魔法科高校の編輯人   作:霓霞霖

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第百二十二話 ペイ・ザ・アクター

2097年4月21日

 

 三矢詩奈が誘拐された翌日たる今日、その早朝。

 誘拐犯が使用した車の行く先である場所、軽井沢にある古びた洋館がある場、市街地の外れに、俺は来ていた。ここに来るまでの足はパトカー。協力者という立場ではあるが、パトカーに乗るという貴重な経験ができた。何も後ろめたい事はないのに、なんとなく落ち着かなかった事を、ここに明記しておく。

 

 とかく。古びた洋館の前には、俺とレオ、エリカと矢車、泉美と香澄が乗ってきたパトカーに加え、明らかに警察所有だろう白黒カラーのトラック数台が並んでいた。

 おまけに、武装している警察官も姿を見せている。

 

(あの人たちが警察の特殊魔法急襲部隊(Special Magical Assault Team)、通称SMAT(スマット)の方々か)

 

 警察のトラックと武装警察官たちは警察の特殊部隊、SMATのそれだった。

 横浜事変に対応できなかった警察が、その反省を踏まえて組織した、戦闘魔法師部隊である。紆余曲折あって、発足は先月までズレ込んだそうだが。

 さて、そんな特殊部隊が何故エリカ(個人)の事情に付き合っているのかと言えば、その隊員がほとんど千葉道場出身者であり、さらには隊長がエリカ親衛隊の筆頭だったからだ。エリカの我がままに付き合い慣れた者たちなのである。振り回され慣れた、と言う方が正しいかもしれないが。

 何にせよ、この茶番に付き合わせるには最適な戦力、という訳だ。

 

 そんな色々と思考している内に、警察は洋館の包囲を完成させる。

 

「3分後に突入する予定です。よろしいですか?」

 

「分かった。十六夜君も良い?」

 

「戦力を貸してもらっている立場、いや、名目上は俺が協力者か?何にせよ、餅は餅屋に任せるよ。部外者に指揮されても士気が下がるだろうし」

 

 警察のこの行動は名目上、凶悪誘拐犯から人質救出という事になっている。警察が動く大義名分を作るためだ。よって、その大義名分を守るため、警察を動かした側であるエリカや香澄と泉美、その他はただの協力者という名目になっている。

 エリカはその名目を守る意味が分かっているようだし、当然俺も分かっている。

 だから、エリカも俺も部隊指揮には一切口を出さない。

 

 警察部隊と俺たち協力者に突入開始時刻が周知される。

 空気は張りつめ、皆は息を潜め、覇気を漲らせた。

 全員が、突入を今か今かと待ち侘びる。

 

「突入開始!」

 

 SMATの指揮官が合図をすれば、SMAT隊員と俺たち協力者は洋館入り口目掛けて駆け出す。

 入り口である扉をぶち破るまでは良かったが、拓けたロビーにはバリケードが作られていて、国防軍は防衛陣形を形成していた。それで、入り口でまとまった俺たち攻撃側へハンドガンを発砲してきている。

 防衛する側の定石を守った、実に軍隊らしいやり方だ。それに、さすが軍隊と言うべきか、ハンドガンの照準は正確だし、それぞれのリロードや発射間隔をカバーした穴が極小の弾幕を展開している。

 おかげで先頭を行っていたSMAT隊員は軒並み銃弾を食らった。

 

(撃たれた隊員は呻いてるだけ。弾が貫通している様子もない。当然と言えば当然だが、使っているのは非殺傷弾頭、と言うかワイヤレステーザーガンか)

 

