寝落ちに次ぐ寝落ち……うん、いつも通りだ(゜∀゜)
いや、本当にすいませんでした。来週はもっと早く書き上げるよう奮闘努力します。
お気に入りをして下さっている七十二名の方!こんな駄作に何を期待してるんですか!?ホント有難う御座います!!!<(_ _)>
では、第十二話ご覧下さい。。。。
演習海域に到達すると時間が一五〇〇(ヒトゴウマルマル)を過ぎており、日は西の方に傾き始めていた。
「そろそろ会合地点だな……」
俺の呟きが聞こえたのか、上空の隊長機から無線が入ってきた。
『直援隊隊長ヨリ、艦隊旗艦甲斐ヘ。我此ヨリ艦隊ヲ離レ輸送船ト共二ショートランド泊地へ帰投スル。会合地点迄一小隊(四機)ヲ案内ニ付ケル。貴艦隊ノ演習成功ヲ祈ル』
「艦隊旗艦甲斐より、直援隊隊長へ。此処までの案内感謝する、輸送船の直援をよろしくお願いする。其方も、無事な帰投を祈る」
俺の通信が終わると、離脱していく輸送船と同じように、一小隊を残し直援隊はショートランド泊地へ戻って行った。
辺りを見渡しながらショートランドの艦隊を探していたが、中々見つからずにいた。
「天城さん、偵察機から何かありますか?」
「う~ん……ダメですね、艦影一つ見えないみたいです」
「……そうですか……うん?」
ため息ついでに下を見ると海面の色が、青から赤色に変わっていた。
「(海が赤い……?あれ?確か海が赤く染まるのって──っ!?)全艦第一戦闘態勢!陣形を輪形陣に変更!先頭俺!その後方に浜風、天城さん、磯風!左翼に青葉!右翼に矢矧!深海棲艦が近くに居るはずだ!偵察機発艦急げ!」
俺の声に皆急いで陣形を変更し、警戒する為にゼロカン(零式艦上水上観測機)を全機発艦させた。
「っ!?甲斐さん!彩雲が救援信号を捕捉しました!ショートランドの艦隊が深海棲艦の艦載機に襲われている模様!何度も繰り返し救援信号を発信しているみたいです。どうしますか!?」
「天城さんの烈風隊全機発艦、彩雲の誘導電波に従いショートランド艦隊に向かい、深海棲艦機を撃破させて下さい。全艦最大船速!ショートランド艦隊を援護する!」
「「「「「了解!!」」」」」
「(間に合ってくれよ!!)」
飛んで征く烈風隊を見ながら、はやる気持ちを抑えてショートランド艦隊に向かった。
~~~~~ショートランド艦隊Side~~~~~
私は今回ラバウル基地の艦娘と演習をするために旗艦を任命された空母翔鶴です。
ラバウルの娘達は皆優秀な方ばかりだと聞いてます。それに彼方の旗艦は新人さんみたいです、旗艦の練習かしらね?
「翔鶴さんどうかしましたか?」
ボーッと考え事をしていたら私達の所に新しく入ってきた軽空母の瑞鳳さんが私をのぞき込むようにして声をかけてきました。
「ううん、何でもないわよ。ラバウルの方々はそろそろ海域に着いた頃よね?」
「はい、深海棲艦に襲われてなければ順調に来ていると思います。私達の所からも直援隊が出迎えに行っているはずですから、そろそろ会合すると思います」
瑞鳳さんは今回が初の実戦演習で航空隊の指揮を任せてあります。
私達の艦隊は私と瑞鳳さんの空母二人、比叡さん榛名さんの戦艦二人、羽黒さんの重巡一人、叢雲さんの駆逐艦一人の六人で旗艦は私が務めています。
「あ、翔鶴さん、水上電探に艦影確認しましたよ」
比叡さんが頭に付けているカチューシャ電探をピコピコさせながら笑顔で報告してきました。
「ホント?艦種は分かる?」
「はい、えっと……ん?……あれ?」
比叡さんは最初笑顔でしたが、電探を確認している内にだんだん驚愕の表情に変わって行った。
「せ、接近する艦影は深海棲艦!数およそ二十以上!それと、対空電探に艦載機の発艦を確認しました!」
「っ!?第一戦闘態勢!瑞鳳さん、艦載機の発艦を!」
「で、でも艦載機の皆は模擬弾しか装備してませんよ!?」
「くっ!!」
すっかり失念してました。私を含め皆さんは模擬弾しか装備していません。
「翔鶴さん!私と比叡お姉様は少ないですが機銃の実弾を装備しています!」
「分かりました!なら、輪形陣に変更!比叡さんと榛名さんは両翼で対空戦闘を!他の皆さんは回避運動を!瑞鳳さんは広域無線で救援信号を」
