思う。文章だけだと高校生が中学生に慰められている光景には見えない。

 

 

 

 

「ノルマにしたら3時間が潰れちゃいました」

 

 言葉もねえよ。

 

 それから思わずアーシアを見たら汗だくになってあおむけに倒れているから体操着が透けててしかもブラが透けぇ……。

 

 そこでいつの間にか来てたトリーに顔面を抉られた。

 

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