 気絶したSMAT隊員から彼らの装備品である盾を拝借しつつ、撃たれた彼らを見て、俺は相手の武器を分析し終えた。

 着弾すれば打撲に青アザ、最悪は骨に罅、ついでに高圧電流で体が硬直するし着弾地点は高温に曝されるという、特殊弾頭及びそれ専用の拳銃を相手は使っているようだ。

 ただし、非殺傷と言えど、直撃すれば気絶させられ得る、直撃は避けたい代物。だからこそSMAT隊員は盾を持つ者たちが隙間なく並んで壁を作り、少しずつ前進している。こうして焦れそうになる程ゆっくりと押し込むしかない。

 ただ、このゆっくりとした前進は、魔法科生とはいえ、ただの学生には我慢ならないだろう。

 

「詩奈!何処だ!」

 

 我慢ならなかった矢車は、SMATがせっかく作った壁を飛び越え、飛び出していった。

 

「あのバカ!」

 

「ちっ!パンツァー!」

 

 エリカが罵倒したが、矢車が止まる訳はない。レオはそんな矢車の盾となるべく、発声認識で硬化魔法を展開して拝借した盾を硬化しながら、矢車の後を追う。

 

「うっ」

 

 残念ながらレオの盾は間に合わず、矢車は特殊弾頭の直撃を受けた。ただ、追撃を受ける前にはレオがどうにか間に合ったが、銃弾の雨に曝されてそこに釘付けだ。

 

(……少し、無理をするか)

 

 レオたちを助け出すため、また、国防軍の陣形を崩すため、1人突撃を計画する。

 そうして、俺が久々に痛覚をオフにした時だ。

 

「スリー」「ツー」「ワン」

 

「キャスト!」

「キャスト!」

 

 香澄と泉美がカウントを交互にした後、重ねた。それは彼女らが自身らの魔法演算領域を掛け合わせる、『マルチプリケイティブ・キャスト』する時の掛け声だ。

 彼女らだけに許された魔法演算能力の掛け算が、空気の奔流を生み出す。しかも、ただの空気ではない。『ナイトロゲン・ストーム』、窒素の密度が著しく高められた空気が、相手に襲い掛かる。その窒素密度、いや、酸素密度に気付かなかった相手は、低酸素症を発症し、意識を朦朧とさせる。

 しかし、相手全員の無力化とはいかなかった。気付いた者は気密障壁魔法を発動し、通常の酸素密度を維持させている。

 

(さすが軍人魔法師。でも、穴は広がった)

 

 敵戦力は数を減らし、残存戦力も気密障壁魔法に意識を割かなければいけない現状。弾幕は、当然薄くなる。

 俺はそれを好機として、敵の陣形に突っ込んだ。

 敵は冷静に俺へ照準を合わせようとするが、敵の想定するスピードを俺のスピードが上回ったため、弾丸は俺の軌跡しか捉えられない。

 そうして無傷で敵の懐に潜り込んでは、拳で顎を打ち抜く。魔法戦闘なのに毎回近接戦に持ち込んで顎を打ち抜いている気がするが、俺にとってこれが一番楽なのだから仕方ない。

 

 とかく、そうしてどんどん広がっていく弾幕の、そして敵陣形の穴に、味方が押し寄せていった。

 SMAT隊員とエリカは伸縮警棒及びそれぞれの魔法剣で、香澄はドライアイスを生み出して弾丸とする『ドライ・ブリザード』で、敵を倒していく。

 ちなみに、泉美は『ナイトロゲン・ストーム』にさりげなく巻き込んでしまったレオと矢車を高濃度酸素の領域を作る魔法・『酸素空洞(オキシゲン・チェンバー)』で低酸素症から回復させていた。泉美、そして香澄の名誉を思って捕捉するが、『ナイトロゲン・ストーム』は完全に面を対象とする魔法であり、その面の中の一部を対象外とする事は、深雪ですらできるかどうかというレベルの難度だ。つまり、その面の中に居た矢車が悪い。レオは矢車を助けようとした結果なので悪くない。

 

 何はともあれ、ロビーは制圧した。

 

「矢車さん、立てるか?」

 

「大、丈夫です。立てます」

 