皆さん私の指示に陣形を変更していましたが、練度が低い瑞鳳さんは少し遅れて陣形に入りました。
そうして居るうちに敵機がもう肉眼でも見える所まで来ていて、突撃体勢に入っていました。
比叡さん達が必死に機銃で敵機を撃っていますが、向こうの方が圧倒的に数が多く、幾つもの敵機が防御陣形の内側に入ってきました。
「右舷、左舷から雷撃機多数侵入!直上より爆撃機多数!突撃して来ます!」
私達は必死に当たらないように回避していましたが、時が経つうちに敵機の爆弾や魚雷に当たる娘達が出始めた。
「キャアッ!くぅ……榛名、被弾しました!ですが、全力航行可能です!」
「あぅ!?む、叢雲、被弾…!速力低下!?」
比叡さんと榛名さんの機銃弾はすでに底をつき、私達は反撃出来ないまま、敵弾を受け続けました。
「翔鶴、被弾……旗艦損傷、中破。速力五分の三に低下しました。各艦、被害報告を」
「榛名、小破。全力航行可能」
「比叡、中破。速力五分の四に低下」
「羽黒、中破。速力五分の三に低下」
「叢雲、大破。舵損傷、速力五分の一に低下、右旋回不可能」
「瑞鳳です、小破しました。全力航行可能です」
やはり駆逐艦である叢雲さんの被害が一番大きいみたいで、フラフラしながらも必死に回避運動をしていたが、だんだん隊列から落後していった。
このまま行けば皆やられてしまいます……なら!
「旗艦として全艦に命令します!叢雲さんを回収し鎮守府に帰投して下さい!私が囮となり敵を引き付けます!」
「そ、そんな、駄目です!翔鶴さんを置いていけません!!」
瑞鳳さんは私の隣を併走するようにして抗議してきました。
「瑞鳳さん、このままでは全滅するのは目に見えています。幸いにも今は敵の攻撃が止んでいます。次の波が来る前に行って下さい。艦隊旗艦を榛名さんお願いします。皆さんを母港に連れて帰って下さい」
「翔鶴さん!!」
「……旗艦了解しました。比叡お姉様は羽黒さんに肩を貸してあげて下さい。瑞鳳さん、貴女は叢雲ちゃんに肩を貸してあげて」
「榛名さん…!?」
榛名さんは少し背の低い瑞鳳さんの目線に合わせてしゃがんでいました。
「瑞鳳さん、今すぐ戻り、翔鶴さんを助けにすぐ戻ってくるか、此処で全滅するかしか道はありません。榛名は翔鶴さんを助けたいです。だから、早く行きましょ?翔鶴さんはこの位じゃ沈まないから……ですよね?」
「ふふふ、そうね。瑞鶴を残してまた先には行きたく無いもの」
榛名さんの問いに微笑んで答えると瑞鳳さんは目に浮かんでいた涙を拭い、私を見上げて来ました。
「翔鶴さん!沈んだら怒りますからね!!」
「あら、なら怒られないようにしないといけないわね」
私の言葉に安心したのか、瑞鳳さんは微笑み、対照的に榛名さんが泣きそうな顔になっていました。
「榛名さん、お願いしますね」
「……はい」
榛名さんの指示通り皆さんは母港の方に戻っていきました。
榛名さん達が遥か遠くに離れていったのを見てから空を見上げると、私を沈めるであろう敵機の群れがやって来ました。
「機関妖精さん、全力航行出来ますか?」
「」(`・ω・´)b
「流石ですね。……機関最大!最大船速をもって敵機を引き付けます!妖精さん、模擬弾でも良いから敵を撃ちまくって下さい」
「」<(・ω・´)
妖精さんも私の考えが分かっていたのか、指示したら直ぐに使えない砲以外から模擬弾を撃ち出していた。
「もっとです…もっと私に狙いを定めて下さい!」
私の声に反応したように、上を飛んでいる敵機が我先にと私に群がってきました。
「(コレで良いわ…コレだけ引き寄せられるなら、あの子達の方には行かないわね…)皆…後はお願いね」
全力航行の維持が不能になったのか、私の速度が極端に落ち、待ってましたと言わないばかりに爆弾を次々この身に受けてしましました。
「……すみません、提督、帰還出来そうにありません。瑞鳳さん、ゴメンね……約束守れそうに無いわ」
爆弾を抱え真っ直ぐ私に向かって来る爆撃機を見つめて目を閉じ最後の衝撃に身を構えていたけれど、いつまで経ってもその衝撃が襲って来ず、目を開き上を見ると戦闘機の烈風が、次々と敵雷爆機を落としていました。
