とりあえずなんとなくで書きました!(後悔はしていない)
駄文かも知れませんが楽しんでくれたら幸いです!
それではどうぞ!!
1話
どこかの島にて
「で、ここ何処かな?」
「俺に聞くな」
どうも、なんかよー分からんけど海水浴に行ったら艦これの世界に来てしまった兄弟です!
なぜ艦これの世界ってわかるかってぇ?なぜなら……
「坊やだからさ」
うん違うね、艤装をつけてるからだよ!!何でそこで赤い彗星が出てくるんだよ!?
「嫌だってそんな聞かれ方されたら、ねぇ? 」
はぁ!?なんでそんな曖昧なんだよ!!ちゃんとした理由はないのかよ!?
「はぁ、どうしたもんかねぇ……」
ちょんちょん
「ん? 」
艤装番号143『しらね』の頬をつつく手のひらサイズの小人。
「なんだどうした妖精さんよ?ん?なになに…ナン…ダト!? 」(; ・`д・´)
「どうした?しらね? 」
艤装番号171『はたかぜ』がしらねに質問する。
「いやーなんかここの島さ、深海棲艦の勢力圏らしいんだわ」
「あ、詰んだなこれ」
「つか、今なんで『しらね』って呼んだんだ? 」
「だって、しらねの本当の名前が出てこなかったから」
「は?どゆこと? 」
本当の名前が思い出せない……?そんなことってあり得るのか?そもそも僕の名前は?☆*@$#$&¥で、弟の名前が♪@&☆‼#$……ん?おいおい待て待て待て!?な、なんだこれ!?思い出そうとするとなんだこれ!?自分の名前にモザイクがかかった感じは!?
も、もしかして…自分の家は………お、おもいだせないだとぉ!!??
「な、なぁはたかぜ? 」
「なんだどうしたしらねよ? 」
「おいなんで上から目線なんだよセリフが!?…てかそれは置いといて、お前も思い出そうとするとモザイクがかかったようになるのか? 」
はたかぜはそれを肯定するかのように首を縦に動かす。おいおいマジかよ。
「どうすりゃいいんだ…ここもどこかわからない上に自分の名前や家の場所も覚えていない。逃げようにもここは深海棲艦の勢力圏…」
「とりあえず、情報収集するしかないだろ」
「……だな」
仕方ない。来てしまったのは来てしまったのだから、帰る方法を探しながら逃げるしかねぇな…
どうすっかなぁと、はたかぜと共に考えていると、しらねの艤装が慌ただしく音を立てる。
「ど、どうしたんだ…? 」
「さ、さぁ…」
背中に背負っている艦橋艤装から幹部戦闘服を着た妖精さんが飛び出してきて、耳元でしらねに何かを伝える。
「え…?ふむふむ…ナ、ナンダッテー!? 」
「??どうしたんだ? 」
青ざめた表情のしらねにはたかぜがおそるおそる聞く。
「『なんか無線を拾ったので傍受してみたところ、約5分後にこの島が空爆されることが分かった』という事らしい…」
「よし、逃げるか」
「賛成!」
二人は海に受かって振り向き、走り出す。艤装の中では妖精さん達がタービンに火を入れ、各隔壁を閉鎖。対空戦闘の準備を進めていた。
「しらね型護衛艦一番艦しらね!出撃ぃぃぃい!! 」
「あ、ソレやらないといけないパティーンですか? 」
「そうだやれ異論反論は認めん! 」
「はぁ…はたかぜ型護衛艦一番艦はたかぜ、いっきまーす」
「なんか棒読みな感じがするけど…まぁいいか」
しらねのつぶやきを他所に、はたかぜは海に音をたてて立つ。
それに続くようにしらねも海へ。初めての体験に感動の声を上げる。
「す、凄いな…」
「たすぃかに…」
感動に浸ってる場合ではないと妖精さん達がはやし立てる。
「ホイホーイ、はたかぜ、機関全速前進だ。急いで離脱するぞ」
「了解した。さっさとおさらばしないtっ!?」
「どうした? 」
「レーダーに感あり!国籍不明機多分深海棲艦機!その数50!距離35km!! 」
「おいおいなんで多分なんだよつーか後2分も経たないうちに来るぞ!? 」
艤装では慌ただしく配置につき、重機関銃や砲塔内に弾薬を運んで行く妖精さんの姿が。
「ああもうめんどくさい!!ここで全機撃墜してから逃げるぞ!! 」
「了解だしらね!妖精さん、俺の積んでる対空ミサイルの射程は?『40km』?よろしいならばすぐさま発射だ! 」
ラジャーと言わんばかりの敬礼をはたかぜにした妖精さん達は、艤装に戻る。すると右側の艤装に付いているターターシステムと連動しているミサイルランチャーが動き、下からSM―1艦隊防空中距離対空ミサイルが装填、目標がいる空域に向けられる。
「こちらも対空戦闘用意!シースパローの射程に入り次第発射!73式も対空砲弾に換装、急げ! 」
しらねも負けじと妖精さんたちに指示を出す。それに応えるべく妖精さんたちが艤装の上で走り回る。
「対空戦闘用意!目標、国籍不明機ならぬ深海棲艦機、一発目発射後立て続けに二発目も発射!1番、発射!リメコンド・ファイヤ!! 」
ドッ!シュバァァァァァァア!!!!!!