 低酸素症の余韻を頭から振り払う矢車。立ち上がった彼の顔は、自身の不甲斐なさで曇ってはいるものの、色は健康そのものだった。

 

「それより、詩奈を探さないと」

 

「十六夜くーん、責任者が投降してきたわよー。後、三矢さん見つけたわよー」

 

「……は?」

 

 矢車が三矢詩奈を助け出すべく動き出そうとした時に、ロビー制圧するや否や奥に突っ込んでいったエリカが女性軍人と詩奈を連れて現れる。矢車は困惑を禁じ得なかった。そうもなるだろうが。

 発見するのが早すぎるのも、困惑の種、その1つか。戦力をロビーに集中していたと推測できるが、総戦力が少なすぎる。どうやら、敵側として駆り出されたのは、国防軍情報部内の極一部だったようだ。

 これは、達也の出方を窺おうとしていたのがこの程度の一派なのか、それとも出方を窺うだけだから見せる戦力は抑えたのか。どちらなのかは判然としない。

 

「い、十六夜先輩?侍郎くんや、西城先輩、香澄さんに泉美さんも……。いったい何が?」

 

 人質だった三矢詩奈も、俺たちが来ている事に矢車同様困惑していた。純粋に理解が追い付いていないようなその態度と、五体満足な状態に、やはり茶番だったと俺は確信する。

 

「貴女が責任者で?」

 

「はい、今演習の現場指揮官を務めていました」

 

 一応現状を正確に把握すべく、投降した女性軍人に声を掛ける。矢車詩奈を誘拐した女性と同じ人相の軍人であるが、ある程度はこちらの質問に答える意思があるようだ。

 

「俺たちは三矢詩奈さんが誘拐されたと思い、その救出に警察まで動かしてしまったのですが……」

 

「こちらは奪還側と防衛側に別れた要人奪還演習の展開中でした。しかし、奪還側の事故により、要人を所定の位置まで届けるという達成条件が変更されています。貴方方は変更された達成条件、要人が囚われている部屋への到達を達成しましたので、本演習は終了したものと判断しました」

 

 マニュアル対応じみた応答をする女性軍人。その言い回しは、ミスを奪還側に押し付けているように俺は聞こえる。

 どうにも、この茶番を用意した人物をぼかしたいようだ。

 

「……こちら側の誰もそれを把握していませんでした。詩奈さんの実家にも連絡したのですが、詩奈さんが演習の要人役を引き受けたなんて、一言も言っておりませんでしたよ?」

 

「連絡に不備があったと思われます。確認が取れ次第、三矢家にご連絡するよう、進言してみます」

 

 追求してみるが、この女性軍人はあくまでも自身は首謀者ではないと主張していた。すました面の皮は中々の厚みを持っていると見える。

 

「この演習を計画した方に伝えてください。警察側から批判声明を公表されるのが良いか、そもそもこの演習が警察とのそれだったと体裁を整えるのが良いか、と」

 

「了解しました」

 

 脅し文句を吐いてみたが、女性軍人は顔色1つ変えないし、汗1つかかない。これ以上の追及は上手くやり過ごされるだろうと、俺は息を漏らしながら諦める。

 『撤収作業に入って良いですか?』と女性軍人に訊ねられ、俺は苦笑しながら許可を出す。そうすれば、女性軍人は通信機に手を添えながら洋館の奥へと小走りに去っていった。その後に救護班らしく軍人たちが奥から出てきて、演習で伸された軍人たちを運んでいく。あの女性軍人はちゃんと撤収作業の指示は出していたようだ。

 

「あの女、捕まえなくて良かったの?」

 

「演習って事にされたからね。軍人を尋問する大義名分がない」

 

 茶番とは分かっていたが、踊らされた事にはご立腹な様子のエリカ。彼女からはあの女性軍人を尋問したかったという意思がひしひしと感じられる。でもできないのだと、俺はまた息を漏らしながら諭した。諭されたエリカは真似するように息を漏らす。