「各艦!空母艦娘を中心に輪形陣!敵機を近付けるな!」
「「「了解!!」」」
男の人の声が聞こえ、其方を向くと、私に向かって落ちて来た爆弾を槍で弾き飛ばしている、戦艦の方がいて、私の後ろと両側には矢矧さん、青葉さん磯風さんが機銃を撃ちながら私を中心に陣形を組んでくれていました。
「翔鶴、今回は必ず連れ帰るからね!」
「矢矧さん……ありがとう、ございます」
矢矧さんの言葉に思わず涙が溢れて来ました。
「感動の最中すまないが、撤退するぞ!青葉、空母さんに肩貸してやれ。烈風隊は引き続き艦隊に近付く機を落として、深追いは厳禁だからな」
青葉さんの肩を貸りながら前を征く彼の逞しい背中を見つめていました
「翔鶴さん、彼は私達ラバウル基地の演習艦隊旗艦の戦艦甲斐さんですよ」
ジッと彼を見ていたら青葉さんが教えてくれました。
「戦艦、甲斐さん……」
彼、甲斐さんは味方機に当てないように弾幕を張りながら空をキョロキョロと見ていた。
「……よし、深海棲艦機は撤退したな……対空戦闘止め、対空対潜警戒を厳となせ」
甲斐さんは一つ息を吐いて私に向き合ってきました。
「改めて挨拶をさせて貰います。ラバウル基地演習艦隊旗艦、大和型戦艦五番艦の甲斐です。一応男です」
甲斐さんを見つめながらボーッとしてましたが、すぐ気が付き挨拶を返しました。
「あ、わ、私はショートランド泊地演習艦隊旗艦の翔鶴型一番艦の翔鶴です。助けて頂きありがとうございます」
肩を借りたまま頭を下げてまた上げると甲斐さんは優しい表情で頷いてくれていて、思わず顔が熱くなりました。
「それでは、ショートランド泊地へ向かいましょう。貴女達の艦隊は俺達の艦隊二名が保護に入ってますので、ご安心を」
「重ね重ねありがとうございます。では、私が航路を案内します」
「お願いします。陣形変更、青葉、翔鶴さんを真ん中に三角陣形、前左右に矢矧、磯風。俺が最後尾に付く」
甲斐さんは新人さんの筈ですが、的確に指示を出していました。
コレで、ようやく戻れますね。
~~~~~ショートランド艦隊SideEnd~~~~~
翔鶴さんを無事保護し、ショートランド泊地へ向かっている間水上電探を起動させていると、後ろからだんだんと深海棲艦の艦隊、約二十四体が近付いてきていた。
「(このままだと敵に補足されるな……打撃力のある俺が残ればなんとかなる……か?)矢矧少し良いか?」
「はい、何でしょうか?」
矢矧に声を掛けると、滑るように海面を走り俺の横に付いた。
「深海棲艦が後ろから近付いてきてる。このままだと補足されるから……矢矧、お前が艦隊の指揮を執れ」
「……甲斐さんは?」
「彼奴らを足止めする。」
「ならば私か磯風を僚艦に!」
「遠近中どれも出来る俺だけ残った方が良いんだ。僚艦を気にしながらはやり辛い。矢矧、天城さんに天山全機こっちに送ってもらってくれ。上の烈風隊も燃料ギリギリだと思うから、ショートランドからも制空戦闘機を要請してくれ。……頼むぞ」
「……分かりました、御武運を…。翔鶴を送ったら直ぐに戻ります」
「ああ、早く行け」
「はい」
矢矧が隊列に戻るのを確認してから、徐々に速力を落とし征き足を止めた。
「さて、妖精さんキツい戦いになるが、よろしく頼むぜ?」
「「「「「」」」」」<(・ω・´)
妖精さんも達は凛々しい顔で敬礼していて、直ぐに持ち場に戻っていった。
「さて……一対二十四のパーティータイムだな」
槍を肩に担ぎ、振り返ると肉眼で確認が出来る距離まで深海棲艦が近づいて来ていた。
「ようこそ、パーティー会場へ……いらっしゃいませー!!」
槍を構え敵に向かって走り出し、たった一人の艦隊戦の火蓋を切った。
お読み下さり有難う御座います。
今回出したショートランドの艦隊は個人的に好きなキャラを出してみました。
皆さんは艦これイベント何処まで行きましたか?作者は諦めて艦これACのイベントばかりしております。
来週の金曜日はスターウォーズの最新作が出ますね。
作者はスターウォーズファンなんで勿論公開初日に見に行きますよ。
ご意見、ご感想、ご要望お待ちしております。
ではまた次回(・∀・)ノシ