涙子ちゃんレーダー、発動!!
まぁまぁ、
逆に考えろ、今がよほどの事なんだ!!
むしろ、これは誤差だから殆ど使ってないようなもんだし、もんだし~。まもるくん皆が何言ってるかワカンナイ~。
さて、そんなわけで涙子ちゃんが居る位置、周りの生体反応、動悸や呼吸の乱れを調べた結果、一つの事が分かった・・・涙子ちゃん
昔っから好奇心は強いもんなー、路地裏の探検とかしててもおかしくないよなぁ~・・・・・・あぁ、キレちまった。ドコのどいつだ? もし涙子ちゃんの心にトラウマを植え付け、好奇心とかその他諸々を無くしてくれたら・・・テメェ、塵の欠片どころか一辺も残さず消してヤル。
「何がどうしたんですか!? 何でまた早くなるんですか~!? 」
「ちょっと黙ってて! 舌噛むから! ホント、噛んじゃうから静かにしてて!! 」
あと数百メートル、百メートル、五十メートル、あん? 一人反応が増えた・・・って、コレは・・・
「風紀委員です。恫喝、及び暴行未遂の現行犯で拘束しますの 」
「あっ! き、昨日の!! 」
「チッ、風紀委員? こんなガキに何が出来るってんだ? 」
やっぱりな、白井か。まぁ、コレに関しては、通報した有識ある善人・・・あと白井にもナイスと誉めてやる。
「なっ!? がっ!? 」
オレも直々にアイツらをこてんぱんのこてんぱんの灰塵にしてやらぁ・・・じゃなくて、助けに行くとしますか!
「はぁはぁ・・・うぅ、どうして私だけこんな目に・・・あれは白井さんに佐天さん!? って、どうしたんですか!? 」
「ドうシたもこウしたもあルかァ? ドコからドウ見てモ、オレは助太刀ニ入ルだけダろうガ? 」
何言ってんだこのフシギバナ。バナードはもっと賢かったぞ。てかナニ、ナンで止めるの? 袖掴むのやめて。
「いやいやどう考えてもそれだけじゃ済みませんよね!? 口調おかしくなってますし、血走った危険人物の目をしてますから!? 」
「イやいヤ大丈夫だっテ、ちょット重力ノ渦に巻いテ身体を圧縮圧縮、ミクロン単位マで縮めるダけだかラ。塵くらイは残スようニまもるクン心掛けるカら 」
「それ安心できる要素ありませんよ!? 」
うるせぇ、行こう! オレは涙子ちゃんを颯爽と助けるんやー!! あれ、良く見たらもう終わってる!?
ウッソ・・・アイツら弱すぎ問題発生・・・? オレの引き立て役のジャンプ台にすらなれないのかよ!? 涙子ちゃんの好感度のK点突破出来ないじゃん! 着地失敗どころじゃないよ!?
「これで終わりですの。大丈夫ですか? 」
「・・・かっこいいー・・・はっ! あっ、はい!! 大丈夫です!! 」
嘘だるぉぉ・・・オレ出るタイミング逃しちゃったじゃん。路地裏覗くだけの存在になってるじゃん。最早不審者じゃん。
あと何か白井の好感度だけ鰻登りしてないか? 涙子ちゃんの目ぇキラキラしてるよ? かっこいいとかオレが言われたの随分前だよ!? おのれ白井・・・キサマがK点突破しやがったなーー!!
「あ、無事に終わったみたいですね・・・良かったぁ・・・ 」
「どの辺が良かったんだ? オレの目にはタチ悪い悪人がま~だ涙子ちゃんに絡んでるようにしか見えねぇぞ? あん? あ″? やっぱその花畑更地にしてやろうか? 生態系ガタガタに変えたろか? 先駆植物一個も生えてこないくらいに、まっ更のガタガタにしてやろうかぁ? 」
「ひっ!? いだだだだ!!! 」
グリグリ。そんな悪いコトを言う女の子は修正が必要だぜ、ったくよぉ。
あー、涙子ちゃんは白井に詰め寄ってるし、手を掴んでブンブン振り回してるし、やっぱ天使だけどさぁ・・・! こうさぁ! ねぇ!? 分かるでしょ!? オレの気持ちぃ!!
「す、凄いかっこ良かったです!! こう、ぱーってしゅんって! 白井さんって呼んでいいですか!? 」
「え、ええ・・・勿論、大丈夫ですわよ? 」
あーうー!! あー!! あーいーうーえーおー!! かーきーくーろーこーぶっ飛ばすー!! 何ちょっと、ぐいぐい来すぎて対処困るみたいな顔してんの!? 代われ! 場所代われバカ!!