 

「えと、どういう事ですか……?」

 

 まだ理解が追い付いていない三矢詩奈が首を傾げた。傍からして愛くるしいその仕草を、俺は、そしてエリカや皆も貴重な心の癒しにする。

 俺からちゃんと表向きの状況、三矢詩奈が軍事演習に協力していた事を誰も把握していなかった事を説明する。そうして誘拐された詩奈を俺たちが救出に来たと察した三矢詩奈は、皆を心配させたとして何度も頭を下げるのだった。

 もちろん皆、三矢詩奈は悪くない、という意見で合致していた。

 

 

 

遠山(とおやま)つかさ、ね。ここで『とおやま』という名を聞くとは)

 

 帰りの車(パトカー)に揺られながら、俺は三矢詩奈の口から出たその名前を反芻していた。

 曰く、あのはぐらかしまくっていた女性軍人が遠山つかさなのだそうだ。三矢詩奈は彼女の頼みで演習の要人役を引き受けたと言う。彼女がずっと前からの交流があった相手のようだが、反して矢車は一切交流がなく、それどころか、そんな人物が居た事すら知らなかった。

 その事が、俺の中の疑念を掻き立てる。

 

(この前真夜が警戒対象として上げた家、十山家と絶対関係がある奴なんだろうが……。いかんせん、その辺りの原作知識は抜け落ちてるな)

 

 遠山つかさが十山家関係者なのか、原作知識が抜け落ちているため、確信できない。もうほとんど使い物にならない原作知識に、俺は苦笑した。

 

(まぁ良い。どうせ使える期間があといくらもないモノだ。原作遵守に拘る必要は、もうないだろう。どうせ勝手に修正されるんだろうし)

 

 俺は使えない原作知識より、勝手に作動する世界の修正力へ期待する事にして、この思考を投げ捨てる。

 

(遠山つかさの思惑を把握しておきたい気持ちはあるが、それもできればで良いかな。正直、小物感が拭えなかった)

 

 遠山つかさらしい女性軍人との対面を思い返し、俺は彼女の実力を低いモノと見積もった。何と言えば良いのか、邪魔はしてきて面倒だが、始末に負えない相手ではない、という印象を俺は彼女に抱いたのだ。国防軍情報部の戦力を加味しても、である。

 もし今後邪魔してきたとしても、その時に対応すればどうとでもなる気がするのだ。面倒ではあるが。

 

(……邪魔しづらくするために、やっぱり達也には早々に国防軍を抜けてもらおう。軍と同じく国防を担う十師族とはいえ、いや、十師族だからこそ、相手も手が出しづらくなるだろう)

 

 達也が国防軍の手を出せる範囲に入ってしまっているから、こうしてちょっかいを掛けられている。その感覚が、俺の中では強くなっていた。

 独立魔装大隊には大分世話になったが、充分こっちも報いているだろう。むしろ、そっちが組織の引き締めをしっかりできていなかった故に起こった事態であると、反省してもらいたいところでもある。上司が少将なのだから、組織の引き締めはある程度可能だったはずなのだから。

 

(……十山家の思惑も気になるが、これもできればで良いだろう。所詮は師補十八家だ。それに、俺個人ができる事もない)

 

 十山家の方にも思考を回すが、結論としては静観というところに落ち着く。邪魔してきたならば、その時に殴り返せば良いのだ、徹底的に。

 

(じゃ、後は達也の捕虜救出が成功する事でも祈っておきますか)

 

 俺は祈るまでもなく成功するだろう事に頭を回し、その他の詮無い思考を追い出すのだった。

 

 

 

 その祈るまでもない成功を報告されたのは、日が沈んだ頃だった。

 

「捕虜に使われていた薬物も『分解』したと」

 

〈ああ。使われている薬物は持続性がなければ後遺症も残さない物だったから、『分解』するだけで済んだ〉

 

 事も無げに述べられる達也の言葉。俺は感嘆を通り越して呆れ果てる。どうやって体内の薬物に照準を合わせ、魔法を適応すると言うのか。いや、『エレメンタル・サイト』を持つ故の所業なのは分かるが。その『エレメンタル・サイト』が何処まで性能を上げていくのかが分からなくて恐ろしい。

 

(……『ゲート・キーパー』の時にまじまじと視られたが、あれは24時間までしか情報を遡れないから、大丈夫だよな?)