ものすごい量の白煙を残しながら大空に昇っていくスタンダードミサイル。すかさずランチャーが元の位置に戻り次弾を装填、発射する。しらねとはたかぜはスタンダードが飛んでいった空をじっと見つめていた。
「当たってくれよ……」
「……」
はたかぜの艦橋艤装の上でイルミネーターが動き、目標を追尾し続けていた。
深海棲艦機side
深海棲艦機は仲間であるカ級潜水艦からの情報で、とある島に向かっていた。
内容は『敵ノ偵察艦隊ト思ワレル艦娘ヲ確認。武装ハ主砲ガ2門魚雷モ確認シタガ量ハ少ナイト思ワレル』
これを聞いた母艦は、こんないい獲物はない。対艦目標訓練だ!見せしめとして沈めてこい!と言われ、飛んできたのだった。
あともう少しで敵艦である艦娘が見えるはず……そう思った瞬間だった。
一番隊の先頭を飛んでいた急降下爆撃機が爆発、木っ端微塵に吹き飛んだ。そしてもう一機、後ろを飛んでいた二番機も、同じように吹き飛んだ。
何が起きたのか。護衛の戦闘機はバラバラに動き、攻撃してきたと思われる敵機を探すが、その姿は見当たらない。状況が掴めないまま、一番隊は回避行動をとるも次々に撃墜され、全滅した。
攻撃を受けている。そう思った深海棲艦機二番攻撃隊隊長は残った味方に対して、海面スレスレを飛ぶように指示する。
全機が降下を始めたのを確認した二番隊隊長は、それに続くため、降下をはじめようと機首を下げると、自分に向かって飛んでくる墳進弾らしきものを確認した。
急いで機体を反転、急降下を始める。しかし、その墳進弾は自分に付いてくるように向きを変えた。無線がうるさい。部下から逃げてくださいの連呼。そんなのは分かっている。けど、逃げられない。早い早すぎる。もう目の前まで迫ってきている。ああもう誰だデマを流したのは……クソが
瞬間、機体にスタンダードが刺さり、爆発した。
sideout
しらね&はたかぜside
「しらね、7発中7発命中。迎撃数7機だ。目標群は低空飛行しながら近づいてくる。距離は28kmだ」
「了解了解。はたかぜはそのまま迎撃を続けろ。20km圏内に入り次第中断。シースパローと73式、CIWSで迎撃する」
「了解」
次々にスタンダードが発射され、はたかぜが白煙で見えなくなってきた頃、深海棲艦機は既に半数を撃墜されていた。
「そろそろシースパローの射程だ!撃ち方用意! 」
しらねの左艤装のヘリ格納庫に付いている8連ランチャーとイルミネーターが作動する。
妖精さんが艤装から出てきて、準備ができたことをしらねに伝える。
「よし、目標ロック確認!発射!ファイヤー!! 」
バシュゥゥゥゥゥ……
SM―1よりも軽い音を立てながらシースパローがマッハ2.0という速さで深海棲艦機に迫る。
回避するまもなく8機の深海棲艦機が落とされる。
「はたかぜ、目標との距離は? 」
「しらね…あんたも対空レーダー積んでるだろ…まぁいいや。目標との距離は14kmだ」
「よし、主砲射撃用意!」
「了解!主砲射撃用意!」
しらねは両肩上に付いている73式5インチ砲、はたかぜは同じく両手の5インチ砲を深海棲艦機に向ける。
「喰らえ! 」
「ぶっ飛べ変隊!! 」
「え!?どゆこと!?」
ダンダンダンダンダンダン!!!!
