ハイスクールD×D 2人の竜戦騎   作:バグパイプ

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お疲れ様です、バグパイプです。

 今日の修行を終えての食事会と次回への前振りをお楽しみください。

それでは、どうぞ。


第132話 少年よ、今日の修行はまだあるらしいぞ?

 大量の食事を目にして驚きと興奮を隠せない面々に対してリバーサル先輩は自慢げに胸を張る。食材を切ったりしたのはイッセーや朱乃達だとしても、味付けはリバーサル先輩一任だから味に問題は無い。

 

 そして戴きますの言葉を皮切りに皆が一斉にそれぞれの料理に箸をつける。ご飯なんか米粒が艶々してて立ってるんだよ。コロッケの添え物のキャベツの千切りもあんなに細くてシャキシャキしてるし……ってあの小判型のコロッケの中で一際異彩を放ってるゲンコツコロッケの存在は無視しとこう。

 

「へぇ~、結構美味しいわね」

 

「おう、こう言うのも何だが、これでも王宮料理長もやってた」

 

 味のよさに感激しているリアスに対してリバーサル先輩はその根拠を口にする。

 

「だからこんな凝った飾り切りも出来るんですね」

 

 小猫は箸で繊細な飾り切りを披露している人参とキュウリの合わせ飾り切りに目を丸くしている。キュウリの飾り切りの隙間から人参の赤い色が覗いていて見事な模様を描いている短冊は驚きの一言しか無いと思ってたけど。

 

「こっちのリンゴのウサギさんが可愛いですよ」

 

 アーシアの言葉に思わず俺も彼女の言うリンゴに目を向けると、そこにあるのは明らかにリンゴの大きさを無視して小指の爪ぐらいの大きさに切られたウサギリンゴだった。しかもあの赤い眼はリンゴの皮だそうで。

 

 しかもそのウサギリンゴ達はカップケーキの上で輪になる様に飾られている。ちなみにカップケーキはイチゴムースときてる。

 

「器用にも程ってモンが無いすか? 先輩?」

 

「一流はここまでやって一流だ。精進しやがれ」

 

 さすがはリバーサル先輩、料理となると容赦が無い。味を楽しむだけじゃ無く、目でも楽しめる様にしてしまう所はプロだとしか言い様が無い。しかも切れ端はみじん切りにしてポテトサラダの隠し味にしてしまう所は脱帽ものだ。

 

 そして夕食が終わり、男性陣はリバーサル先輩が洗い物を一手に引き受けてしまったのでリビングでくつろいでいる。一方の女性陣はお風呂の時間だそうで……。

 

「フム、リアス・グレモリー、この家の裏庭の方に壁などを作って露天風呂を用意させてもらった。今日の疲れを癒す為にも遠慮なく使うと良い」

 

 バゼルザーク先輩の唐突な一言に、彼女の顔が引きつるのが見えてしまった。

 

「そ、それはご親切にどうも」

 

「構わん、細やかな礼だと思ってくれ。源泉や資材とかはこの家とは一切関係無い事を述べておこう。我々は無益な略奪はしない主義なのでね」

 

「か、か、重ね重ねどうも……」

 

 そうそう、と飛び出てきた追伸にリアスのこめかみに青筋が立っているのが見えた。勝手な事をされたら誰だって怒るもんだよな。

 

「ぶ、部長さぁ~ん……」

 

 ほれ見ろ、アーシアが怯えてるじゃないか。

 

 

 

 女性陣が一斉に露天風呂へと向かってのを見てから、おもむろにジャベリン先輩が暴走を始めた。

 

「さてイッセー、気配の消し方ってのを実践で教えてやるぜ?」

 

「はいっ?」

 

 ジャベリン先輩のお誘いに彼は素っ頓狂な声を上げる。まあ、そうなるよな。どこでやるのか説明もねえし、発覚したら後が怖いし。

 

「こればかりは経験も重ねていかねえとものに出来ねえんだよ。諦めろ」

 

「諦めろじゃ……」

 

「ジャベリンの言う通りだな、こればかりは経験がものを言うってなもんだ、小僧にだって良い目ってのを見ても良いだろ」

 

 事もあろうに拳法の達人まで彼女に賛同してきた。これじゃあイッセーも酷いだろうと俺も参戦することにした。

 

「イッセーに経験させるにもなぁ……」

 

「舞台はお誂え向きに露天風呂ときてんだ、覗いてやらねぇと連中が恥ずかしいだろ?」

 

「覗かれる連中の身にもなってくれよ!」

 

「見られて綺麗になるのが女ってヤツだろ? お誂え向きじゃねえか?」

 

「アンタに羞恥心を聞いた俺が悪かったのか?」

 

 変な風に俺がやりこめられてしまってる。修行の実施も目前でチラついて見える。

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