 

 今更『エレメンタル・サイト』で自分を視られる事に不安感を抱いたが、見抜かれていたらこの関係は維持されていないだろうと、自身の不安を拭う。

 

「それで、首謀者は十山家の人間だったと」

 

〈ああ。軍には遠い山と書いて『遠山』で登録しているようだ〉

 

「達也が『大黒竜也』で登録しているのと同じか。事情は違うだろうが、意図は同じだろうな」

 

 十師族、ひいては二十八家の人間だと軍属である自体に否定的な意見が投げかけられる。高官でなければ許されると、はっきり明文化しているのにそれなのだ。要らぬ諍いを避けるべく、別名義で登録するのは当然の行為と言える。

 

「それにして。やっぱり彼女は十山家の人間だったか」

 

〈詩奈誘拐にも関わっていたそうだな〉

 

「『関わってた』どころか十中八九首謀者だろ。十山家自体がお前を不穏分子扱いしてるみたいだな。とすると、お前の出方を窺う諸々の作戦を持ち出したのは十山家なのか、それとも情報部と共同しただけか」

 

 情報部が達也の出方を窺いだしたのは、情報部自体の思惑か、それとも十山家に唆されたのか、という話である。結局、最終的に情報部も達也を不穏分子扱いしている事は変わらないだろうが。

 

「最悪、国防軍を抜けても十山家から嫌がらせを受けるか?いや、取るに足らないか。十山家の障壁魔法は『分解』できたんだろう?」

 

〈ああ。ループキャストを噛ませるまでもなく、『分解』できた〉

 

 達也の戦功で、十山家の動向には静観するという俺の考えが補強されていた。

 十山家自体が達也を不穏分子扱いしているのは分かったし、邪魔してきてもその場の対処でどうとでもできるだろう戦力差も分かったのだ。下手にツツいて蛇を出す必要はない。

 

「……克人さんが何故か出張ってきたんだっけ?」

 

〈十山つかさを処理しようとしたところで邪魔された〉

 

 話を捕虜救出作戦に戻して、克人が出てきた顛末を再確認した。克人が何故出てきたのか、という疑問はある。それとは別に感謝の念もある。

 

「……ファインプレー、だったかもな」

 

 俺としては、十山家をもうツツきたくないのだ。その観点から言えば、克人が十山つかさの殺害を止めてくれたのは、ファインプレーと言える。

 

〈俺は処理すべきと思ったが、お前ならそういうだろうとも思った。だから、勝算はあったが、そこで退く事にした〉

 

「我が兄上は俺の理解度が高くて助かるよ」

 

 俺が後々文句を言うかもしれないと思い至り、十山つかさの処理も克人との敵対も思いとどまってくれた達也。俺は達也からの好感度を稼いでおいて良かったと、改めて思った。もしそのまま戦っていたらと考えると、冷や汗が噴き出す。

 

「さてと。直近の仕事は片付いて、おかげで国防軍を抜ける動機も手に入れられた。近々、独立魔装大隊に辞表を叩きつけてやろうじゃないか」

 

〈そうだな。ツケはしっかり払ってもらおう〉

 

 面倒に巻き込まれたが、欲しいモノは手に入れた俺と達也。面倒事に寄越してきた奴らが一泡吹くだろう光景を夢想し、口角を上げるのだった。




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 次回の更新は、12月24日の予定です。
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