しらねのつぶやきを他所に次々に対空砲弾をぶっぱなすはたかぜ。しらねも納得いかないとブツブツ言いながら撃ちまくる。
撃ち出された対空砲弾は深海棲艦機の未来位置へと飛んでいく。そして自ら発信している電波を受信、爆発し吹き飛ばす。
砲声が鳴るごとに爆炎の花を咲かせながら散っていく深海棲艦機。いつの間にか砲撃はやみ、唯一音を立てているのは二人の機関と打ち寄せる波だけになっていた。
「レーダーに反応は? 」
「無しだ。全機撃墜だな」
「なんか、あけっけなかったな、はたかぜ」
「そうだな…」
しばらく海の上を滑るように進んでいると、しらねの艤装から妖精さんがでてくる。どうやら、ヘリを飛ばすらしい。
「『ヘリを飛ばしたいから艤装を並行にしてくれ』?こ、こうかか? 」
妖精さん:Σd=(・ω-`o)グッ♪
しらねが艤装を意識すると、ヘリ甲板が持ち上がり海面と並行になる。それを合図にするように格納庫から羽をたたんだ状態のSH60Jがでてくる。発艦位置につくと妖精さんがその羽を伸ばし、テイルローターを広げ、安全を確認し、ヘリから離れていく。
発艦準備が整ったSH60Jはエンジンを起動、メインローター、テイルローターを回し始める。
「一番機、発艦を許可する! 」
しらねの号令とともに固定フックを解除、大空へとゆっくり上がってゆく。
「いいなぁ俺ヘリ甲板はあるけど、いちいち砲を動かさないといけねぇし……」
はたかぜ型護衛艦はヘリ甲板は持っているが、後部砲塔をいちいち両舷のどちらかに動かさなければならず、使い勝手が悪いのだ。
「ま、それはしょうがねぇだろーよ。元々はたかぜ型護衛艦は艦隊防空艦として建造されたんだし」
「たしかに」
しらねとはたかぜの会話をよそにSH60Jは高度を上げ、しらね達の前方海面をはうように飛び始める。
SH60Jは前哨戒機のHSS―2よりもスペックが上昇し、対潜水艦能力以外にも、対水上対空能力もアップしている。その為、艦から見えないミサイルも探知可能なのだ。言わば、携帯型早期警戒機である。
「つか思ったんだけどさ」
「どうしたんだ藪から棒に」
「いや、なんで妖精さん達は深海棲艦機が来るってことがわかったんだ? 」
バァン!!
「「オウっ!?」」
説明しよう!!と、言わんばかりの勢いでしらねの艤装からでてくる幹部妖精さん。ごにょごにょとしらねに理由を話し出す。
「ふむふむなになに?『あなた達がここについてからずっと変な無線を受信していて、面白そうだったから解読してみたら襲撃&もう位置バレてーらつーことで、お知らせしました』だってさ」
「おいちょっと待て妖精さんよ。あんたらの気まぐれがなかったら俺らさ、今頃沈んでるんじゃぁありませんかねぇ? 」
ギギギギギギ……と音がしそうな感じでそっぽを向く幹部妖精さん。口笛を吹いているようだがただ空気が出るだけで音は出ていない。
「……」ガシッ
「『すみませんはたかぜさん!!出来心だったんですだからその手を外しておァァァァァ!!!??? 』……程々にしといてよ? 」
「あ、いいんだ。了解した」
はたかぜにアイアンクローをかまされながらもしらねに助けの目線を向けていていた幹部妖精さんだか、しらねの一言に絶望したように顔を青く染めていた。
「さて、お仕置きタイムだ」
いやぁァァァァ!!??と叫んでる幹部妖精さんはほっときながら、しらねはSH60Jからの情報に目を通す。
「特に異常はなしか」
「…………」グリグリグリグリグリグリ
幹部妖精さん:オ"ァ"ァ"ーッ!!??
この後、幹部妖精さんははたかぜの気が済むまでグリグリされていました。
しらね艤装艦内にて
幹部妖精さん:ビクンッビクンッ…
ほかの妖精さん達:(;´∀`)…うわぁ…