ハイスクールD×D 2人の竜戦騎   作:バグパイプ

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 お疲れ様です、バグパイプです。

 年を越す前に何とか1話分が出来ました。煩悩は年を越してはいけないという事なのかもしれない。露天風呂のステージもここで終わります。

 まだ南極のターンは続きますよ?

 それでは、どうぞ。


第137話 湯上り女神達とすれ違い

 

 

 俺達露天風呂覗き隊4人組はリバーサル先輩の指示で別荘の表まで誘導されてしまうわけだけど、彼の雰囲気が柔らかい所に違和感を感じてしまう。口先はぶっきらぼうだけど。

 

 そこはそれとして、露天風呂で騒ぎの中心を担ってる南極はどうしたモンか。放置って訳にもいかないだろうし。どうしたものかと悩んでいる時、リバーサル先輩がズボンのポケットからペンライトを取り出し、スイッチを入れて転倒させると、腕を伸ばしてグルリと2周回した。

 

 するとそれを見たのか、南極の動きが変わった。リアスを責め立てる手を停めて次の獲物へとその視線を走らせる。アレで合図になるのか、俺は思わず信号の奥深さを痛感する。

 

 南極はリバーサル先輩の合図を受けて取り始めた行動は、俺達の目をくぎ付けにするのに十分な物だった。彼女が次の獲物として照準を合わせたのは小猫、しかも両手で行くらしく彼女の手がワキワキと動いている。

 

「……人生リセットボタン♪」

 

「……えっ?」

 

「ポチッてさっ♪」

 

 南国の両手の人差し指が小猫の両胸のポッチの頂を押し沈める。小さく沈んだその頂は、少女に羞恥と激昂を発動させるに足るものだった。

 

 カアアアァァァ。

 

 ボフゥッ!

 

 南極は小猫の拳で天高く舞い上がり、その場を離脱する事に成功した。南極、俺もご一緒させてくれ!

 

「……何だったんでしょうか?」

 

 朱乃が南極の騒ぎをどう解釈すべきか悩んでいるのか要領の得ない呟きを漏らす。しかし本人は殴り飛ばされて真実は闇の中へと消えている。

 

 だが小猫の人知れず呟いた言葉が真実を語っている様にも聞こえる。

 

「……逃げられました」

 

 

 

 

「んで、テメェ等はジャベリンに圧されてあそこまで行っちまった、そこは間違いねえな?」

 

 別荘の入口へと戻る俺達にリバーサル先輩の口にしてきた確認に、間違いは無いので俺は素直に頷く。もっとも彼に嘘をついた所で直ぐに見破られてしまうからとも言えるけど。元司法庁直属の賞金稼ぎだから相手の言動から心理を読み解くんだよ、このお方は。

 

「イッセーがヤバい状態なのも不可抗力、で構わねえんだな?」

 

「うっす」

 

「なら構わねえ。バゼルザークには真面目にやってたって報告しといてやるよ」

 

 先輩はそう言って苦笑じみた笑みをその顔に浮かべる。しかし目が笑って無い所で俺は言葉の奇妙な点に気づいた。

 

 『修行を真面目にやってた』という一言に安堵してはいけない。彼は肝心な部分を口に出していないからだ。『彼等は覗きをしていない』と言う保証が無い時点で俺達に明日は無い。

 

「それで終わりですか?」

 

「おう、終わりだ」

 

「終わらせるんですか?」

 

「終わりにしてやろうってんだ、感謝しやがれ」

 

「いやいや、これで終わられると俺達がマズいんすけど」

 

「これ以上の何がマズいってんだ? うまく収めてんだろ」

 

「俺達の容疑が残ってるんすけど」

 

「……実働部隊が御大層な口利きじゃねえかぁ?」

 

 今日の俺は、この般若面の元賞金稼ぎに終わらされるのかもしれない。

 

 

 

 そんでもって小猫に殴り飛ばされた南極のヤツは別荘のリビングで待っていた。前を開いたあの黒コートの姿だけど、中はあの噂に名高い裸サスペンダーに黒レザーのホットパンツ、黒のニーハイストッキングという格好で。もう終わったんじゃねえのかよ、今日の俺。

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