「いだだだだだだ!!! 痛いです!! 頭が割れちゃいますから!!! 」
くそっ、乱入しようにもやっぱりタイミングが無い。あの状態の涙子ちゃんの邪魔をしたら本気で口を利いてくれなくなる可能性もあるし・・・八方塞がりとはこのコトか!!
どうすればいい!? 何て羨ましい! 白井黒子、貴様がオレの壁となるのか!! チックショー!!
フシギバナを送り込むしかない!!
いけっ、バナード!!
ケーシィにソーラービーム!!
って思ったら、こっちも何かやべぇコトになってる!? アッ、力込めすぎた!
瀕死状態だ!
「・・・うぅ、何かこんなのばっかり・・・ 」
「悪かった。これやるから元気出せ、冷めたコーヒー・・・の空き缶 」
わりぃわりぃ、クールになろうぜ佐天眞守。そしてすまなかったなバナード。せめてものお詫びだ、受け取れ。すごいきずぐすりだ。
「いりません! ただのゴミじゃないですか!! 」
「空き缶が好きそうな顔してたから 」
「してませんよ!! どんな顔ですかそれ!? というかいつの間に飲んでたんですか!? 」
「それはほら、飛んでるときに飲んでたんだよ。うん 」
チッ、どさくさ紛れに押し付けれると思ったんだが、無理か。
はぁ・・・涙子ちゃんは憎き白井に食い気味に話し掛けてるし、まぁ、白井のあんな困った顔はあんまり見れるもんじゃないからその辺はイイけどさ。
「やっぱり、常盤台に通うような人は凄いんですね。あたしなんか・・・ 」
「・・・実際はそんなに良いもんでもありませんわ。派閥なんて下らないものを作っている方々、プライドがめっぽう高い世間知らずの歪んだ人もいますので。あなたのような人の方がよっぽど、わたくしは好感が持てますわ 」
・・・え、何、口説いてるの? アイツはオレのエンジェルを口説いてるの? 確かに、不埒な男は許さんって態度で接してるオレだけど、女同士も許容するの難しいよ?
「え、そうなんですか? ・・・でも、白井さんはそんなこと全然無いですから! すっごくカッコ良かったです! 」
はい、すっごく入りましたー・・・うあああ!! どうするオレ!? いや・・・どうするもこうするもどうも出来ないやい!! 無力、圧倒的無力ッ!! どんな強い能力者でも、レベルなんてあっても意味が無いんだ!!
ちくしょう・・・かくなる上は・・・アレしか無いのか・・・? オレが白井に代わるには・・・!
「あっ、ちょっとどこに行くんですか!? 」
「ヘブン!! 」
超スピード、速度規制なんて関係無しだ、車と違ってガチガチに決められていない。オレが向かう先は一つ、あの大きな建物。
そこは━━━病院
ほぼ暴落状態で駆け込む、そして受付へ直行。オレが知ってる最上の名医、あの人にしか頼めない!
「医者を! 医者を呼んでくれ! 」
「ちょ、何ですか急に? 急患ですか? それでしたら・・・ 」
「急患だよ急患! コトは一刻を争うよ!! むしろ絶賛戦争中だよ!! はよしなきゃ世界大戦にまで発展しちゃうよ!? この病院に空襲きちゃうよ!? 」
はよ、はよ! はよハリアップ!! オレは急がなきゃならない! 何故って、そりゃ
「そんなに急いでどうかしたのかい? 見たところ今の君の身体の何処にも、異常は無いように見えるんだけどね 」
おっと、お出ましか・・・
『
この学園都市、オレの知る最上の名医というか多分、いや絶対に世界最高の医者に違いない。治せない病気は無いんじゃないかと思うし、怪我も何もかも完治させる凄腕だからこそ、この医者はオレ的学園都市重要人物ランキング第一位だ。顔はカエルに似てるけど。
「先生、お願いします! オレの・・・オレの! ぐっ・・・! ━━━━
オレに押し寄せる万感の思い、そのシリアスな雰囲気に先生も呑まれてやがる。だがしかし、オレは言ってやる!
白井に勝つためには、オレが! オレ自身が!!
━━━━チ○コを取ってくれ!! 」
JCになるコトだ! そして常盤台、入学というか、転入してかっこいいって言わせてやるぜ!! 今日からお兄ちゃんじゃなくてお姉ちゃんじゃー!!